栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~Dubawi×Singspielの黄金配合

2019-03-31 09:57:47 | 血統予想

一年ぐらい前に下記エントリで「Dubawi×SingspielはZomaradah≒In the Wingsのニアリークロスになるので(しかもダーレー自慢の名繁殖Sunbitternを含む)、すでにG1馬が2頭出て成功しており、日本でもモンテロッソあたりを使って狙ってみる価値はある」という話を書きました
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/8bc9dc10dbab358caf34c406ab503ece





その後さらにG1馬が2頭出たので改めてまとめておくと、Dubawi×SingspielのG1勝ち馬は以下の4頭、Too Darn Hotは4戦4勝で今年の英2000ギニー前売り1人気になってます

Left Hand:ヴェルメイユ賞
Wuheida:BCフィリーアンドメアターフ、マルセルブサック賞
Too Darn Hot:デューハーストS
Old Persian:シーマクラシック





またTARGETによると、DubawiとSingspielを併せ持つJRA出走馬はこれまで3頭いて、以下のように(父がDubawiでもモンテロッソでも)3頭とも勝ち馬になっています

モルジアナ(父Dubawi)4勝
ティップトップ(父Dubawi)3勝
モンテグロッソ(父モンテロッソ)現役1勝

Old PersianはDubawi産駒にしてはストライドで走りますが、これはMill Reef系Shirley Heightsを含むからでしょうね
ワンアンドオンリーも3着にきたし、メイダン2400はハーツクライでええんとちゃうの?という予想でしたが、2着3着というのもある意味ハーツらしい…

--------

船橋は◎コパノディール
オータムセールでコパさんが378万円で落とした馬で、私も別の馬主さんに「これ母系が素晴らしいし父エンパイアやし、繁殖として面白いすよ」とススメたんですが競走馬としても思った以上に優秀でした
エンパイアメーカーでもネオユニヴァースでもなくIn Realityなスプリンターという体型で、知立を見てのとおり行けるようになった今なら1200ベスト、今んとこ9人気ですがここでも足りないことはないはず





御堂筋は▲アフリカンゴールドが強いかもしれないですが、◎プリンスオブペスカは大箱2400ではよく狙ってきた馬で、ハーツクライと相性の良いChief's Crownが母系に入ります
5歳を迎え後ろがパンとしてきて道中動いていけるようになったとなれば、準オープンでもやれるのではないか…と

明石は◎バレーノロッソ
4歳になってからのノヴェリスト初年度産駒は、芝2000m以上で[2-4-1-8]で単回値108複回値132、ダイワメモリーやブラックジルベルトも「ああ、なんや芝中距離やったんか」という変わり身を見せています



本馬はノヴェリスト×ネオユニヴァースのニックス(JRA出走4頭中3頭が勝ち馬、Tamerlane≒Sunny Coveが根拠)で、母イタリアンレッドは中距離重賞3勝、現級でもやれそうだし阪神内2000も合っているだろうと

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では大阪杯と伏竜Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

 http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

コメント (47)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜のボツ予想~ポトリザリス系の成長力

2019-03-30 09:12:31 | 血統予想

ネットでストレスを解消するのに一番手っ取り早いのは、定型に当てはめて、そこにおさまらない言動や行動を叩くこと
これは楽なんですよ、マジョリティの総意をバックに石投げてるのでね
だから私は炎上ってやつが嫌いで、だいたいの場合において、みんなが手っ取り早くストレス解消したがってる構造しか見えないからね

山吹は◎カウディーリョ
ディアデラマドレやディアデルレイの全弟で、ドレッドノータスやサンマルティンやバルデスの半弟
ディアデラノビアは非Northern Dancerで産駒は父が何であれアウトブリードになる可能性が高いので、みんな晩成で古馬になって強くなります
この馬はきょうだいの中で最も小柄で薄手で最も晩成型だろうと思ってるので、夏の新馬を素質だけで勝ってしまったのは驚いたんですが、ここは半年の休養でどれぐらい成長しているかがまず楽しみ





○スマイルはカレンブラックヒルと3/4同血のダイワメジャー黄金配合で、ダイワメジャー×チャールストンハーバーはJRAに6頭出走し5頭が勝ち馬

他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではダービー卿CTとアザレア賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当です)
今週は土日でダービー卿とアザレア賞と大阪杯と伏竜Sと、あとドバイを2つほど予想する予定…ドバイは今日の夕方までにはアップします

http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

コメント (60)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2019-03-27 14:10:11 | 共有クラブ
木曜は会員さんたちとノーザンで2歳を何頭か観てきましたが、キャロでピックしたあのカッチョイイ3/4同血クロスの牝馬、芝もいけそうな歩きでおろすのも早そうですよ(・∀・)



夜は札幌に戻って千喜さんへ、まずはアン肝有馬煮と日本酒で至福のひととき(・∀・)
そして今回も光り物の逸品きました、こんなコハダ私は食ったことないです…



■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したエルズリー(牝3歳)が土曜中京3Rの未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がりました。

★ノルマンディーオーナーズクラブ(二次)
父Graydar
母Miss Luna(ヘニーヒューズ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a013bb7/
牝 募集価格:2200万円
父GraydarはUnbridled's Song産駒でドンH(米G1・ダ9F)勝ち馬。母父はダートで成功している新種牡馬ヘニーヒューズで、GraydarはIn RealityとDeputy Ministerを持つのでヘニーヒューズ牝馬との相性は良好です。ちなみに母系にDeputy Ministerの血を引くヘニーヒューズ産駒にはアジアエクスプレスが、In Realityの血を引くヘニーヒューズ産駒にはドンフォルティスがいます。年末の阪神で新馬勝ちしたハギノフロンティア(ヘニーヒューズ×Unbridled)を逆さまにしたような配合でもありますね。柔らかな身のこなしはこの血統特有で、ハギノと似たタイプでダートをストライドで走る中距離馬でしょう。サウンドトゥルー=ルールソヴァール兄弟を見てのとおり、この手のダート血統の育成はお手のもので、あらゆるファクターからオススメしやすい馬です。(望田)
【1月10日追記】
父GraydarはドンH(米G1・ダ9f)を含めて米6戦5勝。2017年にデビューした産駒は54頭中15頭が勝ち上がっています。米新種牡馬ランキングは15位。重賞勝ち馬は出ていませんが、種付け料7500ドルの種牡馬としてはまずまずの成績といえるでしょう。母の父ヘニーヒューズは日本で種付けした産駒が2017年にデビューし、新種牡馬ランキングで2位につける好成績。それ以前にマル外として日本に入ったアジアエクスプレスとモーニン(いずれもG1優勝)は、いずれも母方にCozzeneを持っていました。本馬の父 GraydarにはCozzene の父Caroが含まれています。この血に入る Relic はヘニューヒューズ産駒の配合的な鍵を握る血のひとつです。また、Deputy Ministerに入るGrass Shackもそれと配合的骨格がよく似ているためヘニーヒューズ向きの血といえます。「Graydar×ヘニーヒューズ」の組み合わせは悪くないでしょう。Mr.Prospector5・5×4とスピードが確保されており、ダート戦で着実に稼ぐタイプとなりそうです。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で推奨したアルママ(牡3歳)が土曜中山5Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

アルママ(牡・父オルフェーヴル・母ホエールキャプチャ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2016106022/
ホエールキャプチャは「クロペリオン」の最高峰であり「クロマサコ」の最高峰。全きょうだい(ドリームセイリングやパクスアメリカーナ)も走っているから、母としても有能なはずだ。オルフェーヴルとの配合も形は決まっているので、いきなり場外ホームランが出るかも。(望田)

■土曜中山8RペガサスジャンプS マイネルプロンプト(一口・望田&栗山)
■土曜阪神11R毎日杯2着 ウーリリ(ディープ・望田&栗山)
■土曜阪神12R500万下 ミッキーマインド(ディープ・望田)
■日曜中京10R岡崎特別 スターリーステージ(ディープ・望田&栗山)

--------

ウーリリは+16キロで明らかに馬が良くなっていたし、ランスオブプラーナの直後から満を持して追い出したんですが、まあ勝ち馬も走る馬とはいえ、ブラストワンピースやアルアインなら差していたかな…と

エルズリーは思ったより短距離に寄りましたが、Tom Rolfe~Hoist the Flagがこんなところに入ると一気にパワースプリントに寄ることはままあります
ルールソヴァールやブラゾンドゥリスの血統表を見てのとおり、ヘニーヒューズとかフジキセキとかDeputy MinisterのWar Relic≒Eight Thirty≒Good Example的パワーを増幅したダート馬というのは、このクラブでは最もプッシュしやすいですよね

コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミスターメロディの配合~岡田准一×大杉漣×遠藤憲一×松重豊

2019-03-25 14:46:48 | 配合論

ミスターメロディの配合は、牝祖クールアライヴァルからみると、

Blue Larkspur≒Baba Kenny4×4のSilent Screen
Bunty Lawless5×3のDeputy Minister
Mr.Prospector4×2とStorm Bird≒Nijinsky4・6×3のScat Daddy

と整然と積み上げられてきた配合で、自身は4×4レベルの強いクロスを持たず、「War AdmiralとLa Troienne」「War Relic≒Eight Thirty≒Good Example」などの継続クロスを重ねています



父系からみると、父のScat Daddyは早逝しましたが北米三冠Justifyなどを出した名種牡馬で、ヨハネスブルグ(Storm Bird≒Nijinsky3×5)→Scat Daddy(Mr.Prospector4×2,Storm Bird≒Nijinsky4・6×3)と代々クロスを継続累進しています

そこへPhalalis系の血が異常に希薄なTrusty Ladyを配することで、強力な緊張→緩和が成立しているとみることもできます(Trusty LadyはNearco5×7、Pharos=Fairway6・6×8しか持たない)

しかもこのTrusty Lady、ただ北米アウトサイダー血脈が強いというだけでなく

Deputy MinisterはBunty Lawless5×3
Mint CopyはLadder≒Parade Girl3×4
Silent ScreenはBlue Larkspur≒Baba Kenny4×4
Prayer BellはWar Admiral≒Dinner Time3×3
In RealityはWar Relic3×3

と、味のあるニアリークロスが絶妙に織り込まれてもいて、ここでも緊張→緩和のリズムで血が重ねられているところに魅力があるのです

そこを「主役のScat Daddyの脇を固める、大杉漣×遠藤憲一×松重豊みたいな母系が素晴らしい」と評したわけですが、まさに信用できる女というべき繁殖ですよねTrusty Ladyは

改めてドレフォン(BCスプリントなどに勝った北米チャンピオンスプリンター)の血統表と組み合わせてみると、現代のスプリントの最高峰を表現できる有力血脈やキー血脈で構成されているのだ…ということが実感できるのではないかと



種牡馬としてのミスターメロディは、まずフジキセキ×Deputy Ministerの黄金配合とめちゃんこニックするし、TapitやWar Frontやエンパイアメーカーなど有力北米血脈とYarn=Preachの全きょうだいクロスやRelaunchなどを介して密に脈絡するし、今後ヘニーヒューズやダンカークやシニスターミニスターやドレフォンやマインドユアビスケッツやデクラレーションオブウォーやディスクリートキャットやアメリカンペイトリオットやザファクターやエスケンデレヤやクリエイターやダノンレジェンド等々を通じて北米ダート血脈が拡散されていくであろうなかで、サンデーサイレンスはもちろんNorthern Dancerが強い牝馬ともMr.Prospectorが強い牝馬とも難なく配合できるという点も含め使い勝手がよすぎるんですよね

配合診断のお仕事もようやく一段落してきたところですが、Storm Cat系種馬でダートのマイラーを狙いましょう!という路線でいく場合は、社台ならドレフォン、日高ならヘニーヒューズ、ダーレーならディスクリートキャット、そしてお安いところではダノンレジェンド、ここらを提案することが多いんですが、そのリストにミスターメロディが加わるのは間違いないところですね

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第49回高松宮記念回顧~G1を勝つ難しさ

2019-03-25 13:13:10 | 血統予想

中京11R 高松宮記念
◎15.モズスーパーフレア
○13.ダノンスマッシュ
△6.アレスバローズ
×8.レッツゴードンキ
×9.ナックビーナス
2015年以降の高松宮記念とスプリンターズSでいうと、前半600mが後半600mより1秒以上速い前傾ラップのときは、ファインニードルにセイウンコウセイにビッグアーサーとサンデーサイレンスの血を持たないか薄い(3代目)馬が勝っている。いっぽう前後半の差が1秒ないか後半のほうが速い場合は、レッドファルクスにストレイトガールとサンデーサイレンスの孫が勝っている。やはりサンデーサイレンスの血はしなやかすぎて、真のスプリント戦には向かないというべきで、今年はその気なら前半32秒台でいける逃げ馬がいるし、馬場も昨年よりいいので、33.0-34.5で1.07.5ぐらいを想定したい。
ダノンスマッシュとモズスーパーフレアの人気2頭は、サンデーサイレンスの血を引かず、父が短距離のチャンピオンで、母父もダンジグ系のスピード型という点が共通する。どちらもただ速いだけでなく、ダンジグ系特有の頑強な後駆を受け継いでおり、デインヒルやグリーンデザートの血が欧州香港オセアニアの短距離界を制圧しつづける理由を、急坂コースの前傾ラップ戦においてまざまざと見せつけることだろう。この2頭が強いと思います。ミスターメロディやロジクライは1200で高速決着になると苦しいとみて、芝1200で1分7秒前半決着では[2-1-0-0]のアレスバローズ、急坂コースの芝1200良[2-6-1-0]のナックビーナス、追い切り絶好レッツゴードンキに印を。

--------

3人気と12人気と17人気で決まって大波乱となった高松宮記念でしたが、以下のように「時計がかかれば」「道悪ならば」と解説した2頭が1着2着(ショウナンアンセムはリストになかった)

1.07.3の高速決着やのに、稍重の阪急杯みたいなレースになったなあ…という感想しかなく、手も足も出なかったとはこのことです(^ ^;)

ミスターメロディ
母母クラッシーキムはエルエンシノS(米G2・ダ8.5F)勝ち。3代母クールアライヴァルからはクーリンガーやゴーイングパワーなどが出る。父スキャッドダディは昨年の北米三冠馬ジャスティファイを出した名種牡馬。戦績どおり1400mがベストだが、阪急杯は時計が速すぎたのと自身も不利はあった。北米パワー血統だからタフな馬場になって時計や上がりがかかれば1200戦にも対応可能。(距離○スピード○底力◎コース◎)



セイウンコウセイ
クラリティスカイやタイキフォーチュンの近親で、牝系はトムフール的なスピードと機動力を誇る。ミクスドマリッジの牝馬クロス7×5を持つのはアドマイヤムーン産駒の走るパターンだ(ファインニードルはミスクドマリッジの孫シャーペンアップの5×4)。[4-3-0-1]と逃げると強いが、一流スプリンターとしてはテンの速さは並なので、ここもハナは厳しいか。揉まれず先行するには外枠が欲しい。道悪は走法的にも歓迎。(距離○スピード○底力○コース◎)



このNETKEIBAの血統解説の冒頭では「昨年はファインニードル、一昨年はセイウンコウセイとアドマイヤムーン産駒が連覇中。15年もアドマイヤムーン産駒ハクサンムーンが2着。17年はスウェプトオーヴァーボード産駒レッドファルクスが3着。フォーティナイナーの父系には要注目」と書いておきました

今年の出走馬でフォーティナイナーの父系はセイウンコウセイとラインスピリットだけやったんですが、日曜の予報が晴れやった時点でセイウンコウセイに印を入れる気は毛頭なかったですね…

ミスターメロディの配合については新馬勝ちしたときからずっと絶賛してきたし種馬になるべきやとも書いてきたので、ここで大きなタイトルを獲ったことは嬉しい限り

ただやっぱり、北米でカーターHとか勝ちそうな血統なんでね…稍重の阪急杯では◎にしたんですが、1分7秒前半の決着ではインで立ち回ってもちょっと足りないんじゃないか、と私は思ってました

追い切りはレッツゴードンキが絶好に見え、当日のパドックではアレスバローズが光り輝いていて、あとはティーハーフも好気配でしたよね、まあミスターメロディもいつもの感じでした

そしてモズスーパーフレアはたしかに気配が地味やったし、レッツゴードンキもアレッというほどよく見えなかったです

これホンマに高松宮かいな…北九州記念や函館SSのパドックやないよね? というぐらいのパドックやったと個人的には思います

ユタカに出来落ちを指摘された音無先生は「追い切りをやりすぎたかもしれない」とコメントしていますが、言われてみれば中2週では勝ってないし、実戦では夢中で走ってしまうので回復に時間を要するほうなのかもしれないですね

まあドンキにしてもですが、短距離馬はやれば動く馬が多いだけに、調教のさじ加減が難しいところはあるのでしょう

大一番でピークに持っていく難しさ、G1を1人気で勝つことの難しさ、いろんな難しさを噛みしめさせられたレースでしたが、この難しさも競馬の面白さの一つではあります

ミスターメロディの配合については、改めて書くとえらい長くなりそうなので別エントリで

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜のボツ予想~父系も牝系もマイラー

2019-03-24 10:12:11 | 血統予想

六甲は◎アップクォーク
マイルのオープン特別あるある=1800型ばかりで弾けるマイラーが不在
ここもそんなメンツですが、この馬は父がベーカバドで牝系がセイウンコウセイやクラリティスカイやクラリティシチーやタイセイファントムでおなじみパテントリークリア、兄ストレンジクォークは父メイショウサムソンで2000ベスト
体型もマイラーっぽいし戦績を振り返っても大箱1800のスローが一番斬れるので、阪神外マイルでも他の1800型よりは弾ける絵が描けます



土曜の中山はなかなかタフでいわゆる力の要る稍重馬場、ディープやカナロアの1人気が掲示板にも載らず、ハービンやオルフェやワークフォースの仔が嬉々として走ってましたが、今日は好天なので少しは回復しますかね
美浦は少頭数ですが6頭ぐらい上位拮抗というオッズ、いつも書くようにShirley Heights5×3の斬れで差すシンギュラリティは外回りベター、レーツェルはドイツ血統特有のしなやかさで走る牝馬なのでこれもタフな馬場はどうかなと
▲ジェシーはキャロ会報次号でも書いてますがエイシンフラッシュ産駒なのでマイルドAureole魂で、番手でも我慢するんですがやっぱりハナ切ったときのほうが気分よく全力で走ってるのでケンホとの兼ね合いがポイント
☆ルーカスは全兄モーリスとはタイプが違うというか、そもそもこの血統でモーリスみたいなのが出るのが変態なわけで、ルーカスのほうはRoberto×Sadler's Wellsの血統どおりのパワー中距離馬で、本来中山向きやと思うのでアッサリはあるでしょう
○サンティールもヴィクトリーバンクの孫で父がハービンジャー、Ribotの継続クロスでRibot肩をシッカリ受け継いでいて、タフな中山でベストパフォを叩き出す可能性は多分にあります



肌馬に恵まれるようになってからのステイゴールドは、ウインブライト(ジェイドロバリー)、クロコスミア(バゴ)、ステイフーリッシュ(キングカメハメハ)、インディチャンプ(キングカメハメハ)など、ロイヤルサッシュにSpecial血脈を合わせてナスペリオン的斬れを引き出すような配合がよく成功していて、だから上記馬たちはウインブライト以外は大箱にも良績があります
クレッシェンドラヴも母父がSadler's Wellsで、母母父KrisのDonatelloやTehranでLady AngelaのPretty Pollyをいじくるのもステゴ黄金配合の一つ
迎春は直線行くとこ行くとこカベで脚を余したし、霞ヶ浦の勝ち方が良かったので、5歳の今年はオープンまでいって活躍できるんじゃないかと
最近は全レースのパトロールが見れるので、こういう不利やロスがあった馬は次も人気になりますけどね…まあウチパクさんも同じ轍は踏まないだろうということで軸はこれで

他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では高松宮記念とマーチSと大寒桜賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

コメント (45)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜のボツ予想~Machiavellianで捲る、Vaguely Nobleで逃げる

2019-03-23 08:51:23 | 血統予想

ミモザは◎メッシーナ○エトワール△トロハ△エアジーン
ふつうの予想なんでふつうにボツ予想です…
メッシーナはヘリファルテやブレステイキングの全妹ですが、牝のぶんMachiavellianのHalo的軽さがより表現されているように見え、中山内回りでスイスイ捲ると思いますよ
 

2/23の阪神最終は開幕週のスローの行った行った行ったで、となると外から差してきた△エアアルマスが巻き返しそうな天神橋ですが、どうも最近はエンパイアメーカーの力馬っぽさが強くなってきたように見える
芝マイルで差しに回ってもなんかタルいんで、もう1F延ばすかいよいよダート使ってみるか、いずれにしてもズバッとまとめて差し切る絵までは浮かんでこないんですよね
○カウントオンイットはホエールキャプチャの全妹で千代田自慢のクロペリオンマサコ、姉よりHyperionっぽい粘着体質なので芝でもちょっとタフな馬場ならしぶとさが活きそうですが、こないだ差しに回って勝ってるのがどうなのか



こういうややこしい大箱マイルはオーマイガイの単騎に◎打っとくのが吉で、ターゲットの馬柱を見ると三年坂も長久手も◎にしてますが、ここもハナは切れそうなので直線でAureole魂(母系にVaguely Noble)を発揮してくれるでしょう
ちなみにターゲットによると、鞍上岡田祥嗣は2017年以降11回逃げていて[3-1-1-6]単回値1060複回値336(3勝の人気は11,4,9)、あんまり逃げない人ですが逃げたときはよく穴を出してます

他のレースはこれから競馬観ながら考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では日経賞と毎日杯と君子蘭賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

コメント (38)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3/16,17の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2019-03-19 16:38:32 | POG

『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で栗山求が推奨したコントラチェック(牝3歳)が土曜中山11RのフラワーC(G3・芝1800m)を勝ちました。

コントラチェック(牝・母リッチダンサー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104880/
キャロットクラブで募集価格6000万円。バウンスシャッセ(重賞3勝)、フロアクラフト(オークス-5着)の4分の3妹。母リッチダンサーは日本で産んだ7頭中6頭が勝ち上がっており、確実性と大物感を兼ね備えた優れた繁殖牝馬。これだけの実績を残しているにもかかわらずディープインパクトと交配するのは今回が初めて。母方にFairy Kingを持つディープインパクト産駒はこれまで14頭がデビューして11頭が勝ち上がり、ハープスター(桜花賞など重賞4勝)、ジュールポレール(ヴィクトリアマイル-3着)、ファタモルガーナ(ステイヤーズS-2着3回)、トーセンブレス(フラワーC-2着)などコンスタントに活躍馬が出ている。芝中距離で大きなところを狙える器だろう。(栗山)

土曜中山8R1000万下 ハナレイムーン(ディープ・望田&栗山)
土曜中山10R韓国馬事会杯 ゴライアス(POG・望田)
日曜中山11RスプリングS3着 ディキシーナイト(一口・望田)
日曜中京12R豊橋特別 ヤマニンペダラーダ(ディープ・栗山)

--------

名繁殖リッチダンサーはうっすらFairy Kingを主張するぐらいで、配合に素直でわりと種馬を出す繁殖と言っていいでしょう
ホーカーテンペストはパワーマイラーやと思ってたら中距離にシフトしていったのはHawk Wingそのものだし、バウンスシャッセはゼンノロブロイらしい力馬寄りの中距離馬、ムーンクエイクはアドマイヤムーンでKris=Diesis4×3ですから1400ベストに完成しました
コントラチェックはいかにもディープ娘らしいしなやかな体質走りで、だからマイルのHペースをうなりながら走りすぎるのがピンとこなかったんですが、フワッと抜いて走れればやっぱり中距離のほうがしなやかで優雅に走りますよね
リッチダンサーの仔は総じて前向きな性格で折り合いに苦労するシーンを何度も目にしてきましたが、母系にFairy Kingを持つディープ牝駒もマイラーが多くて、こういうのは気性が前向きすぎるのもあるんでしょう



一昔前の藤沢王国には、3番手でがっちりハミ噛んでうなってるタイキシャトルやシンコウキングみたいな前向きマイラーがわんさかいました
いつも言うようにSpecialやForliってのは前向きで一生懸命走りすぎるところがあり、それを好位で引っかかる寸前で御してたのが岡部さんだったのです
桜花賞回避はローテが詰まるというだけでなく、1800でうまいこと抜いて走れたのにマイルに戻したくはない、というのもあるんでしょうね

ゴライアスはツアーで実馬を見ながら「紛れもないゴルア黄金配合で、中山1800をうなりながら捲りますよ」と会員さんにススメた馬で、新馬戦でルヴァンスレーヴのスパートにすぐさま呼応して捲ったときには「おお血統のイメージどおりや(・∀・)」と色めき立ったんですが、それで7馬身ちぎられたのは衝撃なんてもんじゃなかったですね(^ ^;)

ディキシーナイトはフェザリータッチよりダローネガに似てまっせと推奨した馬ですが、中山内1800は現状ベストコースやと思うし石橋脩は持ち味を出し切った騎乗やったと思うので、今日のところは朝日杯組が上でしたね

コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「重賞レース血統診断」高松宮記念ほか

2019-03-18 09:11:27 | 血統予想

NETKEIBAさんにて「重賞レース血統診断」と題して、基本的にはG1は全出走予定馬、G2G3は上位人気が予想される5頭の血統解説を書いています(毎週日曜夜更新)
今週は高松宮記念など4重賞の登録馬の血統解説を書いていますので、よろしければご一読ください


https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=42822

スプリングも若葉も実績馬強しという結末で、逆にいうと新星登場とはいかなかったわけですが、最近はブラストワンピースにアルアインと後のG1馬が毎日杯をステップにすることも多く、素質馬が能力を開花させやすいステップレースといえるかもですね

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜のボツ予想~カジノの外枠先行から入りやすい中京ダ

2019-03-17 10:57:47 | 血統予想

幕張はレジーナドーロとトーセンブレスとクライムメジャーで迷いますが、まあパドックその他を見てから…

中山8はドリームジャーニーにRobertoを重ね、中山でらしい捲りをみせる◎ジョブックコメン
小柄な牝馬ですが着実に成長中です





沈丁花は▲ダノンスプレンダーが強いと思いますが母父シンボリクリスエスの最内というのが引っかかるので、外枠で揉まれず先行できるカジノドライヴ◎レオンコロナから入りやすい

小牧はトモパン本格化ハーツクライ◎アロハリリーでスンナリW3といきたい…相手はこれから考えます

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではスプリングSと阪神大賞典と但馬Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

コメント (37)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする