入学式に桜、が令和6年春の風景、島岡美延です。夢を抱いた新入生たち、誰もが自分が思う学校生活を送れますように。
先日、インターンシップで指導した中高一貫の女子高2年生。小学校入学の時、「ランドセルは水色にしたかったけど、汚れるし考えも変わるからと母親の選んだ赤になって悲しかった」と。汚れが目立つなら青か黒でもいいのに、赤。
図書館で借りた堀内かおる著『10代のうちに考えておきたいジェンダーの話』(岩波ジュニア新書)。思わずうなってしまう、女子ゆえ、男子だからの事例満載。
大人におもちゃを選ばせる実験。赤ちゃんがピンクの服なら人形を選び、実は男の子でした、と伝えると誰もが驚く。
教科書のイラストだって、職業によって男性、女性の偏りがあったり。法律を学ぶ女子、理系女子、わざわざ「女子」とつけるのは少数派だから。国会も地方議会も圧倒的に男、男、男。昭和、平成ときて、この令和のうちに解消されますか、男女格差。