この5回阪神1~4日の芝レース23Rにおいて、ラスト1Fの上がりが11秒台だったのは4Rしかなく、昨年の5回阪神1~4日では22Rのうち12Rでラスト1F上がり11秒台が計時されているのと比較してみても少し上がりがかかるコンディションになっているように思います
9/18と9/19は特に上がりがかかっていて、9/18の芝6鞍のゴール前1Fのラップが順に11.8,12.6,12.8,12.2,12.0、9/19の芝6鞍は順に12.7,12.6,12.7,13.1,13.3,12.6で、良発表とは思えないほど上がりがかかってるんですね~
で、馬券に絡んでる馬も、バゴ×トニービンの超ステイヤーのテイエムバゴオーとか、母系のNashwan×リマンドのスタミナで走るホエールキャプチャとか、母がサドラー的スタミナを増幅しているエタンデールとか、母父サドラーでグラスワンダー産駒屈指のスタミナを誇るシゲルリジチョウとか、Nureyev的持続力でジワジワ伸び続けるゴールスキーとか、なんかザッとみてもサドラーやらNureyevやらNashwanやらの欧パワー持続系ばかりが目立つんですよね~
ミキノバンジョーが外マイルの準オープンで勝ち負けするとは私には全く想像できなかったんですが、時計が1.35.5で上がりが35.2、これならこの馬の中距離馬としてのパワーが通用して不思議はないです
ちなみに昨年の西宮Sはテイエムオーロラが勝ったんですが、時計は1.33.7、上がりは33.4でした
「ダンスインザムード、ディアデラノビア、スティンガーなど良血サンデー牝馬との配合で、順当に(?)新馬戦の人気を裏切りつづけているシンボリクリスエスですが(^ ^;)、この配合で芝上級にいった馬は、サイレントメロディ=サイレントフォース(母サイレントハピネス)やプレンティフェスタ(母マニックサンデー)など、やっぱり母母にナスキロが入ってるパターンがやっぱり多い」と「マナクーラ≒クリッピングエリア≒エオリアンハープ」で書きました
そして土曜にサトノギャラントが中山の未勝利戦を勝ったときも、「サイレントハピネス=スティンガー姉妹の牝系はボルキロ(Bold RulerとPrincequillo)のChieftainが入るので、シンボリクリスエスとの配合でも大外しはしない」と書きました
月曜阪神の外1800m戦を勝ったミルドリームは初戦がエネアドの2着で、3頭で叩き合った3着のトランドネージュともども次走順当に勝ち上がり
しかも6着タニセンヴォイスが先週サトノギャラントの2着、7着だったマイネルバルドルも同じレースで4着ですから、エネアドの新馬戦はハイレベル面子だった可能性は高そうです
このミルドリームもシンボリクリスエス×サンデーで母母にボルキロのMillicentが入ります
そして土曜中山の新馬で2着したエレクティオンもシンボリクリスエス×サンデーで、母母のところにSir Ivor×Best in ShowのMalinowskiが入るので、この馬はSeattle Slew≒Malinowski(ナスキロラトロ+War Admiral)4×4になっています
シンボリクリスエス×サンデーサイレンスの組み合わせはHail to ReasonとBoldnesian≒Haloのニアリークロスになるのですが、この場合は母母のところにナスキロ血脈をもってくるほうが相似配合的になって成功しやすい(特に芝では)、とはいえるでしょう
ミルドリームは母がフジキセキの全妹ですから、今あだ名をつけるとしたら“女セイクリッドバレー”かな(^ ^;)
外1800mでなかなか斬れる馬です