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中国 お先に有料化したけれど・・・

2020-09-05 07:02:17 | 報道/ニュース

8月20日 NHK「おはよう日本」


中国ではレジ袋有料化は12年前から始まっている。
しかし今プラスチックごみをめぐって新たな課題も浮き彫りになっている。
北京市内のスーパー。
レジの横には“袋は有料”の表示が。
2008年の有料化から1年後中国政府は
レジ袋の消費量が70%近く減ったと発表した。
しかし今
“レジ袋は一律有料”と表示しながら実際には守らない店も。
「袋は無料?」
「お金はいらないよ。」
「袋は?」
「1枚目はサービスだよ。」
北京の環境団体が中国全土の1,000近い店を調査したところ
レジ袋代を取っている店はわずか17%にとどまっていた。
(環境団体)
「店同士は競争関係にあり
 他店がレジ袋を無料で提供するのに
 無料にしなければ顧客を奪われるかもしれない。
 大手には管理や処罰も行われているが
 小さい店には管理は行き届いていない。
 ルールを把握していない店も多い。」
さらに消費者が袋代に負担を感じなくなったことも課題となっている。
経済成長が続き所得が上がったが
レジ袋の値段は12年前とほとんど同じ。
日本円で2~6円程度に据え置かれている。
「レジ袋にお金を払うのは気にしない?」
「ぜんぜん気にしない。」
「袋を持っていなければ買うし
 それがいくらかなんて気にしません。」
さらに今プラスチックごみをめぐって新たな課題も。
急成長が続く宅配アプリの利用で
配達される食事の多くにプラスチック製の容器が使われているのである。
ラーメンの宅配では麺・具・スープが別々の容器に入れられている。
麺を伸びないようにする工夫がごみの増加につながっているのである。
宅配アプリで使われる容器は
3年前の時点で1日当たり6,000万個。
積み上げるとエベレスト339個分の高さになるという試算もある。
新型コロナウィルスの影響で宅配のニーズが高まっていることから
事態はより深刻になっているとみられている。
(環境団体)
「感染拡大で外食が難しくなり
 オフィスで宅配を取るしかなくなった。
 プラスチックの袋や容器を使うようになり大変な消費です。
 政府も企業も消費者も対応し続けなければなりません。」



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