栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2017-2018」

日曜のボツ予想~砂の名繁殖タガノチャーリーズ

2017-04-30 09:30:07 | 血統予想

端午は◎タガノカトレア
母タガノチャーリーズは現役時はダートで4勝、繁殖としては更に優秀でタガノロックロン、ジンガロ、クリスエスなど出走7頭は全てJRAで3勝以上をあげており(ダ20勝芝3勝)、ダート向きのパワーとSaint BalladoのHalo的機動力を確実に伝えています



産駒は全23勝中1800mで12勝で1400mで5勝、1400か1800にズレるタイプが多いのは、母系に質の高くないNasrullah血脈が多いのもある
芝のフィリーズレビューは大敗も、前々走は好位差しでファッショニスタ以下に完勝、ファッショニスタは次走ゲキリンやメイショウアリソンに完勝ですから、ここらをモノサシにするなら○シゲルベンガルトラや☆スターカットダイヤやグッドヒューマーに完勝できる計算で、カトレアもダートで3勝以上するのは間違いないでしょう
昇竜はヒッタマゲが緩ペースでまんまと逃げ切ったレースで、もっと流れるとみればグットフューマーにベンガルトラが先着する可能性が高いだろうという○

晩春は◎マテンロウハピネス
母系にトニービンとBlushing Groomが入るダイワメジャー黄金配合で、母母はオークス馬レディパステル、母レディハピネスはSpecialとHornbeamとBlushing Groomを通じるナスペリオンのクロスとWild Riskのクロスで、ダイワメジャー産駒にしてはBlushing Groom的なストライドで走るタイプで、コパノリチャードをもっと重厚緩慢ストライドにしたイメージですね



だからこの馬を◎にしたのは15年リゲルと16年国立、どちらも大箱での狙いやったのですが、ここも東京でスンナリ先行なら前走から更に着順を上げられるのではないかと
エダテルのノットフォーマルが逃げ宣言してますが、他が譲ればスローの可能性も大で、となると○ネオスターダムも穴っぽいところ
母がエンドスウィープ産駒のダートの短距離馬で、このパワーとピッチで加速するので本来は中山向き(だから唯一◎にしたのが16年幕張)、ただしこのピッチ加速は超スローになると瞬時にトップスピードに乗れるというアドバンテージになり、長岡2着が新潟外マイル特有の上がり10.6-11.5、丹波1着が阪神外マイルのドスローで61.0-11.4-10.9-11.6、長い直線でも直線のダッシュ勝負になればピッチがストライドを制すわけです
W5は流れたときの◎、上がりだけになったときの○の二本立てで

谷川岳は◎ヒーズインラブ
母父IncludeはTurn to Talent≒Too Baldの3/4同血クロス3×4で、両者の母母Dangerous Dameがナスペリオン(NasrullahとHyperionの組み合わせ)
Includeの父Broad Brushはブロードアピールやフレンチカクタスの父、テスタマッタやヒルノマテーラの母父父、一発追い込み馬を出す血として知られ、ヒーズの兄サンデーウィザードもネオユニ産駒なのにすっかり追い込みが板についてきました





ハービンジャー産駒は新潟外回りの成績が低調(連対率11%、全芝連対率18%)で上級条件の勝ち鞍もほぼ皆無なのですが、唯一1000万下で勝ち鞍のあるワーキングプライドは母がMillicent≒Mill Reef4×4にSpecialで自身はLe Fabuleux6×4と、ナスペリ的ストライドで固めた配合をしているのは納得(フジキセキはトーセンバジルの母父、ジェイドロバリーの母NumberはNureyevと3/4同血でNureyevはペルシアンナイトやモズカッチャンの母系に入る)
前走の差し脚はなかなかの鋭敏さで、母父Includeであの鋭さならば、新潟外マイルのオープンでも追い込めるとみました

「No.1予想」と「競馬道Online」では天皇賞を、「厳選予想 ウマい馬券」では天皇賞とスイートピーS、あと香港のQエリザベス二世Sも予想していますので、日曜もよろしくお願いします

今日はもうちょっと原稿書いてそれから競馬場へ、天皇賞の回顧は月曜になる予定です

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土曜のボツ予想一つだけ

2017-04-29 09:18:04 | 血統予想

大きな締切が月末に重なりまくってて、とはいえせっかく京都にいるんやからやっぱり春天は観たいので明日は競馬場に出向くことになり、何が言いたいかというと今週は予想にあまり時間がとれず、土曜のボツ予想はあやめだけです(^ ^;)

◎アンセムは本格化は古馬になってからでしょうが、シクラメンもサトノアーサーと比較しなければ末脚はなかなかのもので、前売りをみると一本かぶりにもならないようなのでならば単を
内1600より外1800が合ってそうな○フィアーノロマーノが強敵で、☆カラルは前走もゲートの中でパニくってたようで気性面に問題が残る現状ですが(ガーサントのクロスの影響か?)、まともに走れば◎○以外には通用して不思議ないだろうと…ソーグリッタリングやドリームソルジャーはいかにもステイゴールド系らしいピッチで走るのでね

他のレースは仕事しながら中継観ながら考えますが、「No.1予想」では青葉賞を、「厳選予想 ウマい馬券」では青葉賞と京都1R、あと日曜香港のQエリザベス二世Sも予想していますので、今週もよろしくお願いします

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~天皇賞春

2017-04-28 17:05:57 | お知らせ

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2017-2018』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週の天皇賞は望田潤の担当で、有力馬3頭(キタサンブラック、サトノダイヤモンド、シャケトラ)の血統分析と直前予想を行います
有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)

小倉圭輔さんと小島友実さんの見解もぜひ参考になさってください
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

土曜の予想は「No.1予想」の青葉賞と、「ウマい馬券」のQエリザベス2世Cを入稿済、他は明朝にアップする予定です(ではPOG書籍の原稿書きに戻ります…)

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2017-04-26 10:07:46 | 血統予想

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました

◆デインヒルとDeputyが躍動

フローラはハービンジャーのワンツーでしたが、ヤマカツグレースは母母父がDeputy Minister系Tejabo、先週の東京芝は父ハービンジャーのユークリッドとか、父クロフネのハイドロフォイルとか母父クロフネのショウナンアンセムとか、母父Oratorioのエンジニアとか、父カジノドライヴのビービーガウディとか、父ナカヤマフェスタのヴォージュとか、デインヒルやDeputy Ministerを持つパワー型がよく好走していて、エアレーションがきいた東京開幕週はだいたいこういう馬場になるという構えでいいんでしょうね



ちなみに比良山を勝ったクィーンチャーム(父キングカメハメハ)はペルシアンナイト(父ハービンジャー)の姉で、ヤマカツエース&ヤマカツグレース兄妹もそうですが、キングカメハメハで成功した繁殖はハービンジャーでも成功しやすいという傾向があるので、今期のPOGでハービンジャーを狙うのならばそこも考慮に入れるといいかもです

◆オンファイア×バクシンオー

土曜メインの彦根S(京都芝1200m)で穴をあけたのはオンファイア×サクラバクシンオーのワキノヒビキでしたが、オンファイア×サクラバクシンオーでワキノヒビキとビットスターダム、ディープインパクト×サクラバクシンオーでアデイインザライフとブランボヌール、そしてブラックタイド×サクラバクシンオーでキタサンブラックとキットダイジョウブ、まあだいたいこんなもんで、バクシンオー譲りの短距離向き体型体質がONになるのはだいたい半々ぐらいの確率なんでしょうね

◆タートルボウル

「種牡馬タートルボウルとは、良血でクロスがうるさい牝馬との配合に向くマイラー種牡馬で、Homing~HabitatやヴェンチアやNureyevのスピードを活かしたクロスでフランスで成功した、というのが活躍産駒の配合をリサーチした現時点での結論」(新種牡馬タートルボウル考)

日曜京都5Rを勝ったファームフェイスはタートルボウルの初年度産駒で初の2勝馬で、母がNorthern Dancer≒Icecapade4・5×4で母母母父がNureyev、叔父にペルシアンナイトがおり母母ラバヤデールはゴールドアリュールの全妹にあたります



自身はNight ShiftとVice Regentを通じるNorthern DancerとWindfieldsのクロスで、ダートに転じて2連勝したのはここからもパワーを受け継いだからでしょうが、タートルボウル産駒ではNight Shift≒ノーザンテーストのニアリークロス3×4のアンデスクイーンやコットンボウルもダートに振れてますよね

┌Northern Dancer
Night Shift
└△┌Windfields
 └△
┌Northern Dancer
Vice Regent
└△┌Windfields
 └△





ちなみに日曜福島で勝ち上がったシェルブルックは母がNijinsky≒The Minstrelの3/4同血クロス4×3です

前にも書きましたが、新種牡馬ノヴェリストも母母父Night Shiftの影響が強い体型体質をしているので、ノーザンテーストやフレンチデピュティを持つ牝馬との配合で、ダ短距離をパワーで駆け抜ける能力に長けた産駒をどれぐらい出せるか、というのは一つポイントかと



新種牡馬タートルボウル考
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4f9f54fe8f00f4ae021c11bdd6aeea7b

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4/22,23の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2017-04-24 09:45:13 | 共有クラブ

■『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で望田潤が推奨したディーグランデ(牡3歳)が土曜東京6Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

★ディーグランデ(牡、エルメスティアラ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014104973/
ディーマジェスティの全弟でエルノヴァの甥。3代母Doff the Derbyは名馬ジェネラスの母。母はブライアンズタイム×Northern Dancer×Special×Margarethenだからフリオーソと似た配合で、Nantallah≒NashuaとNantallah≒Russ-Marieのニアリークロスを持つ。Hペースの皐月賞で坂を駆け上がりながらグイグイ伸びたのは、母譲りの強大なパワーのなせるワザだろう。ただ本馬は5/28の遅生まれで、3歳春には間に合わないかもしれないが…。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2015)』で望田潤が推奨したシュエットヌーベル(牝3歳)が日曜東京1Rの未勝利戦(ダ1400m)を勝ち上がりました。

★ノルマンディーオーナーズクラブ
父スマートファルコン
母クイックメール(タイキシャトル)
牝 募集価格:1120万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014104261/
ワインシャワーの半妹で、タニノマティーニの姪。母クイックメールはダートで3勝をあげましたが、Nijinsky4×4とForeseer≒Riverman4×3を持つので自己主張は強い繁殖牝馬。そこにスマートファルコンが配された本馬は、Halo4×4、Vaguely Noble4・6×5、Nijinsky6×5・5、Special=Thatch5×5などのクロスになり、これはニキーヤ≒ウェルシュマフィンのニアリークロス3×3(Special=Thatch、Nijinsky、ナスキロラトロが共通)ともとれるし、Vaguely Royal≒リヴリアのニアリークロス5×3(Vaguely NobleとNever BendとPrincequilloが共通)ともとれ、あれこれ手を出しすぎの感はありますが凝った配合には違いありません。ちなみにゴールドアリュール×タイキシャトルの組み合わせは10頭出走し6頭が勝ち馬となっており、ニキーヤ≒ウェルシュマフィンのニアリークロスは一定の成果を出しているとみることもできます。Vaguely Nobleの継続クロスだけに父同様の逃げ脚質になる可能性も高く、その点で母から先行力を受け継ぎそうなのは好感。イメージとしてはダ1700mの先行型です。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2015)』で栗山求が推奨したベストティアーズ(牝3歳)が日曜東京4Rの未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました。

★ユニオンオーナーズクラブ
ベストティアーズ
父ハーツクライ
母ベストブート(Storm Boot)
牝 募集価格:1600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014102743/
母ベストブートは繁殖牝馬として優秀で、これまでに重賞勝ち馬こそ出していないものの、クインズハリジャン(京王杯2歳S-2着)、モズ(札幌2歳S-2着)、フォワードカフェ(札幌2歳S-5着)といった活躍馬を出しています。本馬はこれら3頭の4分の3妹。母方にChief's Crownを持つハーツクライ産駒は10頭中7頭が勝ち上がり、そのなかにはオークス馬ヌーヴォレコルト、京都2歳S(G3)の勝ち馬ベルラップが含まれています。母がMr.ProspectorとDanzigを併せ持ち、なおかつNorthern Dancerのクロスを持つ配合は、前出のヌーヴォレコルトやダービー馬ワンアンドオンリーと同じ。ハーツクライは完成までに時間を要するスタミナタイプなので、Mr.ProspectorやDanzigといった仕上がりの早いスピード血統は合います。母ベストブートはまさにそうしたタイプですからハーツクライ向きの繁殖牝馬といえるでしょう。3歳春の大レースで期待したい馬です。(栗山)

■土曜京都10R橘S ディバインコード(一口・望田)
■土曜東京10R府中S レアリスタ(POG・望田)
■日曜京都6R500万下 ハウメア(POG・望田)
■日曜福島11R福島中央テレビ杯 キョウワゼノビア(POG・望田)
■日曜東京11RフローラS3着 フローレスマジック(ディープ・望田&栗山)
■日曜京都12R1000万下 キロハナ(ディープ・望田&栗山)

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シュエットヌーベルはVaguely Noble4・6×5のスマートファルコン産駒ですから、馬群がダメな気性を受け継いだのはあまりにも順当なのですが、とはいえ短距離でハナ切れるほどのダッシュは現状ない

だから馬群の一番外を捲り上げていくしか手はないのかなあ…と(一口持ってる)石塚さんと言ってたんですが、16頭立ての16番枠から、あんなに嬉しそうにスピードに乗っていくシュエットは初めて見た(^ ^;)

ただこれ前にも書きましたが、スマートファルコン産駒はここまでJRAで13勝をあげていますが(全てダート)、逃げたときは[1-3-0-10]、つまり逃げ切り勝ちは一つだけなんですね

この世代のノルマンディー馬は一口ピックでディバインコードとシュエットヌーベル、POGでプラチナムバレットを推奨しましたが、この3頭のここまでのローテを振り返ってみてもあまり間違いがないというか、ここなら勝ち負けになりそうだし悪くても入着賞金はゲットできそうだというところに毎回使ってきてて、そういうマネジメント能力に長けているところ、適性や脚質や相手関係なんかを見極める目に長けているところも、人気を博している理由のひとつだろうと思いますね

ディバインコードの母ツーデイズノーチスは好配合(母母ベルシェリーのDonatello≒Donatellaの3/4同血クロス4×4に注目!)で優秀な繁殖なのだと私は書いてきましたが、でもヘクタープロテクターの肌ですからG1級の大物を出すのは難しく、そのカベを打ち破るにはそれこそブラックエンブレムのような大技(Our Emblem≒ヘクタープロテクターのニアリークロス2×2)を使う必要がある

G1級ではないだろうがヘクタープロテクターの影響が強い好マイラーのディバインコードに、3歳の5月までにどうやって賞金を稼がせるか…ということに主眼に置いた場合、ここまで[2-2-2-0]でペルシアンナイトやモンドキャンノやレーヌミノルには完敗を喫したものの、先着すべき馬には常に先着しつづけて重賞オープンでも可能な限りの着賞金を拾いつづけて、そしてついにNHKマイルCに駒を進めたこのローテーションは、使うべきところを使い狙うべきところを狙ってきた見事な采配と言うしかないです

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日曜のボツ予想~重厚な斬れが映える東京芝

2017-04-23 09:41:07 | 血統予想

フローラは人気ですが◎ホウオウパフューム〇フローレスマジック
ホウオウは母マチカネタマカズラがNureyev≒Sadler's Wells3×3にNashua4×4と強力な相似配合で、早期に後駆に肉がついたハーツクライ産駒



前走の斬れ方がいかにもナスペリオン的で東京中距離ズンドバ、開幕週でちょっとタフで差しもきくだけに逆らえないです
レッド、タガノ、アドマイヤと拾って、ドリームかビルズなら高め…ぐらいの予想ですかね

石和は欲をいえばもう1F欲しい気もしますが◎ロゼリーナ
ローズキングダムの全妹で、「3/4Northern Dancerクロス,1/4サンデーサイレンス」でMill Reef5×4、ナスキロとナスフリートとナスペリオンでまとめた配合ですから素直に大箱向きの持続ストライドに出ましたが、それでいて前走中京で捲り気味に仕掛けて押し切った勝ち方がよく、これは地味に本格化とみました



○サトノキングダムは私のTARGETのメモには「重厚スマートレイアー」と書いてあるので、中山内2000→東京1800でパフォーマンスは上がるでしょう

東京最終は◎シュナウザー、A.P.Indyとミスプロが走ってるようなストライドは明らかに大箱向きで、中山で人気にするのが間違いで大野のせいじゃないと前々走時に書きましたが、渋った東京マイルならダノンフェイスより上=つまりクインズサターン級



あずさは空き巣なんてもんじゃなくて、誰もおらず鍵もかかってないので忍び込んでみたら家の中に何にもなかったというメンバー
こんなもんドスローに決まってるんですが、2000mを127秒でゆっくり息を入れて走った後に、残り400mを11.5-11.5で上がれる馬がどう見てもアドマイヤロブソンしかいない
だから直線だけでロブソンに4馬身ちぎられてしまうと思いますが、みんなが11.8-12.0で上がったら4角の順位のままブラックジェイドが4馬身差の2着に流れ込むんでしょうか

「No.1予想」ではマイラーズCを、「厳選予想 ウマい馬券」ではマイラーズCと東京7Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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土曜のボツ予想~ひと手間かかったエンパイアメーカー産駒

2017-04-22 09:30:39 | 血統予想

福島牝馬は◎クロコスミア
母系にVice RegentとHeight of Fashionが入ってノーザンテーストの頑強さを増幅したステゴ産駒ですから、阪神の重でひと踏ん張りsするように小柄でも非力さは全く感じられない



母は桜花賞や紫苑Sでも逃げまくったデヴェロッペ、母父はBold Ruler系の軽いマイラー、札幌2歳では中団から差して3着でしたが小回り1800の先行が最も勝ち味がありそうだし、揉まれなければハナにはこだわらないので、戸崎が逃げたい2頭の3番手で運べばいいところかと
▲ペイシャフェリスも母父がマイラーのCape Crossなので先行脚質に出たのは順当ですが、前走を見ると今は1800ぐらいの先行のほうが息が入って走りやすそうな印象…ラトロ肩掻き込み走法なので小回りのほうがよさそうやしね

オアシスは東京マイルならA.P.Indy系の▲ストロングバローズなんですが、ノドの手術明けで陣営はトーン低め
◎スーサンジョイは母がNijinsky3×4で自身はMr.Prospector4×4、Le FabuleuxにTehranやシンザンを合わせてひと手間かかった配合のエンパイアメーカー産駒で、フェブラリーはダメでしたが本来は東京マイルが一番合ってそうに思えるのでここから(Tehranを使ったLe FabuleuxいじりはTapitも同じことやってますね)





(AnguarはLe Fabuleuxの母、ヤマニサクラの父タリヤートスがTehranの孫、TehranはPulpitの母系にも入るので、名種牡馬Tapitは名血Unbridledの父と母父と母母の血を全てクロスし増幅した配合をしている。Tapitが凄いのはUnbridledが凄いのです)

〇マッチレスヒーローはダイナカールにChief's Crownとフォーティナイナーを合わせてナスペリオン的斬れでダートを走るマイラー、これも東京マイルはベストコースだし、揉まれ弱さのあるオレハマッテルゼ産駒ですから大外枠も歓迎

府中は▲レアリスタについてはいつも同じことを書いていて、サンデー系中距離型種牡馬×トキオリアリティー(パワースプリンター)ですから、兄たちのように前々で機動力を活かすような立ち回りができるようになったときこそ完成のときで、ルメールを配してきたということはここも後方でジックリ折り合う運びかと
◎リスペクトアースは京都2歳や共同通信で逃げ粘った実績があり、修学院は前の組にとっては全く息が入らないペース、ここは同型がいるのでスンナリとハナには行けそうもないですが、ロングはいつも離して大逃げするので、離れた番手で後続はスロー…というパターンにノリが落とし込んでしまえば

新緑は◎レジェンドセラーはまた追ってからジリジリで3着になりそうで人気で◎を打ちたくないのですが、この東京開幕週はエアレーションがきいてて、昨年も初日の芝レースの勝ち馬がモンドインテロ、カフジプリンス、デルカイザーと重厚なタイプばかり
ルーラーシップ産駒はこれからもっと成長曲線が上向いてくるはずで、差し損ねるようでも何とか間に合うんじゃないかと…〇アサギリジョーも▲エンドゲームも☆ウインエクシードも、ゴール前は12秒台ジリジリやろうしね
母父がサンデー系で母はNorthern Dancerクロスが薄く(5×5・6)、ルーラーシップ産駒としてはまあまあ合格ラインの配合ではあります



他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」では橘Sを、「厳選予想 ウマい馬券」では橘Sと京都6Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2017-04-19 00:38:07 | 血統予想

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました
ファーストナイトの配合大喜利の書き込み、興味深く読ませていただいてますが、今週いっぱいぐらいまで受け付けますので、何か妙案があればよろしくお願いします


◆夏馬

「気温25℃のポカポカ陽気で、春雷は母父マイネルラヴの夏馬キングハートが面白いんじゃないか」と書いたんですが、千種川を勝ったアズマクィーンも昨夏の北海道で出世した馬

そして先週はGreen Desertの血を引く馬がよく走り、血統表の1~3代目にGreen Desertの血を引く馬(TARGETの「馬データ検索」→「3代内種牡馬 Green Desert」で抽出)が[5-3-0-8]で単回値353複回値141、アルケミストやエネスクやヒハマタノボルなど穴もバンバン出てました

このGreen Desert群は全連対率15.2%に対し6月も7月も8月も18%以上で、「夏の北海道の芝短距離ではNever Bendを狙え」は当ブログではおなじみの格言ですが、気温が上がるとともにNever Bendのような血を引くパワー体質の夏馬が調子を上げてくる、ということはそろそろ頭に置いておくべき時期だろうと




◆ハービンジャー再度まとめ

ハービンジャー当たり年を象徴するかのようなペルシアンナイトの力走でしたが、つづく春興もハービンジャー産駒のヒーズインラブが差し切り

3/23の当ブログで「シュタルケはデインヒルを中山の3角から吹かしながら乗るのが上手い」と書きましたが、これでデインヒル持ち+シュタルケ+中山芝マイルは驚愕の[3-3-0-0]となりました(^ ^;)

先週終了時点で、ハービンジャー産駒のオープン馬は、ペルシアンナイト、ベルーフ、プロフェット、ドレッドノータス(以上重賞勝ち)、ジェラシー、サトノアリシア(以上オープン特別勝ち)、トーセンバジル、テルメディカラカラ、ヒーズインラブ、ポトマックリバー、マイネルサージュ(以上準オープン勝ち)の計11頭に(オープン馬の定義があやふやですが、今回はオープンと準オープンの勝ち馬とします)

いつも書くように、ハービンジャーはNorthern Dancer4・6×4・5を持つのでNorthern Dancerの薄い繁殖と交配するのがセオリーで、重賞勝ち4頭の母は全て非Northern Dancerクロスだし、オープン馬11頭のうち母がNorthern Dancerクロスを持つのは3頭(サトノ、テルマ、ポトマ)だけ



そしてこれも前にまとめましたが、Special(ペルシアン、プロフェット、ジェラシー)、トニービン(ジェラシー、ポトマ)、ダイナサッシュ(ベルーフ)、フジキセキ(トーセン)、Dangerous Dame(ヒーズ)、Indian Hemp(ヒーズ)、フォーティナイナー(ポトマ)とナスペリオンを狙った配合がよく成功していて、当然ナスペリオン的斬れ味を引き出す効果が大なり小なりあります

上がり33.2というハービンジャー産駒とは思えない鋭い脚で追い込んだヒーズインラブですが、以下のように母父IncludeはTurn to Talent≒Too Bald3×4で、両者の母母Dangerous Dameが典型的なナスペリオン(ハーツクライとCapoteのニックスもナスペリオンのクロスで説明できる)



┌Nasrullah
Dangerous Dame
│ ┌Hyperion
│┌○
└△

一方で母系にナスペリオンを持たないドレッドノータスやマイネルサージュは、戦績を見てのとおり斬れ味勝負ではなく先行粘りでベストパフォーマンスを発揮しています

ハービンジャーとDansiliがナスペリオン的に斬れる理由
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/7ee3062dfc82b5ee11f67c822003c635

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また配合大喜利やります~ファーストナイトの後継繁殖をつくろう

2017-04-18 00:40:43 | 配合論

明後日から京都入りしますが、某有力牧場と某有力クラブと某有力サイトのお仕事が重なっており、ああ三つ目のは血統屋のPOG書籍やから有力ではないかな(^ ^;)

そんなわけで月末までかなり多忙なんですが、こないだツァーリーナ大喜利のお題をいただいた上野さんからある相談を受け、あまりジックリ考える時間もないのでまた大喜利やっちゃおうかと…こないだの大喜利もね、なるほどこういうのもアリやな~、組み合わせてみると面白いな~という提案がけっこうあったのでね

本馬ファーストナイトは愛ダービーと英オークスに勝った女傑Balanchineの妹で、ドリームライナー(5勝)やモーニングフェイス(忘れな草賞)を産んだ優秀な繁殖
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a010a9f/

もう高齢ですが後継繁殖がとれれば…と上野さんが譲り受けたとのことで、ズバリお題は「ファーストナイトの後継繁殖をつくろう」

Sadler's Wells直仔ですからさすがに古めかしい感はありますが(^ ^;)、3代母A Wind Is RisingがRoyal Charger≒Nasrullah2×2、そこにPrince JohnやAffirmedがアウトブリードされて、ファーストナイト自身はBold Reason≒Francis S.3×4、筋の通った牝系で活躍馬が近くに出ているだけあって、代々の配合はちゃんとしてます



これに何か付けて娘がとれたら、それにサトノダイヤモンドやドゥラメンテやオルフェーヴルなんかを付けて好形になるような、そんなところを考えていただければと思いますm(_ _)m

Exclusive Nativeの母母Good ExampleはEight Thirtyとニアリーでニックスなので、ドリームライナーのようにダート方面狙うのならばここ狙う考えもアリですよね(ショウナンマイティの母ラグジャリーはEight Thirty≒Good Example6×6でもあります)



Bold Reason≒Francis S.を活かすのならば、モーニングフェイスのようにBusanda≒Blue Eyed Momoの同血クロスにしたりとか、このへんはみなさん考えそうな手筋ですかね



ファーストナイトは5/2にルーラーシップの仔を出産予定なので、今月末までには何か答えを出したいと思っています

ちなみにツァーリーナはヨハネスブルグの予定でしたが、エピファネイアかリーチザクラウンに変更になる可能性が出てきました…いずれにしてもとまったらまたここでもお知らせしますね







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第77回皐月賞回顧~リアルインパクトをA.P.Indyで炒めたら

2017-04-16 18:13:04 | 血統予想

中山11R 皐月賞
◎8.ファンディーナ
○5.レイデオロ
▲16.クリンチャー
△6.アウトライアーズ
☆17.ウインブライト
注3.コマノインパルス
注7.ペルシアンナイト
ファンディーナの3代母クードジェニーはフランスの2歳女王で、そこに一流種牡馬が代々かけられてきたが、母父ピヴォタルがアウトサイダー血脈豊富なアウトブリードで、良血が強すぎて煮詰まりそうなところを巧く希釈しているといえる。クードジェニーの全兄マキャヴェリアンは父としても父父としても母父としても成功し、ヴィクトワールピサやヴィルシーナ=ヴィブロス姉妹などの母父でもある。ファンディーナとヴィクトワールピサはサンデーサイレンスとマキャヴェリアン=クードジェニーを通じるヘイローのクロスを持つなど配合パターンがよく似ていて、岩田が乗って中山の4角でうなりながら加速するさまもよく似ている。だから皐月賞を狙ってきたのは正解だろう。
マキャベリアンの父系は牝馬がよく走ることでも知られ、今オセアニアで連戦連勝の女傑ウインクスや、北米史上最強牝馬の一頭にあげられるゼニヤッタは、ともにマキャヴェリアン直仔ストリートクライの娘だ。ストリートクライの息子ストリートセンスは現在日本で供用中だが、これも初年度産駒を見るかぎりどうやらフィリーサイアーの傾向を示している(ヴィクトワールピサ産駒もジュエラーをはじめ牝がよく走る)。ディープインパクトも牝馬の大物を多く出している種牡馬だが、そういう血統背景から、柔らかく大きく、強く速く動けるとびきり素晴らしい牝馬が現れたのだから、ウオッカのダービー制覇ぐらいのことをやってのけても何の不思議もない。
ファンディーナが勝つとしたらヴィクトワールピサやアンライバルドのように4角でうなりながら先頭に立つはずだから、相手にはトライアンフマーチのようなマイラーでもいいから俊敏で自在味のある差しを拾うというのが基本線。カデナとスワーヴは大跳びで内回りの4角で加速できるタイプではないので、オッズまで考慮するならば消しでいきたい。前で拾うとすればハイペリオン的なスタミナが凄い配合のクリンチャーだろう。

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同じ芝2000mの8R鹿野山特別が1.58.7、昨年の鹿野山が2.00.1でしたから、昨年よりも高速かつ外差しがきかない馬場で行われた今年の皐月賞

レースは59.0-58.8で勝ち時計1.57.8という平均ペース、しかし中盤が12.2-12.4と緩んで上がり3Fが11.4-11.4-11.7、58.4-59.5のHペースで流れた昨年の勝ち時計が1.57.9ですから、この馬場でこのペースだと外を回って差すのは、それこそドゥラメンテ級の爆発力がないとなかなか難しい

ペルシアンナイトはこの馬場で早々とラチ沿いに潜り込み、しかも向正面でファンディーナの直後の5番手までスルスルとポジションを上げていったのが圧巻で、しかし4角でペルシアンと並んでいたアルアインが直線で反応して抜け出したところがゴールでした

「ハービンジャー産駒はダートも短距離も一息で(全勝ち鞍206勝中179勝が芝1600m以上)、活躍の場が芝中距離に偏っているのに、この種牡馬成績はなかなか優秀というべきで、でもディープ産駒と活躍の場がかぶりすぎるのでどうしても大一番で後塵を拝してしまう」とよく言われます

今日はインを捌いてついにG1勝ちかと思われたのに、また前にディープ産駒が、同じ池江厩舎の同じノーザンファーム産のディープインパクト産駒がいました

アルアインについては一言コメントで“リアルインパクトのA.P.Indy炒め”と評したように、母ドバイマジェスティがBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)の勝ち馬で、そこにディープインパクトを配して「父中距離×母短距離」ですからリアルインパクトのような機動力ある先行脚質に出たのは順当



A.P.Indyの影響でリアルインパクトを少し胴長にしたような体型をしていて、毎日杯の勝ち方もリアルインパクトの1800版みたいに見えました(ちなみに母父Essence of Dubaiは9FのG2スーパーダービーの勝ち馬で、Nasrullah≒Royal Charger6・6・7・7・7・8・8×6・6・6・6とNasrullah血脈がやたら多い)

私はもう少しペースが速くなるとみたので、1800型の先行ではあと1Fがシンドイんじゃないかと思えたんですが、二冠や三冠を獲るような傑出馬がいない場合、三冠全て分け合うような年の場合は、ロゴタイプやキャプテントゥーレやノーリーズンのような中山記念タイプ、1800タイプがスピードで押し切ってしまうことが皐月賞ではままあります

だからアルアインのこの勝ち方には驚きはないんですが、母も自身も5代アウトでしかも5月生まれで、こういうディープ産駒が皐月賞を勝ったというのはかなり驚きです

思い起こせば新馬戦も、ムーアが乗ってあんまり強くないメンツに何とか勝ったという印象しかなかったし、しかしこの馬は使うごとに着実に力をつけてきて、シンザン記念の頃と比べても体質や動きにしなやかさが増してきたように見えるし、そしておそらくこれからまだ強くなるでしょう

ダンビュライトは今日の馬場で外を回してファンディーナにプレッシャーかけながら、しかも最後までしぶとく脚を伸ばして3着というのは評価できるし、ハッとする速い脚は全然ないんですが確かな持続力を感じさせます

上がり11.4-11.7ですから後方から差してきた連中も脚は使ってるわけで、しかしスワーヴリチャードもカデナも最速スピードに乗ったのは直線半ばからで、ロゴタイプの年のエピファネイア然り、ヴィクトワールピサの年のローズキングダム然り、ノーリーズンの年のタニノギムレット然りで、そういう脚では皐月賞はなかなか差しきれない(4角ノーブレーキでコーナーを直線に横切った一昨年の勝ち馬は除く)

だからスワーヴもカデナもダービーで着順を上げてくると私も思いますが、今日のパドックを見ていてもスワーヴはもうちょっとトモに肉がついてほしいし、ダービーまでにもうちょっとつくのかどうか

クリンチャーはAureole魂の先行馬なのでこの外枠はむしろ歓迎だったし、外からかぶせられなければ最後まで頑張るとは思ったんですが、DanzigとGraustarkをクロスするディープスカイ産駒、高速馬場を11.5-11.5で上がれる馬ではないです

レイデオロはTom Foolな自在脚質なので中山でどこからいっても差せると思ってましたが、あんなに位置取りが後ろになったのは意外でしたね

ファンディーナはパドックの映像はそんなに細いとは思いませんでしたが、今日の流れで4角持ったままで、最後止まるにしても一度もビュンと反応することがなかったのは、今までと何かが違ったとしか言いようがない

まあ3連勝の内容はエゲツない脚を400m使っただけですから、今日は上がり3Fのレースになってガス欠してしまったという見方もできるでしょうが、この負け方は私は走ってないと思います

いつも書くように、歴史的な名馬でもあのとき何であんな負け方しちゃったんだろうねえ…というレースは一つや二つあるもので、どう考えてもフラワーやつばきの加速は普通じゃなかったし、こんな負けぐらいでどうこう言うのは早計でしょう

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