今日は特に用事もないので、前から気になっていた「あるレース」上位入線馬のその後を確かめてみました。
2008年11月15日(土) 5回東京3日目に行われた2歳未勝利戦(芝1800m)は、その走破タイムがなんと1:46.9(タイレコード)でした。当時の専門誌でも「超ハイレベルな未勝利戦」と評価されていたはずです。何しろその翌週の東京スポーツ杯2歳SGⅢの決着が 1:47.7ですから・・・。東京スポーツ杯の1着馬ナカヤマフェスタは次走京成杯GⅢでアーリーロブストとタイム差なしの2着、2着馬ブレイクランアウトはつい先日共同通信杯GⅢを制していますので、決して東京スポーツ杯のメンバーが手薄だった訳ではありません。
ちなみに、この11/15の未勝利戦に私の出資馬ブリッツェンも出走していました。ブリッツェンは、その前走未勝利戦での好走(ハシッテホシーノの2着)が評価されて2番人気での出走でしたが、速過ぎる時計についていけず4着(それでも時計は1:47.9)に終わっています。
おかげさまでブリッツェンは、そんなハイレベルの未勝利戦経験を生かし、先日2/8のレースで休み明けを克服して初勝利を挙げることが出来ました。では、11/15のレースでブリッツェンに先着した上位3頭はその後どんな戦いをしているのでしょう。
【参考:11/15東京3Rの上位馬たち】
11月15日(土) 5回東京3日目3R 芝1800m
1.タイフーンルビー 1:46.9 (逃げ切り、強かった)
2.ハギノバロンドール 1:47.3 (好位からレッドシャドウを抑える)
3.レッドシャドウ 1:47.5 (好位から届かず)
4.ブリッツェン 1:47.9 (タイフーンルビーを3番手から追走して一杯)
まず、1着だったタイフーンルビー。
11/15はハイペースを軽快な逃げで押し切る強いレースでした。そして次走、クラシックへ繋がる年末のホープフルSに格上挑戦した訳ですが、陣営はよほど11/15のレース振りに手ごたえを感じていたものと思われます。しかしながらそのホープフルSでは、格下ながら4番人気に支持されて軽快に逃げを打ったものの、直線では完全に失速、トーセンジョーダンに3秒差をつけられ13着と大敗してしまいました。
その後は自己条件に戻って1/4中山の寒竹賞に出走しましたが、今週末京都のきさらぎ賞の有力馬にもなっているベストメンバー以下に差されて0.5秒差の4着、さらに1/25の若竹賞ではやや落ちるメンバー構成で2番人気に支持されたものの、直線持ちこたえられずに7着(0.4秒差)に敗れています。
この感じだと、この馬は今後少し苦労するかもしれません。理由は、逃げ一辺倒の脚質で融通が利かないタイプにみえること、そして血統から成長力にやや疑問符がつくこと(父アンブライドルズソング 母父テイルオブザキャット)などです。勿論まだ3歳ですのでこれからどう変わるか判りませんが、安定して力を発揮するよりも、時々(11/15のように)激走して忘れたころにアッと言わせるタイプなのかもしれません。(それにしても11/15は強かったよなぁ・・・)
次に、2着だったハギノバロンドールですが、こちらは12/13中山の未勝利戦を1番人気で勝ち上がったあと、タイフーンルビーと同じく年末のホープフルSに出走し、8番人気ながら1.3秒差の6着となっています。この馬の陣営も11/15、12/13のレース振りから相当の色気を持って格上挑戦をしたと思います。結果は残念でしたが、血統(父アグネスタキオン 母父ノーザンテースト)やレースセンスを考えると将来性はターフーンルビーよりこちらかもしれません。今は一息入れているようですが、復帰後の自己条件戦では初戦から注目されると思います。(今後もブリッツェンのライバルかも・・・)
そして、アンラッキーなのが3着だったレッドシャドウ。
もともと11/15のレースも1番人気はこの馬だったんですよね。そして、この時タイフーンルビーの激走にあったのがケチのつき始め・・・。このあと未勝利戦を3回(1番人気2回、2番人気1回)走っていますがいまだ勝ちきれず、です。しかもその3戦のうち2回で11/15のメンバーに勝ち上がられています。(12/13:ハギノバロンドール、2/8:ブリッツェン!)まあ、ツキのあるなしは別として、ここ2戦の負け方を見ていると、調子自体が落ちているような気がします。なんとか早く1勝したい気持ちはわかりますが、ここで無理をして将来に響いてくるのが心配です。この馬はブリッツェンと同じく共有馬主クラブの所属馬(東京TC)ですので、そういう意味でも頑張って欲しいものです。
こうしてみてみると、如何にレベルが高い戦いだったとはいえ未勝利戦は未勝利戦、そう簡単にオープン、重賞の一線級とは戦えない、ということが解ります。(二ノ宮調教師が慎重にブリッツェンを進めているのも頷けます) ですが、11/15を戦ったメンバーは、現時点の能力もさる事ながら間違いなく将来に可能性を秘めた馬たちだと思いますので、いつの日か重賞の舞台で再戦できるよう期待したいと思います。(ブリッツェンの邪魔だけはして欲しくないですけどね!)
(写真は2/8東京5Rパドックのブリッツェンと蛯名騎手:R10で撮影)
2008年11月15日(土) 5回東京3日目に行われた2歳未勝利戦(芝1800m)は、その走破タイムがなんと1:46.9(タイレコード)でした。当時の専門誌でも「超ハイレベルな未勝利戦」と評価されていたはずです。何しろその翌週の東京スポーツ杯2歳SGⅢの決着が 1:47.7ですから・・・。東京スポーツ杯の1着馬ナカヤマフェスタは次走京成杯GⅢでアーリーロブストとタイム差なしの2着、2着馬ブレイクランアウトはつい先日共同通信杯GⅢを制していますので、決して東京スポーツ杯のメンバーが手薄だった訳ではありません。
ちなみに、この11/15の未勝利戦に私の出資馬ブリッツェンも出走していました。ブリッツェンは、その前走未勝利戦での好走(ハシッテホシーノの2着)が評価されて2番人気での出走でしたが、速過ぎる時計についていけず4着(それでも時計は1:47.9)に終わっています。
おかげさまでブリッツェンは、そんなハイレベルの未勝利戦経験を生かし、先日2/8のレースで休み明けを克服して初勝利を挙げることが出来ました。では、11/15のレースでブリッツェンに先着した上位3頭はその後どんな戦いをしているのでしょう。
【参考:11/15東京3Rの上位馬たち】
11月15日(土) 5回東京3日目3R 芝1800m
1.タイフーンルビー 1:46.9 (逃げ切り、強かった)
2.ハギノバロンドール 1:47.3 (好位からレッドシャドウを抑える)
3.レッドシャドウ 1:47.5 (好位から届かず)
4.ブリッツェン 1:47.9 (タイフーンルビーを3番手から追走して一杯)
まず、1着だったタイフーンルビー。
11/15はハイペースを軽快な逃げで押し切る強いレースでした。そして次走、クラシックへ繋がる年末のホープフルSに格上挑戦した訳ですが、陣営はよほど11/15のレース振りに手ごたえを感じていたものと思われます。しかしながらそのホープフルSでは、格下ながら4番人気に支持されて軽快に逃げを打ったものの、直線では完全に失速、トーセンジョーダンに3秒差をつけられ13着と大敗してしまいました。
その後は自己条件に戻って1/4中山の寒竹賞に出走しましたが、今週末京都のきさらぎ賞の有力馬にもなっているベストメンバー以下に差されて0.5秒差の4着、さらに1/25の若竹賞ではやや落ちるメンバー構成で2番人気に支持されたものの、直線持ちこたえられずに7着(0.4秒差)に敗れています。
この感じだと、この馬は今後少し苦労するかもしれません。理由は、逃げ一辺倒の脚質で融通が利かないタイプにみえること、そして血統から成長力にやや疑問符がつくこと(父アンブライドルズソング 母父テイルオブザキャット)などです。勿論まだ3歳ですのでこれからどう変わるか判りませんが、安定して力を発揮するよりも、時々(11/15のように)激走して忘れたころにアッと言わせるタイプなのかもしれません。(それにしても11/15は強かったよなぁ・・・)
次に、2着だったハギノバロンドールですが、こちらは12/13中山の未勝利戦を1番人気で勝ち上がったあと、タイフーンルビーと同じく年末のホープフルSに出走し、8番人気ながら1.3秒差の6着となっています。この馬の陣営も11/15、12/13のレース振りから相当の色気を持って格上挑戦をしたと思います。結果は残念でしたが、血統(父アグネスタキオン 母父ノーザンテースト)やレースセンスを考えると将来性はターフーンルビーよりこちらかもしれません。今は一息入れているようですが、復帰後の自己条件戦では初戦から注目されると思います。(今後もブリッツェンのライバルかも・・・)
そして、アンラッキーなのが3着だったレッドシャドウ。
もともと11/15のレースも1番人気はこの馬だったんですよね。そして、この時タイフーンルビーの激走にあったのがケチのつき始め・・・。このあと未勝利戦を3回(1番人気2回、2番人気1回)走っていますがいまだ勝ちきれず、です。しかもその3戦のうち2回で11/15のメンバーに勝ち上がられています。(12/13:ハギノバロンドール、2/8:ブリッツェン!)まあ、ツキのあるなしは別として、ここ2戦の負け方を見ていると、調子自体が落ちているような気がします。なんとか早く1勝したい気持ちはわかりますが、ここで無理をして将来に響いてくるのが心配です。この馬はブリッツェンと同じく共有馬主クラブの所属馬(東京TC)ですので、そういう意味でも頑張って欲しいものです。
こうしてみてみると、如何にレベルが高い戦いだったとはいえ未勝利戦は未勝利戦、そう簡単にオープン、重賞の一線級とは戦えない、ということが解ります。(二ノ宮調教師が慎重にブリッツェンを進めているのも頷けます) ですが、11/15を戦ったメンバーは、現時点の能力もさる事ながら間違いなく将来に可能性を秘めた馬たちだと思いますので、いつの日か重賞の舞台で再戦できるよう期待したいと思います。(ブリッツェンの邪魔だけはして欲しくないですけどね!)
(写真は2/8東京5Rパドックのブリッツェンと蛯名騎手:R10で撮影)
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