ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

3月31日の対局 珍しく〇〇

2016-05-05 14:16:07 | 手合

みなさんこんにちは。

最近の対局振り返り第3弾。

3月31日木曜日、本因坊戦の予選で山田拓自八段と対局しました。

私の白番。

1図 黒1とコスミツケられましたが、スピード重視で白2、4と決めました。

貴重な先手をどこに打ちますか?

2図 実戦進行1 白1とよくあるシマリを選びましたが、黒2とツケられて悩みました。

3図 白3と打つのが第一感でしたが、隅で生きられると少し甘そう。

4図 実戦進行2 多少不本意でしたが隅から押さえて黒10までとなりました。

どちらかと言えば黒を持ちたい進行です。白5では6と押したほうが良かったかもしれません。

そもそもさかのぼって

5図 2図白1では、このように大きく構えた方が、黒の打ち方が難しかったようです。

中盤以降は紆余曲折ありましたが、4図のなんとなく黒リードを覆すことは出来ず5目半負け。

日本棋院5階、和室での対局だったので検討も普段より多くしましたが

(大広間一斉対局だと、隣の対局があるため、検討はあっさり終わる)

山田八段曰く

「中盤以降は、珍しく両者よく打ってる」

とのことです。

 
棋譜再生

245手完 黒5目半勝ち 残り黒2分 白1分

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニコニコ超会議2016 | トップ | 4月7日の対局 穴熊 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

手合」カテゴリの最新記事