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天竜浜名湖鉄道 キラリと光る取り組みで集客を

2020-09-08 07:00:00 | 報道/ニュース

8月24日 NHK「おはよう日本」

天竜浜名湖鉄道。
静岡県の西部
掛川市と湖西市のあいだ約68kmを結ぶこの路線は
地域の人たちの足として親しまれ
鉄道ファンにも人気がある。
ところが今年は新型コロナウィルスの影響で利用する人が激減。
そこで鉄道会社ではキラリと光るユニークな取り組みを始めた。

浜松市にある天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅に朝早くから並んだ多くの人。
その行列の先には御朱印帳ならぬ鉄印帳。
全国のローカル鉄道のスタンプが押せる台紙が連なっている。
(購入した人)
「うれしいです。」
「感動です。
 7月から売り出していると聞いて
 ネットで調べたけど全然なくて。」
鉄印帳は
新型コロナウィルスの影響で利用客が減少しているローカル鉄道を盛り上げようと
鉄道会社などの団体が7月から販売開始。
鉄道ファンの間で話題になっている。
天浜線でも追加で用意した30部が即完売。
Q.何時ぐらいに着いた?
「6時前。」
天浜線で特に人気なのが
師範の腕を持つ社長の書である。
(訪れた人)
「社長に書いてもらいたいなと思って
 朝早く出てきた。」
「一緒に写真撮ってもらっていいですか?」
こうしたファンとのふれあいもローカル線ならではの魅力である。
前身の国鉄二俣線の全線開業から今年80年を迎えた天浜線。
ローカル鉄道として地域の人たちの足となりさまざまなイベントも開いてきた。
しかし今年は大規模なイベントができていない。
利用客数は県内でも感染者が増え始めた4月は去年の4割にとどまった。
鉄印帳の他にはレアな商品も。
純金のフリー切符。
開業80年にあやかって値段は80万円。
3年間乗り放題で桐箱入りである。
イベントの中止が余儀なくされたため社員のアイデアで作られた。
そして鉄道好きにはたまらない こんなものも。
80周年を記念して作られた缶詰の中に入っているのは線路の石である。
整備の際 本来は捨てるはずだった枕木の周りにまかれていた石を缶詰にした。
天浜線では石の他にも
昔の切符や車両の部品を缶詰にして売り出したいとしている。
多くの人に天浜線に親しんでほしい。
社員一丸となって取り組んでいる。
(天竜浜名湖鉄道 長谷川社長)
「この鉄道を守っていく。
 地域にとっては大切な公共交通機関だと思う。
 こういった中でも他県からわざわざ買ってもらうこともあり
 本当にありがたい。
 本当は声を大にして“天浜線に遊びに来てください”といいたい。
 今はなかなかそれが言えない状況。
 世の中が元気になったら
 ぜひ天浜線を楽しみに見に来てほしい。」
キラリと光る天浜線の取り組み。
新しい生活様式が求められるなかでも
地域のために走り続ける。

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