松本無線ジャンクセンターの廃業(終焉)のお知らせ(平成26年9月15日)
平成26年8月21日、突然松本無線ジャンクセンターの親爺さんから携帯に電話がありました。
何事かと尋ねると、9月半ばで店をたたむとのことです。
松本無線ジャンクセンターの親爺さんは現在72歳です。電子部品のジャンクの経営は42年と永きにわたったとのことでした。
思い返せば、昭和42年当時広島には第一産業(デオデオ→現エディオン)と松本無線が電子部品(真空管、抵抗、コンデンサー、バリコン、アルミシャーシ等)とメーカ製アマチュア無線機の販売していました。
その後、第一産業は、白物家電などの総合家電販売業として発展しましたが、松本無線は無線機器と電子部品さらにジャンク販売に特化することとなりました。
松本無線といえば、広島市中区銀山町の松本ビルにて松本無線パーツ株式会社広島支店(1、2階)と松本無線ジャンクセンター(代表:片島信行氏4階)として運営されていました。
特に広島といえば、松本無線ジャンクセンターがジャンクの世界では有名でした。
今回は、松本ビルの賃貸借などの問題から、ジャンクセンターの廃業を決意されました。
東京の秋葉原よりも広島の松本無線がジャンクの世界では生き残っていましたが、これをもって広島でもジャンクの歴史の終焉となりました。
勿論、ジャンク品に対する市場としての価値は現在では大変低いことは厳然とした事実です。
現在では、日本の電子機器メーカの衰退は目を覆いたくなるような現状からジャンク市場もまた同様ということでしょう。
松本無線ジャンクセンターには、私事ですが、高校生のころからお世話になっており、この廃業(終焉)は大変心苦しいものがあります。
ただ今は、松本無線ジャンクセンターの片島氏に感謝・感謝・感謝を申し上げる次第です。
廃業日は平成26年9月15日でした。
最終日には、多数のお客様の来店があり、皆さん名残り惜しそうに最後の買い物をされていました。
これでお別れです。
最後の松本無線ジャンクセンターの雄姿を感謝を込めて記録(平成26年8月23日撮影)しました。
所在地は広島市中区銀山町です。
松本無線ジャンクセンターの親爺さんです。
店内の見回りです。
全風景です。
全風景です。
真空管コーナーです。
中古測定器コーナーです。
リレー・コンデンサー・ダイオード類コーナーです。
このスタイルで接客していました。この姿が一番好きです。
CQ誌の広告欄から過去の松本無線の栄光の歴史を振り返ります。
現在資料整理中です。後日掲載します。
広島戦時通信技術資料館及び広島手製本倶楽部き下記のアドレスに変更です。
http://minouta17.web.fc2.com/
広島までバイトで出る時は必ずここに寄った。
寂しい。
ありがとうございました。
>写真の引用は可能でしょうか... への返信
特に問題はありませんのでご利用願います。