栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~ガンガン行こうぜメモリアルイヤー

2012-07-22 10:36:09 | 血統予想

火打山はなかなか激戦で、○クリーンエコロジーは1400mも守備範囲に思えるし、出遅れが癖になって馬場バイアスと真逆の競馬運びが続く▲ラフレーズカフェも1400mはベストでふつうに中団なら差しきって不思議ないんですが、◎サイレントソニックは母がMr.Prospector=Search for Gold4×3・4で軽い馬場の1400mがベスト、グリーンベルト上で○をみながら好位差しができるだけに軸としての信頼度はこれかなと
トウケイヘイローも距離はベストですが、もう少し馬場が荒れるか渋るかしたほうが◎は打ちやすいです

中京2歳は傑出馬不在で難解すぎますが、人気2頭が前走逃げて勝っているとなると、追うものの強みがある馬場で◎アップトゥデイトから
母がトニービンにBe My GuestですからクロフネにHyperionを重ねた成功形で、今の馬場ならパワーと粘りでやれるのではないかと
タガノラルフは配合は高評価してますが、高速馬場の1800mあたりでみてみたい馬です

有松は人気3頭の叩き合いになりそうですが◎はピクシープリンセス
母系は超良血で超本格派で、ディープ産駒が欧州の12Fの大レースを勝つとしたらこんな配合かもしれない…と思わせる一方で本格派すぎて日本の高速馬場ではオープンまでいけるのか心配になるほどのドタドタ走りで、だから今の中京で少しでもクラスを上げておいてほしいなあ…と

札幌日刊は再度◎メモリアルイヤー
前走は隼人がテン乗りで丁寧に乗りすぎたというか、途中でラップを落として引きつけてしまったのでフォーエバーマークに馬ナリで並びかけられてしまいましたが、この馬はもっと一本調子にガンガン行ったほうがいいです
テイエムオオタカは番手OKだし母父Never Bend系だけに洋芝得意でもあり、案外この行った行ったで決まるかもしれないなあ…と
Bold Reason≒Never Bend6×5+母父テーストで洋芝巧者ぶりをみせた▲マスイデアに、あとは内枠のバクシンオー軍団ですか

大倉山は人気ですが◎クッカーニャ
こぶし賞で◎にしたようにもともと小回り向きのマイラーだと書いてきた馬ですが(そのこぶし賞は荒れたインを走らされて凡走)、Bold Ruler継続クロスの小脚とKingmambo+ノーザンテーストのHyperion硬い体質を受け継ぎ、パワー兼備のピッチ走法は洋芝小回り1800mがピッタリで、前走の抜群の機動力ならばここも有力
ウォンビーロングは中山マイルで二回ほど狙って歯ぎしりするような3着4着でしたが、タイフウジョオーの娘でRed God≒HaloのニアリークロスとBlushing Groom×Nijinskyのニックスで、芝1800mがベストじゃないかと前から思ってたんで、これは◎にくっつけて買ってみたいです

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キングジョージの過酷さ

2012-07-22 01:54:18 | 血統予想

キングジョージというレースはさすがに芝12Fの最高峰だけのことはあって凱旋門賞とはまた違った過酷さがあって、どれぐらい過酷かというと決してバテたことのないハーツクライがこれは勝ちましたという反応で先頭に立ってからバタバタになって完全に消耗しながらゴールするようなレースです

いつも書くように日本ダービーは2400mですが2000mベストの馬が勝ちやすいレースで、しかし2000mベストの馬ではあと400mをごまかしきれないのがキングジョージというレースなのです

…と、私なんかがエラそうに後講釈できるのもディープブリランテの果敢な挑戦があってこそで、やっぱりバクシンオーのグニャグニャマイラーにとってアスコットのマイルはタフな舞台なのだなあ~とか、Haloクロスの機動力はロンシャンでは脚の使いどころが難しいけれどメイダンのAWなら捲れるんだなあ~とか、トニービンの血を引く馬は欧州で健闘ことが多いんだなあ~とか、やっぱりデインヒルのパワーはタフな馬場でこそ光り輝くものでデインドリームもナカヤマフェスタも東京の高速馬場では普通の一流馬だったよなあ~とか、そういういろんな条件下で選抜されてきたいろんな強さの比較ができることに大きな意義があるわけで、それはお互い行き来しないと成立しないわけで、だからまず行ってみることに意義があるのです

ディープブリランテは母系からしても欧州の馬場への適性は低くなかったはずで、しかし馬場適性があったとしても距離適性をごまかすことはできないのがキングジョージというレースだったのだ…ということを、直線バタバタになりながら我々に教えてくれました

お疲れさまと言いたいです

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