友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

芸術の範囲と価値が変わってきた

2024年03月28日 17時40分57秒 | Weblog

 午後4時過ぎ、気が付くと雨が降っていた。次女一家は今日、茨城県から甲子園のある西宮へ引っ越す。テレビを点けてみると、甲子園は雨が降っていないのか、高校野球大会が行われている。雨降りの引っ越しは、いくら業者任せでも嫌なものだ。

 今朝の中日新聞に、「次期学長セクハラ調査」の見出しがあった。名古屋芸術大学の次期学長に予定されていた人から、背中や頭をなでられたと、複数の女子学生からセクハラの訴えがあり、大学側が調査委員会を設置したとある。

 私は、現学長の竹本先生に大変お世話になった。先生から著書を頂いたが、余り私が興味を持つような本では無かったからか、書棚のどこかにあるはずなのに探しても見つからない。西春町に文化勤労会館が出来た時、ここを拠点に活動する市民オーケストラを創ったらどうかと町長に提案した。

 町長の賛同を得て、オーケストラの団員募集を始めた。その当時の名芸大の大島学長に、「誰かいい、指導者はいませんか」と話したところ、竹本先生を紹介された。それで竹本先生に、「音楽が好きなら経験が無くても団員になれる、そういうオーケストラは無理ですか」と尋ねた。

 一蹴されると思ったが、「いいと思います」と返事を頂いた。以来、長期に渡って市民オーケストラを指導し育ててもらった。学長になられた時も、「芸術大学がある街」として、大学が協力することに、努力してもらった。

 ところが、理事会から大学への出入り禁止の処分が出た。これはもう、理事会が竹本学長の権限を抑えようとしているとしか、私には映らなかった。今度は次期学長のセクハラ問題が浮上したから、竹本先生は学長に戻れるかなと希望を持った。

 名芸大に詳しい知人は、「東の音楽関係学部と、西の絵画関係学部との争い」と解説する。絵画関係は卒業しても就職口が無く、入学希望者は少なかったが、今日のアニメブームで人気が出ているそうだ。先日、卒展を観に行ってもよく分かった。

 芸術の範囲と価値が大きく変わって来た。どうなるのかと心配してみた。

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