美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

奇跡のストップモーションアニメ

2022年11月30日 07時25分44秒 | 姿勢&見た目

給食の際の会話可能と文部科学省、島岡美延です。大人はとっくにランチや飲み会で楽しんでいるのに。子どものマスクは親の方針が影響することが多く、思い出したのは東日本大震災のあと。放射能対策として一部の人がマスクをつけ、保育園や学校で異分子のように扱われたことも。

地球はいつか、こんな姿に!? 映画『マッドゴッド(12月2日公開)』をご紹介します。『スター・ウォーズ』『ロボコップ』など、誰もが知る名作の特殊効果の数々を手掛け、アカデミー賞を2度受賞した巨匠フィル・ティペット。約30年前に本作のアイディアを閃き、地道に制作されてきたストップモーションアニメ。しかし時代はCG映像に移行、「俺の仕事は絶滅した」とプロジェクトは中断。それから20年後、若きスタッフたちが奇跡的に当時のセットを発見し、再始動!

物語は地獄のダークファンタジー。人類最後の男に派遣され、地下深く荒廃した暗黒世界に降りる孤高のアサシンが目撃する、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わり。

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直木賞受賞作、壮大なラブストーリー

2022年11月29日 07時38分10秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

かつての香港かと思う光景が中国各地で、島岡美延です。W杯でも見ているのか、世界と中国のコロナ政策の違いに人々が声を上げ始めたよう。1989年の天安門事件を思い出させる取り締まりの映像も。14億人の大国、どこへ向かう?

80年代にどんな記憶がありますか? 当時の高田馬場駅前のオープンセットを作ってまで描かれた壮大なラブストーリー。映画『月の満ち欠け(12月2日公開)』をご紹介します。佐藤正午の直木賞受賞作を廣木隆一監督が鮮やかな手腕で映画化。20代~50代を演じた大泉洋に拍手。

愛する妻子を亡くした小山内(大泉)と、27年前にある女性と許されざる恋をした三角(目黒蓮)。三角が突然、小山内を訪ね、無関係だった彼らの人生が〈瑠璃〉という名の女性の存在で交錯する。「愛する人にもう一度逢いたい」という想いが起こす奇跡とは。

小山内の妻は柴咲コウ。三角が愛した瑠璃は有村架純。小山内の娘・瑠璃の親友に伊藤沙莉。この豪華キャストで描かれる時空を超えた物語。

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ネコのイラストを描いた人は

2022年11月28日 07時25分37秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

チャンスの多さより、チャンスをものにするか、島岡美延です。サッカーって、得点=奇跡の一瞬のため、得点が入らない時間帯にいかに身体を張り続けるか。3戦目、何が起きる?

日本人が初めてサッカーの国際大会に出場した大正時代、昨日取り上げた岡本一平が全集を出版したのは、夏目漱石の勧めで。こちらは漱石の『吾輩は猫である』に登場する絵葉書の作者と言われるイラストレーター。映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(12月1日公開)』をご紹介します。彼が描いたネコを目にしているはず。

イギリスの上流階級出身で、父亡きあとイラストレーターとして活躍するルイス(ベネディクト・カンバーバッチ)。妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋に落ち、周囲の猛反対の中、結婚。ネコを飼う幸せな日々も3年後、妻が病気で死去。彼女の愛は夫を生涯守り続けた・・・。

当時、ネコは忌み嫌われる存在。なぜ爆発的な人気のネコ画家になったのか、驚きの生涯です。

 

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岡本太郎の父、一平の漫画

2022年11月27日 07時25分30秒 | 姿勢&見た目

常備軍を持たない国コスタリカとの一戦は今夜、島岡美延です。敵への攻撃はスポーツだけにして。英国のシンクタンクが昨年発表した、国民の生活の充実度や格差などから算出する「地球幸福度指数」では152か国中、コスタリカは1位、日本は57位。

大正から昭和初期、日本人の幸福度は? 『岡本一平漫画漫文集』(岩波文庫)を読んでみました。岡本太郎の父・岡本一平と母・岡本かの子。昭和4年、一平が朝日新聞特派員としてロンドンの軍縮会議を取材するため、一家で欧州へ。一平が編み出した新聞の漫画に軽妙な文章をつける「漫画漫文」の全集がベストセラーになり、印税を有効活用。そのまま太郎は欧州修行を続けました。

岡本一平の鋭い観察眼、例えば『当世政治家言葉図鑑』とは、政治家特有のわかりにくい言葉の解説。「善処する=かけ引きをうまくやる」「大所高所=こまかいところはわからぬ事」「ご高説拝聴=ごちそうして拝み倒す事」など、もちろん図解(漫画)付き。この国、大正時代から何も変わってない!?

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裁判と写真展と映画、人生を想う

2022年11月26日 07時34分01秒 | 日記、その他

「道義上はともかく法的義務はない」で退けられた妻の訴え、島岡美延です。元首相に忖度した国会答弁がなければ、赤木夫妻だってこのW杯を楽しんでいたかもしれません。

昨日は恵比寿へ。東京都写真美術館で開催中の『星野道夫 悠久の時を旅する』を見てきました。今年は生誕70年、20歳の時にアラスカに初めて行った村の記録から、亡くなる直前まで撮影していたロシア・カムチャッカ半島の写真まで。1993年に結婚、アラスカで生活し長男誕生。1996年ヒグマに襲われて43歳で急逝。その後、妻・星野直子さんが作品を管理し、写真展期間中に講演会も。

YEBISU GARDEN CINEMAでは、熊川哲也Kバレエカンパニーの今年6月の公演『カルメンin Cinema』を上映中。「愛は人を狂わせる」のコピー、男女の濃厚な人生を踊りきるダンサー。生の舞台に行けなかった演目をスクリーンで存分に堪能。

先日は「いい夫婦の日」、裁判報道や展覧会など、遺された妻の想いを感じた昨日でした。

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日本史上、最も知的な雑談

2022年11月25日 07時34分26秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

歴史的快挙の陰になる出来事も忘れずに、島岡美延です。無観客だった東京五輪でさえニュースの中心になり、W杯で日本が勝てばそれ一色に。今日は、公務員の夫の自死の真実を知りたいと妻が起こした裁判の判決。

東京五輪2020、今度は組織委員会が談合調整かという疑惑。1964年の東京五輪から半世紀以上、人間は本当に進化したのか。

ふとそう思ったのは、図書館で借りた『人間の建設』(新潮文庫)を読んで。1901年生まれ、日本数学史上最大の数学者といわれる岡潔と、1902年生まれ、日本の文芸評論の確立者、小林秀雄。互いに敬意を払って、初対談。

「世界の知力が低下すると暗黒時代になる。人は政治を重んじ、軍事を重んじ、土木工事を求める。そういうものしか認めない、功利主義」そして「このままだと人類が滅亡せず続くことができるのは長くて200年くらい」と。21世紀の戦争も気候変動もまだ先のことだった1965年の〈雑談〉。理系と文系、知の巨人の興味の幅広さと言ったら!

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ミニスカートでファッション革命

2022年11月24日 07時34分04秒 | 姿勢&見た目

いつ以来か、朝刊トップに歴史的快挙、島岡美延です。前半と後半で別の試合のようだった日本、ドイツに逆転勝利。4年前より海外で活躍する選手層は確実に厚くなり、積み上げてきた成果を実感!

大きなことを言って、それを形にしてきた人の強さ。映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説(26日公開)』をご紹介します。ビートルズ、ツイッギー・・・世界中の若者が憧れ、熱狂した60年代スウィンギング・ロンドン。その伝説の中心にいたマリー・クワントの人生に迫ります。

教育者の家庭で育ったマリーは、貴族階級出身のアレキサンダーとアートスクールで運命的に出会い、ロンドン初のブティックを立ち上げた。伝統と階級文化が残るイギリスで、ミニスカートを武器にファッション革命を起こす。動きやすく少女らしい姿は、世界中で大ブームに。彼女が才能を発揮できるよう渉外、広報担当を支え続けた夫。

映画公開と同時開催『マリー・クワント展』はBunkamuraザ・ミュージアムで。

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菜葉菜が演じる4人の女たち

2022年11月23日 07時35分07秒 | 姿勢&見た目

こっそり、でもないような就活「替え玉」、島岡美延です。頼む人、受ける人、どちらも罪悪感は少なく、コネ就職と変わらないと考える人も。企業側はある程度想定して、WEBテストを実施?

こちらは、一人の俳優が全く別の4人になる物語。映画『ワタシの中の彼女(26日公開)』をご紹介します。今週のラジオに中村真夕監督が登場。福島・富岡町で『ナオトひとりっきり』を撮り、さらなる続編も準備している監督の、全く別の一面が見られます。

コロナ禍で大きく変わってしまった日常。ひとすじの光を求めて生きる4人の女たちを女優・菜葉菜が演じる短編映画4編。かつての仲間と久しぶりにリモート飲みをする40代主婦。リモートワークの孤独をフードデリバリーで癒そうとする30代独身OL。女優を目指していた20代風俗嬢はバス停で夜を明かす女性と出会う。盲目になった40代実家暮らしの女性は訪ねてきた若者に・・・。

菜葉菜の変幻自在な才能、中村監督の繊細な演出。4話それぞれに驚きと希望。

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那須塩原、箒川の流れに

2022年11月22日 07時04分15秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

戦争、大地震、人権問題があれど熱狂するW杯、島岡美延です。ここではコロナも過去のこと?

熱くなるのが苦手な人にはこの静けさを。映画『川のながれに(25日公開)』をご紹介します。とにかく渓谷の自然が美しく、SUPで川を流れ下っていきたくなります。

母を亡くし一人きりになった健司(松本享恭)は、那須塩原市内を流れる箒川でSUP(サップ=スタンドアップパドル)のアウトドアガイドをしている。街から出たことのない彼は、世界中を旅して塩原に移住したイラストレーターの音葉(前田亜季)と出会い、自分の人生に迷いを感じ始める。今まで自分はただ流されて生きていたのか、変わらないと駄目なのかと、自分に問う健司。幼馴染の旅館の若女将、東京に出た元カノの生き方もまた、健司の人生観に影響を与える。そして川で溺れて亡くなったと聞かされていた父親(音尾琢真)のことがわかり・・・。

音葉が、浮世絵師・川瀬巴水が描いた風景を探し歩いてはスケッチを繰り返す、そのシーンも素敵。

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政治の謀略、鹿鳴館で何が

2022年11月21日 07時28分33秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

夏のドタバタ改造のほころび続出、島岡美延です。不都合な関係を隠していた人、得意げな発言が不適切だった人、お金の不明朗な説明が続いた人と、3大臣が「事実上の更迭」。「任命責任」という首相の言葉の重みって?

政治が文字通り命がけだった時代。国の西欧化を急速に進めた明治政府、建てられた洋館・鹿鳴館。三島由紀夫が〈はじめて書いた俳優芸術のための作品〉という『鹿鳴館』を花組芝居が創立35周年記念公演第2弾として、あうるすぽっとで上演中(27日まで)。

歌舞伎作品を得意とする男性だけの劇団が満を持して挑みました。座長の加納幸和氏が伯爵夫人・影山朝子を演じるチームを鑑賞。政治家の覇権争い、暗殺の企て、男女、親子の愛憎、若者の恋も。三島自身は少年時代から歌舞伎に親しみ、物語の展開、セリフに「らしさ」てんこ盛り。

映画などでは豪華なドレスの印象ですが、そこは花組芝居。朝子は歌舞伎の道成寺(松竹衣裳)の金と黒。影山伯爵は黒の長袴など、三島もきっと喜んだはず。

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