栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2017-2018」

アグネスワールドが死んだそうで

2012-08-31 13:53:53 | 血統予想

アグネスワールドが死ぬ 17歳
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20120831-1009324.html

これぞDanzigという名スプリンターで、この馬をリアルタイムで見たことがないという人でも、スプリンターズ②②、高松宮⑤③、洋芝①①、そして海外芝①②①という戦績から、その圧倒的なパワーを想像していただけるのではないかと
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1995108665/

種牡馬としても日本では少しパワー型すぎて、代表産駒は豪G1コーフィールドギニー勝ちWonderful Worldと、東京盃など交流重賞5勝のアグネスジェダイ

シンコウフォレストのように欧州で供用されるタイミングがどこかであれば、もう少し後継を残せたかもしれないかなあ…とも

掻き込みの強いガシャガシャドタドタ走りで、旧中京の平坦な直線ではHalo的脚捌きのキングヘイローやディヴァインライトにゴール前でピュッと差されてしまうのに、欧州芝では別馬のようにしぶとく粘るというのは今考えれば順当なんですが、「デインヒルはなぜ日本の高速馬場向きじゃないの?」「そりゃだってアグネスワールドを見ればわかるやん」というぐらい、Danzigとは何ぞやということを私に教えてくれた馬です…合掌

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洋芝1200mはNever Bendだが、小倉の高速芝1200mではBold Rulerが暗躍する

2012-08-30 11:56:18 | 血統予想

小倉の芝は相変わらず速くて、芝1200mは下級条件でも平気で1分7秒台が出てますが、平坦小回り高速芝1200mに強い血は…というと、一つあげられるのがBold Rulerでしょう

オレハマッテルゼ(母父ジャッジアンジェルーチ)が高松宮や京王杯SCで平坦な直線を馬ナリで抜け出してくるときのあの反応の良さとか、ショウナンカザン(母母父ボールドコンバタント)がシルクロードSをフワッと逃げて2着に残ったりとか、ソルジャーズソング(母母父Bold Forbes)が高松宮でインを小器用に立ち回って3着を拾ったりとか、ああいう平坦小回りでの軽さ小器用さ、あれがBold Rulerなのです

A.P.IndyやSeattle SlewはWeekend SurpriseやMy Charmerといった名繁殖の影響が強すぎて、もはやBold Rulerの原型はほとんどとどめてない感じですが(^ ^;)、もっと近い世代ので最もBold Ruler的な血脈はというと、私はStorm Catじゃないかと思いますね~

あれはStorm Birdのパワーももちろん伝えるんですが、Secretariatのナスキロ柔さというよりはBold Ruler的な小脚機動力を伝えているようにみえるし、だからこそ北米のリーディングサイアーに君臨し続けたのだと

その理由としては、名繁殖Crimson SaintのところにSpy SongとかEight ThirtyとかMenowとか、Secretariat的斬れというよりBold Ruler的小脚をONにするような血が数多く入っているからと考えられ、だからA.P.IndyよりStorm Catのほうが全然Bold Ruler的だと私は思いますね~

Storm Catとは、ザックリいうとStorm BirdとBold Rulerなのだというのが私のイメージです

今夏の小倉の芝1200m戦は新馬・未勝利を除くと13鞍行われていますが、その勝ち馬12頭のうち10頭がBold Ruler持ちでした

エーシンセノーテなんて母母父がStorm CatでBold Ruler4×6・6ですから、阪神稍→小倉良でパフォーマンスが上がって当然だったんですね~

ま~Bold Rulerなんて今時もう血統表の5代目以降に遠ざかっていますから半分おまじないみたいなもんですが(^ ^;)、ちょっと気に留めておいてもいいのではないかと

ちなみに小倉2歳の登録馬18頭のうち、カシノランナウェイ,クラウンレガーロ,ジェネクラージュ,トルークマクト,マイネルエテルネル,マイネヴァイザー,メジャーミノルの7頭はBold Rulerを持っていません

しかし小倉2歳は単調に逃げて押し切って勝った馬が多すぎて、それでなくとも北九州や天草のHペースズボズボを目の当たりにしているだけに、Bold Rulerのスピード「だけ」で押し切れるような簡単なレースではない気はしますが(^ ^;)

また北九州短距離の登録馬17頭のうち、アイラブリリ,ケンブリッジエル,ティファニーケイス,マッシヴエンペラー,メモリアルイヤー,リッカアリュールの6頭はBold Rulerを持っていません

ま~アイラブリリは前述の「芝1200mの勝ち馬12頭のうち、Bold Rulerを持ってなかった例外的な2頭」の1頭なんですけどね(^ ^;)

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札幌2歳にトーセンパワフルが出てくる意味

2012-08-29 15:47:18 | 血統予想

角居師の管理馬の適性を見抜く目を物語る好例として、師が手がけたG1ホースのデビュー当初のローテについて以前書いたことがあります

たとえばHaloクロス馬らしく機動力抜群のヴィクトワールピサの場合は、外1800mの新馬でローズキングダムに惜敗後、未勝利→京都2歳→ラジオNIKKEI→弥生→皐月まですべて内2000mを使い続けました

一方でタニノギムレットにRivermanとPrincely Giftが入って柔らかくストライドを伸ばすウオッカの場合は、京都内1600mで新馬勝ち後は外1800mの黄菊賞2着→外1600mのJF勝ちと東京と外回りに拘ったローテで、その後は東京のG1を6つも勝ったのはご存じのとおり

Hornbeam≒パロクサイドのナタ斬れを受けた大跳びルーラーシップの場合は、阪神内2000mで新馬勝ちも、続く若駒でヒルノダムールに明らかに機動力負けすると、そこからはアルメリア→毎日杯→プリンシパル→ダービー→鳴尾と東京外回りを使い続けました

もっと感心するのがトールポピー=アヴェンチュラの全姉妹で、いかにもジャンポケ産駒らしいジリ脚のストレッチランナーのトールポピーは未勝利勝ち後は黄菊賞→JFとウオッカと同じ道を歩ませ、この馬がG1を勝つならここしかないというオークスを勝たせたのに対し、母母のTom Fool4×3の機動力あるスピードが兄姉よりONになっている(と私は新馬勝ち時に書きました)アヴェンチュラの場合は、外1600mで新馬勝ち後は札幌2歳にもっていって2着で賞金加算、阪神JFで骨折したあとの復帰戦も函館→札幌でおろして準オープンと重賞を連勝し、そしてジャンポケ産駒初の内回りG1勝ちにつなげたのです

またシーザリオはアメリカンオークスを馬ナリで先頭に立ってちぎったように小回り向きの俊敏さも兼備しているタイプでしたが、阪神内1600mで新馬勝ち後は寒竹賞→フラワーCとあえて中山内回りを使いにいっています

デルタブルースも未勝利の身で芝2400mの梅花賞に格上したり、未勝利勝ち後もいきなり青葉賞にもっていくなど、本格化前の3歳春の時点から長いところを狙ったローテでした

そんな角居師が、ネオユニ産駒でヴィクトワールピサと同じHaloクロスを持つトーセンパワフルを、阪神外で新馬勝ちしたのに札幌2歳にもっていくというのは、もうこれは師の意図しているところがわかりますよね~

私は皐月賞では◎ロジユニヴァース○アンライヴァルドとネオユニワンツー予想でしたが(3~4番手がトライアンフマーチとナカヤマフェスタ)、あの年のダービーは極悪馬場でちょっと特殊な適性も要求されたレースで、ロジユニがベストパフォーマンスを出せる舞台は小回り2000mだと今でも思っています

馬連で万券ですか…
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/6e3f42e31102abae1c4bce92c7ed2ced

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先週の雑感・札幌編~キンカメ産駒をエルコン的小脚型にするNureyevのニアリークロス

2012-08-29 12:15:22 | 血統予想

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を更新しました~(2頭)

札幌Cコースは相変わらずイン伸び馬場で、芝で逃げた馬は[6.3.0.3]でした

土曜9Rでスピークソフトリーを◎にしたのは、予想コメントでも書いたように「アルカセット(父Kingmambo)×サンデーでNureyevのクロスで、配合パターンや頭の高い掻き込む走法がトゥザグローリーに似ている」というのが根拠のひとつでした
キンカメ産駒においてもNureyevをクロスしたりNureyev≒Sadler's Wells(Fairy King)やKingmambo≒ジェイドロバリーをニアリークロスしたりすると、
トゥザグローリー、キョウワマグナム、グラッツィア、ジャーエスペランサ、ブレーブビスティー、キョウジ、ドクターラオウ、ハリウッドスター、ツクバコガネオー、ソルレヴァンテ、ビキニブロンド
と、Special的前向きパワー小脚(エルコン的前向きパワー小脚と言ってもいい)がONになりやすいので、ダート、洋芝、道悪、短距離、小回りの適性が高くなる傾向がハッキリあり、ナスキロやNijinskyをクロスしてローズキングダムやショウリュウムーンやコスモセンサーやエーシンリターンズなんかが出るのとはかなり異なったタイプが出やすいということは覚えておくべきかと
(追記:コディーノもSpecial≒ポッセ5×3なのでシンコウラブリイ牝系特有の小脚機動力がONになっていて、小回りを抜群の反応で捲る)
札幌1500mのスローらしく逃げ馬をイン番手がゴール前で交わしてお終いというレースでしたが、それだけにちょっと外を回らされながら最後まで詰めていた3着コスモドロスは前走につづく好内容で、マイネルラヴ×アンバーシャダイで牝系がサワーオレンジ、洋芝小回りがピッタリのマイラーです

積丹はダノンキャスケードから入ったんですが、これはキンカメ×スペシャルウィークでラストタイクーン≒マルゼンスキー3×4とFlower Bowl≒Aureole6×6ですから、これだけみると外2400m向きの持続差し中距離馬のイメージですが、母母がスカーレットブーケでつまり母はダイワメジャーやダイワスカーレットの3/4きょうだいで、この牝系のパワーもがONになっているので小回り洋芝を捲る脚があり、実際1枠を活かして内々を器用に立ち回ってくれました
こういう何がONになるのか血統表だけではハッキリ明言しにくいような配合の場合は、キンカメでもミスプロでもNijinskyでもなくノーザンテーストっぽい伸びのない体型をしているし、わりと硬肉豊富でストライドは伸びないしパワーと粘りで走るし、これはダイワメジャー牝系の資質のほうがONになっているのではないか…と実馬を観察して判断するしかないわけで、なぜならこの馬の全弟妹はNijinsky的胴長体型のストレッチランナーに出ても不思議はないからです
アドマイヤバラードはボツ予想のコメントでも書いたように小回り向きの機動力には乏しく、岩田としては最高に乗ったと思いますが、追い出してモタモタしているようにみえたのは久々だからというより小回りの4角で追い出してもスピードに乗りきれてないからで、やっぱりこの馬はレッドブレイゾンと叩き合ったときのように、長い直線で上がりがかかったときに最も強い馬でしょう
他では外々を回りながら食い下がったダノンフェニックスで、これはネオユニに「HyperionとFair Trial」を重ねた捲り粘着血統で、小回りで時計や上りがかかれば捲れそうな感じですよ

キーンランドも緩いペースで行った行った行ったになり、唯一外を回って伸びてきたシュープリームギフトは上位3頭にヒケをとらない内容だったと思いますが、洋芝向きのパワー型なのもたしかで、1分7秒ソコソコの高速戦で一線級に通用するかはまだ未知数

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先週の雑感・小倉編~ここで打つしかなかったタガノエルシコ

2012-08-28 17:49:42 | 血統予想

先週は芝1200mの2歳未勝利戦でクロフネサプライズスクワドロンとクロフネ産駒が2勝しましたが、前者は母父トニービンですからカレンチャンと同じで、後者はスリープレスナイトの全弟で母父Nureyevですから、どちらも「母の血脈構成の1/2以上にHyperion的凝縮をもってくる」というクロフネの芝A級馬が出る成功パターンですね~

前エントリのタニノギムレット産駒の話の続きになりますが、土曜7R2着フェータルローズの場合は母母父Night Shiftの母CibouletteがSir Gallahad=Bull Dog4×4・5で、代母Welsh FlameはハイインローとDonatelloのクロスですから、これはRoberto的パワー機動力とFlower Bowl的スタミナ持続力で走る中距離馬で、やっぱり内回りを先行捲りで粘る脚質になったと

西海賞は「高速馬場の1800mならロベルタよりアロマティコのほうが上だろう」と書いたんですが、叔父のサンバレンティン=インティライミ兄弟ではサンバレンティンのほうに似ていて、母のHalo≒Red God2×4の無駄のない走法も受け継いで小回りの機動力は抜群で、今日も持ったままで捲りきって11.6-11.2-11.2
ロベルタはヴィクトリーの全妹で捲る脚はあるんですが、ブライアンズタイム×トニービン×サドラーですから高速馬場の1800mより時計のかかる2000mがベターには違いなく、勝ち馬とはその適性の差でしょう
マイユクールはスタートで安目を売って、ロベルタの後ろから同じぐらいの脚では上がっているし、リトルダーリンはあと一完歩で交わしてたので内容的にはまあ期待どおりというしかないですね…

日曜5Rで新馬勝ちのクラウンレガーロは母父エンドスウィープが強い体型走法で、フォーティナイナー的なパワー突進型というよりは脚長で体質も柔らかくスピードの乗りもしなやかで、ベストは1400mじゃないかと
そういえば10R天草特別で追い込みを決めたニンジャは3代母シリーズがフォーティナイナーの全姉ですから、“折り合いのつくニンジャ”というイメージでいいんかな?(^ ^;)

7R2着のタガノミュルザンヌはまだ非力なところがあるので野芝のパンパンはいいんですが、小回りだとやっぱりエンジンがかかったところがゴールで、やっぱり京都か新潟の外1800~2000mでガツンと買いたい馬です

鳥栖はロードハリケーンがまさかの取りこぼしで、いやたしかにブレイズアトレイルもダイワメジャー×エルコンで小回りの機動力と粘りは上級のものがあるんですが、全兄ダノンバラードもそうですが母の力馬っぽさも受けてそんなに鋭い瞬発力があるほうではないので、もう3角では相手はブレイズだとわかりきってるんですから、あそこから捲りつぶしにいくぐらいでないと、4角回ってから満を持して…なんて大事に乗ってもあんまり味がないですよこの馬は
ダノンバラードのラジオNIKKEI勝ちはレース上がりが11.8-11.8-12.0で、この兄弟はこういうレースで強いタイプなのです

小倉日経オープンは◎エイシンサクセス○リルダヴァル▲タガノエルシコと打って、馬券としては○→▲→△ダローネガならあったわけですが…
ここは条件が揃ったと思われたリルダヴァルは痛恨の出遅れで、いつも言うように「サンデー×Lyphard×ハイインロー」はそりゃやっぱり前で受けたほうが先着します
去年のデイリー杯だって、クラレントのほうが先に抜けて前で受けたからダローネガに競り勝ったのです
乗りなれてる藤岡康太ならタガノエルシコ◎でいく手もずっと考えてたんですが、高田潤は馬の力はちゃんと出し切りました
前にも書きましたが、マヤノトップガン×サンデーというのはHalo≒Red Godのニアリークロスになるので、プリサイスマシーンとかワキノカイザーとかイケトップガンとか、小回り向きの機動力がある脚質になりやすく、タガノエルシコも成績をみてもらえばわかりますが内回り小回りではほとんど凡走はないですよ
距離的には[3.1.4.5]の1800mがベストなんですが、この13走のうち11走が京都阪神で、残りの2走が小倉なんですが、昨年の虹の松原は二年近い休み明けですから、パンとした状態で小回り1800mを使うのは今回が初めてだったんです
京都も阪神も芝1800mは外回りで、しかも中京は改装で芝1800mがなくなってしまったので、タガノエルシコのように1800mベストで小回り向きの機動力で走りたいという関西馬は、キャプテントゥーレのように内2000mをスローに落としてごまかすか、もしくは中山や小倉や福島の1800mに遠征して頑張るかしかないわけで、最近はHaloのニアリークロスも多くなってますから、そういう隠れ内1800m巧者の関西馬ってけっこういるんですよね~
だからねえ…金曜あたりからあれこれ迷ってたんすよ…、エイシンサクセスでいくかタガノエルシコでいくか、どっちも◎打つならここしかないし、どっちか決めきれないなら無難にリルダヴァルから入って2頭を引っかけるか…とか(^ ^;)

キャプテントゥーレは今でも小回り1800mがベストだったと思っているし、だから中山記念ではついに生涯一力を込めてガツーンと◎を打つときがやってまいりましたと書いたんですが、そこに立ちはだかったのは中山では史上最強に数えられるヴィクトワールピサでした…

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先週の雑感・新潟編~タニノギムレット+Bull Leaで内回りをRoberto的に

2012-08-28 14:11:13 | 血統予想

土曜5Rで新馬勝ちのクリスタルカイザーはスターリングローズ×アジュディケーティングでDanzig3×3で、Danzig的な体型体質走法の急坂小回り1400mパワー型

7Rで初出走ながら3着に追い込んだプルミエデマンシュは母父がRiverman直仔でKalamounが出る牝系からもフレンチなThe Tetrarch的斬れを受けて、これはいかにも外回りで斬れるディープ産駒ですね~

阿賀野川はBold Bikini≒Madamoiselle W.4×4のタガノイノセンスから入ったんですが、内回りなのだからもう少しBold Ruler的Halo的機動力に頼ったレース運びをしてほしかったというか、あそこからズバッと差す馬ではないでしょう
トラストワンは函館2歳やクローバー賞で◎にしたように配合をほめてきた馬で、しかしマイネルラヴ産駒ですから古馬になって中距離馬に完成するとは思いませんでしたが、マイネルラヴ×デヒア×ラシアンルーブルでBuckpasser~La Troienneの継続クロスですから、これも典型的な夏馬なのでしょう
ここ2走は冬場より動きに柔らかみが出てきてるようにみえます

朱鷺S圧勝レオアクティブはブレイクタイムの甥で、母はNorthern DancerとヴィミーとBold Reason≒Never Bendのクロスで、アドマイヤムーンはこういう力馬っぽい牝馬との配合が成功しますが、この母譲りの力馬っぽさが出た走りで見た目には速そうにも斬れそうにも見えないのに、豪快なストライドで速い上がりで差し切ってしまうところが大物感タップリで、だから春はNHKマイルもファルコンもこの馬に◎を打ってしまったんですよね(^ ^;)
カッとする気性はヴィミーのクロス譲りで一発屋タイプではあるんでしょうが、朝日杯でも勝ち馬を凌ぐ内容で豪快に追い込んでおり、G1でもいつかどこかでガツンと一発あるに違いない…と私は思っていますよ
サンディエゴシチーは予想コメントにも書いたようにRahyのマイラー体型がONになっているし、Haloクロス馬らしい無駄のない脚捌きですから小回り1400~1800mで自在に立ち回れるのが取り柄
勝ち馬の豪脚の陰に隠れてしまいますが、ウインドジャズもイン伸び馬場の大外一気ながら目立つ伸びで、揉まれ弱いのでこれしか手がない馬ですが展開がハマれば重賞でも通用の力をつけています
母にサンデーとナスキロが入るので(母はHalo≒Sir Ivor3×3でもある)、柔らかくなってグランプリボスのように1400mにズレたバクシンオーですが、ダンスインザダークはNijinskyとFlower Bowlを持つのでLady Angela的頑健さを引き出す働きもするため、バクシンオー×ダンスインザダークというのはアグネスウイッシュやダイワナイトやディアブラーダなどもそうですが、バクシンオー×サンデーよりは短距離でピリッとしたところがある馬に出やすいのですよ

日曜5Rで新馬勝ちのレッドジャイヴはタキオン×Kingmambo×Seattle Slewですから、リーチザクラウンやサダムパテックやアスカトップレディやオメガハートランドなどと同じ「サンデー×ミスプロ×Seattle Slew」の配合形で、これは「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」のA級配合形でもあるのですが、伸びのある体型と柔らかな体質がONになりやすいので、外回り向きのストレッチランナーに出やすい配合です
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103941/
この馬もタキオンを少し胴伸びで少し緩慢にしたような感じで、1800mがベストにみえますが弱点の少ない馬で、上にあげた馬のなかではアスカトップレディに近いイメージかな
2着ボブキャットはカーラパワーの仔ですからやっぱり外回りで斬れるんかな~と思ってみていたんですが、わりとダイワメジャー的体質もONになっていて、きょうだいの中ではパワー型のほうじゃないですか

8Rシャドウバンガードは蛯名が内々で折り合いをつけて、今日は力を出し切ってくれたんですが、最後まで抜かせなかったブライトボーイのしぶとさをほめるべきでしょう
この馬は母母シアラスダンサーのところにBull Leaが二つとRomanも入ってSir Gallahad=Bull Dog4・6×5・5・6なので、タニノギムレット産駒でもRoberto的パワーで走るタイプで、外回りの斬れ勝負より内回りのパワー勝負向きですね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009103013/
シャドウバンガードは距離はもっと延びてもいいと思いますが、斬れはないので急坂>平坦、内回り>外回りなのはたしかでしょう

朝日岳は人気の1枠2頭は内1400mならサイレントソニック、外1600mならエクセラントカーヴが強いというのが私の見立てで、前にいたエクセラントカーヴが内回りをビュンと抜け出す小脚がないので、後ろのサイレントソニックは斜めに持ち出しながら外に進路を探さなければならず、今日もちょっとロスのある競馬になってしまいましたね…
シルクドリーマーはセイクリッドバレーと同じタニノギムレット×フジキセキで膝下の長い柔らかストライドで、1400mベストでも外回りがベターだとみていたんですが、内々をロスなく回ってきて直線はノーブルジュエリーが抜けた後を叩き出して差し切り
巧く運べたのはたしかですが、思った以上に機動力のあるレースぶりで、それは母母父アンシェントタイムがBull Lea4×4だからで、前出ブライトボーイの母母父Gate Dancerの母がBull Lea1×3なのと同じで、ここにRoberto的機動力がONになる仕掛けはあったのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009101016/
最終でセコンドピアットと叩き合ったカレンデイムーンはカレンブラックヒルの半兄で、こちらは母がSir Gaylord≒Secretariat4×4とLe Fabuleux4×4ですから外回り向きの斬れ型に出たのは順当
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103226/

+32キロのノーブルジュエリーは馬体に幅だけでなく伸びも出た感じで、依然折り合いの問題は残りるとはいえ、やっぱり1800mぐらいでフワッと先行するような競馬にシフトしていくべきじゃないかと
ゆくゆくは“女ヒコーキグモ”的な馬に完成するんじゃないか…と前に書きましたが、そんなイメージに近づいてきてるように思います

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「一口馬主好配合馬ピックアップ」すでに4頭が勝ち上がり

2012-08-27 22:59:24 | 共有クラブ

日曜新潟1Rで未勝利勝ちのサンブルエミューズは、「血統屋」の「一口馬主好配合馬ピックアップ2012」で私も栗山さんも推奨し、キャロットクラブの会報「エクリプス」でも取り上げていた馬で、強い内容だったのでよかったです
だいたい血統のイメージ通りで、“短めパワー加速トライアンフマーチ”というイメージでいいと思いますよ~
当時のコメントを再掲します

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ヴィートマルシェの10
栗山求(2011年8月24日 03:45)
★キャロットクラブ
父ダイワメジャー
母ヴィートマルシェ(フレンチデピュティ)
募集価格:2200万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104050/
初年度産駒がデビューしたばかりのダイワメジャー産駒は、ここまで5頭が勝ち上がり、そのうちダローネガとオメガホームランの2頭は母方にダンシングブレーヴを持っています。サンデー系とダンシングブレーヴの組み合わせは、Halo と Drone の関係からニックスといえるのですが、ダイワメジャーはその配合パターンが成功しやすい種牡馬なのかもしれません。2代母はキョウエイマーチ(桜花賞など重賞5勝)で、叔父にトライアンフマーチ(皐月賞-2着)とインペリアルマーチ(ダートOPクラス)がいます。この2頭はキャロットクラブの所属馬なのでお馴染みですね。母の父フレンチデピュティは硬いタイプなので、本馬はダート向きに出る可能性が高いと思います。比較的層の薄い牝馬限定のダート交流重賞で勝ちまくってくれるのでは、という期待があります。

8/29追記(望田潤)
ダイワメジャーとダンシングブレーヴの組み合わせについては上で栗山さんが言及していますが、ダイワメジャーは母系に「ナスキロ」の血をもってくる配合が成功しやすいという傾向も現時点では見えてきており、そういう意味でも本馬は推奨できます。父やフレンチデピュティやキョウエイマーチの力馬っぽさも少なからずONになるはずですが、それはそれでインペリアルマーチのようにダートで一花...という可能性を感じさせます。

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現2歳世代では他にマイネルブルズアイ(父アルデバラン)、ロードシュプリーム(父ロードアルティマ)、ローブティサージュ(父ウォーエンブレム)といった推奨馬がすでに勝ち上がっています

栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ2012」
http://miesque.com/c00009.html

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血統クリニック~新潟2歳S

2012-08-27 11:34:15 | 血統予想

「競馬総合チャンネル」では「血統クリニック」と題して、毎週のメインレースの出走予定馬の血統解説をしています
新潟2歳Sはこんな感じです

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 例年外差しが決まるレースだが、今年はインが荒れていない。

◆ジャスタウェイを凌ぐ素材
 メイショウオオゼキの新馬勝ちは2,3着馬が次走勝ち上がったハイレベル戦。Green Desertやダークシャドウが出る名牝系で、母はヤマニンパラダイスと酷似した血脈構成でこのマイラー資質を強く受けているが、一方で父ハーツクライの中距離の粘り強さも受けていて奥のある素材だ。配合的にみてもジャスタウェイよりモノは上ではないか。

◆好配合でセンス抜群
 ロードシュプリームは初戦がメイショウオオゼキの2着で2戦目は大楽勝。父ロードアルティマはGone Westの3/4弟で、その良血を無理なくバランスよく引き出した好配合をしていて能力は掛け値なしにオープン級だ。ベストは1800mかもしれないがここも勝ち負け。

 サウンドアドバイスはサウンドオブハートと父と母母が共通する3/4同血でシルポートの近親。Caerleon譲りの伸びのある体型とサンデー×ミスプロの柔らかさを受け、こちらのほうが外回り向きの斬れがある走りをするから、外1600mで更にパフォーマンスは上がりそうだ。

 ザラストロはホワイトマズル×ダンスインザダークと重々しいが、母母はリトルオードリーの全姉でシェーヌ賞(仏G3・芝1600m)勝ちで、ここにRed God≒Up Spirits3×3とスピードが固定されているのがいい。叔父のココナッツパンチのような奥のある中長距離馬。

 タガノラルフの母は愛プリティポリーS(G2・芝10F)勝ち。スペシャルウィーク産駒としてもかなり高得点な配合をしていて、まだまだ良くなってきそうだし距離延長もプラス。

 クラウンアトラスはネオユニ産駒でHalo3×4となると機動力型のイメージだが、母がNureyev3×4なのでゴールスキーのような外回り向きのナタ斬れも兼備している。地力のあるヒシアマゾン牝系で侮れない。

 ノウレッジはケンタッキーダービー馬Street Senseの産駒で、父母相似配合でわりと父似に出た。初戦の勝ちっぷりからも、距離延長は間違いなくプラスだ。

 カラフルブラッサムはピイラニハイウェイの半妹で母系はパワーとスタミナが強い。そこへハーツクライだからマイラーではなく中距離馬で、距離短縮への対応がカギ。

 サウンドリアーナはGone West系のマイラーで、Secrettame≒Drone3×4でナスキロ柔い体質なので外回りは合っている。

 エフティチャーミーはカシマフラワーの下で、Tom Rolfe的な伸びのないマイラー体型。父ブラックタイドからはHalo≒Sir Ivor譲りの無駄のない脚捌きを受け、ダリア賞ではよく伸びたがベストは1400mか。

 ショウナンアンカーはタキオン×サンダーガルチだからリルダヴァルと同じ配合で1800mあたりで手堅い。

 トーセンレディはダイワメジャー産駒だが、Seattle Slewの伸びのある体型やRainbow Questのスタミナで走る中距離馬。

 ロジウエストは母母がStorm Birdの全妹でそこにミスプロ系のスピードを重ねた。マイルは少し長いか。

 モーニングコールは機動力とパワーで走るので新潟なら外1600mより内1400mがベター。

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新潟2歳S回顧~ココナッツの実は、2歳の夏に熟す

2012-08-27 11:24:07 | 血統予想

新潟11R 新潟2歳S
◎17.メイショウオオゼキ
○9.タガノラルフ
▲6.クラウンアトラス
△12.サウンドアドバイス
×1.サウンドリアーナ
×16.ザラストロ
注2.カラフルブラッサム
注7.ノウレッジ
◎はグリーンデザートやダークシャドウが出る名牝系で、母はヤマニンパラダイスと酷似した血脈構成でこのマイラー資質が強いが、一方で父ハーツクライの中距離の持続力や粘り強さも受けていて奥のある素材だ。新馬勝ちは2,3着が次走勝ち上がったハイレベル戦だし、配合的にみてもジャスタウェイよりモノは上ではないか…ということで頭から。ザラストロも奥のある素材だが菊花賞を狙うようなステイヤーだから、ここは○▲△を相手本線にとった。 

小倉9R 鳥栖特別
◎10.ロードハリケーン
○3.ブレイズアトレイル
△7.レッドシェリフ
×2.ヴァリアシオン
注5.コウユータイセイ
◎の母レディバラードは交流重賞を3勝、近親にデヴィルズバッグやラーイやシングスピールなどが出る名牝系。全兄ダノンバラードに似た機動力と持続力で走る中距離馬で、開幕週のイン伸び馬場で外々を捲って突き放した前走は着差以上に強かった。あれなら昇級のカベはないに等しい。

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ザラストロは「望田潤の2歳勝ち馬評価」でA評価にして配合をほめた馬で将来性は高く評価していましたが、デビュー2戦目の2歳夏のマイル重賞をアッサリ勝ってしまうとは、これはさすがにちょっと驚きでした

母母ココパシオンはシェーヌ賞(仏G3・2歳・芝1600m)の勝ち馬で、その全妹に現フィリーズレビュー勝ちのリトルオードリーがおり、スギノハヤカゼらが出る牝系は米スピードが強く、そこにLomond、グルームダンサーが配されてクロスがRed God≒Up Spirits3×3ですから、2歳時から開花するマイラーが出るのがうなずける血統配合

だからココパシオンの子孫も全体に開花が早い傾向があり、中央にはこれまで15頭出走で11頭勝ち上がり、うち2勝以上が7頭とクズが出ず、しかもこの11頭の勝ち馬のうち9頭が2歳時に新馬未勝利を勝ち上がっています

ココナッツパンチは新馬→弥生2着、パシオンノーブルは2歳時に未勝利→500万下を連勝、プレノタートも2歳時に新馬と500万下を勝っており、マンハッタンカフェやジャングルポケットの産駒でも開花は早めなのですから、ホワイトマズル×ダンスインザダークが新馬-新潟2歳を連勝しても不思議ないバックボーンはある…と考えるべきでしたか

しかしBlushing Groomを胴長にしたような体型やココナッツパンチを重厚にしたようなスピードの乗りはとてもマイラーには見えず、しかもまだイン伸び優勢の新潟のマイルで外枠を引いてしまっては、素質をキラッとかいま見せての3着ぐらいかなあ~と思ってました

松岡が巧く乗ったのと中距離馬の持続力で差せるペースになったとはいえ、ホワイトマズル×サンデーでLyphardのクロス、中長距離で前受けすればもっと強い可能性は大で、そういう馬に完成してほしいです

ザラストロ(牡 美浦・武藤)
ホワイトマズル×セクシーココナッツ(byダンスインザダーク)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103357/
ココナッツパンチの甥で、母母ココパシオンはリトルオードリーの全姉でシェーヌ賞(仏G3・芝1600m)勝ち。ホワイトマズル×ダンスインザダークというスタミナ自慢の血統ですが、このココパシオンのところにRed God≒Up Spirits3×3とスピードが固定されていて、自身はLyphard3×5にDrone≒Halo≒Red God≒Up Spirits4×4・5・5。父母のハイインロー的スタミナやナスキロ柔さも押さえていて、成功例の多い「ホワイトマズル×サンデー」としてもなかなか完成度の高い配合です。胴長で柔らかな走りは外回り向きで、ココナッツパンチをもうちょっとスタミナ寄りにしたイメージで、長い距離で前受けすればもっと奥がありそうで、ダービーを4角先頭ならアサクサキングスのように踏ん張ってしまうかも…という期待が。
A:芝ダ2000~2400m
(「望田の2歳勝ち馬評価」より抜粋)

メイショウオオゼキは母がヤマニンパラダイスと血脈構成がソックリで、こちらのパワーマイラーっぽさが70%ぐらいONになっているとみていたんですが、パドックをみると思ったより身のこなしにゆるさがあって、これはもうちょっと中距離寄りの馬なのか、もしくはまだ未完成な部分が多いのか、いずれにしてもマイルでバーンと弾けるタイプではなさそうで、しかしそれでもモノが上だろうから正攻法で押し切るんじゃないかと思い直したんですが、ちょっと正直に外々を回りすぎたかなと…

スタート後は同じところにいたザラストロが3角進入前にちょっとポジションを下げてちょっと内に寄せて、4角回ってから外に出して追い込んだのとは対照的に、こちらはずっと内から4頭目をグルッと回ってきたという感じで、2,3,5着はいずれも4角インベタで、同じように外々を回りつづけたサウンドアドバイスやコスモリープリングやタガノラルフが沈んでしまったのをみても、この4着は勝ち馬の次に強い内容で、ま~結果は残念でしたが内容には納得しているし、これもA評価をつけたのは間違いではなかったと思っています

メイショウオオゼキ(牡 栗東・池添)
ハーツクライ×トランクイルデイズ(Easy Goer)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010106550/
母母Kissogram GirlはGreen Desertの全妹で、Green DesertはDanzig系としてはデインヒルに次ぐ成功をおさめ父系も伸ばしている名血で、ダークシャドウなどを産んでいる名繁殖マチカネハツシマダ(母YousefiaがGreen Desertの全妹)も近親。母トランクイルデイズはヤマニンパラダイス(Danzig×Alydar×Courtly Dee)とかなり似た血脈構成で、このマイラーっぽさがONになった体型をしていて、しかしハーツクライの中距離の粘り強さも受け継いでいて、これはなかなか奥のある馬ではないでしょうか。
A:芝ダ1600~2000m
(「望田の2歳勝ち馬評価」より抜粋)

ノウレッジサウンドアリーナは新潟外マイルでパフォーマンスが上がり可能性が高かったのでどちらも印を回しておきましたが、そのあたりは「血統クリニック」再掲をご覧くださいということで

キーンランドはパドトロワが涼しい顔でハナを叩いて緩ペースで上がり11.3-11.3、これでは後ろの馬は差せないし、洋芝巧者のパワー型のテイエムオオタカシュプリームギフトも前との差が詰まりません

金曜に「黄金配合ではないダッシャーゴーゴーが後傾ラップに強い理由」を書いたのでレースラップとダッシャーの着順が気になったレースでもあったんですが、ダッシャーゴーゴーのラップをみたら33.8-33.8だったのがウケました(^ ^;)

パワー型のテイエムオオタカやシュプリームギフトが軽さ負けし、捲りのドリームバレンチノが外を回らされ、かつダッシャーゴーゴーが大好きな後傾ラップにまではギリギリ落とさない…という絶妙なラップを刻んだことになるアンカツさんは、最近はすっかり乗り数も絞ってますが、ラジオNIKKEIのヤマニンファラオといい福島テレビのミキノバンジョーといい、狙いすました鞍での老獪な先行は仙人のようです(^ ^;)

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日曜のボツ予想~洋芝短距離路線をしめくくるNever Bend決戦

2012-08-26 10:14:03 | 血統予想

仕事でバタバタしてて見逃したんですが、サンブルエミューズ(血統屋の「一口馬主好配合馬」やキャロット会報で推奨した馬、栗山さんも推奨)が新潟1Rで圧勝してましたね~
ダイワメジャーにDroneとナスキロという、まさに教科書通りの成功パターンの配合

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カレンチャン(札幌函館芝1200m[2.0.0.0])、ワンカラット([2.0.0.0])、ビービーガルダン([6.4.1.1]、タニノマティーニ([6.1.0.10])といった洋芝1200mの鬼に共通するのは、一つはお約束ですがNever Bendを持つこと(ビービー以外)、もう一つは1400mの重賞を勝っていること(タニノ以外)で、そのタニノも富士S2着があり、つまり洋芝をこなすラトロパワーと1400mをこなすスタミナを兼ね備えていること

ダッシャーゴーゴーは芝1200mのG3で緩い流れになったときに後傾ラップを刻んで差すのが勝ちパターンで、ここはイン好位でレース運びも楽ですが、1400m以上の実績が乏しいので◎を打ちきれず
パドトロワは昨年3着ですが、1400m以上の重賞実績がない軽いピュアスプリンターだから、最後ちょっとタレて3着になってしまったのだ…という意地悪な見方も
ドリームバレンチノは母がマイネルラヴ×Never Bendという最高に洋芝向きな配合で、その血を函館SSで証明したし、オープン特別とはいえ前々走1400mで完勝しているのも強調材料
ただその函館SSの捲りが(前カベで脚を余し気味だったロードカナロアと比較しても)あまりにも鮮やかで、あの手がここで同じように通用するかどうか
◎はテイエムオオタカ
母父がNever Bend系で前捌きがゴツゴツしていていかにも夏の洋芝でパフォーマンスが上がるタイプで、洋芝1200mでは①②①でカレンチャンにしか負けていません
そしてアーリントンと京王2歳で3着があるように1400mぐらいはこなす馬で、半分玉砕覚悟のメモリアルイヤーとゲットフルマークスがいた前走より展開も楽
シュープリームギフトは配合的に“硬肉スズカフェニックス”というイメージで、母系のTom Rolfeと「War AdmiralとLa Troienne」的なパワーで走る洋芝巧者で、未勝利勝ちが1600mだったように1400mぐらいはこなしそうだし、開幕週の外を回らされたUHB杯を除けば洋芝1200mは①②①でテイエムオオタカにしか負けておらず、オオタカが◎ならこれも当然重い印

朝日岳は◎サイレントソニック
前走も◎でしたが初騎乗の松岡が折り合いに気を使いすぎてそっと出していったら15番手、そこから4角大外ブン回しで、あれで突き抜けたらレオアクティブですが(^ ^;)、内容は勝ったトウケイヘイローをしのぐものがあり、つまり1400mなら準オープン勝ち負けの裏付け
ノーブルジュエリーはPOGで推奨した馬で配合をほめてきたし、鉄砲が狙い目な気性でもありますが、一本気な気性だから1400mだと折り合いやすいというだけで、スピードの質そのものは1800mあたりをフワッと先行流れ込むのに最も適しているように私には見えます
エクサラントカーヴはダイワメジャー産駒ながら母系にSeattle SlewとミスプロとRivermanが入って柔らかく斬れる“女サダムパテック”で、前走圧勝をみてもなお外回りベターだと私は思います
というわけで内1400mで上がりがかればいい仕事をする2頭、逃げの☆マイネスハイレンスと差しの☆プレノタートまで相手は五分(△ラフレーズカフェも出遅れなければこのチームに入るんですが…)

天草は◎タガノラヴキセキ
Bold Rulerのクロスでちょっと後肢が非力で、平坦芝1200mは③⑨⑦②①①で⑨は外伸び馬場で荒れたインに突っ込み、⑦はカラ馬がジャマで追いづらかったもので、まともに走ったときはエーシンダックマンとエーシンヒットマンとジュエルオブナイルとにしか負けてません
先週の北九州じゃないですが、これだけ行く馬がいれば外差しから入ってもOKでしょう

小倉日経も逃げ先行が揃って、1800mで上がりがかかる決着が最高条件の○リルダヴァルが買いやすいですが、馬券的には◎エイシンサクセスじゃなかろうかと
テイエムアンコールの全弟でサドラーとRobertoとNijinskyですからNantallah≒Nashua的パワーで捲りったりまっせえ~という血統ですが、こちらはHabitatの柔らかスピードもONになっていてタメると東京マイルでもソコソコ斬れたりするところがガンダーラみたいでちょっとどっちつかずなキャラで、それが重賞級に抜け出せない弱点でもあると思うんですが、ガンダーラが昨年このレースを勝ったようにやっぱり最後の落としどころは小回り1800mだろうと
阪神内2000mでデルフォイに呼応して捲り、中山マイルで11.3-11.6の上がりを一気に差し切りと折り合ったときの機動力は抜群で、ここは緩みのないペースで丁寧に折り合う田辺鞍上、前半抜いて走れたら大外から凄い勢いで捲りあげてくる絵が浮かんできます
タガノエルシコもトップガン×サンデーでRed God≒Haloですから斬れというより機動力型で◎同様ハマりそうな絵が浮かぶんですが、康太負傷で乗り替わりがどう出るか

ライラックは少数激戦で、ビワハイジのマイラーっぽさがONになって1800mベストの○ラロメリアの巻き返しは当然、▲フレイムオブユースもテレグノシス牝系にサンデー、ウォーエンで体型をみてもマイラーにはみえずこの距離延長は買い、☆タガノザイオンもグラワン×サンデーで母母がナスキロクロスなら1800mOKで、△ダブルオーセブンもちょっとズブいですが共同通信5着の実績、しかし◎ビービージャパンはNijinsky≒Storm Bird4×4のパワーで先行する“短めタガノマイバッハ”で小回り1800mがベスト、逃げたときは①①③でヤマニンファラオと接戦でサイレイレーザーやプレミアムブルーやアロマティコに先着の白百合3着から1000万下を逃げ切れる裏付けは十分
メジロジェニファーはスタミナ型で2000mのスローでやっとこ先行する馬で、タガノは距離延長で折り合い専念でしょうから、単騎見え見えでも競る馬はいないんじゃないかと

あ、一つ忘れてましたが新潟8は前走競馬になってない◎シャドウバンガード

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