むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

浪岡城(青森県)

2018年05月19日 | 続百名城
浪岡城なみおかじょう
別名
構造平城
築城者浪岡北畠氏
築城年代15世紀後半
指定史跡国指定史跡
場所青森市浪岡大字浪岡五所14−1 地図
御城印青森市中世の館
スタンプ設置場所浪岡城跡案内所(午前9時00分~午後4時00分)・青森市中世の館(午前9時00分~午後5時00分)・青森市浪岡交流センターあぴねす(午前9時00分~午後7時00分)
城郭検定出題あり

浪岡城は1460年代に浪岡北畠氏によってつくられた平城です。
15世紀初頭には最盛期を迎え津軽では大きな勢力を持っていたが、1562年(永禄5年)に起きた
北畠氏の内乱「川原御所の乱」が勃発、これを機に浪岡北畠氏は衰退してしまいました。
そこへ、1578年(天正6年)に津軽為信によって攻め込まれ浪岡城は落城。
後に廃城となりました。


浪岡城跡案内所

浪岡城跡案内所の駐車場は普通車24台・大型車3台駐車可能です。
休憩所にもなっていてトイレもあります。


スタンプ設置場所

続百名城のスタンプはこちらに設置されています。
パンフレットもいただけるのでここで準備を整えて、いざ散策です。
実は浪岡城のスタンプ設置場所は3ヶ所もあります。
そのわりには続百名城のアピールはほとんどされていません。なぜでしょう?


浪岡城跡全体図

浪岡城跡案内所の中にもパネルなどが展示されています。


行岳公園碑

浪岡城跡案内所の裏手の道を進むと石碑が見えて来ます。
この遊歩道を進んで行くと浪岡城を散策出来ます。


猿楽館

まず見えて来るのが猿楽館です。
ここは「能舞台」があったのかも?という場所です。


東館

大き目の堀を横目に坂道を登ると東館が見えて来ます。


立体模型

パンフレットを持っていない方はここで全体像を把握することが出来ます。



東館を振り返ってみてみると、やはりひとつひとつの館(曲輪)が広い!



内館・猿楽館・外郭・新館・東館・北館・西館・検校館の8つの曲輪は堀で区画され
二重堀、三重堀があり、堀には木橋が架けられています。


中土塁

二重堀と中土塁がはっきりと見えます。
この辺りは県道27号線沿いにあって、道路からもよく見えます。


二重堀

堀を二重にして、敵を中土塁に誘導すれば両側から攻撃出来る仕組みになっていたようです。


北館

北館の入口です。
北館は浪岡城で一番大きい曲輪になります。
この他に出入口は西側に行くと、西館に通じる虎口があります。



北館は迷路状に造られていて、現在は板塀で仕切られたり、見学用にわかりやすく
道が配置されていますが、当時は何を使って区画されていたかわかっておらず、
迷路状に道を造ることで本丸である内館に簡単には辿り着かないようにしていたようです。



家臣の屋敷や職人工房、下人住居や倉庫、井戸などが存在していました。



掘立柱建物跡は区画ごとに屋敷があり、井戸も数基存在したことから各戸独立した屋敷が
あったと思われます。



奥が西館、左が内館になります。


内館

北館から堀の向こう側に一段たかくなった内館が見えます。
今回時間がなかったので内館までは行っていません。
とにかく広くて全部歩ききっていませんでした。


検校館

ここは調査がされていないので何があったのかわかっていません。


城址碑

浪岡城の西、検校館の隣で住宅地との境目に位置する場所にこの城址碑があります。


前田翁碑

浪岡城祉碑の道向かいにある前田翁碑。


青森市中世の館

浪岡城跡から出土した遺物を中心とした資料展示室と文化ホール等を備えた複合施設です。
続百名城のスタンプがここにも設置されています。


スタンプ設置場所

写真ピンボケですみません。
午後4時を過ぎて浪岡城跡案内所が閉館してしまったら、
5時までに青森市中世の館に来られればスタンプ押せます。


旧坪田家住宅

こちらは江戸時代末期の古民家で坪田氏の住宅を移築復元したものです。
青森市中世の館に隣接しているのでお時間のある方はぜひ見学を。


青森市浪岡交流センターあぴねす

JR浪岡駅と合築した施設で、ここにも続百名城のスタンプが設置されています。


スタンプ設置場所

午後5時を過ぎてしまったら、最終手段!ここまで来ると夜7時までスタンプが押せます


続・百名城の幟を見ることはなかったので、本当にここ続百名城だよね?
って確認したくなるほど宣伝力弱っ!と思っていたらスタンプは3つもありました。

前の晩、五稜郭から弘前城へ向かう途中スタンプだけでも…なんて思っていたのですが
この付近を通過したのが午後7時5分頃で最終手段の浪岡駅でも間に合わず、結局翌日の朝訪れることに。
もともと浪岡城には登城する予定ではなかったのですが、つい欲が出て結局登城することにしました。


平成30年5月6日登城



続日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ特別編集)
公益財団法人 日本城郭協会
学研プラス


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