むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

浜松城(静岡県)

2017年08月10日 | 続百名城
浜松城はままつじょう
別名出世城
構造平山城
築城者徳川家康
築城年代1570年(元亀元年)
指定史跡市指定史跡
場所浜松市中区元城町 地図
スタンプ設置場所浜松城天守閣一階
城郭検定 出題あり
御城印浜松城入城窓口
攻城団チラシ浜松市役所

徳川家康が29歳~45歳まで過ごし、生涯最大の敗戦と言われる三方ヶ原の合戦で命からがら逃げ帰ってきた城が浜松城です。この敗戦から力を蓄え天下盗りの夢をつかんだ城でもあり、出世城と呼ばれるようになりました。



5年前に訪れた時は天守門の復元工事中だったこの場所も、
今回はきれいに整備され今回は堂々と入城できます。


徳川家康像

浜松城公園に建つ徳川家康像。


天守門

平成26年3月に完成した天守門(櫓門)は140年ぶりに復元されました。
前回訪れた時は工事中だったので、完成した折にはぜひ来てみたいと思っていました。


天守門外観

天守曲輪から見た天守門。
天守曲輪をもつ城は少なく、地形の問題で本丸と天守曲輪をいっしょに
せざるをえなかったこといからこのような配置となったようです。


天守門内部

太くて立派な柱や梁や桁は地元天竜の木材を使用。
地元高校生の手によって鉋掛けがされているそうで受付の方からお話をお聞きしました。


石落し

この時代のお約束?の石落し。
真下を通りたくないですね^^;


稲荷神社

本来なら天守門を抜けて稲荷神社に行けますが
天守門内部公開の都合上通過して行くことはできません。


天守入口

1階、2階は展示室、3階は展望台、地下には井戸があります。
展望台からは天気が良ければ富士山も見えますが私が訪れたこの日は
残念ながら富士山を拝むことはできませんでした。


甲冑



陣羽織



石組井戸

天守台地下「穴蔵」にある井戸。
戦国時代には城の水利は極秘だったため、資料が残されておらず詳細は分かっていません。


復興天守

天守台の規模から実際の天守の3分の2の大きさでの復元である。
復元当時の予算の都合で規模が小さいものとなりました。
浜松城城主であった堀尾吉晴は、この後浜松から出雲に移り国宝「松江城」を築くのですが
浜松城天守を踏襲したとも言われています。



浜松城の石垣は野面積みです。
内側に小石や砂利を詰め水捌けも良く堅固に出来ています。


銀明水

そしてここにあるのは「銀明水」と呼ばれる井戸です。
浜松城には全部で10の井戸があったと言われています。


埋門跡

埋門跡を上から見ています。
天守台より高い位置にあるのが八幡台。
城を守る八幡大菩薩を祀った神社があったようです。

屏風折石垣

天守曲輪から埋門跡にかけての石垣(右側の石垣)が、屏風折れになっていて
全国的にも珍しい石垣です。


日本庭園

今は緑ばかりで華やかさは無いので、秋の紅葉の頃がきれいだろうなあと
想像しなが散策して来ました。



鳥や虫が豊富に居ます。


最初に訪れた時から5年が経っていました。
工事中であった天守門も完成し、本当に再びこの地をを訪れることになるとは…。
思っても、随分先のことになると思ってました。
大河ドラマのおかげでこの時期に訪れることが出来ました。
前回よりもじっくり観て歩くことも出来たし、浜松市も活性化してる時期に来ただけあって
賑やかになった印象があります。


平成24年6月23日登城
平成29年7月22日再登城




御当地グルメ・おみやげ

浜松餃子




続日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ特別編集)
公益財団法人 日本城郭協会
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