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観光名所 “水木しげるロード”に切り札

2020-09-14 07:00:13 | 報道/ニュース

8月27日 NHK「おはよう日本」


「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家 水木しげるさんのふるさと
鳥取県境港市。
市内の観光名所 水木しげるロードは新型コロナウィルスの影響で訪れる観光客が大幅に落ち込んでいる。
その苦境を乗り越えるための切り札にいま期待が集まっている。

鳥取県を代表する観光名所 水木しげるロード。
夜になると妖怪の影絵が姿を現す。
鬼太郎・猫娘・ねずみ男など季節ごとに様々な絵が楽しめる。
テーマは“夜の屋外ミュージアム”。
無料で楽しめるスポットとして県内外の人々を魅了している。
しかしここにも新型コロナウィルスの感染拡大が影を落とす。
ロード沿いの店舗も一時ほとんどが臨時休業。
地域のイベントも中止になった。
(商店街のスタッフ)
「こんなに長い間
 しかも店全体が閉めるようなことは初めての経験。
 県外への移動自粛ということも言われていましたので
 その中でお客さんに来てもらうようなイベントはできなかった。」
こうした中 ロードに新たな影絵が登場した。
それが “動く妖怪影絵”。
投影機が360度動きロードに妖怪を縦横無尽に映し出す。
お披露目されたのは2つのデザインである。
1つは
突然現れた魔女にさらわれるねずみ男。
そして
“のびあがり”という妖怪の終われる鬼太郎。
どちらも水木しげるさんの原作を再現している。
(境港市民)
「本物のアニメ見ているみたいで楽しかった。」
「びっくりしました。
 こんなに力を入れて頑張っているとは。
 人を誘って遊びに来る場所にもなったなと思います。」
今回の動く影絵。
地元の境港市は
水木しげるロードのリニューアルに合わせて6年以上前から計画を進めてきた。
このプロジェクトの設計責任者 灘さん。
自在に動く妖怪を再現できる機械を探し回った結果
海外で作られたプロジェクターにたどりついた。
プロジェクターには複数の絵柄をセットしておけば次々に影絵を映し出すことができる。
(境港市建設部 灘さん)
「ムービングプロジェクターという名前になっているんですけど
 室内ではこういう機材を使った
 結婚式場・イベント会場で活用された例はある。
 屋外でこういうものを使うという例はほぼ無かった。」
雨や雪の中でも動かせるよう専用のカバーを装着。
多くの人が集まる水木しげる記念館の前に設置し
外壁をスクリーンとして使う
新たなアトラクションとして観光客呼び込む戦略である。
地元の期待が高まる“動く妖怪影絵”。
灘さんは
影絵のデザインを増やしながら
新型コロナウィルス終息後に全国から客を呼び込む切り札にしたいと考えている。
(境港市建設部 灘さん)
「影絵とか光の照明をする観光地はあると思うんですけど
 ほかには絶対まねができない
 オンリーワンということを常に思って計画をしてきたので
 一過性のものではなく
 ここに根付いた演出として進化していってもらいたいし
 ここに来たら影を見たいねと
 思っていただけたら幸い。」

 

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