聖火リレーは、震度6強の福島から

2月最終日、関西など2府4県で緊急事態宣言解除、島岡美延です。
28日間の2月に色々ありました。
私たちはいつも「希望的観測」に基づいて進んでいるような。
来月の東京2020の聖火リレーに不安を感じている人が多い中、大会組織委員会会長の交代劇。
発言の撤回と謝罪で一件落着、とはいかず、トップを女性に代えても、大会ボランティア、聖火リレー走者の辞退が相次いでいます。
福島や宮城で震度6強を記録した地震は、10年前の東日本大震災の余震。
東北新幹線は運休が続き、土砂崩れや建物被害も起きました。
五輪誘致で「アンダーコントロール」と言われた原発は、先日の地震で何かがずれたり、数値に変化があったり。
地球から「まだ終わってないし」と突き付けられました。
首都圏のコロナ緊急事態宣言は、3月7日までで大丈夫なのか。
リバウンドを懸念する声もあれど、すでに希望的観測で様々なスケジュールが動いている感じ。
来月の今頃、聖火リレーとコロナの感染者、死者のニュース、その両方が毎日伝えられているのでしょうか。

天才野球少女はプロを目指す

首都圏以外は明日、緊急事態宣言解除へ、島岡美延です。
久しぶりに銀座の映画会社に出向いたので、北海道、石川、岩手などのアンテナショップに立ち寄り、超ミニ旅行気分を味わいました。
小さな店舗内も一方通行、「黙食」のポスターの実物を初めて見たり。
東京五輪2020が開催されても、ここに外国人があふれる光景は想像できない…。
女性理事が増えそうな五輪組織委員会、「女性差別」をなくすには、まず数から。
少女の夢はプロ野球選手、そんな韓国の物語。
映画『野球少女（3月5日公開）』をご紹介します。
高校野球部の唯一の女子で、リトルリーグ時代には天才野球少女と呼ばれていたスイン（イ・ジュヨン）。
卒業後は、プロ球団で野球を続けることを夢見て、誰よりも練習を重ねてきた。
しかし、女子という理由でプロテスト受験すら門前払い。
周りの誰もが「夢はあきらめろ」と言う中、新しいコーチ（イ・ジュニョク）が赴任し、スインに大きな変化が…。
「あなたのため」という親の言葉が子どもの夢に立ちはだかる、それは男女問わず？

「断らない女」のさばき方？

栃木県ではまだ鎮火せず、群馬や茨城でも山火事発生、島岡美延です。
2月は雨が記録的に少なく、湿度が20％以下の日もあった関東。
「酷暑」ほど目立たないけど、乾燥しきった空気も地球のピンチ？
昨日、衆院予算委員会に登場した山田内閣広報官は、記者の質問をさばいて短めに総理記者会見を切り上げる、その声の人。
総務省時代に接待を受けた「気の緩み」を反省して給与自主返納、かつて「飲み会を断らない女」だった人は、今後も記者を翻弄し続ける…。
彼女が「誘われたら断らない」と、人脈を作る大切さを動画で語っているのを見て、そういう時代だった、とは感じます。
男女雇用機会均等法はまだなく、結婚しない女性を売れ残ったクリスマスケーキに例え、20代前半で“寿退社”が幸せ、とされた世代。
仕事をするなら男性と同等、では足りず、それ以上を自他に求めた…。
そんな先輩たちがいて、「女性も総合職」世代があり、時代は進むかと思いきや、足踏みしていた約30年？
「夫婦別姓」は逆戻り、国会議員が地方議会に圧力をかける令和。

ネットで起きていることが現実社会で

「公平公正」の感覚はどこへ、島岡美延です。
バレンタインデーだって、ある人には3000円、他は200円、いや何も渡さない…、高いチョコには理由があるはず。
愛知県の大村知事を辞職させようと高須クリニック院長らが呼び掛けたリコール署名問題は、県警の強制捜査へ。
リコール運動事務局が提出した約43万5千筆のうち約83％の署名が無効の疑いで、アルバイトが名簿を書き写した、と言われています。
高須氏に賛同した河村名古屋市長が“協力”した支援者名簿がもと？
「リコールに賛成して」とハガキやDMを送ることを想定した河村氏も驚いたのか、「僕も被害者」。
ネット上で意見や署名が大量に集まった時、なりすましや複数回の賛同が指摘されることがありますが、今回は現実社会において、「なりすまし」署名で数を増やしたよう。
問題解決のために賛同者を集める街頭署名などと比べて、住民基本台帳と付き合わせて厳密に数えられるリコールの署名。
ハンコ文化もここに残るか…、偽造署名では拇印も押されていたって、本当に恐ろしいこと。

恐ろしいゲームに強制参加！？

北風が強くて寒さが戻ってきた朝、島岡美延です。
栃木県足利市では山火事が広がっていて、避難勧告が出ている地域も。
コロナで亡くなった人がアメリカで50万人を超え、バイデン大統領は、第一次世界大戦、第二次世界大戦、ベトナム戦争の犠牲者の合計より多い人が1年で犠牲になった、と語りました。
命の重さをあらためて考えたい…、こちらは反面教師のような物語？
映画『ガンズ・アキンボ（26日公開）』をご紹介します。
『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが、最悪の事態に巻き込まれるダメ男に。
ゲーム会社のプログラマー、マイルズはネットのコメント欄に過激な書き込みをして鬱憤をはらす日々。
ある日、殺し合いを生配信する闇サイト「スキムズ」に書き込んだら、闇の組織に襲撃されてしまう。
目を覚ましたマイルズの両手にはボルトで拳銃が固定されていて、「スキムズ」に参加し、最凶の女殺し屋ニックスと戦って、24時間以内に勝てと命令されて、逃げ場なし…！
視聴する人々が興奮していく闇サイトの恐ろしさ。

金銭感覚は子どもの時代から

リモートの時代に「対面じゃなきゃダメ」な接待とは、島岡美延です。
総務省幹部が放送関連会社から接待を受けていた問題、名前と肩書、金額が並べられた一覧表に、コロナで今日の生活が厳しい人は何を思うでしょう。
閣僚の2019年の政治資金収支報告書の朝日新聞による調査内容を見ると、西村大臣は高級和牛100万円以上を「土産代」として、加藤官房長官はエルメスを「贈答品」として計上していたよう。
贈り先の記載の必要がないため、実際にどんな使い方をされたかはわからず。
大人の世界でも今や子どもの世界でも？、まったく「見返り」を期待しない贈り物なんて、ないかもしれないけれど、いまだにこんなことが繰り返されているとは。
金銭感覚って、人それぞれに「自分の物差し」があります。
育った環境で身についてしまい、「この人と友達になれるか」の重要なポイント。
これがお茶やランチの金額かとびっくりすようなお店に誘われたら、そのあとが思いやられるかも。
今週公開の映画『あのこは貴族』の中に、見事な描写が出てきます。

美少年の夢は、ミス・フランス！

今日も23度という初夏の気温の予報、島岡美延です。
「減り方が鈍っている」という今のコロナの感染者状況は、2週間前の活動の結果。
“外でも寒くない”気候の人々への影響は、緊急事態宣言延長期限の3月7日頃にわかります。
昔の自分に、今、どんなことが言えますか？
映画『MISS ミス・フランスになりたい！（26日公開）』をご紹介します。
主演は、フランスでジェンダーにとらわれない美男子モデルとして活躍するアレクサンドル・ヴェテール、その美しさに釘付け！
9歳の美少年アレックスは「ミス・フランスになりたい」と思っていた。
両親を事故で失って、自分を取り戻せなくなっていた彼は、幼馴染のエリスと偶然再会し、自分の夢に向かうことを決意する。
それは「男性であることを隠してミスコンに挑む」こと。
家主のヨランダや多国籍でボーダレスな下宿仲間たちに助けられ、高い壁を一つずつ乗り越えていく…。
本物のミス・フランス実行委員会と提携し、華やかな舞台から厳しい選考の内幕まで、全部見せます。
真の美しさとは…？

スポーツニュース、初夏には

大坂なおみ選手が二度目の全豪優勝、島岡美延です。
決勝ですら「闘争心むき出し」とは違うその表情を見ていて、勝利を確信しました。
完全に自身をコントロールして、ミスのあともエースのあとも集中している…。
昨年の全米オープンでは、7人の黒人の名前をマスクで披露してみせた無観客試合での優勝。
やはり彼女には、温かな拍手が似合います。
昨日はＪリーグ幕開けのスーパーカップも生中継で見ました。
三笘選手がデビューした昨年の活躍そのままに2得点。追いつかれるも、小林選手の劇的な決勝ゴールで、ガンバを振り切った川崎フロンターレ。
開幕したとたん、コロナで中断に追い込まれた去年のＪリーグ。再開まで、何度も仕切り直しをしました。
ラグビーのトップリーグは約1か月遅れで昨日、開幕。
「密」であることが象徴的なスポーツは、1月に複数チームでコロナのクラスターが発生、本当に心配されました。
昨年は中止になったウィンブルドン、今年は大坂選手が活躍してくれるはず。
GWを迎える頃、スポーツニュースは何を伝えている？

レンブラントの新たな作品発見？

音声データという証拠がなければ…、島岡美延です。
「記憶にない」との答弁は、「記憶力不足を嘆く」手法に変わるのでしょうか。
データが誰の声であるかは、ほぼ特定されます。
一枚の絵が、誰の作品であるかは…？
映画『レンブラントは誰の手に（26日公開）』をご紹介します。
オランダ貴族家系の10代目、レンブラントが描いた肖像画のある家で育った若き画商ヤン・シックスは、ロンドンの競売クリスティーズに出品された「若い紳士の肖像」を安値で落札する。
レンブラントだと直感したのだ。本物なら44年ぶりの発見、世界中で大騒ぎとなるも思わぬ横やりが入り…。
一方、フランスの富豪ロスチャイルド家所有のレンブラントの絵画2点が、約200億円で売りに出される。
獲得に動き出したのは、ルーブル美術館とアムステルダム国立美術館。フランスVSオランダの譲れない国家問題に発展？
純粋な絵画への愛か、それとも…。
『みんなのアムステルダム国立美術館へ』のウケ・ホーヘンダイク監督による、最高にスリリングなドキュメンタリー！

アル・カポネ、衝撃的な最晩年

東京五輪2020開幕まで154日、島岡美延です。
組織の立て直し、コロナ対策、選手来日、観客の有無、ワクチン投与にも追われる医療従事者は…。
テニス全豪オープンは途中で無観客、準決勝から再び観客を入れましたが、五輪の規模はケタが違う！
桁違いといえば、こちらは史上最も有名なギャングスター。
映画『カポネ（26日公開）』をご紹介します。
40代の最晩年を連日4時間のメイクアップを行い、全身で具現化して見せたのはトム・ハーディ。
かつて暗黒街の顔役だったアル・カポネは、1940年代半ばに長い服役生活を終えて、フロリダの大邸宅で家族や友人に囲まれ、静かな隠遁生活の日々。
カリスマ性はすっかり失われ、梅毒の影響による認知症を患っている。
一方、FBIのクロフォード捜査官は、彼を仮病だと疑い、隠し財産1000万ドルのありかを探ろうと執拗な監視を続ける。
やがて病状が悪化したカポネは現実と悪夢の狭間で奇行を繰り返し、愛妻メエすら彼の真意をつかめない。
本当に身も心も壊れてしまったのか、それとも…。