美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

観光でプロに命を預ける

2022年04月30日 07時34分46秒 | 日記、その他

朝はひんやり、晴れそうな土曜日、島岡美延です。天気の変化が大きい連休中、予定を変更する余裕もほしいです。

昨日、知床観光船カズワンが海底120㍍の場所で見つかりました。通報があったカシュニの滝の近く。妻に「今までありがとう」と電話をした人もいました。荒れる海でどれほど恐ろしかったか。

奇しくも昨日は関越道の高速ツアーバス事故から10年。東京ディズニーリゾートに向かう途中、午前4時40分に防音壁に衝突。7人が亡くなり、運転手を含め39人が重軽傷を負った満員のバスの事故。

観光船の特別な体験や、寝ている間に移動できる高速バスにお金を払う、それは「プロに命を預ける行為」そのもの。日常のバスや電車も同じ。

運転士らには「乗客の命を守っている」責任を改めて感じてほしい。会社は乗客と運命を共にしてハンドルを握る人の勤務環境に細心の注意を払う義務があります。私たちはそれを信じて乗るのです。

 

 

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オードリー、映画とユニセフ

2022年04月29日 07時36分45秒 | 姿勢&見た目

荒れた天気になる昭和の日、島岡美延です。「古くて新しい」時代なのか、昭和をテーマにしたエンターテインメントも増加中。

日本人ではないけれど、昭和のスクリーンに欠かせない存在。映画『オードリー・ヘプバーン(5月6日公開)』をご紹介します。来年で没後30年、その「特別な存在」ぶりを実感するドキュメンタリー。

貴族の血筋ながら6歳で父親がいなくなり、ナチス占領下のオランダで栄養失調になるほど辛い子ども時代。夢だったバレエダンサー(オードリー自身が踊るシーンも!)を諦め、ミュージカル、そして映画へ。

『ローマの休日』(1953)で24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞。スターへの道を駆け上がるも、後年のユニセフ国際親善大使としての活動こそが、彼女が本来望んだ人生だったか。

三世代のバレエダンサーが踊ることで彼女の人生を象徴的に描く演出が素敵。20代を英国ロイヤルのフランチェスカ・ヘイワード。晩年はアレッサンドラ・フェリが踊る贅沢さ。

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阿部サダヲ、笑顔の怪演

2022年04月28日 07時10分52秒 | 姿勢&見た目

独裁者の主張はどこまでも理解不能、島岡美延です。停戦の糸口はどこにあるのか。なぜ、戦争で命が失われる日々を止められないのか。

奇妙な理屈を主張する人は社会の中にもいます。たとえ、周囲がモンスターのように扱ったとしても。映画『死刑にいたる病(5月6日公開)』をご紹介します。連続殺人鬼は人懐っこく、笑顔で皆を虜にする男。主演は阿部サダヲ、白石和彌監督が仕掛ける驚愕のラストとは。

大学生の雅也(岡田健史)に届いた一通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人犯・榛村(阿部)からだった。「最後の事件は冤罪だ。それを証明してほしい」、面会しに行き、その願いを聞き入れ、事件を独自に調べ始める雅也。しかしそこには想像を超える残酷な事件の真相があった・・・。

榛村はパン屋を経営し、勉強を頑張る少年少女らが標的に。高い知能を持ち、魅力的な人物として社会に溶け込む恐ろしさ。現実にもそんな事件は起きています。人間の深い闇に挑む物語。

 

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世界の風刺漫画家がロシアを描く

2022年04月27日 07時31分27秒 | 日記、その他

国連トップがロシアへ、島岡美延です。この2か月、国連が戦争を止められないのかとずっと思っていたけど。

ニュースを見る、祈る、考える。ロシアのウクライナ侵攻に反対する世界の風刺漫画家らの展示会を見てきました。朝日新聞東京本社2階ギャラリーで、5月中旬までの予定。

AERAなどで風刺漫画家として活躍した山井教雄さんが代表の「Peace Cartoon(平和の漫画)」主催。3月初め、ルモンドやNYタイムズ、ワシントン・ポストなど各国メディアに作品を寄せる漫画家に声をかけ、集まった20か国26人の約50作品。

作者名に国旗も添えられていて、ロシア国旗が一つ。名前と作品は隠されていました。ロシアの漫画家は作品を送ってきたけど、政権批判で長期間拘束の可能性が高まり、展示見合わせになった経緯を展示。

ユーモアと風刺の中の怖さ。反戦を考えるとても見応えのある展示。もっと違う場所で開催されても良かったと思わなくはないけど、どうぞお立ち寄り下さい。

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いつもの月曜日の朝、のはずが

2022年04月26日 07時24分02秒 | 日記、その他

特別な旅行になるはずだった知床観光船、島岡美延です。サプライズ、プロポーズ、プレゼント・・・、乗客は日本各地から期待を胸に、小さな船に乗り合わせました。GW目前、こんなに辛いニュースを聞くとは。

2005年4月25日に起きたJR宝塚線脱線事故もあまりに衝撃的でした。昨日は17年前と同じ月曜日。その春から新しい生活が始まった人、いつものように出かけた朝、列車がマンションに衝突し脱線。亡くなったのは乗客106人と運転士。この事故では「乗客と運転士」を分けて報道することがほとんど。運転士が事故の原因、乗客はその犠牲、という見方ゆえ。

その後、JR西日本の「事故の背景にある体質」が注目されました。先日、JR東日本の電車で「途中駅で具合の悪くなったお客様の対応のため、この列車は2分遅れで○○駅に到着します。お急ぎのところ列車が遅れ・・・」という謝罪アナウンスが。確かに時刻通りがありがたい、でもわずかな遅れを許さないほど余裕がない社会なら、いつか困るのは私自身?

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コロナ禍の2年がなかったら

2022年04月25日 07時24分08秒 | 日記、その他

コロナ禍の「移動自粛の2年」がなかったら、島岡美延です。そんなことを想像してしまう知床観光船の事故。捜索活動の難しさが映像から伝わります。

この2年、ステイホーム、県をまたぐ移動の自粛・・・、何度も繰り返されました。先日の箱根は首都圏から近く、外国人が多いはずの観光地。「かながわ旅割」があれど遊覧船は減便、開店休業状態の飲食、土産物店。関係者がGWの客足回復に全てをかけている、そんな空気でした。

旅行は非日常を味わいたい、簡単に来られない世界遺産ならなおさら。中には「せっかく来たけど今日は波が高い」と感じた人もいた? でも観光船が運航されるなら大丈夫、と考えます。

芦ノ湖のような大きな観光船でも必ず救命胴衣の案内があるけど、それを使う、まして港に戻れない、そんな可能性をほぼ考えずに旅行している私たち。

観光客が来なかった2年間を取り戻したい、やっと旅行できた機会を逃したくない・・・、無事に帰宅、それが最大のお土産。まもなくGW。

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英国人夫と米国人妻、その夢は

2022年04月24日 07時29分49秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

世界遺産になる前、私も乗った知床観光船、島岡美延です。救助活動が一刻も早く進んで。

何かおかしいと感じても問題が起きるまで気づかない・・・。映画『不都合な理想の夫婦(29日公開)』をご紹介します。原題はTheNest=「巣」。虚飾と野望の傑作心理スリラー。

1986年。NYで貿易商を営む英国人ローリー(ジュード・ロウ)は、米国人の妻アリソン(キャリー・クーン)、息子、娘と幸せに暮らしていた。大金を稼ぐ夢を追って、好景気に沸くロンドンへの移住を妻に提案し、やや強引に英国に戻る。郊外の豪邸を借り、昔の上司が経営する商社で復帰を歓迎され、まさにアメリカン・ドリーム体現者の凱旋のよう。

ただ、名門校に入れた息子は元気がなく、乗馬を教えるアリソンの馬小屋工事は進まない。貯金が底をついていること知った妻は・・・。

ジュード・ロウが、プライドが高く、恥ずかしいほど自慢ばかりの男を熱演。夫婦のすれ違いを「ワインの注文」で描いた場面、怖いです。

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2つの発想に感じる共通点

2022年04月23日 07時30分25秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

全国的に晴れて夏日になりそう、島岡美延です。世界で起きている戦争や紛争、日本では心理的破壊・暴力と言える言葉が日常茶飯事。

芸能界の性加害が認識されてきた今、昔のヤクザ映画かと思う言葉が社会人対象の講座で。高い受講料を払った相手に「フツーじゃない、強烈な言葉」をこれまでも使ってきたはず。再現がおぞましいほど、女性などを貶める言葉でした。

今度は内閣府の研究会の議論で波紋。「恋愛弱者に恋愛支援を」という発想か、教育に「壁ドン、告白・プロポーズの練習」など組み込むという大学教授の提案。この人はそうやって恋愛強者になれた?

そもそも「壁ドン」は漫画(原作のドラマ)の世界。「男性が女性を屈服させたい願望」「女性がそれを望むという妄想」の形。あれで恋愛が始まると思って実践したら、「近い!」と嫌悪感を抱かれるだけ。

講師と教授の発想は珍しいものではない、という悲しい現実。男女共同参画って言葉を聞いて久しいけど、男女平等社会に程遠いこの国。

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大人にも起きる、小さな奇跡

2022年04月22日 07時02分47秒 | 姿勢&見た目

GWの渋滞予想はコロナ前並み、島岡美延です。ツツジもフジもコロナ前と変わらず見頃を迎えそう。

世の中、大変なことばかり、だから目の前の小さな奇跡を喜びたい。映画『ツユクサ(29日公開)』をご紹介します。『愛を乞うひと』などの平山秀幸監督が安倍照雄のオリジナル脚本を映像化。旧知の二人が10年以上あたため続けてきた人生賛歌。50年ほど人生やってたら色々ある、だからこそ。

海辺の小さな町で一人暮らしの五十嵐芙美。ある日、隕石にぶつかる体験をする。草笛が吹けるようになる。どちらも彼女の日常に起きた、小さくて大きな奇跡。

主人公は小林聡美。その工場の同僚は平岩紙、江口のりこ。三人でお弁当を食べているだけで、見事に映画的。草笛を教えてくれる男性を松重豊。人生の止まり木のようなバーのマスター、泉谷しげる。過去を抱えた大人たちの「今」を生きるやりとりの一つ一つがじんわり心に沁みます。

あなたの日常にも奇跡があふれていると気づかせてくれる物語。

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「現金のみ」の光景に

2022年04月21日 07時15分46秒 | 日記、その他

昨日は傘の出番なく箱根を周遊、島岡美延です。山桜も楽しめました。

久々に旧東海道を走るバスで、甘酒茶屋へ。30分に1本のバス、入口の「帳場」で注文する甘酒は1杯400円で、おつり用の100円玉がぎっしり用意されています。そう、ここは「現金のみ」。それを嬉しく感じるのも江戸時代に参勤交代の大名が休憩した茶屋だからこそ。気温低めでストーブにあたりました。

芦ノ湖遊覧船で桃源台港へ渡り、ロープウェイで大涌谷へ。ロープが見えないほどゴンドラは白い靄の中へ。噴出する硫化水素ガスもあるけど見通しがなかなかきかず、黒たまごを並ばずに買えました。ここも「現金のみ」、こちらは500円玉がおつり用。1つ食べると7年長生き、だそう。

コインロッカーも100円玉タイプ。両替しにいった高齢ご夫婦も今やキャッシュレス生活かしら。GWは「かながわ旅割」は使えないけど、観光客が増えますように。ホテルやバスの人と話しながら、心からそう思いました。

 

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