栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

エリ女の「血統クリニック」を書きながら、フェアリードールのHyperionクロスをまた数えてみる

2013-11-07 15:41:18 | 血統予想

明け方に変な夢で目が覚めて、夢の中では私は売れない若手芸人で、先輩芸人と安アパートに同居、そこにジャングルポケットの斉藤が訪ねてきて、私に芸人の心構えみたいなことを訓示するので、内心ウザいけど我慢して聞いている…という、うん、わりとどうでもいい夢でした

…ん?斉藤?ジャングルポケット?久々にお告げきたか?とエリ女の登録メンバーを見る

--------

名繁殖フェアリードールは父NureyevがHyperion4×4で、母父Sharpen UpがHyperion5×3で、母母Likely ExchangeがHyperion5・5×4・4ですから、自身は何とHyperion5・5×5・6・6・7・7・7

子孫にもHyperionらしさ、成長力と粘り強さと体質の硬さを脈々と伝え、この牝系の獲得賞金上位をみても、トゥザヴィクトリー、トゥザグローリー、サイレントディール、アイスドール、ビーポジティブ、トリップ、クリスタルウイング、バトードールと、まあだいたい前々でしぶとい脚質に出ていて、しなやかに鋭く斬れるというタイプはあんまりいません

デニムアンドルビーはそこにキングカメハメハとディープインパクトが配されて、Alzaoとラストタイクーンを通じるNorthern DancerとナスキロとTom Fool≒Atticaのクロスとなり、フェアリードールの牝系にしては斬れる脚があるというのが売りで、だから私はオークスの予想で「この配合ならば、フェアリードールにとって鬼門の東京でも◎が打てる」と書きました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104287/

でもそこはやっぱり牝系の濃厚なHyperionが黙ってないというか、ディープ産駒の典型的なしなやかストライド走法というわけでもなくて、トップスピードに乗るときはピッチにも頼っていて、トップスピードに乗ってからも惰性で伸びるというよりは粘り強く我慢強くそのピッチを維持しつづけるという伸び方で、小柄でも頑強さを感じさせる体型体質といい、やっぱり根っこはHyperion的な馬なのだろうと思わされます

フローラSでエバーブロッサムに競り勝ったときも、直線半ばではもう先頭に立っていて、そこから抜かせない頑張りをみせてエバーを封じたという内容でした

いつの日か、この馬がついに女王の座に君臨するときがくるとすれば、それはスタート後にスムーズにダッシュがつくようになって、無理なく直線先頭に立って、ライバルたちを前で受けて競り勝つという、そんなレースができるようになったときじゃないか…とも思うのです

エリザベス女王杯の「血統クリニック」は、 「Netkeiba.com」と携帯スマホの「競馬総合チャンネル」にて本日18時更新です。よろしくお願いしますm(_ _)m

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする