読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

桜並木を水彩で描く

2022年04月03日 | 水彩画

◇ 大堀川の桜並木を描く

 

  clester    F8

  柏市と我孫子市にまたがる手賀沼には大堀川と大津川という1級河川が流入して
 います。
  わが水彩画グループでは4月1日をこの近辺の桜開花を見込み、写生会を企画し
 ていました。
  さて当日、予報では快晴気温も上々でしたがあにはからんや当日は曇り空みぞれ
 も降るという悪天候。
  何とか構図を決めてスケッチを終えたものの寒さに耐えられず、彩色は家でとい
 うことで早々に退散しました。

  構図は桜だけではモノトーンになってしまうので大堀川の増水時の分流用の堰の
 水門、近くの家、病院などを背景に、また行き交う自転車・人も入れました。
  桜の樹々と桜花のほか、芽生えはじめた植生、まだ枯れたままの萱など色彩的に
 は過不足のない条件でしたが、果たしてそれが生かされたかどうか。

  桜の花の描き方は人それぞれですが、近くで見た花と遠くで受ける印象は違いま
 す。ソメイヨシノは全体として淡いピンクとして知られていますが、光の当たると
 ころと日の当たらないところでは多少色合いが違います。全体は、オペラにチャイ
 ニーズホワイトの混色です。光の当たらないところはそこにローズマーダー・バー
 ントアンバーを少し加えおきました。
  悪天候で空は鈍色。桜を浮き上がらせるために青空にしました。桜は小枝が多く
 花はその小枝にびっしりと付いています。こうした枝の先端の花には一部マスキングをしています。花の蕊も丁寧に描く人もいますが省略です。
  私には何度描いても満足のいく出来にならないのが桜の花です。
                           (以上この項終わり)

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