栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

オルフェーヴルの、抜きん出た脚

2012-10-07 23:48:31 | その他

ちょっとこの馬にしては動きが硬く映ったのは、エルコンドルパサーもそうだったし、欧州仕様の筋肉がついてきたんだろうと思ってみてました

他が止まって見えるほどの加速で突き抜けてインに切れ込むというのは、サンデー直仔の大物はみんなそうでした

止まったのは、馬場というより、馬場も含んだ距離でしょう

最後は阪神大賞典よりも苦しがってるように見えました

でも、父ステイゴールド、母オリエンタルアートの栗毛の牡馬は、世界中の人々が注目するなかで、抜きん出た脚を見せてくれました

日本では抜きん出ていたオルフェーヴルの脚は、世界のトップクラスが集った舞台でも、やっぱり抜きん出ていました

いつかは勝ちたいレースですが、血統屋さんは満足です、ありがとう

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日曜のレース回顧~Blushing Groomのように

2012-10-07 16:19:31 | 血統予想

東京11R 毎日王冠
◎4.カレンブラックヒル
○10.リアルインパクト
▲12.ストロングリターン
△15.グランプリボス
×11.ダノンシャーク
×16.トーセンレーヴ
注1.シルポート
◎は母がドローン≒ターリングア3×3とルファビュリュー4×4、自身はスカーレットブーケ≒ストームキャット2×3と、ダイワメジャーのマイラーとしては最高に爆発力のある配合をしている。ただスピードが抜群なゆえにストームキャットの単調な面もみられたので、東京マイルをスピードだけで押し切れるのかどうかが半信半疑だったが、母からナスキロ柔さだけでなくワイルドリスク的なナタの斬れも受け継いでいるのが凄いところで、東京の直線で追っぱなしたら更にストライドが伸びて、フォームが大きくなって後続を突き放してしまった。ここでもスピードの絶対値では一枚上ではないかと思うし、東京1800mでも番手で押さえがきけばレースは楽で、開幕週の高速馬場でタイムトライアル的なレースになればなるほど有利だろう。○は安田記念を勝ったがマイラーというには動きがしなやかすぎて、ベストは1800mだと書いてきたし、だから去年の毎日王冠も◎ダークシャドウの○にした。実際1800mでは凡走したことがないし、今年は馬券的な妙味もあるからまた○としたい。

東京9R 六社特別
◎2.オコレマルーナ
○4.サトノギャラント
▲7.ハイクラウン
△8.ショウナンラムジ
×3.ディープフィールド
注6.コルノグランデ
◎○は2歳時に東京マイルのベゴニア賞で対戦しているが、直線で◎の進路を巧みに封じて差しきったのが○で、あれがなければもっと際どい競馬になったはず。ゼンノロブロイをマイラーにしたような馬で東京マイルはベストだから、この休養で気性的な成長があれば今度は雪辱できるとみたい。

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カレンブラックヒルはパドックで馬をみても、ダイワメジャーにしては筋骨隆々という感じではないし、Storm Catにしては体型に伸びがあって、じゃあ何がONになってるんだというと、母のLe Fabuleux4×4からくるWild Risk的な要素ではないかと思います

母がDrone≒Terlingua3×3で自身はスカーレットブーケ≒Storm Cat2×3で、ダイワメジャーとStorm CatのパワーとスピードがONになる仕掛けが最大限に施された配合なのですが、一方で母が持つLe Fabuleux4×4のWild Risk的な野性味もONになっていて、そこが他のダイワメジャー産駒やStorm Cat持ちとはひと味違う奥深さを感じさせるところではないかと、そういうイメージでいくと実は東京1800mがベストじゃないかと思えてきたので、素直に◎でいきました

ようするにRed God×Wild RiskでBlushing Groomが、Fappiano×Le FabuleuxでUnbridledが出たようなもんで、今日の直線の伸び方をずっと目で追っていけばわかりますが、ゴーサインが出てからビュンという感じではなく、しなりながらジワジワと完歩を大きくしスピードに乗っていくんです

このしなやかな加速はダイワメジャーでもStorm Catでもなく、テイエムオペラオーとかホエールキャプチャとか、Blushing Groomの血を引く一流馬と重なるものがあるのです

オパールは望みどおりの前半34秒台の緩ペース、エーシンホワイティは好位で持ったまま、これは前さえ開けば33秒0で間違いなく弾けると確信しましたが、あそこまできたら頭が欲しかった…

京都大賞典は和田がキーマンでしょう
サドラー使いのこの男がロージズインメイ×トニービン×サドラーのジリ脚の先行馬でチンタラ逃げるとは思えず、とすると去年のような超スローにはならない…という読みで考えているうちに、ちょっと振り回してみたくなりました(^ ^;)

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日曜のボツ予想~後傾ラップ向きのダッシャーゴーゴー型

2012-10-07 11:24:09 | 血統予想

東京は早朝から降りつづいていて、2Rと3Rを見た限りではまだ走りやすそうな感じですが、ちょっと渋化が残るかもですね~

NETKEIBA系の予想は毎日王冠と六社特別を出しましたが、前日予想は良想定なので、仮に発表が稍重にまでなったら、毎日王冠は◎はまあ問題なしとして○とグラボスをちょい下げて、アポロンとフェデラリストを△で追加ぐらいの感じですかね~

六社も◎は渋ってもOKで、上がり12秒戦ならばハイクラウンとコルノグランデの印アップってとこですか

3Rではエダテルの逃げ馬が大穴あけてましたが、内から乾いてイン伸びが更に顕著になる可能性もあるわけで、けっきょくは直前のレースをみて判断してくださいとしかいえませんが…

大原は少頭数ですが上位拮抗の売れ方

ナリタプラチナはつかみどころがない馬でしたが、6歳の秋にしてようやくつかみました(・∀・)

この馬はコティリオンやタスカータソルテが出る母系のマイラーっぽさと、Tom Rolfe+テーストのRoman的パワーがONになった馬で、たぶんベストは小回り1800mです

だから京都でも阪神でも、内2000mだと若干距離が長いからスロー希望、外1800mだと直線が長いからやっぱりスロー希望で、1800mでも2000mでも緩みないペースだと凡走するのはそのためで、ほんとは小倉1800mとか中山1800mがベストじゃないかと思うんですが、そういう条件にはたった一度も使われたことがありません…

エドノヤマトは前走◎にしましたがヘイワンリーフの息子で阪神>京都、そういうパワー型なのでヨーイドンは不利だから早め早めにいったと前走後に幸がコメントしていて、それで結果が出ただけにここも逃げ馬をつついていく可能性はあり、それはナリタにとってはあまり有難くないかもです

となると、ダイワメジャーにNijinsky+Nantallahパワーとラトロパワーをもってきて、札幌で上がり12秒を差しきり、阪神で上がり11秒を逃げ切った○レインフォールが軸としては信用できそうですが、◎オーシャンブルーはステイゴールドでも母系のFair TrialっぽさがONになった走りでとにかく小回りの機動力は抜群、母が芝11Fの米G3をレコ勝ちした馬ですからこちらの資質でしょう

京都内2000mの未勝利勝ち、新潟内2000mの阿賀野川勝ち、そして前々走西部スポニチ勝ちと、平坦小回りの2000m前後ではベストパフォーマンスを出してきた馬で、戦績から夏馬疑惑も少しあるんですが京都はまだ気温25℃、こちらを◎としました

オパールは◎エーシンホワイティ

33.9-34.1、33.8-33.3、34.1-34.2、33.5-34.0、34.6-33.5、34.6-33.4、33.5-33.6、これは今年と昨年行われた京都芝1200mのオープン競走の前後半のラップですが、ほとんどが多頭数にもかかわらず前半最速が33.5というのは、スタートして3角までが短いロケーションによるところが大で、他場では前半32秒台でいけるエーシンダックマンが京都と阪神では前半3F33.5を切ったことがないという事実からもそれはわかります

で、そういう後傾ラップを得意とするのがエーシンホワイティで、この馬は芝1200mで5勝をあげていますが、未勝利勝ち以外の4勝において、自身が刻んだラップはすべて前半3Fより後半3Fのほうが速いのです

4月の春雷なんてインベタ馬場の内枠狙いで◎にしたのに出遅れて最後方、こらアカンわと諦めて桜花賞の馬券を買いに窓口に並んでたんですが、腹をくくった森泰斗が大外回して追い込んだらまさにゴボウ抜きで、あのときのこの馬のラップが35.3-33.1、こういう競馬をして強いスプリンターなのです

そしてそれは、母系にLady Angelaの頑健さを引き出すAlycidonが入るとはいえ(逆にいうとAlycidonがなければもっと体質グニャグニャで、スプリンターにすらならずグランプリボス型になっていたはず)、母父がサンデーなので頑健な体質になりきれず、Hyperion的頑健さでもがけないので前傾ラップを前々で踏ん張ることができない…というダッシャーゴーゴー型になっているわけです

だからこの馬は、後傾ラップになる京都芝1200mでは⑨①③①、⑨はインベタ馬場で外を回らされた昨年のオパールで(それでもコンマ4秒しか負けてない)、③は不良のオーストラリアT(パドトロワ、スプリングソングとクビ、1/2差)

今年は土曜の競馬を見ると馬場の真ん中ぐらいもよく伸びていたし、内枠を引けたので、松山くんが馬群を捌いてくれば好走の可能性はかなり高いのではないかと

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