栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」
血統屋の有料コンテンツ「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を更新しました～(2頭取り上げています)
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いわきで2着にきたサトロアポロはダノンベルベールやベルジュールの下で母はLe Fabuleux≒Worden4×5でそこにボリクリですからストライドで走るタイプで、決して小回り向きとは言い難く実際4角での加速ではサクラボールドやエバーグリーンに見劣ってるんですが、メインのファイナルフォームもそうなんですが3角からブレーキを踏まないでできるだけ減速しないで回ってくるのが戸崎の巧いところで、4角回りながらトップスピードにビュンと乗らないような脚質の馬でも、できるだけ減速しないで惰性をつけて回ってくるにはどうしたらいいかというポジション取りコース取りをしてくるのです
猪苗代のリアルアヴェニューもクロフネ×Seattle Slewの胴長で広いコースの1800mぐらいがベストの馬で、とにかくこういう馬を小回りでも動かすというより減速させないでもってきますよこの人は
ま～芝は外差しもきく馬場になりつつあったのもありますが、たとえば同じ芝1800mでも東京と福島では普通に乗ったら2馬身違う馬がいて、それを巧い乗り役は1馬身ぐらいのロスでもってくる…と、そういうのはあるんでしょうね～
土曜の勝負はかもめ島の◎シーキングフェイム○ハイタッチクイーンやったんですが、シーキングは4角～直線で馬群を捌ききれずにほとんど追えてなかったですね…
やっぱり洋芝ならばこのクラスも勝てる力はあるし、たとえば次走クラックシードと一緒に走ればこっちが前にくるんじゃないか…ぐらいの気持ちで追跡したいです
サンキューアスクはボリクリ×サンデー×リアルシャダイでRoberto3×4ですから、セイウンワンダーを胴長脚長で緩慢にしたようなイメージで、オークスでも5着に追い込んでいますがどちらかというと捲りの馬で、岩田がちゃんとそのように動かして完勝
巴賞は1800mは少し忙しいかと思われたトウカイパラダイスが、4角先頭で勝ちパターンのルルーシュを内から競り落として本格化をアピール
母のトウカイミヤビは私が日高大洋にお世話になってたときに育成されていた馬で、オースミポイントなんかと同期生ですが、母としては堅実に走る仔を出しています
走りにはSicambreのドロッとした斬れが出ていて、サンデーとSicambreといえばネオユニヴァースですがイメージとしては近く、洋芝や道悪で浮上するタイプですね～
ルルーシュは適距離で先行前受けで自分の競馬はできましたが、胴長の体型やHighest Honorの斬れも出た走りから、こちらは前にも書きましたが“サンデー×Lyphard的前受けサンテミリオン”というイメージで、洋芝小回りよりは高速馬場大回りのほうがパフォーマンスは上がる馬でしょう
先週はモーニングムーン、メイケイペガムーンとアドマイヤムーン牝駒が2歳戦を勝ち上がりましたが、アドムーン産駒って牝はファインチョイスやゴールデンムーンなどほとんどが短距離向きで、1400m以下[9.12.3.45]1600m以上[2.1.2.63]
