では、財務計算に関する部分については、誰が責任を負うのかというと、監査証明をした公認会計士又は監査法人が責任を負うことになっている。
つまり、虚偽記載のある有価証券届出書の関係者の責任としては、有価証券届出書の届出会社の役員の責任は全般的に責任を負うとして、その他の関係者としては、財務計算に関する部分は監査証明をした監査法人が、その他の部分は元引受証券会社が、それぞれ責任を負い、それぞれ当該部分についてゲートキーパー的な責任を負うような棲み分けがされている条文のように、私には見えるのである。
つまり、虚偽記載のある有価証券届出書の関係者の責任としては、有価証券届出書の届出会社の役員の責任は全般的に責任を負うとして、その他の関係者としては、財務計算に関する部分は監査証明をした監査法人が、その他の部分は元引受証券会社が、それぞれ責任を負い、それぞれ当該部分についてゲートキーパー的な責任を負うような棲み分けがされている条文のように、私には見えるのである。