瑞穂のラグビー好き

ラグビーをみんなで盛り上げましょう

GW特集:懐かしのラグビー本(黒)の1

2006年05月04日 | 本の紹介

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 今日からは、もう一冊のラグビー本
 通称ラグビー黒書、WCの145失点後のラグビー界を描きます

 今日は「南アで何が起こったか」の項を取り上げます

 南アのWC開催にあたり日本には目玉人事があった。それは「平尾誠二」の
コーチ兼任としての復帰である。代表SOには、新鋭の広瀬、ベテラン松尾と
2名選ばれていたのに久々の平尾氏の復活をSOで向える事になった。
 キッカーが勝負を制すると言われた時代に1人のベテランを入れることにより
優秀なキッカーを押し出してしまった。

 勇躍乗り込んだ南アフリカ、迎えるメディアの日本に対する評価は高く、ウェー
ルズとアイルランドに勝って決勝トーナメントに進む可能性有り」であった。

 しかしながら現地に入ったジャパンの練習には悲壮感はなく笑顔と笑い声が
交錯していた。試合の前日、キックオフを併せようと言って、元木選手が上手く
蹴れなかった。コーチから「誰か蹴れないか、アキラ(吉田選手)蹴ってみろ」と
言われ、ドロップキックを試みると10mラインを超えた。コーチから「よし明日は
アキラで行こう」そんな言葉がコーチ陣から出た。WC初戦の前日の光景である。

 この時点でウェールズ戦の結果は見えた。結果 10:57

 3日後のアイルランド戦は、メンバーを一部変えた来たが、結果 28:50

 そしてその4日後WCの歴史に残る空前絶後の試合が行われていた。
 結果 145:17 およそ、あらゆる記録を塗り替える凄まじい試合。
いや試合と呼べるようなものではなかった

 試合後の監督は「いやあ、オールブラックスは強かったねえ」と笑顔で迎え
選手の一人は「ぶん殴ってやろうかと思った」そうだ。

 事実上の監督ももっともらしいコメントをされたが、この大会、日本代表に
決定的に欠けていたものがある。それは「尊厳」

 技術の差は大きい。体格やパワーの差もあったろう。でも何より大きかった
のは、集中力の欠如。練習のチンタラぶり、連夜のカジノ通い・・・


 唯一の光明は、WC後すぐの7月末に行われた菅平合宿。気合の入った
男達が練習に熱い空気を注ぎ込んだ。そして9月、そのメンバーが中心と
なって、マレーシアにて10人制大会コブラテンでニュージーランドマオリを
破ると言う大金星を上げた


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5 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-05-06 00:07:25
瑞穂のラグビー好きさん、はじめまして。よろしくお願いします。「145-17」のあった「第三回W杯」には、今でも「忘れることの出来ない」悔しさがあります。と言うのも、当時の「日本一のロックであるM・ブルック選手」&「キッカーで、安定した守備のS・ミルン選手」が、「第三回W杯の日本代表に選出されなかった」からです。その時から、私は日本代表を凄く心配していました。なんで「日本の弱点」である『ラインアウト&密集戦のスペシャリスト』と「スーパーブーツ」の2人のNZ選手を入れなかったのかと。実際「ウェールズ戦」に、M・ブルック選手がいたら、あそこまでFW戦の「マイボールのラインアウトが取れない」&「スクラムで押されることはない」し、13番CTBがS・ミルン選手なら、「安心してPG&GKは狙える。強いディフェンスで安心できた」のにと思いましたから。あと「M・ブルック選手の弟2人」が、のちに不動のNZ代表(NO.8であり、主将のZ・ブルック選手。LOのR・ブルック選手)からもM・ブルック選手の有能さが、改めて証明された事も、後の祭りでした。PS「日本のラグビー界」にとって「最大の不幸」は、「145-17」のNZ戦を、「NHK総合の『生中継』された」ことです。確か、前の「アイルランド戦」が、後半途中まで「善戦した」ので、急遽「NHKがNZ戦を生中継」にしたと言う運のなさ。もしも、衛星録画なら「145-17」の大惨敗も、試合が「短縮放送」され、悲惨な試合を「世間にさらさなくて済んだ」のに。
返信する
追加 (ベニーヒン)
2006-05-06 00:44:35
瑞穂のラグビー好きさん、こんにちは。『名前』記入を忘れていました(すいません)。「第三回W杯大敗の後」に、私が『凄く』感じたことがあります。それは「①日本代表監督・②日本代表の不動のレギュラー・③ラグビー記者・④ラグビーファン」の「4者(①~④)」が、「同じ日本代表メンバー(日本代表のベストメンバーが同じ)」の時、日本代表は「世界のラグビーファンから評価される試合」を数多くしていました。しかし「第三回W杯」では、「①日本代表の小薮監督」、「②日本代表の不動のレギュラーのうち『平尾選手を中心としたメンバー』」、「②日本代表の不動のレギュラーのうち『カジノに行かなかった梶原選手、シナリ・ラトウ選手たち』」、「③ラグビー記者(ラグビー本[黒]の著者たち)」、「④ラグビーファン」が考える「日本代表のベストメンバーが明らかに違う」のですから、当時の日本代表が弱いのも「今となっては当然」だと感じています。PS.当時の小薮監督は「縦・縦・横」のスタイル。平尾選手は「神戸製鋼を中心としたBK作り」など・・・「各々、日本代表ベストメンバーは違い過ぎ」ました。
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はじめまして (瑞穂)
2006-05-06 05:02:01
ベニーヒンさん

 熱いコメントありがとうございます。古い本を蒸し返して

 特集した甲斐がありました。

 当時私は生で中継を観ることができなかったのですが、

 観られたラグビーファンは、ホント辛かったことと思います。



 日本代表の歴史として消すことができない辛い過去を

 真剣に取り組んで次回WCに最強のジャパンを送り

 込んでくれることを期待して止みません



 ’99年はNZ勢頼り、’03はミラー頼りのチームでした

 次回は、個人より層を厚く方向性と適応力を持った

 日本至上最強チームでの戦いを期待してます。 
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親切なコメント (ベニーヒン)
2006-05-06 22:16:21
瑞穂さん、こんにちは。

親切な返答をありがとうございました。

エリサルドHCは「FW」なら「FLマキリ選手ではなく、浅野主将」を起用。BKなら「CTBオツコロ選手ではなく、遠藤選手」を起用するなど、日本人選手の起用が多いと感じています(元マオリ代表で、計算できるマキリ選手をレギュラーで起用したくなるものですが)。PS.「個人より層を厚く」についてのコメントを。怪我人の多い「FBが心配」です。それは「’99年W杯」で、「足が遅いという理由」で、当時の「FBの守備日本一」のS・ミルン選手を選出せず。その結果、正FBの松田選手がW杯の予選1試合目「サモア戦」の前半すぐに、相手選手の「危険なタックルで退場」して、日本のBKのバランスが崩れ守備崩壊。後は「惨めな」サモア戦の惨敗(このFBの守備軽視も忘れられない過去です)。現在「怪我の立川選手」を初め、武井選手、五郎丸選手も「毎年、必ず怪我をしています」から心配です(有賀選手の出番も)。
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試してもらいたいですね (瑞穂)
2006-05-06 23:30:08
何かの記事にこの春のジャパンメンバーで次回WCの95%が

決まっているような事が書かれてましたが、今の時期に判断

するのは早すぎるのではと危惧してます。特に、代表有資格

の外国人とU23クラスの選手の選手はもっと試して欲しいです。



あと守りを固める上ではFBは重要ですね。有賀選手への

期待は大きいですが、なぜかエリサルド氏は変に無視して

いるような気がしますが気のせいでしょうか?



あと密かにSHに流経大のネイサン・アンダーソン選手が

気になります。一度試してくれないでしょうか?ではまた
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