美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

世界遺産になった縄文遺跡群

2023年01月31日 07時06分13秒 | 日記、その他

WHOのコロナ緊急事態宣言は継続、島岡美延です。韓国の屋内マスクは義務から勧告へ。

そのコロナ禍、無観客で東京五輪が開催された2021年7月に世界遺産に登録されたのが「北海道・北東北の縄文遺跡群」。登録1周年記念の東京フォーラムに出かけました。これまでイベントもほとんど出来ず、ようやく初の対面のフォーラム。

国内で他の候補(長崎、沖ノ島etc)に先を越されること4度、それゆえ精度が高まり、ユネスコを納得させた「必然性」。なぜ、日本中に縄文遺跡があるのにこの17か所の遺跡なのか、そもそも「縄文の定義」って・・・。

三内丸山遺跡をはじめ青森に8つ、北海道に6つ、秋田2、岩手1。採集・漁労・狩猟を生業としながら1万年以上に渡って諍いなく定住し、独特な文化を築き上げた先人たちの生活と精神文化を今に伝える、日本で初の先史時代の世界遺産。

「まずは一度、遺跡に立ってみてください」という呼びかけ、いつか叶えなきゃ。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶飲友達募集、その広告は

2023年01月30日 07時22分51秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

今週末には春を感じられるかしら、島岡美延です。節分の準備、していますか?

寒さ対策には人とのつながりも。映画『茶飲友達(2月4日公開)』をご紹介します。先週のラジオに外山文治監督が登場。『ソワレ』を撮った監督が、実際の事件で感じた疑問が出発点。あるクラブが摘発され、千人以上いた高齢の会員はその後、どうしたのかと。

妻に先立たれた孤独な男(渡辺哲)が、新聞の三行広告「茶飲友達、募集」を見て電話をする。その正体は、高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」だった。代表のマナ(岡本玲)と若者たちが運営するクラブは、65歳以上のティー・ガールズに仕事を斡旋している。マナは皆をファミリーと呼び、孤独や寂しさを抱えて生きる人々の居場所になっていた。ある日、高齢者施設に入居する老人から「茶飲友達が欲しい」という救いを求める連絡があり・・・。

『カメラを止めるな!』のENBUゼミナールの第10弾。ワークショップを重ねた33人のキャスト、見事。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池波正太郎生誕100年、新・仕掛人

2023年01月29日 07時45分42秒 | 姿勢&見た目

犯罪者に名前を使われてルフィも迷惑、島岡美延です。フィリピンの収容所から指示していたとか。特殊詐欺の時点で解決されていれば、恐ろしい強盗殺人事件は起きなかった? やはり防衛費増額より、身近な犯罪に巻き込まれる確率を減らしてほしい。

こちらはお上に頼むより、自らの手で。映画『仕掛人・藤枝梅安(2月3日公開)』をご紹介します。池波正太郎生誕100年の今年、4月に続編も公開予定。豊川悦司の色気と凄みが魅力的。

品川台町の腕のいい鍼医者・藤枝梅安(豊川)は、生かしておいては人の為にならない奴らを葬る仕掛人。ようじ作り職人・彦次郎(片岡愛之助)の家に泊まった帰り、浪人・石川(早乙女太一)が刺客を切り捨てる場面を目撃。一方、梅安は元締めの嘉兵衛(柳葉敏郎)から、料理屋万七の女将おみの(天海祐希)の仕掛を依頼される。梅安は万七の女中おもん(菅野美穂)と深い仲になり、内情を探る。そしておみのと対面した梅安は息を飲み、暗い過去を思い出す・・・。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友人の急死を知った彼らは

2023年01月28日 07時27分42秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

「個人の判断に委ねる」で春の光景は変わるか、島岡美延です。コロナ禍以前の「くしゃみ・咳をする、花粉症対策」の人がそれぞれマスクをする状況に戻ってほしいと思うものの、現在の世界標準にはならない予感。

昨日は高齢の父親の安楽死を考える映画、今日は友人の自殺についての物語。映画『スクロール(2月3日公開)』をご紹介します。YOASOBIのヒット曲『ハルジオン』原作者・橋爪駿輝によるデビュー小説の映画化。

〈僕〉(北村匠海)とユウスケ(中川大志)に大学時代の友人が自殺したという報せが届く。上司からパワハラを受け、SNSに毒を吐き続ける〈僕〉と、TV局勤務で女性問題を繰り返すユウスケ。森の死をきっかけに「生きる・愛する」を見つめ直す二人。一方、〈僕〉の書き込みに共感する〈私〉(古川琴音)と、ユウスケとの結婚に夢を描く菜穂(松岡茉優)の時間も交錯していく・・・。

青春の出口に立つ、まだ何者にもなれない4人。実力派の若手俳優によるぶつかりあいに緊迫感。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安楽死を願う父を娘たちは

2023年01月27日 07時22分12秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

決断って「独断」とは違うはず、島岡美延です。すっかり「聞く力」の看板を下ろした首相、もう聞くのは怖いですか。

本人の願いはできる限り聞いてあげたい、でも・・・。映画『すべてうまくいきますように(2月3日公開)』をご紹介します。フランソワ・オゾン監督が身近な人の体験に基づいて描く、安楽死を巡る物語。

小説家のエマニュエル(ソフィー・マルソー)は、85歳の父が脳卒中で倒れ、病院へ。意識は取り戻すも不自由な身体を受け入れられず、人生を終わらせるのを手伝ってほしいと娘に頼む父。リハビリで日に日に回復し、孫の発表会を楽しみにするなど、気力を取り戻したかに見えた時、まるで旅行の日程を決めるかのように、娘たちに「その日」を告げるのだった・・・。

長女エマニュエルと次女パスカルの家族、別居中の妻、執拗に病室を訪れる謎めいた男。フランスでは許されない安楽死、家族の願いはどこへ。正直、私だったらとても無理・・・。涙とユーモア、サスペンスフルな展開を見届けて。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林真理子、日大理事長の日々も

2023年01月26日 07時11分15秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

那智の滝は凍り付き、八丈島で雪、島岡美延です。自然の光景には驚くけど、10時間も止まった電車、20時間も動かない車列って・・・。

1980年代の気候はもっと穏やかだった一方、バブル時代に向かって現れた彼女はその象徴。林真理子著『成熟スイッチ』(講談社現代新書)を読みました。好き嫌いに係わらず、「パワー」をふりまく人。

ひたすら目立ちたがった若い頃、渡辺淳一や瀬戸内寂聴に可愛がられた日々。文学賞選考委員や肩書が増えていく50代、そして60代後半でまさかの日大理事長就任。決済や会議の仕事が増えても、夜の会合は減らさず。結婚・子育てと人生の変化を楽しみ、お金も使ってこそ巡る、と。人との縁の結び方、手書きの礼状を欠かさず。執筆もいまだに原稿用紙に手書き、昔からとにかく書くのが速い。

思わず泣いたのが、99歳で亡くなった瀬戸内寂聴のお別れの会のスピーチ原稿。さすが「スピーチが上手い」と自認する人。100歳までこの勢いでいきそう、林真理子、恐るべし。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ前に撮影、ロックダウンの世界

2023年01月25日 07時23分51秒 | 姿勢&見た目

今朝の寒さは空気が違う、島岡美延です。大雪の地方の皆さん、どうぞお気をつけて。

寒さもウィルスも目に見えません。見える敵が窓の外にあったら? 映画『ピンク・クラウド(27日公開)』をご紹介します。2017年に書かれ、2019年に撮影された本作。まさにコロナ禍のパンデミックを予言!?

突如、世界中に発生した正体不明のピンク色の雲は、10秒間で人間を死に至らしめる毒性を持っていた。世界は一変、外出制限で街は無人となり、一夜の関係を共にしていたジョヴァナとヤーゴは長くて数週間で終わるであろうロックダウン生活に。しかし月日は流れ、ピンク色の雲が日常の景色になるにつれ、ジョヴァナの世界に生じた歪みは次第に大きくなって・・・。

食べ物も欲しいものも、建物に直結されたパイプ経由で届くので配達人は不要、というのはSF的だけど、画面越しのコミュニケーション、運動不足解消の工夫、〈日常〉になってきたからこそ起きた心身の問題。ウィズコロナという私たちの日々かも。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧公衆衛生院の郷土歴史館

2023年01月24日 07時05分40秒 | 日記、その他

首都圏は今夜、積雪予報も、島岡美延です。明日の朝の凍結が心配・・・。

公園や植物園に行くには寒いと思った先週、面白いところはないかと検索して出かけたのが港区立郷土歴史館。「ゆかしの杜」という区の複合施設が見事。重厚なゴシック調の建物は昭和13年竣工の旧公衆衛生院、東大安田講堂などを設計した内田祥三(ヨシカズ)によるもの。

縄文時代の貝塚の資料なども良かったけど、建物自体の見物に時間を割いた感じ。屋内構造をそのまま生かした特別・常設展示室は2~4階、広い部屋が少ないのがかえって新鮮。無料エリアである中央ホール、階段状の旧講堂、旧院長室の凝った寄せ木の床や古い照明器具など見学。

耐震補強など大規模改修が終わって2018年に開館。コロナ禍前は、縄文土器やクジラの骨格標本など本物に触れられたそう(ここも無料エリア)。正直、入館者が少なくてラッキー、係の方が詳しい説明をしてくれました。

「初めて行く場所」との出会いって、やはり楽しい!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親友からの絶交宣言、何が?

2023年01月23日 07時14分50秒 | 姿勢&見た目

車いすテニスの国枝慎吾選手が引退発表、島岡美延です。世界ランキング1位のまま「やりきった」と。38歳の引き際、かっこいいです。

こちらは、諦めきれない男。映画『イニシェリン島の精霊(27日公開)』をご紹介します。先日のゴールデングローブ賞で作品賞、主演男優賞、脚本賞の最多受賞。『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督・脚本。

1923年、アイルランド西海岸沖のイニシェリン島は、内戦に揺れる本土とは対照的に平和。誰からも愛される男パードリック(コリン・ファレル)が、親友コルム(ブレンダン・グリーソン)から、突然絶交を告げられる。理由もわからず困惑するパードリックは、賢い妹や若い隣人を巻き込んで関係修復を図るも、親友は頑なに拒絶。やがてコルムは「これ以上煩わせたら、俺の指を切り落とす」という恐ろしい最後通告、二人の対立は想像を絶する事態へ。

島に1つだけの酒場。住人を誰もが知る島。その息苦しさを想像します。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理系分野の女性学生の割合、最下位

2023年01月22日 07時35分19秒 | 日記、その他

週明けには猛烈な寒波への備えを、島岡美延です。慣れていない地方こそ要注意。

先日、伊藤野枝の「女性に対する教育こそが問題」との100年前の主張をご紹介しました。実は現在の日本、大学・大学院における理系分野の女性学生の割合がOECD加盟国の中で最下位! 横山広美著『なぜ理系に女性が少ないのか』(幻冬舎新書)を読みました。

カトリック系女子校、大学は物理学専攻、大学院で素粒子研究という彼女自身が「理系女性問題」当事者で、緻密なデータに基づいて導き出した結論。

日本の女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに理系を「選択しない」のは、本人の意思以外の要因があると指摘。「男女平等意識」の低さ、「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が見えない壁となって女性の理系選択を阻んでいる・・・。

「大学に男子のほうが多い日本」だけど、それは世界では特殊な光景だそう。「女の子が大学までいってどうする」という言葉、今でも聞きませんか?

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする