韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
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オークションウォッチ 説明用ラジオ受信機(中学校の教材用ラジオ)について(令和4年07月18日)

2022年07月18日 12時14分13秒 | 10オークションウォッチ

オークションウォッチ 説明用ラジオ受信機(中学校の教材用ラジオ)について(令和4年07月18日)

断捨離中につき入札ご法度の身でありますので、入札に参戦せず下記Yahooオークションの推移を見守り、記録するだけとしました。

稀少品】教材用 並四真空管ラジオ 美品
商品情報
個数:1
開始日時:2022.05.28(土)08:17
終了日時:2022.06.04(土)20:20
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:d*d*4*** / 評価 183
開始価格:1,000 円(税 0 円)
オークションID:h1052800336
現在20,500円(税 0 円)
ウォッチ 78人が登録
送料落札者負担
詳細
出品地域:岐阜県
入札件数  48件履歴
残り時間  終了詳細
出品者情報
 落札率が高い  noboyajiさん 
フォロー  総合評価: 2057
良い評価 99.7%
出品地域:岐阜県

商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー アマチュア無線  受信機
状態 やや傷や汚れあり (詳細) 
超稀少品! 説明用真空管式ラジオ受信機
オークションでほとんど出品されない稀少品です。
製造者:株式会社 内田洋行
品名:説明用ラジオ受信機 科学器部
製造番号:1326号
使用真空管 6D6、6C6 、6ZP1、80HK  (製造者:全てTEN)
再生式並四(四級)の教材用だと思います。
パーツおよび配線が立体配線図方式です。
配線の系統別に色を変えていますので、解り易いです。
外ケースは、木製で、蝶番で蓋が開閉出来ます。
木箱の一部に微小欠けがあります。
内部は大変綺麗です。
各パーツは汚れや傷が無く美品です。
真空管、シールドケース、バリコン、トランス、スピーカー等は、写真のとおりピカピカです。
使用頻度は本当に少ないと思います。
抵抗・コンデンサ類は底面に並べて取付けてあります。
電源は、入り、豆電球、全ての真空管は点灯いたします。
電波は受信出来ますが再生式ですので、コツがあります。
アンテナ線を付けないと受信出来ませんので、付属のアンテナ線(オレンジ色)を付けてください。
珍しい物ですので、部品取りではもったいないです。
大切に使用される方にお譲り希望しています。
(2022年 5月 29日 18時 19分 追加)
このラジオは、教材用ですので、おそらく殆ど未使用だと思われます。
内部がこのように綺麗ですので、殆ど木の蓋が被った状態で保管してあったと思われます。
当時のラジオメーカー製と違い、発売数量も少なかったと思われます。
メーカーは、現在もあります、事務用品メーカーだと思います。
事務用品会社が、ラジオを販売していた事は、ラジオ雑誌等であまり見かけません。
このような、綺麗な状態な物は、探すのは難しいと思います。
五級スーパーと違い、並四球ですので、感度は低いですが、インテリアおよび収蔵品として如何でしょうか?
大切に保管して頂くと嬉しいです。

入札者の順位   すべての入札履歴
 1ページ中 1ページ目を表示 (入札合計:10件)
入札者 / 評価   入札額 個数 最後に手動入札した時間
  d*d*4*** / 評価:183 最高額入札者 20,500 円 1 6月 4日 16時 32分
  3*9*2*** / 評価:180  20,000 円 1 6月 4日 20時 11分
  5*d*2*** / 評価:1  13,500 円 1 6月 1日 6時 41分
  7*e*1*** / 評価:2879  13,000 円 1 5月 31日 17時 12分
  9*6*2*** / 評価:88  12,000 円 1 5月 31日 8時 05分
  e*7*1*** / 評価:736  11,000 円 1 5月 29日 16時 55分
  e*c*4*** / 評価:432  10,500 円 1 5月 29日 11時 06分
  b*7*2*** / 評価:1081  6,750 円 1 5月 29日 8時 08分
  d*7*2*** / 評価:189  6,000 円 1 5月 28日 18時 01分
  9*4*e*** / 評価:834  1,100 円 1 5月 28日 17時 28分
1ページ中 1ページ目を表示 (入札合計:10件)


当オークションに関するコメント
古希を迎える歳となってしまったが、そろそろ認知の前兆現象なのか何かのトリガーがあったときに特異点の如く昔の記憶が鮮明に蘇ることがあります。
丁度、今回のオークションも同様です。

私が昭和42年3月の高校入試の「技術・家庭科」にラジオの試験問題がでたことを思い出す。
ただし、どんな問題なのか、いくら記憶を戻しても蘇らないのですが、試験時間が余っていたので、問題のラジオ回路に定数が記載されていなかったので、得意になって問題集のほうへ回路の抵抗器やコンデンサーの定数を書いて悦に浸っていたことを覚えています。
ここで気になるのが何の問題だったのか、しかもその問題の回答は正解だったのか気になってしかたがない。
そこで、昭和42年前後の「技術・家庭科」の教科書がネットで手に入らないか調べたら、教科書自体は入手できなかったのですが、昭和36年度版の文部省発行の中学校技術・家庭科の指導の手引きが入手できました。


文部省の指導の手引きでは、中学校3年生レベルでのラジオの授業内容は大変高度なもので誰も理解不能のようです。
実際の中学校3年生での授業では、木工製作を主体とした鋸の使い方や板の目に関する事項の学習しか記憶がありません。
電気回路関係では、半田ごてを握ったわけもなく、ただST管の1-V-1のラジオの機能概要の説明をうけていたような記憶があるだけでした。

また、県公立高校入試問題については、地方紙では入試問題が掲載されることを思い出し、早速市立図書館にいき、地方紙の縮刷版により、該当の問題集のコピーをすることができました。
見ると、まったくラジオの問題は出題されておらず、自分の記憶との乖離に愕然とするこことなりました。
このような特異な記憶は自分の脳で記録の一部を書き換え、事実として記憶を置き換えることがあるのかもしれませんね。
このような事実があっても、やはり高校入試にラジオの問題の出題があったことを否定できません。


参考文献
申学校における職業科、技術科教科書の変遷(第1報)
https://drive.google.com/file/d/1FfqvUtkxNmJBxsWAbDFlTcWtjo4i3b-T/view?usp=sharing

技術 ・家庭科に対する雑誌 『初歩の ラジオ』 の 内容的な期待とその 教育的意義
https://drive.google.com/file/d/1XYah3CiYUEaig9GVrNQRhk5ZbVPIkqq3/view?usp=sharing

文部省 中学校技術・家庭科指導の手引き(ラジオ教育のみ抜粋)

https://drive.google.com/file/d/1MRB8xMYeuhMMwxxTrOPEHtrhVrKUOjYQ/view?usp=sharing

 


広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 


オークションウォッチ 「陸軍ム62型受信機」戦後のご奉公について(令和4年06月05日)

2022年06月05日 15時40分15秒 | 10オークションウォッチ

オークションウォッチ 「陸軍ム62型受信機」戦後のご奉公について(令和4年06月05日)

断捨離中につき入札ご法度の身でありますので、入札に参戦せず下記Yahooオークションの推移を見守り、記録するだけとしました。

当時物 ム62型受信機 整流装置 無線機 現状品 詳しい方よろしくお願いします!
商品情報
個数:1
開始日時:2022.05.30(月)11:36
終了日時:2022.06.05(日)11:40
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:なし
落札者:c*2*4*** / 評価 875
開始価格:1,000 円(税 0 円)
オークションID:v1052983394
現在17,000円(税 0 円)
ウォッチ 63人が登録
詳細
出品地域:山形県
入札件数39件履歴
残り時間終了詳細
出品者情報
落札率が高いkomworks3さん
総合評価: 982
良い評価 99.6%
出品地域:山形県
出品者へ質問 回答済み1 件
商品説明
カテゴリ  ホビー、カルチャー アマチュア無線 受信機
状態   傷や汚れあり (詳細) 
ご覧いただきありがとうございます。
ム62型受信機などの一式を出品いたします。
動作確認などしていません。
現状品、ジャンク扱いでの出品です。
詳しい方の入札をおねがいします。
当方専門知識がなく完全に把握できておりません。
状態は画像をご参考下さい。
出てきたままの状態で出品しておりますので、古い物にご理解の有る方のみ入札をお願い致します。
送料負担:落札者
発送元:山形県
海外発送:対応しません
発送までの日数:支払い手続きから2~3日で発送
送料:東京都は1,750円(離島を除く) 詳細

質問一覧
 質問1 投稿者:6*b*c*** / 評価:886
5月 31日 12時 11分
発送はどの様にされる感じでしょうか・・・
  回答
5月 31日 12時 18分
ゆうパックで発送しようと思ってます。 重いので二口に分けるかもです。 二口に分けた場合の送料は自分がもちます。 落札者様は1つ分の送料だけで結構です
1ページ中 1ページ目を表示 (質問合計:1件)

入札者の順位   すべての入札履歴
1ページ中 1ページ目を表示 (入札合計:12件)
入札者 / 評価   入札額 個数 最後に手動入札した時間
  c*2*4*** / 評価:875 最高額入札者 17,000 円 1 6月 5日 11時 34分
  4*c*7*** / 評価:81  16,500 円 1 6月 5日 11時 31分
  2*c*0*** / 評価:321  12,000 円 1 6月 5日 11時 30分
  d*0*5*** / 評価:1294  10,500 円 1 6月 5日 11時 14分
  8*c*c*** / 評価:591  5,000 円 1 6月 4日 20時 21分
  d*0*8*** / 評価:1651  4,900 円 1 6月 2日 22時 41分
  6*b*c*** / 評価:886  3,800 円 1 6月 2日 20時 54分
  e*e*2*** / 評価:13776  3,600 円 1 6月 1日 20時 48分
  6*b*3*** / 評価:2274  3,400 円 1 5月 31日 19時 14分
  2*8*3*** / 評価:108  1,300 円 1 5月 31日 18時 16分
  7*e*e*** / 評価:91  1,200 円 1 5月 31日 9時 58分
  9*4*e*** / 評価:834  1,000 円 1 5月 30日 21時 36分
1ページ中 1ページ目を表示 (入札合計:12件)



【コメント】
「当時物 ム62型受信機 整流装置 無線機 現状品 詳しい方よろしくお願いします!」のタイトルで出品がありました。
写真を拝見すると陸軍航空隊が使用していたム-62受信機(地2号無線機受信機の後継機)を戦後アマチュアが無理やりアマチュア無線機用として改造したものに見えたのですが、銘板をみると高橋電気株式会社によりご丁寧にも「ム62型受信機」の名称のまま、昭和32年2月に改造とありました。
戦時中の無線機については、戦後になってから廃棄を免れた無線機が公官庁用として、特に警察庁などが通信確保のために戦後一時期だけ使用したとの記録があるだけで、このように昭和32年あたりで旧軍の無線機を改造して業務用に活用していた事実がこのオークションの出品により判明しました。
この背景には、昭和32年ごろに旧軍の無線機が大量に市場に放出されたことを意味します。
1台や2台の受信機を今回のような大規模な改造し民生用に使用するのであれば、コストが合わないのは明らかです。
放出元を考える、警視庁は戦後すぐに必要な通信確保のための臨時に旧軍無線機を運用し、世の中が落ち着くと新設無線機の導入を開始しており、1950年(昭和25年)に陸上自衛隊の前身である「警察予備隊」が創立されたのを機会に予備隊に旧軍無線機を引き継がせたのではないだろうか。
勿論、警察予備隊も米軍の無線機の中古の配給が主体であり、旧軍無線機は結局倉庫で眠っていたのだろう。
そういった旧軍無線機の山になった倉庫の話を昔あるOMから聞いたことがありました。
丁度昭和32年ごろといえば、公官庁でも不用品の資産除却のため旧軍無線機の廃棄を始めたのだろう。
それでは、誰がこのような旧式の旧軍無線機を購入したのだろうか。
屑鉄業者ではあれば、分解してアルミ材としてどこかに売却すれば、それでおしまいです。
昭和32年頃、10から20台の大量の通信型受信機を組織的に必要なところは誰だろうか。
しかも、格安の無線機であることが重要です。
昭和32年ごろではあれば、社会も安定したおり本来ならメーカー製の最新型の通信型受信機ならそれなりの費用をかければ容易に調達できます。
一番可能性がある業界は、資金が脆弱な遠洋の漁業船団の無線機ではないでしょうか。
仕入れ値段は屑鉄価格であり、旧軍の受信機は真空管をST管からGT管への換装を主体に改造するだけですので、新品の通信型受信機の1/3ぐらいの価格でペイするのではないだろうか。
また、無線機の筐体も船舶用無線機で一般的に使用されている色に着色されているのも根拠の一つです。
しかも、改造を実施した高橋電気株式会社(詳細は不明ですが現在も存続会社があるようです)の所在は仙台市ですから、この近辺の漁業関係者からの改造依頼があったのではないのでしょうか。
また、添付写真から昭和32年の改造から丁度5年目の昭和37年3月「ム62型受信機修繕」の試験成績表が添付されているので、大量の無線機の長期の維持管理が可能な事業者であることがわかります。


高橋電気株式会社について
ネットで検索すると、高橋電気株式会社は現在でも宮城県仙台市太白区長町で活動されているようですが、事業活動内容などは不明です。
なお、関連企業である株式会社 東北テレコム情報には下記の記述がありました。
昭和28年5月 仙台市茂市ヶ坂26番において、高橋電気株式会社内に有線部設置、営業開始する
昭和32年3月 高橋電気株式会社より分離独立し、新会社高橋電気通信株式会社に組織変更、代表取締役に高橋 見勇が就任する。
昭和53年9月 業務拡張のため仙台市伊在字白山前38番地に移転。社名を「株式会社 東北テレコム」と改称する。
平成17年8月 業務効率化のため、本社機能を南郷工場に統合する。
上記内容から、高橋電気株式会社は無線部門を主体として、例えば主力事業として船舶無線機の設置工事や無線機の保守管理などを行っていたのではないかと推察する次第です。


ム62型受信機の改造点について
本体部正面
フリクション型のバーニアダイヤルから周波数直読のダイヤル方式に変更しています。
旧軍の受信機の一番弱い運用の弱点を見事に改修しています。
なお、AVCの機能追加が見られます。

 
本体部上部
真空管をST管から当時では最新式のGT管に換装するとともに、IFT部のコイルパック群を撤去して、IFを455Khzに対応したコイルに変更しています。

 
電源部正面
旧軍の電源部は入力を100Vと200Vの対応が可能であり、正面パネルに現在の入力電圧を表示するための表示窓がありましたが、100V対応単独とし、表示窓をつぶすために銘板位置を変更しています。

 
電源部上部
電源トランスは新規作成したトランスに換装していますが、2つのチョークコイルは旧軍時代のものをそのまま使用しているようです。
整流管も同様に変更せずにST管(80)を使用しています。


参考文献
地2号無線機    https://minouta17.hatenablog.com/entry/2019/07/02/091642

 

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 


オークションウォッチ WIRELESS SET No19 MARK Ⅱについて(令和4年03月02日)

2022年03月02日 18時58分50秒 | 10オークションウォッチ

オークションウォッチ WIRELESS SET No19 MARK Ⅱについて(令和4年03月02日)

断捨離中につき入札ご法度の身でありますので、入札に参戦せず下記Yahooオークションの推移を見守り、記録するだけとしました。

米陸軍真空管無線機器ワイヤレスユニットMk2、シグナルコープ製
個数:1
開始日時:2019.12.31(火)23:43
終了日時:2020.01.05(日)21:43
最高額入札者:なし
開始価格:1,000 円
オークションID:443405679
落札合計金額:0円
米海軍真空管無線機、型式不明
詳細 
現在価格 1,000円(税 0 円) 
出品者情報
ikgm33さん フォロー総合評価: 379 
出品地域:岐阜県
商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー アマチュア無線 その他
状態 目立った傷や汚れなし 
米陸軍真空管無線機器
シグナルコープ製
ワイヤレスユニットMk2
真空管欠品、みられますが外観からは程度まずまず。作動未確認、ざっと見て真空管欠品ないと思います。写真参照下さい。
サイズ約31×43×20㎝
商品画像
小さな画像をクリックすると、下に拡大表示されます。
本体部

 
 電源部

 

現在、戦後の真空管式無線機を体系的に整理しており、真空管式無線通信機開発史(http://minouta17-01.blog.jp/archives/4764264.html)として取りまとめおります。
既に、アマチュア無線(一部のみ)、自衛隊の無線機を取り纏めが完了したので、現在、米軍の無線機に取り掛かっております。
この米軍無線機のオークション情報のデータ・ベースの中で、本機は、オークション出品の商品名「米陸軍真空管無線機器ワイヤレスユニットMk2、シグナルコープ製」とあったのですが、フロントの写真を見ると、とても米軍のものとを思われず、名称も「WIRELESS SET No19 MARK Ⅱ」とあり米軍の名称付与基準には該当しません。
本来、無線機にWIRELESS SETと表記するのは英国のはずです。
もう一つの違和感は、フロントの写真のプレートは英語とロシア語の2か国表記されていることです。
一体この無線機はどこで製作されて、誰が使用していたのでしょうか。

ネットで検索していると、WIRELESS SET No19 MARK Ⅱ(As Manufactured in Canada and U.S.A.)のWORKING INSTRUCTIONS(取扱説明書)がみつかった。

 このことから、本機は1942年頃のカナダもしくは米国製であることがわかりました。
なお、下記に示す取扱説明書の序文でもわかるように、本機のオリジナル製品は英国製であり、これをカナダと米国で改良版として大量生産を企画したものであるようである。

取扱説明書の序文 
ワイヤレスセット No.19, マークII 
(カナダおよび米国で製造されたものである。) 
1. 機械的、電気的に互換性があるにもかかわらず、主要な部品は、いくつかの改良が必要であると考えられ、製造前に組み込まれた。
カナダとアメリカでは、主にこれらの変更が行われた。カナダとアメリカの製造工程に対応するために導入された。
2. オペレーターの立場からすれば、英国製セットとカナダ製セットに違いはない。そのため オペレーターがセットの操作を早くマスターできるように、そして、現場での性能を最大限に引き出すことができる。
操作説明が多少なりとも記載されている。
イギリスのパンフレットより、より詳細に書かれている。
3. メンテナンス担当者を支援するために、表が追加された。
カナダセットとアメリカセットの主な変更点を記録した表XIを追加した。

生産の根拠は以下の経緯による。
武器貸与法(レンドリース法)
レンドリース法(レンドリースほう、英語: Lend-Lease Acts)、または武器貸与法(ぶきたいよほう)は、アメリカ合衆国が1941年から1945年にかけて、イギリス、ソビエト連邦(ソ連)、中国、フランスやその他の連合国に対して、イギリスの場合はニューファンドランド、バミューダ諸島、イギリス領西インド諸島の基地を提供することと引き換えに、膨大な量の軍需物資を供給するプログラムのことである。

1939年9月の第二次世界大戦勃発から18ヵ月後の1941年3月から開始された。 
総額501億USドル(2007年の価値に換算してほぼ7000億ドル)の物資が供給され、そのうち314億ドルがイギリスへ、113億ドルがソビエト連邦へ、32億ドルがフランスへ、16億ドルが中国へ提供された。
逆レンドリース(Reverse Lend Lease)は、航空基地を提供するなど、アメリカに対するサービスで構成されている。
額にして78億ドル相当で、そのうち68億ドルはイギリスとイギリス連邦諸国によって提供された。
これとは別に、返却と破壊に関して規定する協定により、プログラム終了日までに到着した物資については返済は行われなかった。
終了日以降の物資については、イギリスに対して割引価格の10億7500万ポンドで、アメリカからの長期融資により売却された。
カナダも同様のプログラムで47億ドル相当の物資をイギリスとソビエト連邦に提供したが、代金は支払われなかった。

例えば、ソ連は鉄道輸送に強く依存していたが、兵器生産に必死であったため、戦争の全期間を通じてたったの92両の機関車しか生産できなかった。
この点で、アメリカの支援した1,981両の機関車の意味が理解できる。
同様に、ソビエト空軍は18,700機の航空機を受け取り、これはソビエトの航空機生産の14 %、軍用機の19 % を占めた。
赤軍の戦車のほとんどはソ連製であったが、アメリカからM3軽戦車、M3中戦車、M10駆逐戦車などが貸与され、特にM4中戦車はその性能と信頼性の高さからエリート部隊である親衛戦車師団(機甲師団)に優先配備された。

この武器貸与法(レンドリース法)により、基本的には英国への武器貸与として戦車も含まれており、戦車(M4中戦車を含む)の車載無線機には英国の部隊運用に合わせて、英国仕様の無線機を生産して提供したことがわかる。
なお、連合国側として当時のソ連へもM4中戦車へ提供しているので、ソ連版の無線機についてはロシア語表記をつけて特別に生産されたものと推定できる。

本機はA装置とB装置から構成されており、其の諸元は下記の通りである。
A装置
使用周波数: 2から8Mc
用途:部隊から部隊本部(基地)へ、部隊から部隊への通信
電波形式:R/T(Radio-Telephone電話のこと) CW MCW
運用距離:各車両に8フィートのロッドアンテナを備えて、移動中の車両間の10マイルのR / T
使用真空管事例 6K7G

B装置
使用周波数:230から240Mc
用途:部隊内の車両間の通信のみ
電波形式:R/T(Radio-Telephone電話のこと)
運用距離:半波長のアンテナで移動中の各車両間で1,000ヤード
使用真空管事例 E1148 or CV6

A装置は、短波帯のスーパーヘテロダイン方式の受信機と807の送信菅から構成されており、標準的な構成であることから特に指摘する必要もない。
問題は、B装置の構成であるが、230から240McとVHFでも広域の周波数帯を使用した超再生方式のトランシーバーを採用している。
ただし、回路は単純化できるが、運用については、クェンチング発振のために安定性に問題があるだろう。

しかしながら、車両や航空機にとっては、無線通信による部隊運用のためには、前線と部隊本部間の通信と、部隊内の車両や航空機間の同時通信が可能なことが理想的であることはゆうまでもない。
本機は、A装置とB装置を無理やり1つの筐体に押し込んだ感はあるももの、この問題を英国の本機は見事に実現していることは注目に値する。
なお、この2チャンネル化の問題を日米ではどのように対応したのかというと、まず、日本では、短波帯を利用した2チャンネル化をめざし、受信機では高周波増幅と混合部と局部発振部を2重構成し、後段の中間周波増幅段以降は共通化している。
送信機は、回路構成は単純なので、同調部の可変コンデンサーを機械的機構により、2チャンネルに変化するように対応している。
最大の欠陥は、使用周波数帯域を短波帯としたため同調回路がチャンネル単位に必要になったため、構造が複雑したことであろう。
参考事例として日本陸軍 車輛無線機乙


このような思考は、ドイツの無線機も同様であったと記憶している。

米国は、この問題を解決するため、使用周波数帯を準VHF波(実際は20Mhz以上)とし、2チャンネルどころか多チャンネル化を簡単に実現している。
やはり当時から自動車大国だった米国では、車載用ラジオの生産ノウハウも高く、μ同調と機械的選択機構により、多数の放送局に対応した多チャンネルの選択の仕組みを作ることは容易なことだったのだろう。
車輛無線機としては、BC-603受信機、BC-604送信機が代表的な無線機である。
参考事例 BC-603受信機

 

最後に本機は如何なるメーカーが製造したのかを考えていることにしよう。
メーカーを特定したいのですが、銘板には、メーカー名が記載されていません。
本体部の銘板は不鮮明ですが、電源部の銘板に以下の情報が記載されている。
SIGNAL CORPS
WIRELESS SETS No.19 MK. Ⅱ
SUPPLY UNIT NO.1 P.C.75450C
CZR 12440-PHILA-44
この情報から、まずSIGNAL CORPSとあるので米国通信隊と訳すべきか米国通信本部とすべきか迷うところですが、基本的には米国陸軍の無線機であることが分かります。
以下参考に陸軍の銘板を掲載しますが、時代により記載方法が異なるようです。

9枚の銘板の事例中1段目と2段目の6枚には、メーカー名が記載されています。
しかし、3段目の3枚にはメーカー名がありません。
その代わり、CNO 1749  CDC 11414 WF-43  CHW 33546-PHILA-43と記載されたSIGNAL CORPSとの契約番号が記載されています。
3文字の英字は、C:Contractor(契約者)+2桁のメーカー名の略称
残りの数字5桁は契約内容のようです。
このことから、本機の銘板のCZR 12440-PHILA-44からZRがメーカー名の略称と判断されます。
それでは、ZRといえば、Zenith Radio Companyが想定されますが、事実かどうかはわかりません。

 

時事論評
ロシアのウクライナ侵攻について
80年前のドイツのロシア侵攻に対応し、連合国側として米国はロシアに軍需物資の支援を行ったが、本機はこの時にロシアに提供した無線機であることを明らかにした。
本機がどのような経緯で日本まで流れて来たのか不明であるが、来歴を知りたいものである。
今度は逆にロシアが兄弟国であるウクライナに侵攻する結果となった。
2月24日に侵攻を開始し、直ぐにキエフの陥落が予想されたが、予想外のウクライナの善戦により進撃がとん挫しているようだ。
しかし、ウクライナ単独では自ずと限界があるだろう。
真に残念なことだが、これが現実世界であるということだ。

 


参考文献
WIRELESS SET No19 MARK Ⅱ  ws-19_mk2_USER_1942https://drive.google.com/file/d/1FX6sZ0v4WvLHPr2oYg4ak4yOr1j9A03o/view?usp=sharing

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%B3%95

 

 

 

 


オークションウォッチ「中古のエーコン管6本(3本は少しジャンボな新種?)」について

2022年01月09日 10時21分40秒 | 10オークションウォッチ

オークションウォッチ「中古のエーコン管6本(3本は少しジャンボな新種?)」について

断捨離中につき入札ご法度の身でありますので、入札に参戦せず下記Yahooオークションの推移を見守り、記録するだけとしました。

エーコン管 6本 ジャンク
商品情報
個数:1
開始日時:2020.11.23(月)00:46
終了日時:2020.11.26(木)23:46
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:7*9*g*** / 評価 1452
開始価格:100 円
オークションID:h520028560
入札件数  6入札履歴
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現在価格  2,500円(税 0 円) 
出品者情報
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yasuka102002さん フォロー 
総合評価: 243 
良い評価 100% 
出品地域:愛知県
商品説明
カテゴリ 家電、AV、カメラ オーディオ機器アンプ 真空管アンプ 真空管
状態 全体的に状態が悪い 
詳細不明のエーコン管 6本を出品いたします。
写真上段、左から UN-954(住友)、UN-955(マツダ)、UN-955(マツダ)、
写真下段3本は表示が不鮮明のため型番の読み取りが困難ですが、一部は日立のロゴが読めます。
UN954を除いてヒーターの導通あり、UN-955(上段、中央)はクラックがあり、空気が入っています。
その他詳細は不明のためジャンク品です。
よろしくお願いいたします。

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 7*9*g*** / 評価:1452 最高額入札者  2,500 円 1 11月 26日 0時 19分
 t*s*t*** / 評価:1338   2,400 円 1 11月 26日 23時 40分
 P*M*z*** / 評価:342   1,601 円 1 11月 23日 16時 41分
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商品画像(写真は1枚しか添付されていない)

 

*******************************************************************************
商品説明を再掲します。
詳細不明のエーコン管 6本を出品いたします。
写真上段、左から UN-954(住友)、UN-955(マツダ)、UN-955(マツダ)、
写真下段3本は表示が不鮮明のため型番の読み取りが困難ですが、一部は日立のロゴが読めます。
UN954を除いてヒーターの導通あり、UN-955(上段、中央)はクラックがあり、空気が入っています。
その他詳細は不明のためジャンク品です。
よろしくお願いいたします。

写真上段、左から UN-954(住友)、UN-955(マツダ)、UN-955(マツダ)は、明白に戦時中レーダーのために製造されたエーコン管です。
特に、日本電気ではなく、住友通信の戦時名称がその証拠です。
問題は、写真下段3本は、通常のエーコン管の規格より少しジャンボなエーコン管で、しかも、「表示が不鮮明のため型番の読み取りが困難ですが、一部は日立のロゴが読めます」とのことです。
この少しジャンボなエーコン管は、あきらかに既存の戦時規格エーコン管ではなく、戦時製造の新型エーコン管と思われます。
新型のエーコン管が使用した機種としては、使用周波数が200Mhz以上の海軍用の艦船用の射撃管制レーダーの2号電波探信儀3型 (S8,S8A)と航空機搭載の射撃管制レーダー18試空6号無線電信機(FD-2) などの機種で、全て東京芝浦電気株式会社が開発・製造しています。
何れも、使用周波数が500Mhz帯と高く、既設のエーコン管では200Mhzが限界のため、新型のエーコン管が使用されています。
高周波増幅部では、2400、局部発振部ではUN-955Bか既存のUN-955のエーコン管が使用されています。

 
この高周波増幅部では、2400、局部発振部ではUN-955Bの2本については、文献やネットを検索してもヒットしません。
もしかして、今回のオークションに出品された「中古のエーコン管6本(3本は少しジャンボな新種?)」の少しジャンボなエーコン管が該当しているのかを検証するこことします。

ジャンボなエーコン管といえば、下記の資料が該当します。
ジャンボな”エーコン管” VT-128(1630 orbital-beam hexode)http://kawoyama.la.coocan.jp/tubestoryacorn.html

右の写真は、RCA VT-128(左)とRCA 955(右)に示すように、”エーコン管”という常識から言えば、途轍もない大きな”エーコン管”です。ガラス管壁には、”VT-128”と印字されていますが、”1630 orbital-beam hexode”(1630 軌道ビーム6極管)が正式な名称です。


 1630 軌道ビーム6極管は、12ピンで全長が55mm、最大径が50mmφです。 右の写真では、外側ホーカシング電極J2の切れ目からG1,G2およびヒター電極が見えます。 下のダイヤグラムと合わせて参照してください。

 
下の表は、1630 orbitalーbeam hexode(1630 軌道ビーム6極管)動作状態を示すものです。
 項 目  定 格
ヒーター電圧          6.3 V 
プレート電圧          0.3 A
2次電子エミッタ電圧 370 V 
外側ホーカシング電圧  240 V
内側ホーカシング電圧   0 V 
第2グリット電圧        45 V 
第1グリット電圧         -1 V
プレート電流         12 mA 
2次電子エミッタ電流  9.5 mA 
カソード電流          3.5 mA 
相互コンダクタンス     15,000 μ? 
入力容量         6.5 pF 
出力容量          3.5 pF

上のダイヤグラムは、1630 orbital-beam Hexodeの内部構造図を示す図です。電子ビームは、内側ホーカシング電極 J1によりAAと記された軌道を進行します。AA軌道を進行した電子ビームは、1次電子の5倍の2次電子を放出する2次電子エミッタ電極に突き当たります。これらの2次電子は、アノードに引き寄せられます。外側ホーカスイング電極J2の電位を変えることにより、BBと記された軌道を進行した電子ビームは、内部にあるホーカシング電極(ダイノード電極)に衝突します。
この様な構造は、グリットとアノード管の電子の走行距離を見かけ上長くすることが出来ます。このため真空管の相互コンダクタンスを大きくすると同時に雑音指数を改善することが出来ます。
しかし、BB軌道を進行した多量の電子ビームが、ダイノードの表面に衝突して、急速に損傷を与えるため通常の真空管に比較して寿命が短いと言う欠点がありました。最終的には、3極管 6J4を使用した装置と取り替えられました。(註;ダイノード(Dynode)とは、光電子増倍管内でその機能を果たしたり、光電子により刺激されると二次電子放出や振幅などの上昇に寄与する補助的電極のこと言います。)
この1630 orbital-beam Hexodeは、1939年にRCAにより製造され、第二次世界大戦の緒戦となった日本軍の機動隊によるハワイ(パール・ハーバー)攻撃の時(1941年12月7日)に実用されていた初期のSCRー270レーダー装置に使用されていました。日本軍の艦載機の突然の空襲は,発見されていたのですが、不幸にして(日本軍の艦載機には天佑?)この発見は操作ミスにより無視され報告されませんでした。

更に、このVT-128(1630 orbital-beam hexode)については、昭和18年7月の日本の無線雑誌に掲載されており、既知の内容でこのVT-128を二次電子逓倍管として紹介しています。
「比島にて押収せる米軍・超短波警戒機(SCR-271)の原理と構造」無線と実験 昭和18年7月号 陸軍兵技中尉 友納典人からの抜粋
受信部
受信部は目標物よりの反射波と送信機よりの直接波とを受信し、これをオシログラフ上に標示せしめる装置で、受信機と陰極管オシログラフ及び空中線方向表示器とより成っている。第5図(A)は各装置の配置を示すもので、(B)図はその略図である。
図中の①は受信機、②は陰極線オシログラフ、③は移相調整用ハンドル、➃は空中線方向表示器、⑤は空中線方向伝達用回転軸、⑥は空中線回転調整器、⑦は送信機高圧電源用押釦、⑧は空中線回転用電動機スイッチである。
受信機は高周波2段、中間周波4段のスーパー・ヘテロダインで、その構造を略示すれば第6図の通りになる。ここで興味のあるのは受信機入力端に放電管を使用し、第一段の高周波増幅菅には小型送信菅を用い、次段の増幅菅には二次電子逓倍管を用いていることである。

 
この2点の資料から、今回出品された不明の3本のエーコン管と比較すると、形は酷似していますが、米国のVT-128(1630 orbital-beam hexode)ほうが少し大型に見えます。
しかも、「不明の3本のエーコン管には一部は日立のロゴが読めます。」とのなので、製造は日立製作所と断定できます。
問題の500Mhz対応の高周波増幅菅2400については、東芝製のレーダーに搭載されており、基本的には東芝製の真空管が搭載されるはずです。
したがって、高周波増幅菅2400が今回出品された不明の3本のエーコン管と断定するまでの根拠には至りませんでしたが、可能性もなくはないとう結論となりました。


次に、UN-955Bについての調査については、下記にUN-955Aの資料があり、UN-955Bはこの系列下にあるものと思われます。
このため、UN-955Bについては、発掘に至っておりません。
UN-955A -Medium mu Triode
日本のレーダー用受信管 -エーコン管と高周波増幅5極管
https://radiomann.sakura.ne.jp/HomePageVT/Radio_tube_2_Rader.html
日本の古いラジオから
[Updated in 1998.8.16]
規格にないUN-955A。戦時中,UN-954が100MHz以上で満足に増幅しないことが問題となり,電気試験所の清宮博氏らがエーコン管の改良研究を行い,実際は東芝電子工業で昭和20年1月に改良を行ったという記録がある。これはUN-954のゲッタ膜に関するもので,上部にフラッシュさせる際に,(1)リード線をガラス管で巻く,(2)熟練工がリード線の左右に指向性を付けてフラッシュする,(3)リード線にマイカ板で遮蔽する,の3通りを試み,(3)でようやく性能が確保できた,という研究である。ここに示すUN-955Aは,カタログにない規格の球であるが,ゲッタ・フラッシュと関係している。

Front and Back Views of Matsuda UN-955A
UN-955Aの表と裏。カメラの焦点距離を無視して撮影したので,これ以上は良く見えない。表は管名がうっすらと見える。裏は戦時中末期のマツダのロゴ(丸で囲った2枚羽のプロペラ・マーク)が見える。他に,良く分からないマークが1つある。
UN-955Aの特徴は電極上部にプレートと繋がる箱とコイルがあり,コイルはトップ端子に繋がっている。何だかわからない。ゲッタ加熱用のコイルなのだろうか?詳しく言うと,電極上部にプレートと同電位のシールド箱(上面と横の1面だけ解放)があり,この中に直径1mm程度,6回巻き位のコイルが横に寝ている。コイルの端はシールド箱に,もう1方はトップ端子に繋がっている。プレートは電極下部にも引き出されている。したがって,下部のプレート端子とトップ端子に高周波を通電するとコイルが加熱して,ゲッタが上面にフラッシュするというような感じである。シールド箱はゲッターフラッシュの範囲を決めるのだろう。
このサンプルはヒータが切れており実は死んでいる球。今,改めて調べてみると,下部のグリッド引き出し線(ジュメット線)部分のガラス接合部分が一部剥離しており,少し真空漏れもあるかもしれない。ガラス面のゲッタはほとんど残っておらず,うっすらと見えるだけ。
「がーさん」から試作品という指摘を受けました。確かにトップ電極は,いかにも不器用だ。上部はかなり細い銅線がひょろりと引き出されているように見え,私が金属板を不器用にハサミで切って巻き付けましたという出来ばえである。


参考情報
日本陸海軍のレーダー開発を概観すると、大部分のレーダーが超短波帯(50Mhzから200Mhz)で使用するものが多いことが分かります。
ただし、日本無線株式会社による磁電管(マグネトロン)による極超短波帯のレーダー開発は例外です。
この根本的な原因は、欧米に比較して日本の工業会での高周波技術の未熟にあることはあきらかです、
特に、戦時においてレーダーを構成する重要なデバイスである真空管の高周波対応、特に受信管の革新が行われなかった。
このため、超短波帯のレーダーから極超短波帯への移行ができなかったことにあります。
超短波帯のレーダーでは電波警戒機(海軍では、見張用電波探信儀)の使用は可能ですが、電波標定機(海軍では、射撃・探照灯管制用電波探信儀)では満足な測定精度を発揮することができません。
200Mhz以上の陸海軍のレーダー(試作研究中のものも含む)は以下のとおりです。

陸軍 タキ2   375Mhz    住友通信  送信管SN-7、受信MIX955、OSC955
   タキ14  1111Mhz   東芝    送信管T-327(板極管かも?)
   タキ24  3000Mhz   住友通信  磁電管(マグネトロンM314,M60S)
   タキ34  6000Mhz   住友通信  磁電管(マグネトロン型式不明)
   タチ24  600Mhz   日本無線   送信菅LS-180
   タセ2  1910Mhz   日本無線と東芝 磁電管(マグネトロンMP15,ML15)
海軍 FD-2    500Mhz   東芝     送信菅T-321、受信MIX2400、OSC955
   51    3000Mhz   日本無線   磁電管(マグネトロンM314,M60S)
   2号2型  3000Mhz   日本無線、日立   磁電管(マグネトロンM312,M60A)
   2号3型  500Mhz    東芝    送信管RT-321、受信MIX2400、OSC955B
   3号1型  3000Mhz   日本無線、日立   磁電管(マグネトロンM312,M60A)
   3号2型  3000Mhz   日本無線、日立   磁電管(マグネトロンM312,M60A)
   61    500Mhz   東芝   送信管RT-321、受信MIX5020(?),OSC955B
この中で磁電管(マグネトロン)を使用したレーダー開発は技術を有していたのは、日本無線株式会社のみで、この理由は以下の社史のとおり、日本無線(貴社には敬意を表しますが)以外の当時のメーカーでの基本的に今次大戦にはマグネトロンの実用化は無理であろうとする認識が背景にあったものと思われる。

東京芝浦電気株式会社八十五年史 昭和38年発行からの抜粋
以上のごとく電探用送信機としては多くの種類を製作したが、これらの大半は三極管方式によったものである。
これは機器内に使用する真空管は極力同一規格の三極管を用いるもので、操作保守を能率的かつ簡便にするには極めて有効な方式である。
もちろん三極管で超短波を発振することには、構造的にも周波数の限界があるが、当社では極力この方針を推進して、戦争末期に当局から磁電管の製作を要請されるまでこの方針を貫き各種の特色ある兵器を完成した。
このうちには三極管を使用した極超短波(マイクロ波)の電探がある。
これは波長30~60cm(周波数500~1000Mc)のもので、それまでの超短波を用いたものよりもはるかに分解能のすぐれたものであった。
航空機用及び船舶用として開発していたが、昭和19年春、南方の戦局非を告げるに及んでこれら新兵器を急速に完成することが強く要望された。
当社はこれに応じて当時の柳町工場、小向工場を主体として、数千人に及ぶ従業員を動員し完成に努力した。
このことは太平洋戦争の全期間を通じて国内軍需産業面におけるもっとも大きな努力の一つであったと思われるが、そのころすでに総合的な組織力を欠いた戦況下にあっては実効をあげることができず、かえって当時の責任者であった今岡技師長を失うという不運な結果となった。

日本電気株式会社百年史 2001年12月25日 日本電気社史編纂室からの抜粋 
「板極管」の開発と生産が生田を中心に行われた。しかし、従来の三極管では有効利用の波長の限界は1.5mであったが、レーダの精度向上のために数10cmの電波を用いる必要かあり、1944年4月に、ドイツからシャイベンレーレといわれる三極管の使用の情報を得た。これを推測しながら試製してできたのが、JRBという板極管であったが、「成績ハ良カッタガ試作管ガ出来上ガッタノミデ、終戦トナッタ」のである。
純技術的にいうと、メートル波とセンチ波の相違、システムエンジニアリングの欠如、正確な測定技術にもとづく定量的設計の欠如など、技術開発の遅れは否めないが、マイクロ波通信がレーダの延長上にあったから、無線誘導機、無線誘導爆弾の開発を含めて、自力開発の経験は貴重であった。
しかし、戦局の悪化とともに、研究開発も軍部が直接「統制」するようになった。1943年7月には、陸軍は陸軍技術研究所や航空技術研究所に分散している電波関係の研究部局、人員を集約して、電波兵器開発を促進するため、多摩陸軍技術研究所を設立した。多摩技研は「研究室」制度を採用し、参与・嘱託制を併用して大学や民間企業の研究機構も動員した。東京芝浦電気の電子工業研究所が川崎研究室とされたのと同様、住友通信工業研究所生田分所は生田研究室とされ、小林が嘱託に任命された。44年12月には研究所の主力は生田に集結して、研究を進めようとしたが、戦争末期には、空襲、実験機材・人員などの不足で研究が行えない状況にたちいっていた。
技術開発面で、日本がアメリカに及ばなかった理由の一つは、森田正典が指摘しているように、オープンな協力体制のもとで技術開発を進めたアメリカとは違って、日本では陸・海軍のセクショナリズムがついに解けず、オープンな協力体制が欠如していたことにあったのである。

「日本電気ものがたり」からの抜粋
小林正次さんの「日記」<未完の完成>から、研究所生田分所の解説から終戦にいたる経緯を辿ってみます。
昭和18年12月20日
真鶴に行き25センチの対空試験を行う。15粁まで中型攻撃機が追跡できる。空二四号として飛行機搭載を決める。
昭和19年5月2日
犬吠埼にタチ二〇の実験、三〇〇〇メートルの飛行機を50帰路まで高度を正確に追いかけることが出来た。
昭和19年7月8日
タチ二〇は急速整備をすることとなった。一〇〇キロまで高度が測定できるものは世界に類がないので大いにやることになる。
昭和19年8月15日
タチ二〇は最重点兵器となった。伊藤大佐同行、横須賀-野比に行き二四号の対艦試験を行う。対駆逐艦二六キロの成績を得た。二四号も重点兵器となる可能性あり。 
昭和19年12月6日
昨日イ号が熱海の玉の井旅館に命中して火事を起こしたという。B二九の電波暗視機を見る。波長三センチ、受信管は金属管を用いた導波管を使いこなしてある。大変参考になる。
昭和20年7月9日
原島君から波長五センチの受信管の完成報告を受ける。外国にも例のない立派なものが出来上がった。大変愉快である。これによって重要兵器が出来上がるであろう。
昭和20年8月15日
我が国は、あまりにも科学技術を軽んじた。今後の行きかたは科学技術の育成ということを第一にかんがえなければならぬ。各人の仕事に改めて目標を至急着けてやる必要がある。新しい日本への具体的な仕事の目標を示してやる必要がある。


参考文献
真空管「エーコン管」物語 http://kawoyama.la.coocan.jp/tubestoryacorn.html
無線と実験 昭和18年7月号
日本のレーダー用受信管 https://radiomann.sakura.ne.jp/HomePageVT/Radio_tube_2_Rader.html
東京芝浦電気株式会社八十五年史 昭和38年発行
日本電気株式会社百年史 2001年12月25日 日本電気社史編纂室
日本電気ものがたり 昭和55年2月 

 

 

 


オークションウォッチ 「戦時真空管の出品」について(令和3年10月22日)

2021年10月22日 21時17分09秒 | 10オークションウォッチ

オークションウォッチ 「戦時真空管の出品」について(令和3年10月22日)

断捨離中につき入札ご法度の身でありますので、入札に参戦せず下記Yahooオークションの推移を見守り、記録するだけとしました。

【AM1】旧日本海軍 住友真空管 SSE-120-G レーダー観測用ブラウン管 / 海軍船舶静電型ブラウン軍艦大日本帝国海軍
商品情報
個数:1
開始日時:2021.07.04(日)19:39
終了日時:2021.07.11(日)20:47
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:2*6*b*** / 評価 933
開始価格:1 円(税 0 円)
オークションID:v808614361
入札件数 21入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  11,000円(税 0 円)
送料 落札者負担 配送方法の詳細
出品者情報 yokohama_pickersさん 
総合評価: 156
良い評価 100%
出品地域:神奈川県
商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー ミリタリー その他
状態 やや傷や汚れあり 
【AM1】旧日本海軍 住友真空管 SSE-120-G レーダー観測用ブラウン管 / 海軍船舶静電型ブラウン軍艦大日本帝国海軍
商品説明 
住友真空管 SSE-120-G レーダー観測用ブラウン管 です。
*同様の真空管が数百点あります。徐々に出品しますので是非合わせてご覧下さい。
住友真空管 SSE-120-Gは、旧軍のタチ6號 超短波(76~96 MHz)、5kWパルス波レーダー警戒機 乙の要地用で日本電気が担当した装置の表示装置に使用された静電型ブラウン管。  
開戦前の1941年10月に試作品が出来上がり、1942年6月に銚子に設置された。しかし4月18日のドーリットル空襲には間に合わなかった。 生産台数は350台であった。
*ネット参照情報です。
【状態】
・ほかの数百の真空管と同じ場所にて保管されていました。未使用が多く、この真空管も未使用かと思われますが、チェック出来ないので状態においては全く不明です。写真にて判断願います。
・現状ジャンク品として出品しますのでノークレームノーリターンでお願いします。
【サイズ】
・タテ42cm
・直径12cm
*実寸おおよそのサイズです。

 

【AM5】昭和19年1月製造 大日本帝国海軍真空管 住友真空管 MC-543-B 送信管 送信用電子管 旧日本海軍
商品情報
個数:1
開始日時:2021.07.09(金)17:51
終了日時:2021.07.16(金)20:52
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:7*5*6*** / 評価 605
開始価格:1 円(税 0 円)
オークションID:f522854589
入札件数  22入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  4,510円(税 0 円)
出品者情報yokohama_pickersさん 
総合評価: 156
良い評価 100%
出品地域:神奈川県
商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー ミリタリー その他
状態 やや傷や汚れあり 
【AM5】昭和19年1月製造 大日本帝国海軍真空管 住友真空管 MC-543-B 送信管 送信用電子管 旧日本海軍
商品説明 
昭和19年1月製造 大日本帝国海軍真空管 住友真空管 MC-543-B です。

 


【AM10】大日本帝国海軍 エーコン管 真空管 セラミックベースに刻印あり 旧日本海軍
商品情報
個数:1
開始日時:2021.07.10(土)15:44
終了日時:2021.07.17(土)20:48
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:c*9*9*** / 評価 1405
開始価格:1 円(税 0 円)
オークションID:s836563516
入札件数  7入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  3,811円(税 0 円)
•出品者情報
yokohama_pickersさんフォロー
総合評価: 174
良い評価 100%
出品地域:神奈川県
商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー ミリタリー その他
状態 やや傷や汚れあり (詳細) 
【AM10】大日本帝国海軍 エーコン管 真空管 セラミックベースに刻印あり 旧日本海軍
商品説明 
大日本帝国海軍 エーコン管 UN-955 です。
*同様の真空管が数百点あります。徐々に出品しますので是非合わせてご覧下さい。
【状態】
・旧日本海軍の刻印あり。「丸ヌ」「丸Z」桜、の刻印があります。
・環境上チェック出来ないので状態においては全く不明です。写真にて判断願います。
・現状ジャンク品として出品しますのでノークレームノーリターンでお願いします。

 


【AM11】戦時中 エーコン管 大量15個セット マツダUN954 UN-955 956 住友真空管UN954 大日本帝国海軍 旧日本海軍
商品情報
個数:1
開始日時:2021.07.10(土)17:07
終了日時:2021.07.17(土)20:11
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:2*9*0*** / 評価 309
開始価格:1 円(税 0 円)
オークションID:m505571580
入札件数  11入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  2,801円(税 0 円)
出品者情報yokohama_pickersさん フォロー
総合評価: 174
良い評価 100%
出品地域:神奈川県
商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー ミリタリー その他
状態 やや傷や汚れあり (詳細) 
【AM11】戦時中 エーコン管 大量15個セット マツダUN954 UN-955 956 住友真空管UN954 大日本帝国海軍 旧日本海軍
商品説明 
エーコン管 大量15個セットです。
*同様の真空管が数百点あります。徐々に出品しますので是非合わせてご覧下さい。
【状態】
・昭和20年製造のシールがついているものがあり、その年代の頃のものと思われます。
・環境上チェック出来ないので状態においては全く不明です。写真にて判断願います。
・現状ジャンク品として出品しますのでノークレームノーリターンでお願いします。

 


大日本帝国海軍 エーコン管 UN-955 真空管 セラミックベースに刻印あり 旧日本海軍
商品情報
個数:1
開始日時:2021.07.10(土)15:37
終了日時:2021.07.17(土)21:01
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:c*9*9*** / 評価 1405
開始価格:1 円(税 0 円)
オークションID:g517185095
入札件数  21入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  5,868円(税 0 円)
送料 落札者負担 配送方法の詳細
出品者情報yokohama_pickersさん フォロー
総合評価: 174
良い評価 100%
出品地域:神奈川県
商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー ミリタリー その他
状態 やや傷や汚れあり (詳細) 
【AM9】大日本帝国海軍 エーコン管 UN-955 真空管 セラミックベースに刻印あり 旧日本海軍
商品説明 
大日本帝国海軍 エーコン管 UN-955 です。
*同様の真空管が数百点あります。徐々に出品しますので是非合わせてご覧下さい。
【状態】
・旧日本海軍の刻印あり。「丸ヌ」「丸カ」桜、「丸ツ」の刻印があります。
・製造年シールが貼ってありますが、ダメージで見えなくなっています。
・環境上チェック出来ないので状態においては全く不明です。写真にて判断願います。
・現状ジャンク品として出品しますのでノークレームノーリターンでお願いします。

 


P503A 昭和19年11月製造 大日本帝国海軍真空管 送信管 送信用電子管 旧日本海軍
商品情報
個数:1
開始日時:2021.07.10(土)12:28
終了日時:2021.07.17(土)20:28
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:2*6*b*** / 評価 942
開始価格:1 円(税 0 円)
オークションID:b553010749
入札件数  7入札履歴
残り時間 終了 
詳細
現在価格1,180円(税 0 円)
出品者情報yokohama_pickersさん フォロー
総合評価: 174
良い評価 100%
出品地域:神奈川県
商品説明
カテゴリ ホビー、カルチャー ミリタリー その他
状態 やや傷や汚れあり (詳細) 
【AM8】P503A 昭和19年11月製造 大日本帝国海軍真空管 送信管 送信用電子管 旧日本海軍
商品説明 
真空管 P503A です。
*同様の真空管が数百点あります。徐々に出品しますので是非合わせてご覧下さい。
【状態】
・標本と刻印があります。
・昭和十九年十一月製造と刻印があります。
・海軍の刻印があります。
・ほかの数百の真空管と同じ場所にて保管されていました。未使用が多く、この真空管も未使用かと思われますが、チェック出来ないので状態においては全く不明です。写真にて判断願います。
・現状ジャンク品として出品しますのでノークレームノーリターンでお願いします。

 

 

真空管? 松下電器FM05-25A 2本★未テスト
商品情報
個数:1
開始日時:2021.08.20(金)10:41
終了日時:2021.08.25(水)22:41
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:a*9*d*** / 評価 1397
開始価格:1,000 円(税 0 円)
オークションID:d1001195495
入札件数  21入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  11,600円(税 0 円)
出品者情報
bbsfq612さんフォロー
総合評価: 2509
良い評価 99.6%
出品地域:愛知県
商品説明
カテゴリ 家電、AV、カメラ オーディオ機器 アンプ 真空管アンプ 真空管
状態 未使用に近い 
正体が分かりませんので未テストです。恐らく海軍用だと思います。ゆうパック着払い予定です。

 


東京電気 UV-845 その1 マツダ 真空管 845 東芝 211
商品情報
個数:1
開始日時:2021.09.16(木)11:42
終了日時:2021.09.23(木)22:02
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:なし
落札者:a*8*6*** / 評価 293
開始価格:1,000 円(税 0 円)
オークションID:h1005896675
入札件数  51入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  86,200円(税 0 円)
出品者情報a_604_8gさんフォロー
総合評価: 314
良い評価 99.4%
出品地域:愛知県
商品説明
カテゴリ 家電、AV、カメラ オーディオ機器 アンプ 真空管アンプ 真空管
メーカー・ブランド 東芝 
状態 目立った傷や汚れなし (詳細) 
ご覧頂きありがとうございます。
東京電気(東芝) UV-845の出品です。
大昔にアンプのスペア用として購入したものです。未使用と聞いて購入しました。現在試験機や適合するアンプが無いため、動作確認はとっておりません。簡易的にテスターで導通があることを確認しました。
大昔のものですので、製造時のクオリティをお求めの方や神経質な方の入札はご遠慮ください。落札後24時間以内に連絡の取れない方、落札後2日以内にお支払い頂けない方、商品到着日に受取連絡をして頂けない方の入札は固くお断りします。中古品のため見落とし等ある可能性がございます。ノークレーム・ノーリターンでお願いします。入札後のキャンセルは一切受け付けておりません。当方専門知識に乏しいため、質問等満足な回答が出来ない場合がございます。新型コロナウイルスの影響で、発送にお時間がかかる場合がございます。ヤマトより送料着払いで発送予定です。

 

日本無線 U231Ng No.1316 真空管 ジャンク品 / NIHON MUSEN 骨董 旧日本海軍? 送信管?
商品情報
個数:1
開始日時:2021.07.13(火)12:14
終了日時:2021.07.20(火)20:09
自動延長:あり
早期終了:あり
返品:返品不可
入札者評価制限:あり
入札者認証制限:あり
落札者:6*8*c*** / 
評価 458
開始価格:1 円(税 0 円)
オークションID:n519357625
入札件数  36入札履歴
残り時間  終了 詳細
現在価格  13,520円(税 0 円)
 
出品者情報
yokohama_pickersさんフォロー
総合評価: 157
良い評価 100%
出品地域:神奈川県
 
商品説明
カテゴリ 家電、AV、カメラ オーディオ機器 アンプ 真空管アンプ 真空管
状態 全体的に状態が悪い 
AM12【当時物 超希少】日本無線 U231Ng No.1316 真空管 ジャンク品 / NIHON MUSEN 骨董 旧日本海軍 送信管?
商品説明 
日本無線 U231Ng No.1316 真空管 ジャンク品 です。
*同様の真空管が数百点あります。徐々に出品しますので是非合わせてご覧下さい。
【状態】
・非常に希少な品物です。1円スタートで出品します。
・ヒビ等が入っており、清掃、撮影中の少しの衝撃でも内部の端子を支えるガラス部が欠けました。輸送時にも悪化、破損する可能性がありますので予めご了承下さい。(梱包は厳重にいたします。)
・環境上チェック出来ないので状態においては全く不明です。写真にて判断願います。
・現状ジャンク品として出品しますのでノークレームノーリターンでお願いします。

 

 

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