友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

無党派市民派・自治体議員と市民のネットワークの合宿

2009年10月26日 20時41分47秒 | Weblog
 『無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク』の合宿は三重県が担当して、場所は宮川の上流にある「奥伊勢フォレストピア宮川山荘」で行なった。随分遠いと思ったが、地図で見てみると、奈良県に近い。東名阪から伊勢自動車道に入り、伊勢神宮へ行く方向から分かれて山へと向かう。宮川の両岸は切り立った岩肌が川面に迫り、深い渓谷が美しい。

 そんな奥深いところにきれいに整備された庭と木造の建物がある。私たちはコテージで自炊だったけれど、一番大きな建物はホテルになっていて、その1階の奥にはガラス張りのレストランがある。地元の食材を使ったフランス料理が食べられるそうだ。観光バスも2台やって来た。日曜日のためか、訪れる人も多い。日帰り温泉を楽しむグループもあった。

 私たちはここの会議室を借りて、「情報公開の事例とその効果」と「住民監査請求の戦いと利用」の2本立ての勉強会である。夜は恒例になった懇親会で、地元のお酒を持ってきてくれたので、これを大いにいただいた。大型の電気ホットプレートを持ち込み、鍋料理を堪能させてもらった。野菜も米も自分のところで採れたものを持ってきてくれたから、新鮮でうまい。それにしても、実に手際のいい男の料理に感心した。

 飲みながら食べながら、話は尽きない。政権交代で自治体議会の自民党議員は陳情先が無くなって慌てているそうだ。確かに国民は、長く続いた自民党政権に「ダメ」を与え、政権交代を望んだ。けれども地方議会は依然として地域ボスや地域の利益代表が議席の大半を占めている。国政への強い関心が地方議会にも向けられるためには何が必要なのだろうか。地方議会が民主的な運営になることが本当に市民が主権者である政治を実現することになるとどう伝えられるのだろう。

 駅前開発とか地域の活性化とか、実際には必要のない事業を止めさせるにはどうするべきか。次々とある切実な課題に、時には二手に別れ、そうかと思えば全体の議論へ、形を変えながら話し合いは進んでいく。ふと、ガラスに映ったみんなの様子が見えた。そうか、私が飛びぬけて年寄りなのか、そう思った。50歳前後の人たちが一番多いから、皆私よりも15歳から18歳も年下だ。全然気にせずにやってきたけれど、もう引退してもいいのではと思った。

 立ち上げにかかわり、代表を務めたことからなかなか退会するとは言えなかったけれど、そんな馬鹿げた責任感が逆にグループの足を引っ張っているのではないか、そんな気がした。選挙にはもう出ないと宣言し、気のいい仲間と遊びほうけているのだから、今年限りで退会してもいいのではないかな。
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1 コメント

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Unknown (海住恒幸)
2009-10-29 22:38:28
合宿のとき、そんなこと、ふと考えていっらしゃるのではないかと思ったけど、やめないでください。

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