栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のレース回顧~超インベタ京都を捲る“しなやかゲシュタルト”

2013-11-23 16:00:18 | 血統予想

京都9R 京都2歳S
◎9.トーセンスターダム
○8.マコトサダイジン
トーセンスターダムは母母エヴリウィスパーがノーザンテースト×クラフティワイフだから、トーセンジョーダンやヒストリカルと3/4同血ということになる。ただこの馬は母系にトムロルフが入ってちょっと手繰るような走りをするので、上記2頭とはタイプがちょっと違って意外に小回り向きかもしれず、むしろマンハッタンカフェ×エンドスウィープのゲシュタルト(トムロルフ6×5)なんかに近いイメージだ。マコトサダイジンはマコトサンパギータの下で近親にダイヤモンドビコー、この牝系はアリダーのパワーが入るのでパワーで捲るような脚質になりやすく、やはりキンカメにアリダーが入ったナイスミーチューやマコトギャラクシーに近いイメージの中距離馬で、京都なら外1800mより内2000mで狙いたいタイプだ。ピークトラムやマイネルメリエンダはいかにも外回り向きの血統体型走法だけに、ここはこの◎○に絞って買ってみたい。

東京10R オリエンタル賞
◎5.シャドウパーティー
○6.ロードエフォール
△1.ソルレヴァンテ
△7.ミエノワンダー
×4.カムフィー
×9.リグヴェーダ
注8.カフェリュウジン
注10.ゴールドブライアン
◎は父系がキングマンボで母父はグリーンデザートの系統だが、独仏米のアウトサイダー血脈が絶妙に織り込まれた配合は味わい深く、オープンまでいける器だとずっと◎を打ってきた。ここまで[3.3.1.1]だが唯一馬券対象にならなかった昨年のオリエンタル賞(5着)は直線で挟まれる痛恨の不利。まだまだ強くなる馬だと思っているし、休み明けでも仕上がりは上々のようで、さらに成長した走りを期待したい。リグヴェーダも器は大きいが、ジリ脚だけに東京のスローでまとめて差せるイメージがわかない。

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トーセンスターダムはディープ産駒で母がミスプロのクロスですから当然体質は柔いんですが、前駆のつくりがTom Rolfe的でだから“しなやかゲシュタルト”というイメージの前捌きで、ユタカは自信満々の後方待機でしたがこの馬小回り内回り向きの機動力はわりとありますよ
(同じくディープにTom Rolfeの)ベールドインパクトをミスプロ的に柔くしたイメージでもいいかも
ただそのぶん、前肢が伸びきらないぶん、トーセンジョーダンやヒストリカルのような典型的なストレッチランナーではない(つまり外回りだとスロー希望)、ということは頭に置いておくべきかと

オリエンタル賞は離れた2番手以降は63秒ぐらいで1000mを通過という酷いレースで、シャドウパーティーはそういうスローのヨーイドン向きではないところはあるんですが、それにしてもゴール前は前に伸び負けていて、これは休み明けの影響もあったかもですね

そして京都芝は先週よりも明らかにインベタ馬場になっていて、外から差したのは9Rトーセンスターダムと2Rトシストロングだけ、この2頭はちょっと脚が抜けてました
トシストロングの母ソルトレイクスターはPO馬で(競馬通信社のPOG本でも推奨した)、マイニング×ラシアンルーブルでI Pass≒Squander2×3というカッチョイイ配合なのでJCの予想が終わった人は見てみてください(・∀・)

京阪杯のプレイズエターナルは大外枠なのに4角で最内に潜り込んでいたのはさすがルメールで、そこから32秒台の脚で追い込んで最善は尽くしたのですが、この馬場で34.1-33.4のラップでは、前に行った内枠3頭がみんな止まらない

日曜は早朝ののぞみに飛び乗って府中入り、お仕事も前だおし前だおしなので、回顧はこんなもんで…新聞買ってこよ

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土曜のボツ予想~東京マイルでナスキロを、京都1200mでBold Rulerを買うだけのお仕事

2013-11-23 09:20:17 | 血統予想

オキザリスは◎アジアエクスプレス
Storm Cat系×Cozzene系でナスキロ柔さがあって東京ダート向き、Henny Hughes産駒にしては体型に伸びもあって距離延長プラス、前がやり合いそうな展開も向きそうで、しかも鞍上は東京ダートでは鬼神
穴はCaerleon≒マルゼンスキーにフレンチデピュティが絡む▲ヒマラヤタカコかな?

キャピタルは○サトノギャラントは東京向きだがマイラーではなく1800~2000mベストだと言い続けてきて、北宏は2000mだと少し甘いと前走後にコメントしてましたが、そうかなあ?マイラーならあのドスローでレインスティックに差されることはないはず
レッドアリオンはゲートが相変わらずだし、そもそも兄たちと違ってスピードの乗りがあまりマイラーっぽくないと書いてきました
ブリッツェンについては「ハナ切ってAureole魂さえ発揮すれば…」とこれまた毎度同じことを書いていますが(^ ^;)、ここもタイキのほうが速そうだし何が何でも逃げるんだという意識が鞍上に皆無なので、マイルではまた行けないでしょう…
となると、◎スイートサルサは母がHabitat3×4なので東京外回り向きのナスキロ柔いマイラーだとずっと書いてきて、東京と外回りの1600mでは①②①③ですからここでもほめやすいし、前走出していって好位をとった競馬でいけそうな

京阪杯は◎プレイズエターナル
前走はちょっと脚を余した負け、当時のコメントをそのまま流用すると「母はBold Ruler5×5でサンジョルジュ賞(仏G3・芝1000m)勝ち、ここからサクサク忍者走法を受け継いだスプリンターで、京都1200mならさらにパフォーマンスは上がるはず」
相手で拾いたいのは▲リトルゲルダ、☆スギノエンデバー、△ブルーデジャブあたり

「No.1予想」では京都2歳Sを、「馬券総合倶楽部」では京都2歳Sとオリエンタル賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m
京都2歳は1点予想でいきましたが、前売りオッズは驚くほど美味しいですね(・∀・)ピークトラムは脚長でナスキロ的に斬れるので内回りは割り引きやと思いますよ

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