栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2017-2018」

来年もよろしくお願いします

2011-12-31 18:56:08 | その他

大晦日ギリギリまでけっこう仕事に追われていて、今年をゆっくり振り返る時間も余力もないので、とりあえずG1の◎だけ振り返っておくかと列記してみると、これがなかなか恥ずかしい(^ ^;)

フェブラリー:パワーストラグル
高松宮記念:ショウナンアルバ
桜花賞:ホエールキャプチャ
皐月賞:トーセンラー
春天:エイシンフラッシュ
NHKマイル:アイヴィーリーグ
ヴィクトリアマイル:アパパネ
オークス:ホエールキャプチャ
ダービー:オルフェーヴル
安田記念:アパパネ
宝塚記念:ナムラクレセント
スプリンターズ:ロケットマン
南部杯:トランセンド
秋華賞:ホエールキャプチャ
菊花賞:オルフェーヴル
秋天:ペルーサ
エリ女:スノーフェアリー
マイルCS:リディル
JC:ブエナビスタ
JCダート:エスポワールシチー
阪神JF:ジョワドヴィーヴル
朝日杯:クラレント
有馬:オルフェーヴル

オルフェやホエールと歩んだクラシックロードは悲喜こもごもで、ブエナは今年も東京では名牝で、ディープは2年目産駒も前途洋々で、ペルーサは相変わらずペルーサのままで(^ ^;)、そんな一年やったかなあ…と

宝塚はトゥザグローリーでいくと前から決めていたのに調子落ちで祐一が泣いてたので◎をやめたんですが、ナムラとアーネストリーで迷ってナムラにいってしまったのが今となっては笑えます(^ ^;)

リディルとクラレントの3/4兄弟にも泣かされましたが、ま~エリモシックのエリ女や秋華賞では美味しい思いをさせてもらったことだしそこは大目にみて、でもエリモシックもエリモピクシーもG1馬を出せる素晴らしい血統配合の牝馬なのだ…ということは来年も言い続けることでしょう

ではみなさま、よいお年をm(_ _)m

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東京大賞典ザックリ回顧

2011-12-30 11:12:46 | 血統予想

年末年始は帰省や旅行の予定もないし、ちょっとイレギュラーなお仕事も入ってるんで今日から引きこもる予定
そのお仕事でディープインパクト1歳産駒の血統表をザッとチェックしていたんですが、2010年生はナスキロ増幅の斬れタイプよりもハイインロー増幅の地力タイプのほうに好配合が多いかな…というのが第一印象

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さて大賞典ですが、栗山さんちに近走のラップ比較がありました

スマートファルコンが東京大賞典を連覇~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=71

これをみた限りでは(今年の大賞典は少し時計がかかる馬場と考えられるので)、11年JBCクラシックよりは走っているけれど11年帝王賞や10年東京大賞典ほどは走っていない…といえるのではないかと

2010年が競走馬としてのピークで少しずつ下り坂に入っているのかもしれないし、年を食って馬がズブくなったというか以前のようにガムシャラに逃げなくなっているというのもあるかもしれないし、そしてワンダーアキュートが強くなっているというのももちろんあって、もう2000mなら中央3強と互角の評価でいいんじゃないですかね~

最後は「抜かれるのは嫌だ」というAureole魂だけで凌いだ…という内容でした

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ヴィクトワールピサは父よりも父父よりもHalo的な馬だった

2011-12-29 12:12:10 | 血統予想

ずっと一線級で走ってきた馬だけに「そうか、まだ4歳だったのか」というのが、ヴィクトワールピサ引退の報道をみたときの第一印象でした

NETKEIBAのPOG特集の「オススメ10頭」で推奨した馬で、3/4同血の兄スウィフトカレントとは違ってポンテッドパスとMuch Too Riskyの欧スタミナも脈絡させたきれいな相似配合をしていて、Haloクロスとはなんぞや、Halo的とはどういうことなのか…ということを最初に教えてくれた馬でもあります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102923/

母父がマイラーのMachiavellianなので、2400m級もスローならこなしましたがベストは6戦全勝の2000mでした

種牡馬としてもHalo的な軽い脚捌きは確実に伝えるでしょうが、これだけ良質のスタミナを引いていれば産駒は2400mも平気でこなすと思いますよ

いろいろ書いてきたなかから抜粋してみました

さあこい!と前受けする間もなく捲られる
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b333964bdf72f4c76cf8f4ebac5d7911
今ごろ有馬回顧でも…
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/32b4c1bd4e6477fb0b9ca6151d0e42b5
POG指名馬が有馬とNIKKEIを勝ったというのに、こんなヘッポコ予想でいいのだろうか…(^ ^;)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/8e9ef0947cb996ccdb3e94630760d96f
中山でG1級ということ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/e213dc273cc6862a14c6e2f363b51108
ヴィクトワールピサとスウィフトカレントの「1/4の違い」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/89659849e6edd8aa0358adc17872e56b

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東京大賞典をサラッと

2011-12-29 01:19:05 | 血統予想

昨日の大井のレース結果を見たかぎりでいうと、JBCデーよりも時計一つかかる馬場なのか…と

シビルウォーはSadler's Wellsのスタミナとパワーを増幅した配合通りのズブい中長距離馬で、以前の2800mの大賞典ならば◎を打ちたくなる馬ですが、その点でJBCより時計がかかるというのは強調材料

ワンダーアキュートは母系の重厚さも出た走りで1800mより微妙に2000mがベターではないかと思っているんですが、実際2000mは[3.0.0.2]で、しかしこの着外二つがどちらも大井2000m、-16キロで10着に沈んだ昨年の大賞典と09年ジャパンダートダービー5着で、今回も長距離輸送克服がカギだし当日の馬体重や気配には注意したいところ

ヤマニンキングリーはJCダートの内容はワンダーアキュートにそれほど劣るものではなく、ワンダーが力を出しきれなかった際に食い込むのはやはりこれではないか…と

テスタマッタはどちらかというと脚抜きのいい馬場がベターだし2000mよりも1800mがベター、スマートインパルスもスパイキュールの仔だけに1800mがベストかなあ~という気はするだけに、人気通りですが◎スマートファルコン○シビルウォー☆ワンダーアキュート△ヤマニンキングリー

前売りをみると◎→☆→○で7倍ですか、パドックみて3点ぐらいに絞りたいですが…

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先週のザックリ回顧雑感・阪神編~内回りで捲らないルメール

2011-12-28 09:04:59 | 血統予想

土曜5Rを勝ったベールドインパクトはコイウタの3/4弟で「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」のA級配合形でもありますが、こちらは男馬のぶんドクターデヴィアスの力馬っぽさも出ていて急坂小回りベターの中距離馬という感じ

7Rの新馬を勝ったヤマニンファラオはヤマニンウイスカーの3/4弟ですが、こちらはBlushing Groomが強い体型で意外に柔らかくストライドが伸び、ダイワメジャー産駒ですが外回りでも追って味があるタイプ

摂津の◎ノーブルジュエリーはスローを好位で我慢できたのが勝因で、米×独の超アウトブリードだけに古馬になってもう一皮むける余地はあるかもと思っていましたが、春より体型に伸びが出た感じもするし、今なら1800mぐらいが一番合っているようにも思います

元町は◎リフトザウイングスで自信あったんですがそもそもリッカロイヤルがヌケだったので…
ルメールの騎乗でたった一つ不満な点をいうと、捲りのきくコースというか捲りで勝たなければならないコースでもコーナーでスピードに乗せていく意志があんまり感じられないところで、リフトザウイングスもアダムスピークもエイシンフラッシュもけっきょく乗り方としては同じで、きれいにロスなく捌いてはいるんですが、4角を回りながらここでトップスピードに乗せてしまうんだという意志は感じられないというか、4角をロスなく回ってそれから追い出すという乗り方で、あれだと鋭角なコーナーにおける加速力で優位に立ちたい馬の持ち味を100%出し切ったとはいえないんじゃないかと
そりゃ世界のトップクラスの達人ですからどこで乗ってもちゃんと結果は出しますが、でも技術を育んできたバックボーンからして多少の得手不得手はあると思うし、フランス人騎手はやっぱり小回りの捲り競馬よりは長い直線の斬れ勝負のほうが上手やなあ…と私は思いますね~
私が馬主ならHalo的機動力で捲るならデムーロ、ナスキロ的柔斬れで差すならルメール、ハイインロー的粘りで踏ん張るならウィリアムスにお願いしたいです
リフトザウイングスは急坂小回りの中距離がベストやと言い続けてきましたが、あの好位の外にいればデムーロならば4角手前からゴーサインを出したはずで、またそう乗るべき馬やと思うんで、今日の結果にはまだ満足していません

日曜阪神5Rを勝ったショウナンタケルはアグネスレディー=ヤングサリー3×3の全姉妹クロスが光りますが、他の部分でもMy BabuのクロスやTom Foolのニアリークロスがあって全体に相似配合的でもあります
Nasrullahのクロスがないのに柔らかいのはおそらくリマンドの影響で(リマンドは母父にPalestineを引くので柔らかな斬れがあり、Palestineが柔らかいのは母父がTetratemaだから)、タキオン産駒にしては動きは速くないですが重厚にリマンド的にジワッと斬れるところはショウナンパルフェやニュービギニングのようなイメージで(この2頭も母にNasrullahが薄くリマンドをいじくった配合をしている)、追って追ってあと100mからエンジンがかかった脚は外回り向きでもあり、青葉賞を4角先頭でなかなか止まらない…というイメージの馬です
kuwaさんは「アグネスフライトはタキオンよりもリマンド的な馬だった」と言いますが、ま~そういうイメージでもありますね~

7Rは「ローレルブレットにナデ斬られた馬なんか頼りにならんよ」と◎プレミアムブルーでいったらナデ斬られた2頭で決まって手も足も出ず(^ ^;)
この日の阪神は強い向かい風が吹いており軒並み上がりがかかっていましたが、アグネスレディー=ヤングサリー3×3のショウナンタケルとか、KingmamboにDahliaのコスモセンサーとか、ダイワメジャーにNureyevとエンペリーのオリービンとか、Hyperionベースの配合馬の粘っこさが光ったのは、直線でみんな苦しくなったところでもうひと頑張りするのがHyperionなのだ…ということでしょうか

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先週のザックリ回顧雑感・中山編~やはり不作だったマンカフェ

2011-12-27 12:10:22 | 血統予想

土曜3RはNETKEIBA「種牡馬POGクリニック」で推奨したアロヒラニが2戦目で勝ち上がり
デビュー戦はゴール前で前がカベで少し脚を余していましたからまあ順当勝ちで、キンカメ×サンデー×ビワハイジというのはナスキロラトロとハイインローを押さえた教科書通りの配合
早めに外に出して捲る安全策でキッチリ勝ちましたが、ファインセラの仔にしてはそれほど俊敏さは感じないというか、キンカメ産駒らしいHyperion的持続力で伸びる馬やなあ~と思いましたよ

7Rはジャズピアノ(マンカフェ黄金配合でこの世代の1位指名馬)が新馬戦以来久々に芝を使ってきたので取り上げようかとも思ったんですが、やっぱりベストは1400mだし前捌きが少し硬いし、しかも専門紙にやたら印がついてるのでパス(^ ^;)
ソロリサイタルはRed God≒Halo≒Glisk3・3×2なのでサンデー系種牡馬を付ければ確実にスピードはONになるんですが、その母母GliskがBusinesslike≒Big Hurry3×4で、そこにRahyでBelle of Troy=Businesslike≒Big Hurry6×5・6になって、ちょっと体質硬めなのでダートや短距離のゴリ押しに転びやすいんですよね~
ま~それはRahyの遺伝力が強いということでもあります
まずまずのレースでしたが、今日の感じだと、芝で重い印を打てるのは道悪の1400mかなあ…と

クリスマスローズは◎エクセルシオールが逃げつぶれてカスリもせず…
レオンビスティーはバクシンオーにミスプロとナスキロが入るので、体型やスピードの乗りからしてもベストは1400mだと思いますが、今日は巧く立ち回ったのと力が一枚上でした
ノーザンテースト≒Storm Birdのニアリークロスもあるので非力なタイプではないですね

日曜2Rを勝ったカフェコンセールは血統屋のPOG企画「マンハッタンカフェ好配合馬リスト」で◎評価(上位10頭)にした馬で(栗山さんも桑原さんも推奨)、母はノボジャックの全妹でその母フライトオブエンジェルスがVenetian Jester≒Drone3×2なので自身はHalo≒Venetian Jester≒Drone3×4・5となり、マンカフェ産駒としては無難というか失敗しにくい配合といえます
Ribotのクロスやフレンチデピュティの力馬っぽさも少し出ていて、体質硬めのハンソデバンドという感じで1800mあたりで手堅いタイプでしょう
「POG種牡馬別好配合馬リスト」をやることが決まってリスト作成に入ったときに「ディープとタキオンは20頭に絞るのが大変やけど、マンカフェは20頭選ぶのが大変やねえ…」と私も栗山さんも桑原さんもボヤいていました
ま~繁殖牝馬の質が違うといえばそれまでなんですが、でも配合が成功形にハマっていれば肌の質はあまり問わないのが種牡馬マンカフェのすごいところなわけで、しかし現2歳産駒にはそういう黄金配合が少ないというのが三人の一致した見解で、フタをあけてみれば「血統屋」の1人気がメイショウピッケル(メイショウレガーロ全弟)だった…というあたりが不作を物語っていたかと(^ ^;)
ま~逆にいうと配合さえハマればレッドディザイアやヒルノダムール級をボコッと出す力はあるわけで、まだ現1歳はぜんぜんチェックしてないですが、人気落ちが予想される来年のPOGは狙い目かもしれないですよ~

4R新馬を勝ったミステリーコードはシークレットコードやヌーベルバーグの3/4弟で、母がナスキロクロスで自身はHalo≒Chieftain3×6、ネオユニ産駒にしては脚長で柔らかくストライドを伸ばすのはナスキロ的というべきで、ゴールインするときもまだまだこれから加速しますよという脚色で、これは中山1800mよりも東京2000mが合っていそう

ホープフル勝ちのアドマイヤブルーはナスキロとハイインローとIrish Lassの牝馬クロスで母母アサーション(愛オークス3着、プロモーションの母、アドマイヤジュピタの母母)の持続力と斬れを増幅していて、Assertといえばダンスホール産駒の重厚なナタ斬れのイメージですが、そんなことを書いていると青葉賞のマウンテンストーンなんかとイメージがダブってくるような馬です

12/4の中山最終は典型的な開幕週の行った行ったで、そこで外を回らさるロスがあったマイネルメダリストコスモロビンの反撃は十分予想されましたが、この2頭の着順がひっくり返るとまでは読めず…
コスモロビンは脚捌きが半分Robertoで内回り小回りで捲りもきく馬ですね

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血統クリニック~有馬記念

2011-12-26 10:10:44 | 血統予想

競馬総合チャンネルでは「血統クリニック」と題して、毎週のメインレース(2歳3歳戦中心) の出走予定馬の血統解説をしています(木曜更新)
有馬記念はこんな感じです

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◆今年を締めくくる名馬
 オルフェーヴルはノーザンテースト4×3譲りの伸びのない体型を受け継いだが、父や母父の柔らかな体質も受け継いで全身を使って走れるのが全兄ドリームジャーニーとの大きな違いだ。中山内回りでの機動力でも兄に劣らないものがあるし、春より腰に力がついてスタートが良くなり、ウインバリアシオンがJCで健闘したのをモノサシにしても、引っかかって暴走してしまうぐらいしか負けるシーンが想像できない。ダービーも菊も◎にしたし、今年の締めくくりはやはりこの馬で。

◆有馬も親子制覇か
 アーネストリーの母はトニービン×ノーザンテーストだからHyperion主体の配合で、そこへグラスワンダーで父のパワーで捲り母のHyperionで粘る脚質となった。戦績通り急坂小回り向きの中距離馬で、ペースとコースが合わなかった秋天は度外視できる。ここは宝塚に続く親子制覇の期待も。

◆今年もHalo3×4の機動力で
 ヴィクトワールピサはHalo3×4譲りの無駄のない脚捌きで、小回り内回りでの捲りの速さは世界有数だ。ただ母父がマイラーのMachiavellianでおそらくベスト距離は2000mで、2500mとなると昨年のようなスローの注文はつくだろう。

 ブエナビスタは父と母と母父の長所が絶妙に噛み合った名牝で、Nijinsky的な胴長体型とナスキロ的な斬れで走るので東京の長い直線では超一流だが、中山や阪神の内回りでも一流なので当然無印にはできない。

 トゥザグローリーはKingmamboとフェアリードールを通じるNureyev4×3だからハイインロー基調の配合で、母譲りの頭の高い走法で掻き込んで走るので実は急坂小回り向きだろう。昨年はハナ・クビの3着惜敗だったが、中山ならあれぐらいは走れる馬で、叩き3走目で変身の材料は揃った。

 エイシンフラッシュはドイツ血脈とHyperionを基調としたステイヤー配合だが、宝塚記念でインを巧く立ち回ったように小脚がきくので中山内回りは悪くない。気が良すぎるところがあって、秋天ではHペースを追いかけすぎたルメールがどう乗ってくるか。

 トーセンジョーダンはカンパニーと酷似した血脈構成だが、父がジャングルポケットなのでこちらのほうが距離適性は長い。Hyperion色濃い成長力に富む配合で、今年は本格化しているだけに昨年5着はあまり参考にならず、粘り強さが活きる展開ペースなら中山でもという怖さはある。

 ヒルノダムールは母父ラムタラのズブさを引きずっていていつも勝負所で手応えが悪いが、それはステイヤーだからということが春天で明らかになった。上がりのかかるスタミナ勝負なら。

 レッドデイヴィスは鳴尾記念で格上の脚をみせつけたが、叔父デルタブルースはRibotクロスのダンス産駒で、こちらはタキオン×トニービンだからキャプテントゥーレやザタイキなどと近い距離適性だろう。

 ルーラーシップはHornbeam≒パロクサイド6×4・4で父母の東京向きのナタの斬れを受け継ぎ、大跳びで瞬時に加速できないので早めに外に出してスパートするのが勝ちパターン。昨年もその形で見せ場はつくったが、あれで有馬を勝つのはなかなか難しい。

 ペルーサはJCのときにも書いたが、父も母の全兄も母父も2000mベストで、長い距離だと折り合っても2000mほどは弾けない。

 ローズキングダムは小柄で牡馬にしては少し非力なところがあるので、急坂小回りのパワー勝負はあまり向いていないようだ。

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有馬記念回顧~“意識のズレ”が生んだ超スロー

2011-12-26 09:49:45 | 血統予想

アーネストリーの佐藤哲三は、スタートから最初の4角まで「頼むから何か行ってくれ」と言わんばかりに内を開けていましたが、押し出されてからの思い切りが悪かったのは批判されても仕方ないかと…

あくまで私の想像ですが、彼はハイインロー的スタミナに関してはタップダンスシチーやエスポワールシチーほどの信をアーネストリーには置いてなかったというか、どんなことがあっても後続に脚を使わせてスタミナ勝負に持ち込んでやるんだというほどの腹はなかったというか、それよりは内回りの3~4角で他馬よりスムーズに加速できるという走法的特長を活かしたかったというか、ようするにグラスワンダーのように捲りたかったんやろうなあ…と

そして相棒がまだ絶好調ではないと感じていたのか、デムーロもいつものように思い切りよくスパートに踏み切れず、ペースアップするポイントも昨年より遅かったですね

研究熱心で戦略家のウィリアムスはトーセンジョーダンのHyperionを振り絞るべく持続戦に持ち込むのではないかとみていましたが、思い起こせばブエナビスタは中山では有力馬の一頭にすぎないのにずっとブエナを意識した発言ばかりをしていたあたり、今回に関しては少し戦略がズレていたのかもしれません

捲りたい哲三、強気になれないデムーロ、オルフェではなくブエナを意識していたウィリアムズ

この三者の意識のズレのようなものが絡み合って重なり合って、有馬史上に残るスローペースを生んでしまったのではないかと

レース前に「タメれば一瞬いい脚を使える馬だ」とルメールがコメントしていましたが、たとえばトウカイトリックがいくらスタミナ豊富といっても2000mでレコードが出るようなレースでは追走に苦労して疲れてしまうわけで、エイシンフラッシュも最初はゆっくり息を入れて走らせてこそ味がある馬で、それはそれでこの馬のステイヤーとしての側面というべきで、なのに前向きな気性で油断するとすぐ引っかかってしまうからややこしいんですが、さすがに二度目の騎乗で同じ下手を打つ人じゃないです

スローの弥生賞でフジキセキに襲いかかったホッカイルソーは、使える脚は短いけれどスタミナそのものはあって春天や菊でも3着に追い込んできたりとこれまた掴み所のない馬でしたが、ドイツ血統というのは長丁場をこなすスタミナと一瞬の鋭い斬れ味という相反する要素が共存しているようなところがあると、それは以前からなんとなくそう感じています

トゥザグローリーは母譲りの頭の高い掻き込む走法はやっぱり東京より中山向きで、母ちゃんだって東京ではちょっと甘い馬でした
2着まできてくれれば馬券的には最高でしたが、来春は宝塚狙いでいいんじゃないですかね(^ ^;)
それと基本Hyperion的な粘りで走る馬なんで、今日もエイシンフラッシュの前にいれば2着はあったと思いますが、もうちょっと前受けの意識で乗ったほうがいいんじゃないかとも

ルーラーシップは最後方から外々を回るという、スペシャルウィークが中山でグラスワンダーを負かすために最終的に選択した乗り方と同じで、東京向きのストライド走法の馬が中山内回りでベストパフォーマンスを出すには最善の策ではあるのですが、それでも東京ほどのパフォーマンスまでは出せないのは昨年のブエナなんかもそうで、東京でも中山でも同じぐらい強いディープインパクトやオルフェーヴルみたいな馬のほうが珍しいのです

ブエナビスタは体つきは良くみえましたが、結果論ですが枠順に泣いたというか、この馬場ペース展開ならばスペシャルウィークやルーラーシップのように「ストライドロスのない乗り方」をしたほうが悔いのないレースはできたんじゃないかと思いますが、ま~それでも勝つまでは難しかったでしょうか

東京ではほとんどのレースで◎にして、内回りでは一度も◎にしませんでしたが、そういう意味では馬券的にはいい付き合いができたし、とにかく東京ではエアグルーヴやウオッカ以上に信用できる名牝でした

お疲れさまでした、いい仔を産んでください

オルフェーヴルについてはもう書き足すことはないですが、ノーザンテーストとサンデーサイレンスとパーソロン、社台とメジロとシンボリの結晶のような血統が、果たして世界の頂点を極めることができるのか、2012年の一番の楽しみはそれでしょう

オルフェーヴルの血統~理想形を超えた発現
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fbcb06405f67a89badb3a208eac91e97

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日曜のレース回顧~内で脚を余すよりは…

2011-12-26 09:11:06 | 血統予想

中山10R 有馬記念
◎9.オルフェーヴル
○12.アーネストリー
▲7.トゥザグローリー
△1.ブエナビスタ
×5.エイシンフラッシュ
×10.トーセンジョーダン
注2.ヴィクトワールピサ
注3.ヒルノダムール
ブエナは東京ではほとんどのレースで◎を打ってきたが、中山や阪神内では◎にしたことがない。内回りでも一流だが東京では超一流だというのがこの名血名牝に対する筆者の評価で、それは最後まで貫きたい。◎はオルフェーヴル。兄よりも柔らかく大きく動けるが兄同様の俊敏さもあって、これは東京でも中山でも同じぐらい強い名馬だろう。ピサやレッドは2000mや1800mがベストだけに、昨年のようなスローなら面白いが、ウィリアムスと哲三が上がり6Fのロングスパート戦に持ち込んでくると少し苦しいか。○は父譲りのパワーで捲って母譲りのハイペリオンで粘る脚質で、父に続く両グランプリ制覇もありうる。▲は昨年も際どい3着で母譲りの走法は中山向きだし、持続戦想定ならば春天1,2着馬の差し追い込みも拾いたいところ。

中山7R ホープフルS
◎2.フェノーメノ
○7.メイショウカドマツ
▲14.ダイワデッセー
△1.レッドシャンクス
△11.アドマイヤブルー
×5.メイブリーズ
×6.サトノプライマシー
注10.ミヤビアミュレット
注12.ブライアンズオーラ
◎は母がデインヒル産駒でリボー4×4、そこにステイゴールドだからナカヤマフェスタを思わせる配合で、デインヒルのパワーと粘りが出た走りは中山中距離向きでもある。ここなら素質上位とみて馬単で手広く。

--------

ホープフルはサトノプライマシー-フェノーメノ-レッドシャンクスと人気馬3頭がラチ沿いに一列に並んで、サトノが抜け出せば後ろの2頭もそこを割ってやろうという算段

しかしこれだけスローになると、開催最終週で外捲りもきく馬場になっていることもあり、4角で引っ張りながら内を回るよりは多少距離損はあっても外に出して勢いをつけて回ったほうが有利…という有馬と同じような展開になり、ミヤビアミュレットが捲ってくれたおかげでアドマイヤブルーは追い出すスペースができ、サトノプライマシーは直線行き場がなく審議、それをマークしていたフェノーメノも前がカベに…

ゴール前の脚色をみるとやっぱりフェノーメノがこのメンバーでは一番出世するんじゃないかとは思いますが、ま~ナカヤマフェスタと似たキャラでデインヒルのパワーと粘りで走る馬ですから、上がりの競馬よりは12秒持続戦に向いた馬には違いないでしょう

有馬回顧は長くなりそうなので別エントリで(^ ^;)

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日曜のボツ予想~サッカーボーイ牝系の本格化

2011-12-25 09:35:13 | 血統予想

阪神7はローレルブレットに完敗の千両賞組がどうも頼りないので、難しいところですが◎プレミアムブルー○エリアコンプリート▲マイネルユリウスで買ってみます

ファイナルは◎トゥニーポート
府中牝馬でも◎のしましたが外伸び馬場でバッタリ、ここはハナを切れそうで母のFlower Bowl≒Aureole魂に火がつけば…

筥崎は◎メルヴェイユドール
ステイゴールドやレクレドールの3/4妹で、ドリームパスポートやタマモホットプレイと3/4同血で、母はサッカーボーイの全妹
5歳を目前にしての当然の如くの本格化、素直に乗りましょう
○マイネルプリマスはRobertoとNever Bendをクロスするクロフネ産駒で、内回り小回りの1800~2200mは[1.5.1.4]、12~2月の厳寒期は[2.2.2.3]、大野くんとは[0.1.1.0]で、最近は京都外で凡走続きでしたが小倉で一変

アンコールは◎エーシンダックマン
バクシンオーにミスプロで柔らかくなりすぎてしまうところを、Nijinsky、Nureyev、Alibhai、Rivermanをノーザンテーストに脈絡させて母が持つLa Troienneのクロスとともにパワーアップをはかっており、ここらでもう一皮むけても不思議はないし、こういう生粋のスプリンターは小細工せず前傾ラップで行きたおしたほうが味があるんじゃないか…とも

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