栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

新潟&小倉2歳S回顧~サンデー×テースト種牡馬にはナスキロ牝馬を

2011-09-04 18:06:41 | 血統予想

新潟11R 新潟2歳S
◎10.モンストール
○1.ダローネガ
▲11.ジャスタウェイ
△5.ニンジャ
△17.クリッピングエリア
×13.トウケイヘイロー
×14.クイーンアルタミラ
注6.アドマイヤリリーフ
注7.ラフレーズカフェ
○はダイワメジャー×ホワイトマズルだから「サンデー×リファール×ハイインロー」の配合形になりいかにも前受けで渋いタイプ。▲は反応よく突き放した勝ちっぷりが良かったが、母父ワイルドアゲインだからちょっと単調なところはある血統だ。新潟2歳は連続開催の最終日で差し追い込みが有利なレースだから、差しに回れそうな◎から入りたい。父が地味なアドマイヤマックスだからか人気はないが、オークス馬イソノルーブルの孫で、母イソノスワローはノーザンダンサーとナスキロラトロをクロスする相似配合。母母母キティテスコはナスルーラ3×3、父母ダイナシュートはハイペリオン4・5×5で、全体の血脈バランスがなかなか絶妙でアドマイヤマックス産駒としては満点の配合だと思う。柔らかみがあって追って味があるので外回りはいいし、血統的に道悪もこなすだろう。

小倉11R 小倉2歳S
◎10.エピセアローム
○7.アイラブリリ
▲4.キンシツーストン
△1.オウケンハナミズキ
△11.マコトリヴァーサル
×2.シゲルスダチ
×12.ヴェアデイロス
注9.メイショウダビンチ
注13.ハギノコメント
今年は難解だ。スプリンターとしてデクラーティアやジュエルオブナイルのレベルにある馬は見当たらないように思う。しかも道悪となるともう何でもアリで、ここは腹をくくってマイラーの◎が地力でねじ伏せるという予想でいくしかないだろう。1200mでも1分8秒台前半の決着ならさすがに苦しいと思うが、その点馬場が渋るのはありがたい。オープン級のスプリンターが不在なだけに、時計がかかればオープン級のマイラーで間に合うという読みでいきたい。

札幌10R インディアT
◎13.ノーブルジュエリー
○4.サクラアドニス
▲1.ニシノマナザシ
△5.イトククリ
△7.ギリギリヒーロー
×11.ヴィクトリアローズ
注2.ビーチパーティー
注3.シンボリストーム
◎は米血スピードで固めた父×ドイツ血脈で固めた母という超アウトブリードで、スピードも粘りもあるが斬れるタイプではないので京都外回りでマルセリーナを相手にしては苦しかった。脚質的に小回り向きだし道悪もおそらく巧い。オープン入りへの第一歩を踏み出すとみたい。

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日曜は競馬やった後だいたいすすきの界隈で呑んでから帰るんですが、先日検査で医者に怒られたこともあるし、今日は自宅にトンボ帰りで、ビール片手に東サラとシルクの準備にかかっております~(飲んどるんかい)

このところブログで「ダイワメジャー(サンデー×テースト)にはナスキロをもってくるのが手筋としては順当」ということを書いてきて、だからモンストールの配合もアドマイヤマックス産駒としては満点なのだということも書いてきて、その配合論に則った◎で東西の2歳Sの予想を的中できたわけで、血統屋としては満足のいく予想ができたかなあ~と思っとります

これでノーブルジュエリーが勝ってれば万々歳やったんですが、皇成は後ろばっかり振り返ってる場合やないやろうと…(^ ^;)

しかしジャスタウェイはWild Againの単調さで4角先頭で差し馬の目標になってしまうんやないかと心配したんですが、祐一はあそこで押さえてちゃんと外差しさせるとは、やっぱり一番勝ってる人はヘタは打たないですね~

ダローネガの場合は前受けするしかない血統ですから、今回は枠と脚質がレースに合ってなかったというべきで、でもパドックをみると馬っぷりなんかは一番じゃないかと思えるほどで、素質では1,2着馬にヒケをとらないと思いますよ~

ダイワメジャー×ナスキロ(2)ダローネガとエピセアロームの叩き合い
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/6f10e72cb8bd4e58079048117210eb84

コメント (12)
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日曜のボツ予想~Wild Againの単調さ

2011-09-04 10:10:24 | 血統予想

そういえばいつの間にか200万PV超えてました…感謝m(_ _)m
そういえばいつの間にか45歳になりました…中性脂肪も増えるわなあ…やれやれ
いきなりケータイの電源が入らなくなったので、ちょっと早めに出てAUショップ寄ってくかと…やれやれ

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さっき小倉1Rでケイアイユニコーンが3着にきてましたが、このサラトガワールドの牝系はパワー型でダートや道悪の短距離が鬼で、芝良[6.8.11.61]連対率16%、稍[2.1.1.8]25%、重不[1.2.1.3]43%ですから、もう一雨あるようなら姉ちゃんのケイアイデイジーにとっては喜ばしいかなあ…と

出雲崎は◎ラロメリア
母ファインセラはアドマイヤジャパンの全妹でブエナビスタの3/4姉ですが、ビワハイジの軽さマイラーっぽさを最も受け継いだ馬で、息子も前走の抜け出すときの脚のまあ軽やかなこと
けっきょく新潟は晴れのようですが、良ならここでも瞬発力が違うでしょう
○マルタカシクレノンは血統も体型も走りも中距離なのに気性だけが短距離だったんですが、ようやく適距離を使えるようになってきましたね~
サニーブライアンのAureole魂を受け継ぎ、4角先頭では[1.2.0.1]、ここは単騎でいけそう
▲デラコリーナは前走狙ったのに惜しい4着で、折り合いに危うさはありますが適性的には外1800mはベスト
あとは△ゼロチョウサンと△サンデースイセイあたりを上位に
アースガルドはアンライバルド的な配合で根は内回り向きという感じはします

鳥栖は◎トーセンケイトゥー
母はNZ千ギニー勝ちで、ラストタイクーン経由のNever Bend≒Bold Reason5×3ですからいかにもパワーで走るマイラーで、そこにハーツクライで息子もパワーで捲る脚質なので東京や外回りは不向き
開幕週の葉牡丹で持ったままで捲ったように小回り向きの機動力が最大の持ち味で、おそらく母系の血から渋った馬場は巧いとすると、親鮫の年季の入った捲りに一票投じる手はあるのではないか…と

札幌8Rは◎フレシータ
前走はいい手応えでインに突っ込んだんですが、全くスペースがなく最後まで追えませんでした
母がNorthern DancerとBuckpasserとFair Trialのクロスで、自身はGraustark=His Majestyのクロス(にMy HostとFlower Bowlが絡む)ですからデインヒルを増幅しましたという配合で、配合通りデインヒルがONになりましたというジリ脚パワー型で、一発あるなら洋芝道悪のここでしょう

札幌日経は道悪の長丁場で、“女トウショウナイト”ポルカマズルカからでいいんじゃないですかね~

新潟2歳はジャスタウェイが1人気になりそうですが、たしかに前走の勝ちっぷりは良かったんですが、Wild Againという血はナリタキングオーやサンライズプリンスやランザローテなんかをみての通り独特の単調さがあって、勝つときは先行突き放しでアッサリでほんとに強いんです
ただ、新潟2歳というレースは連続開催の最終日で例年外差し優勢という傾向があって、なかにはマイネルラクリマとかエフティマイアとかマイネルーチェとか前で残る馬もいるんですが、そういう馬はスピードがあるというより粘り強い・しつこいというタイプなんですね~
走る馬やと思いますが、Wild Again的な単調先行で完勝できるかというと、そこまで抜けているかなあ~という気もします

コメント (7)
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