軽井沢からの通信ときどき3D

移住して10年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

庭にきた鳥(5)コガラ

2020-05-29 00:00:00 | 野鳥
 今回はコガラ。シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラに混じって時々庭の餌台に姿を見せる種である。南軽井沢の別荘地などでは10羽ほどの群れを見かけることがあるが、自宅にやってくるときはたいがい1羽または2羽で、それも交代に来るので写真には1羽が写るのみである。

 外観は白灰色で、流線型の姿はなかなか精悍に見える。

 とても人懐っこい種で、こうした性格はヒガラにも見られるが、庭の木に来ている時などあまり人を恐れる様子はない。

 頭上でジージ、ジージと鳴くので、孫に呼ばれているような気がすることがある。

 餌台に来るときは、シジュウカラに気をつかうのか、同時にやってきて仲良く一緒にということは稀で、交替しながらやってくる。これはヒガラやヤマガラにも見られることである。

庭の餌台に来たシジュウカラとコガラ(2016.2.28 撮影)

 原色日本鳥類図鑑(小林桂助著、1973年保育社発行)には、コガラは次のように記されている。
 「形態 頭黒、背淡灰かっ色。嘴峰10~11mm、翼長61~68mm、尾長51~58mm、跗蹠16~17mm。額から頭上、頸にかけ黒色であるがややかっ色を帯びている。頬、頸側、下面は白色であるが腮(あご)と喉(のど)とは黒色である。♂♀同色。
  生態 亜高山帯に多数生息するが、低山帯の広葉樹林中でも繁殖する。冬季にはその下方に漂行するものもある。チチ、ジェー、ジェーとなく。
  分布 留鳥として本州・四国・九州に生息する。北海道にも少数生息する。」

 次の写真は餌台に来た時のものだが、カラの仲間は共通して麻(オ)の実と牛脂が好きなようである。餌台で麻の実を突き割って食べることもあるが、1つ咥えては近くの枝に止まり、そこで食べる、またもどってくるという動作をくりかえすことが多い。

餌台に来たコガラ 1/3 (2016.2.25 撮影)

餌台に来たコガラ 2/3 (2016.2.25 撮影)

餌台に来たコガラ 3/3 (2016.2.25 撮影)

餌台の牛脂を食べるコガラ 1/4 (2016.3.13 撮影)

餌台の牛脂を食べるコガラ 2/4 (2016.3.13 撮影)

餌台の牛脂を食べるコガラ 3/4 (2016.3.13 撮影)

餌台の牛脂を食べるコガラ 4/4 (2016.3.13 撮影)

 次は3月に雪の降った日に撮影したもので、餌台のすぐそばのモミジの大木の枝に止まり、辛抱強く順番を待って、シジュウカラやヤマガラ、ヒガラなどと交代しながら麻の実や牛脂を食べに来ていた。

雪の日餌台近くのモミジの木の枝で順番を待つコガラ 1/4 (2016.3.10 撮影)

雪の日餌台近くのモミジの木の枝で順番を待つコガラ 2/4 (2016.3.10 撮影)


雪の日餌台近くのモミジの木の枝で順番を待つコガラ 3/4 (2016.3.10 撮影)

雪の日餌台近くのモミジの木の枝で順番を待つコガラ 4/4 (2016.3.10 撮影)

 餌台を置いて以来冬季には毎年同じように麻の実や牛脂を求めてやってくる。次の写真もモミジの枝に止まっているところ。餌台から麻の実などを咥えてきて、枝の上で突き割って食べる。

餌台から麻の実を咥えてきて、枝の上で食べるコガラ 1/3 (2016.2.29 撮影)

餌台から麻の実を咥えてきて、枝の上で食べるコガラ 2/3 (2019.4.9 撮影)

餌台から麻の実を咥えてきて、枝の上で食べるコガラ 3/3 (2019.4.9 撮影)

餌台の近くの樹上で様子を伺うコガラ 1/2 (2019.4.9 撮影)

餌台の近くの樹上で様子を伺うコガラ 2/2 (2019.4.9 撮影)

 先日、南軽井沢の別荘地にエイザンスミレを見に出かけた。エイザンスミレが毎年のように咲く数か所を巡ってみたが、その内の一ヶ所では昨年の台風19号の爪痕がまだそのままになっていて、道路の片側は大きくえぐれ、車両は通行止めになっていた。

 エイザンスミレが咲いていた川沿いの傾斜地も崩れ、エイザンスミレの株は土砂と共に流されてしまったようであった。


2019年の台風19号の爪痕が残る別荘地内の道路 (2020.4.29 撮影)

 がっかりしていたところ、近くで小鳥の鳴き声がしたので見ると、すぐそばの小さな木にコガラがやってきていた。持っていたカメラで数枚撮影したところで、ファインダーから姿が消えたが、見ると傍にいた妻が何気なく差し出した手の先に止まっていた。咄嗟に撮影したが、カメラは望遠になっていたので、写ったのは妻の手とコガラだけであった。


細い木の枝にとまるコガラ 1/2 (2020.4.29 撮影)


細い木の枝にとまるコガラ 2/2 (2020.4.29 撮影)


差し出した手に止まるコガラ (2020.4.29 撮影)

 コガラはすぐに飛び去って、近くの枝に移動したが、再び差し出した妻の手に又やってきて止まったのでツーショットの写真が撮れた。人懐っこさがあるとは思っていたが、思いがけず素晴らしいコガラとの記念写真になった。


再び差し出した手に止まるコガラ (2020.4.29 撮影)
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新型コロナウィルス情報(6)5/22-5/28

2020-05-28 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 *特に断りのないものは読売新聞からの情報
5/22
 ・緊急事態宣言 大阪・兵庫・京都を解除 首都圏・北海道25日にも判断
 ・緊急事態解除 「関西圏一体」重視 経済活性化と再流行阻止
 ・小売り・外食 全面営業へ 関西3府県解除 首都圏も準備進む
 ・3府県独自基準 休業範囲、事前に緩和
 ・プロ野球 再始動へ「高ぶる」 久々本格練習・気持ち一新s
 ・小池氏 首都圏解除「もう少し」 自粛継続理解求める
 ・東京都のロードマップ判明 飲食営業 徐々に遅く、イベント規模拡大も
 ・コロナ差別なくす報道 新聞協会・民放連が共同声明
   感染者や医療従事者が差別・偏見を受けている問題について、21日共同声
  明を発表した。
 ・コロナ拡大 差別広がる 強い感染力 恐怖心過剰に
   感染者の写真?ネット拡散  自宅に投石、落書きも
 ・手探りの分散登校 通学時も万全「3密対策」 授業に制約*受験へ募る不安
 ・黒川検事長が辞表 定年延長後の辞任 安倍政権に打撃
   緊急事態宣言期間中に賭けマージャンをしたことを認め、辞表を提出した。
 ・米国務長官 「中国コロナ失政 世界の損害9兆ドル」 ポンペオ国務長官語る
 ・世界感染者500万人 米ジョンズ・ホプキンス大集計
 ・日本政府 5月末を期限としていたビザ効力停止期限を延長へ
 ・岸田氏、2次補正案を提言 首相に提出 家賃負担軽減・自ら座長依頼
  ・28日憲法審 「緊急事態」議論目指す 自民、保守層へアピール
 ・総務相 マイナンバーと口座連携に意欲
 ・新型コロナ 米介護施設の死者突出 感染対策に不備・人手も不足
   全米の死者約9万人のうち、施設での死者が3分の1を占める。
 ・米、NY市内の低所得者層居住地 コロナ陽性27% 抗体検査の結果
 ・トランプ氏、抗マラリア薬投与「あと1~2日」
   20日、「ヒドロキシクロロキン」の服用を、近くやめる考えを明らかにした。
 ・欧州 学校再開広がる
  デンマーク4月15日、ドイツ・フランス・ベルギーなどは5月に入り再開された。
 ・マスクなし 搭乗お断り
   ANAは21日、乗客向けのお願いをHPで公表した。着用しない場合は、搭乗
  を拒否する場合がある。
 ・中小再起 支援活用カギ 給付金・助成金・支払い猶予・・・手続き煩雑 声も
 ・輸出 落ち込み鮮明 4月21.9%減 対米欧下げ幅拡大
 ・コロナを模した五輪ロゴ削除へ 外国特派員協会月刊誌に掲載されていた
 ・長野 休業要請きょう全面解除 バーなど活気に期待
 ・コロナワクチン開発9事業採択 AMED、100億円支援
   国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は21日、製薬会社など4
  社(IDファーマ、塩野義製薬、KMバイオロジクス、アンジェス)と、大学など5研
  究機関(慶応大、東京大、長崎大、新潟大、公益財団法人東京都医学総合研究
  所)の事業を採択した。
 ・五輪「来夏無理なら中止」 英報道 IOCバッハ会長見通し インタビューに答える

5/23
 ・都、26日にも休業緩和 宣言解除なら 無観客試合も
 ・休業緩和道みえた 都知事「経済と両立」 解除時期業種で明暗
 ・4道県も指針
 ・神奈川 全業種一斉に解除
 ・中国、成長目標見送り 全人代開幕 軍事費6.6%増
   コロナ 異例の対応。全員にPCR、会見はネット。
 ・中国経済「緊急事態」 成長目標見送り 13年ぶり特別国債
   軍事費20年で10倍増 コロナ影響 伸び率は抑制
 ・日本企業、現地ほぼ稼働 V字回復には慎重見方
 ・コロナ 重症者診療報酬3倍に 厚労省検討 病院の経営支援
 ・百貨店売上高85% 5月前半 臨時休業続き
 ・旅行取扱額 71%減 観光庁 3月、減少幅最大
 ・のぞみ本数回復へ 6月1日
 ・「東京ディズニー」2000億円融資枠設定 手元資金厚くして、備える
 ・日銀と政府一体 共同談話 企業支援「あらゆる手段」 30兆円資金供給
 ・政府、営業再開の支援策 中小企業 補助金を拡充
 ・4月物価0.2%下落 3年4か月ぶり 感染拡大で原油安
 ・コロナ死者数 ブラジル2万人
 ・プロ野球・J 専門化 開催へ具体策提言 事前検査や屋外ミーティング
   プロ野球25日にも日程公表
   J 無観客で再開へ
 ・文科省通知 学校再開に3段階指針 感染リスクで判断
 ・東京・大阪・宮城 抗体検査実施へ
   厚労省は3都府県と連携し、1万人規模の調査を始めると発表した。
 ・長野 コロナ対策条例 検討 知事「ルール定め協力求める」
 ・長野 長野市小中学校 通常登校来月1日から 夏休みは18日間に
 ・長野 松本市小中学校 44日ぶり授業再開 
  
5/24
 ・緊急事態 全面解除前向き 政府明日判断
 ・PCR訪問診療で 新宿区医師会導入へ 感染早期に把握
 ・ラマダン中 感染急増 サウジなどイスラム圏 23日で終了 外出規制再び強化
 ・中国 新規感染 初のゼロ 無症状は28人確認
 ・WHO「南米 新たな震源地」 ブラジル、新規感染2万人超え
 ・政府、入国制限 段階的に緩和 夏以降、専門人材など
 ・入院・手術前 広がるPCR 無症状でも 院内感染防止
 ・各病院、「経営に打撃」国に訴え
 ・米レンタカー ハーツ破綻
 ・「外食向け食材」売れない ウズラ卵、わさび・・・生産者苦境
 ・コロナ 異例の全人代(現地ルポ) 習氏の対応礼賛次々
   指導部や腹心、初動遅れ批判打消し 
   行動制限、取材踏み込めず
 ・アルゼンチン債務不履行 14年以来
 ・「コロナ解雇」深刻 勤続15年、突然の通告 失職1万人 紛争急増も
 ・長野 23日、県内でも布マスク配達始まる  

5/25
 ・緊急事態全面解除へ 5都道県 政府今日諮問
 ・プロ野球など イベント再開段階的に 来月19日めど 無観客や人数制限
 ・全小中高に最大500万円 感染予防・学習支援 政府方針
 ・犠牲者1000人実名掲載 NYタイムズ文字だけの1面
 ・「安全は米国任せ」の代償 コロナへの対応 東大名誉教授・北岡伸一氏語る
 ・ユニクロもマスク生産
 ・コロナ後も「在宅」広がる 米IT・金融大手 無期限継続・出社半数に
 ・ワクチン開発 国内企業支援 厚労相言及 開発費を第2次補正予算に盛り込む
 ・中国 「マスク外」交自賛 高圧的言動 欧米は反発
 ・トランプ氏 2か月半ぶりゴルフ
 ・武漢研究所から外部拡散説否定、中国科学院武漢ウィルス研究所・王延軼所長
 ・コロナ死者追悼 英・セントポール大聖堂がサイト
 ・コロナ最前線@PCR検査機関 名古屋市郊外の市衛生研究所 1滴に集中精密判定
   プレートの検体は専用装置にセットされ、95度に熱し、60度に冷やす工程
  を45回繰り返す。増幅されたウィルスの遺伝子と試薬が反応して光り、装置は
  この光を感知して陽性と判定する。
 ・長野 長野にPCRセンター 県と市ドライブスルーで検査 長野市北部に設置

5/26
 ・緊急事態全面解除 首相「流行ほぼ収束」 政府対策本部「宣言」1ヶ月半
 ・解除 急いだ首相 経済悪化・政権不信 懸念 再流行なら批判必至、「病床数に余裕」根拠に
 ・経済対策200兆円規模 第二次補正予算案の事業規模
 ・景気「V字回復」厳しく 5月個人消費11兆円減
 ・学校正常化段階的に 5都道県 来月1日から分散登校
 ・都、飲食閉店午後10時 きょう休業緩和「第一段階」
 ・偶然頼みから脱したい 編集局次長・滝田恭子 欧米各国に比べ、死亡者数は数十分の1
 ・プロ野球 来月19日開幕 当面は無観客、120試合予定
 ・政治の現場・危機管理① 首相の決断 菅氏不在 30万円給付案、一斉休校
 ・リオ貧民街コロナ直撃 ブラジル感染者世界2位 政府対応は迷走
 ・スペイン風邪の教訓 当時の記事から 「口や鼻覆うもの」マスク奨励

5/27
 ・2次補正 歳出30兆円超 最終調整 新規国債で調達
 ・ワクチン開発本格化 支援2000億円
 ・小池都知事、再選出馬へ 来月10日以降の表明調整
   自民党は党本部が独自候補を擁立せずに小池氏の支援を検討している。
 ・都内、営業時間を延長 居酒屋 久々の活気 感染対策、席に仕切り
 ・都、ジム再開前倒しへ カラオケ、バーも 図書館や博物館も相次いで再開
 ・株2万1000円回復 経済活動再開を期待 2か月半ぶり
 ・検証「緊急事態」 消えた3月発令 「曖昧」特措法 政府と都知事対立
 ・武漢研究所説 否定 中国TVで、ウィルス研究女性・石正麗氏 「遅滞なく解析」
 ・「3密」回避 日本評価も 欧米メディア 批判一転、習慣なども紹介
 ・世界感染 550万人突破
 ・タイ、非常事態来月末まで延長
 ・韓国、自宅隔離守らず実刑判決
 ・石油元売り3社(出光興産、JXT、昭和シェル)赤字 コロナで原油需要減
 ・企業「在宅が基本」 制度化・目安設定相次ぐ 緊急事態解除
 ・小売り・外食 再開続々
 ・航空支援 世界で本格化 独政府 ルフトハンザに1兆円
 ・アビガン 有効データ不足 政府、月内承認を断念
   来月以降も臨床研究や治験を継続し、有効性が確認され次第、迅速に薬事
  承認を行う。早期承認は困難との見方が広がる。
 ・「県またぎ」移動緩和 一部自治体、経済立て直し狙う 
 ・長野 感染拡大に備え、警戒引き上げ基準追加 1週間の新規感染者数重視
 ・長野 軽井沢アウトレット 来月1日営業再開(約240店舗) 客にもマスク着用を依頼
 ・長野 駒ヶ岳ロープウェイ来月6日運行再開、支柱の変形で運休していたホテル営業も始める

5/28
 ・2次補正32兆円決定 事業規模117兆円に 政府 家賃・資金繰り支援
 ・2次補正予算案 閣議決定のポイント
   PCR検査研修後押し、中小の労働者 直接支援、無利子融資 限度引き揚げ。
 ・2次補正 早期執行カギ 新規国債「リーマン時の倍」
 ・政治の現場・危機管理③ 厚労省 水際対策で後手 検疫時停留 官邸に反発
 ・ワタミ65店閉店へ 今年度中に 外食、経営厳しく
 ・日航 新卒採用を中断
 ・地銀7割が減益 20円3月期 政府、資本増強支援へ
 ・巨人 選手ら抗体検査へ
 ・日欧、感染症対策など協力 EUと合意 大型研究で関係強化
 ・米、トランプ氏バイデン氏のマスクやゆ「かなり異常」、バイデン氏「本当のバカ」
 ・英、首相最側近が移出に批判 禁止中家族で 「子の面倒見るため」辞任拒否
 ・仏、車業界に80億ユーロ支援 大統領表明 雇用維持求める
 ・中、武漢1100万人検査 正確性に疑問の声も
 ・長野 長野市のお店応援 「プレミアム券」発行へ
 ・長野 通常登校来月1日再開 県立校 3密回避の運用指針策定
 ・長野 松本城天守 来月6日0再開 本丸庭園などは1日
 ・長野 別所観光ホテル 自己破産申請へ
 ・長野 「ふっこう割」で観光支援 県民対象・1人1泊最大5000円引き

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軽井沢のスミレ(3)アケボノスミレ

2020-05-22 00:00:00 | スミレ
 南軽井沢の別荘地で見ることができる種にアケボノスミレがある。別荘地内の狭い道路を車で通りぬけていた時に、山側の石垣の上の斜面にこのアケボノスミレの小群落があることに気がついた。

 この場所以外にももう一ヶ所まとまって生育している場所を見かけたが、そこも同じような明るい斜面で、土砂が自然に崩れているところであった。

 そのほか、車で通りかかった道路脇でも偶然見かけることがあったが、アケボノスミレの数は決して多くはない。むしろ、いくつかの種のスミレを見ることのできるこの別荘地内でも稀な方といえる。

 今年、またアケボノスミレの季節になったので、上記の場所に行ってみたが、石垣の上の小群落は時期が早すぎたのか、元あった辺りには、僅かに2株ほどから出た小さく巻いた葉があるだけで花は見られなかった。

 もう一つの別の場所に行ってみると、こちらも数は激減していたが、3-4株がきれいな花を咲かせていた。

 昨年の台風19号の被害を受け、軽井沢もまだあちらこちらで改修が追いつかないところもあるが、こうした山野草の生育場所も環境が変化したり、土砂が流されたりして大きく影響を受けているようである。このこととは別に、堀り採られていることも減少の一因と考えられるが、いずれにしろ残念なことである。残っている株が再び増えて群落をつくってもらいたいものである。
 
 実は、はじめて見かけた時から最近までこの石垣上と土砂が崩れている場所に多く生えているこの種をスミレサイシンだと思っていた。

 横倒しになっている木の根元に1株だけあって花を付けていた株ともう1枚同じ時期に撮影した株の方はアケボノスミレだろうと漠然と考えていた。

 スミレサイシンは、もうずいぶ前になるが奥裾花渓谷に行った時に見て知っているつもりであったので、そのように即断していたことと、アケボノスミレとは花びらの色や形状が違っていると感じていた。

 しかし、今回撮影した写真を調べなおし、図鑑の説明を読んでいて間違いに気がついた。ひとつは、スミレサイシンは日本海型であり、アケボノスミレはそれよりも太平洋に寄った方に生育し、住み分けているということであった。

 軽井沢は両種の分布域の境界にあたるので、分布域だけでは決められず、花の側弁基部が無毛か有毛かが決め手となった。撮影した写真で確認できるが、はっきりと側弁の基部に毛が認められる。スミレサイシンは無毛で、アケボノスミレは有毛または無毛ということであった。

 日本のスミレ(山渓ハンディ図鑑6 1996年山と渓谷社発行)によるとスミレサイシン類の見分け方は次のようである。


 最初の写真は道路わきの倒木のそばに咲いていたもので、こちらは初めからアケボノスミレだろうと思っていた。

道路沿いの倒木の脇に咲いていたアケボノスミレ(2012.5.12 撮影)

 次も同じ日の撮影。撮影場所はほぼ同じだったと記憶しているが、詳しい記録がなく思い出せない。ただ、こちらもアケボノスミレだろうと考えてファイルしていた。

南軽井沢で見かけたアケボノスミレ(2012.5.12 撮影)

 別荘地の石垣上の小群落の写真は探してみたが、残念なことになぜか見当たらない。以下は、土砂が崩れている斜面で今年撮影したものである。

アケボノスミレ 1/3 (2020.5.7 撮影)


アケボノスミレ 2/3 (2020.5.7 撮影)

アケボノスミレ 3/3 (2020.5.7 撮影)

 次の2枚は上記写真の側弁の毛の有無を見るために拡大したものだが、確かに毛が認められる。


アケボノスミレ 2/3の拡大写真


アケボノスミレ 3/3の拡大写真

 アケボノスミレは写真で見る通り、なかなか美しい種である。前記の「日本のスミレ」には次のような記述がある。

 「スミレサイシンの仲間は地味なものが多いが、アケボノスミレは例外で、日本のスミレのなかでもっとも華やかなもののひとつ。スミレの仲間としては珍しい鮮やかな紅紫色の花の色から、曙の空を連想してこの名がついた。」との説明がある。

 「原色日本のスミレ」(浜 栄助著 1975年誠文堂新光社発行)には、このアケボノスミレは次のように紹介されている。
 「【花期】 3月下旬~5月中旬
   【分布】 北海道南部から東北の太平洋側、関東中部の中央部と太平洋側山地に多く、近畿、中国には少なく、九州の阿蘇山系では再び多くなる。阿蘇外輪山南部を南限とし、対馬を通じて朝鮮半島や中国東北部にかけ分布する。中部地方では標高300~1,900mにわたって見られるが、500~1,000mの山地やの草原や林縁など、向陽地から半陰地にかけて多い。」

 日本産スミレ属の12の分布系列に関しては、アケボノスミレは種ではスミレサイシンの仲間ではあるが、スミレサイシンとは住み分けていて、前回とりあげたヒナスミレと同様「サクラスミレ型」に属し、東北日本に多産する型がこれにあたる。この仲間にはサクラスミレの他、ヒカゲスミレ、ヒナスミレなどがある。
 
 念のため花後に大きく開いた葉の様子を見に出かけたが、形状からアケボノスミレに間違いないと確認できた。



 






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新型コロナウィルス情報(5)5/15-5/21

2020-05-21 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 *特に断りのないものは読売新聞からの情報
5/15
 ・読売新聞まとめ これまでの経緯
 ・緊急事態 39県解除 「経済と両立 新たな日常」 首相、2次補正指示
   安倍首相は14日、緊急事態宣言を39県で解除することを決めた。
 ・経済重視 首相決断 緊急事態解除 活動再開「段階的に」
 ・再流行阻止と両立課題
 ・感染・医療・検査 総合的に判断 10万人あたり感染者「0.5人程度以下」
 ・感染「着実に減少傾向」 専門家会議 全国3区分し対策提言
 ・感染状況で都道府県を3区分に コロナ専門家会議が提言(共同通信社)
   政府の専門家会議は14日、新型コロナウイルスの感染状況に応じて都道府
  県を「特定警戒」と「感染拡大注意」「感染観察」の3種類に区分し、適切な対策
  を進める必要があるとする提言をまとめた。   
 ・緊急事態39県解除 飲食店安堵の声 「努力の成果」知事ら歓迎
 ・学校再開 動き加速 前倒しや分散登校
 ・再生相「検査体制を拡充」 緊急事態一部解除 「第2波警戒」
 ・入国拒否 メキシコなど13か国追加
   メキシコのほか、モルディブ、カザフスタン、アゼルバイジャン、ウルグア
  イ、コロンビア、バハマ、ホンジュラス、カボベルデ、ガボン、ギニアビサウ、
  サントメ・プリンシペ、赤道ギニア。
 ・事業再開へ感染防止策 業界指針 週休3日や入店制限 経団連など
 ・業界指針 多様な働き方推奨 在宅・交代制勤務 継続へ ・ 
 ・紫外線ランプ、新型コロナとの闘いに光明か 米大が実験 (APF)
   コロンビア大放射線研究センターは、「遠紫外線C波」と呼ばれる紫外線(波
  長は222ナノメートル)は、人には無害だが、ウイルスにとっては有害だと説明
  した。この周波数では、人の皮膚や目の表面を貫通できないという。このような
  特徴から、遠紫外線C波は人が密集する場所、密閉空間、感染リスクが高くなる
  場所でも使用可能となるため、現在のパンデミックへの対応でもその活用が広
  く期待されている。
 ・尾身氏「BCGが有効というエビデンスはない」新型コロナ(産経新聞)   
   政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身茂副座長は14日
  の記者会見で、結核を予防するBCGワクチンの接種が新型コロナウイルスの
  感染も予防するとの説があることについて「今のところはBCGが有効だという
  エビデンス(科学的根拠)はない」と述べた。 
   そのうえで、欧米と比べて日本では重症者や死亡者が急激に増加していな
  い理由について、医療体制や初期段階でのクラスター対策、国民の健康意識
  の高さを挙げた。
 ・大阪モデル達成 休業要請段階的に解除へ…7日連続でクリア 
   大阪府は14日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請などの解除の
  基準となる大阪独自の指標「大阪モデル」を7日連続で達成したと発表した。
   【1】感染経路不明の感染者数が10人未満(2・86%) 【2】PCR検
  査の陽性率7%未満(1・6%) 【3】重症患者用の病床使用率が60%未満
  (22・9%)を同時クリア。自粛等を段階的に解除する原則の7日連続に到達
  した。 
   府民に分かりやすく伝える手段として、通天閣や万博公園の太陽の塔など
  のライトアップを開始しており、1週間続けて3基準をクリアすれば「解除」を示
  す緑色になることが決まっている。
 ・9月入学 検討に次官級チーム 政府方針 首相「有力な選択肢」
 ・困窮学生に最大20万円 政府案 給付対象40万人規模
 ・感染防止 中小資金の壁 情報保全も課題
   経団連などの指針を受け、企業は経済活動の再開を目指すが、中小企業や小売
  店などは対応に限界。
 ・賃料支援、資本強化など柱 2次補正 今国会の成立目指す
 ・米「ワクチン情報 標的に」 FBI 中国のサイバー攻撃警告
 ・中国 ポンペオ氏を非難 ウィルスの発生源について「うそを捏造した」
 ・EU内国境 段階的開放 欧州委提案 観光業回復図る
 ・旅行・観光 再開の道険し
 ・プロ野球 抗体検査検討 NPB選手が対象
 ・露 コロナ死者なぜ少ない 感染者数世界2位 厳しい基準 過少申告疑い
 ・コロナ治療薬 実用化自信 武田薬品社長「開発 早く大規模に」
   武田薬品工業のクリストフ・ウェーバー社長は14日、「順調にいけば、2021年
  初頭に承認を得られる可能性がある」と述べた。
 ・長野 緊急事態解除 往来拡大 警戒継続 知事「日常と両立後押し」
 ・長野 旅館再開 判断別れる 
 ・北陸新幹線定期列車 28日から運行半減

5/16
 ・「ピーク越え」一転、チリでコロナ感染急拡大 首都圏を完全封鎖(AFP)   
   南米チリで、一時は「ピークを越えた」とみられていた新型コロナウイルス感
  染者数がここにきて急増している。政府は人口約700万人の首都圏を対象に、15
  日から強制的かつ「完全」なロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表。首都
  サンティアゴの主要墓地では、約2000人分の墓穴を掘る作業が進んでいるとい
  う。
 ・都、休業解除へ7指標 感染1日20人未満・経路不明50%未満・週単位で減少
 ・ロードマップ 東京モデル 慎重基準 知事「出口」表現避ける
 ・休業全面解除 計19県に
 ・企業の半数以上減益 3月期最終利益 コロナで打撃
 ・需要が「蒸発」利益消滅 3月期各社決算 業績予想6割「未定」 リーマン以上
 ・レナウン民事再生申請 負債138億円 コロナ影響 主力の百貨店向け低迷
 ・三越伊勢丹 売上高98%減 5月前半速報 高島屋は82%減
 ・トヨタ工場 金曜「非稼働」に 新車販売減 生産調整を発表
 ・本 自力で免疫力を上げる腸の教科書 
   東京医科歯科大学名誉教授・藤田紘一郎著、宝島社
 ・抗体検査で対策検証 東京や大阪で1万人調査
 ・農家に最大100万円補助 需要減 漁業者支援も
 ・コロナ死者30万人超す
 ・トランプ氏「対中遮断」言及 コロナ対応改めて批判 習氏と話したくない
 ・10万円給付申請 入力画面を改修 総務省 
   市区町村のうち約4割で給付始まる
 ・英死亡率 職種で大差 警備員、運転手、介護・・・非白人割合高く
 ・米死者比率 黒人27% 格差反映か 人口比は29%
 ・国後島でコロナ感染者
 ・WHO職員らに国外退去を要請 ブルンジ 東アフリカの国、理由は不明
 ・アジア太平洋地域で最大2.5兆ドル(270兆円)の経済損失
   アジア開発銀行試算。全世界では、最大8.8兆ドル(940兆円)の可能性。
 ・志村さん代役に沢田さん 山田洋二監督「キネマの神様」 公開は2021年
 ・長野 日常 コロナで変わった 
 ・長野 県民の外出自粛 緩和 8都道府県との往来 県、抑制求める
 ・長野 遊興施設など 再開に喜び
   31日までとしたバーやライブハウスなどに対する休業要請を21日で終了す
  ることを決めた。これで休業要請はすべて解除される。
    
5/17
 ・新型コロナ死者31万人超す 増加ペース衰えず(共同通信社)
   米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による
  死者が16日、世界全体で31万人を超えた。1~2日ごとに1万人以上の死者が
  増える状態が1カ月半以上にわたって続いており、被害拡大は衰えていない。
  感染者は16日、460万人を上回った。
 ・特定機能病院  院内感染対策で「手術前にPCR」3割超
 ・エクモ使用で7割強を救命 学会調査
   人工呼吸器を装着した患者の8割、体外式膜型人工肺(ECMO)を使用した
  患者の7割強を救命できたとする調査結果を、集計した日本集中治療医学会が
  発表した。
 ・集団感染の客船、16日横浜港を離れる ダイヤモンド・プリンセス号
 ・欧州「移動の自由」へ一歩
   ルクセンブルグとの国境規制を解除。6月中旬までにフランス、オーストリア
  などとの国境開放も目指す。
 ・中韓、日本に入国緩和打診 PCR陰性ならビジネス目的相互に 日本慎重
 ・WHO拠出 米、中国と同額方針か
 ・ワクチン実用化 トランプ氏、官民結集で「年内を目指す」
 ・NY市 「再生」へ希望 飲食・ショー新形態に
 ・ロヒンギャ難民 感染確認3人 バングラ100万人キャンプ拡大懸念
 ・コロナ 崩れるプーチン神話
   「強い指導者」のイメージだが、感染を恐れて「シェルターに身を潜めている
  のではないか」との憶測が広がった。
 ・「解除後」初の週末 にぎわい少しづつ 店舗「感染対策を徹底」
   各地の繁華街はマスク姿の買い物客らが訪れ、にぎわいが少しづつ戻って
  きた。
 ・繁華街 夜の人出増 前日比銀座23%、心斎橋20%増
 ・長野 緊急事態解除 上高地静かな再開
  雨重なり人まばら、マスクで感染対策。
 ・ルクセンブルクの「全国民コロナ感染検査」が注目される理由(Forbes Japan)
   外出制限などの段階的な解除を進めているルクセンブルクは、全面的な経
  済活動の再開に向け、およそ60万8000人に上る全国民の感染検査を行ってい
  る。
   また、同国は検査率が世界で最も高い水準にあり、感染者の回復率も高くな
  っている。致命率はおよそ2.6%とみられるが、おそらくこれは他国と比べ、より
  正確に実際の数値を反映していると考えていいだろう。   
 ・中国、新型コロナ不活化ワクチン開発で進展 臨床試験開始へ(新華社)
   中国国家衛生健康委員会の曽益新(そう・えきしん)副主任は15日、国務院新
  聞(報道)弁公室の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン開発について説
  明し、これまでに一つの遺伝子組み換えアデノウイルスベクター・ワクチンと四
  つの不活性化ワクチンが相次いで国家食品薬品監督管理局の承認を得て、臨床試
  験が進められ、これまでのところ重大な副作用の報告はないとし、すべて順調に
  行けば7月に第2期臨床試験が終わると明らかにした。 
 ・日本のコロナ公表情報がどうにも頼りない理由(東洋経済)
    根拠となるデータの公開なしに判断できない(濱岡豊・慶応大学商学部教授。 
   「5月12日になって実効再生産数のプログラムは公開されました。しかし、
  『接触を8割減らす必要がある』などとした根拠は今も公開されてない。そうし
  た基本的な情報を公開しない一方で、『新しい生活様式』など、本来なら政治家
  が言うような提言をしています。科学者として踏み越えた面があり、疑問を感じ
  ます」。
   欧米の状況を見ると、日本のマスコミもよく引用するアメリカのジョンズ・ホ
  プキンス大学はGitHubでデータを公開している。インペリアル・カレッジ・ロン
  ドンやハーバード大学などはシミュレーションのためのソースコードも公開して
  いる。
   「推定した結果だけでなく、そのために用いたモデル、データを公開してもら
  わないと妥当性を検証できません。公開すれば、第三者が確認したり、もしかす
  るとより良いものにできたりするかもしれない。何よりも、『数字が操作されて
  いるのではないか』といった変な臆測を呼ぶことも少なくなると思います」。
   
5/18
 ・介護「コロナ手当」助成 厚労省 事業継続を後押し
 ・大阪 新規感染者ゼロ 東京5人
   大阪では3月9日以来、69日ぶりにゼロだった。全国では17日、27人が確認さ
  れた。
 ・電気・ガス料金猶予1か月延長
 ・伊、活動制限を大幅緩和 飲食店再開18日に前倒し 来月、EU内から入国も
 ・インド、感染増止まらず 17日、最多4987人 一部地域封鎖継続
 ・オバマ氏、トランプ政権批判 「感染拡大、責任負うそぶりなし」
 ・コロナ解雇、特効薬なく 企業助成金 遅い支給 申請も手間、失職7000人超
 ・中東「コロナ停戦」応じず リビア、イエメン・・・内戦勢力、医療二の次
   国連が呼びかける「ロナ停戦」も暗礁に乗り上げた。
 ・武漢住民 省・市の提訴準備 コロナ「情報隠し」 地元警察は圧力
 ・「コロナ関連死」に危惧 孤立化や景況悪化・・・3.11を教訓に
   3.11後の福島県では、地震・津波の直接死が1605人なのに対し、避難
  の継続の中で心身に婦長をきたして亡くなった震災関連死が2306人に及ん
  だ。
 ・感染拡大 在宅勤務2倍 4月7日の緊急事態宣言後実施率は2倍に増加
 ・日曜日楽しんだ 感染対策は最優先 宣言解除後初の日曜日の17日
 ・湘南また渋滞 マスクをせずに海岸を歩く人も多く
 ・夜8時以降も営業続々 収入激減「もう限界」 都内飲食店
 ・韓国 緩和後に感染拡大

5/19
 ・新型コロナ ワクチン開発 米企業が抗体確認(FNNオンライン)
   新型コロナウイルスのワクチンを開発しているアメリカのバイオテクノロジー
  企業「モデルナ」が18日、少人数を対象にした初期段階の臨床試験で、8人の参
  加者全員に抗体が確認できたと発表した。また、大きな副作用は今のところ確認
  されていないとしていて、7月には数千人規模の最終段階の試験を始めるとい
  う。早ければ2021年初めにも実用化できる可能性があると述べている。
 ・GDP前期比年率換算3.4%減 1~3月 4~6月期は「年20%減」予測
 ・WHO年次総会始まる 18日、初のオンライン方式 台湾不参加に
   招待状届かず、台湾強い不満示す。
 ・出産時PCR検査 公費で補助 妊婦希望で不安解消図る 厚労省方針
 ・イタリア 商店再開 2カ月ぶり制限措置が大幅緩和「待ちわびていた」
 ・コロナ詐欺 16都道府県で39件、3548万円被害 給付金など利用
 ・全都立高に体温感知器 東京都、校舎入り口など想定
 ・未感染者半数すでに免疫? 米研究チーム 過去の風邪影響か
   米ラホイヤ免疫研究所の研究チームが近く米科学誌セルで発表する。それによ
  ると、今回の流行が始まる前の2015~18年に米国で収集された20~60歳代の保
  存血液20人分を調べ、約半数から新型ウィルスを認識する免疫細胞「ヘルパーT
  細胞」を検出した。風邪の原因となる通常のコロナウィルスに感染した経緯に
  よって、免疫系が新型ウィルスも認識できるようになる「交差免疫」が起きたと
  考えている。
 ・子供の感染 家庭8割 育児中「防ぐのは難しい」 専門家、換気・消毒呼びかけ
 ・大阪など「宣言」解除水準
   17日までの1週間で、政府基準を大阪、京都、兵庫の3府県が満たしているこ
  とがわかった。
 ・富士登山道をすべて閉鎖へ 今夏の登頂不可
   静岡県は18日、同県側から山頂につながる5合目より上の登山道全3本を7月10
  日~9月10日に閉鎖すると発表した。山梨県は先に15日に発表済み。山小屋など
  の3密を懸念した。
 ・長野 コロナで解雇500人超 長野労働局調べ 労働者派遣業最多210人
 ・長野 佐久市長給与20%減 6月から10か月間 副市長、教育長も
   市議会議員は同期間3%減。
 ・長野 マスク配布 塩尻着々 市民一人に10枚、独自方針
 
5/20
 ・治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘(共同通信)
   新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンを巡り、国の承認審査にデー
  タを活用できると期待された臨床研究で、明確な有効性が示されていないことが
  19日、分かった。
 ・緊急事態 関西の解除有力 政府 感染状況明日判断
   北海道・首都圏 基準満たさず
 ・米、WHO脱退示唆 拠出金停止 恒久化も
 ・WHO年次総会 加盟国が対応の検証に取り組むことで合意
   米中対立 実効性見えず 日本、中国直接批判せず
 ・中国 経済回復を最優先 全人代22日開幕 コロナで失業率高止まり
 ・中国 豪大麦に高関税 豪はWTO提訴検討 
   新型コロナウィルス感染源などについて、中国で情報が隠蔽されたとの疑惑を
  念頭に、独立機関による調査を主張している豪への対応。
 ・仏独、58兆円復興基金を提案 EU各国の反応焦点 一部の国は反発
 ・パレードリハで露軍人感染? 5500人以上 プーチン氏 延期判断遅れ
 ・コロナ予防?に 抗マラリア薬 トランプ氏が服用
 ・トランプ氏、WHO事務局長宛て書簡をツイッターで公開
 ・日米の株 回復基調 超低金利で資金流入
 ・コロナ退散 全国一斉花火 来月初旬 集客せず5分以内を計画
 ・台湾の参加支持 加藤厚労相言及

5/21
 ・夏の甲子園中止 戦後初 地方大会も 安全な大会困難 高野連会長「無念の思い」
 ・夏の夢も消えた 球児「練習、何を目標に」
 ・関西3府県解除方針 
 ・4月訪日客99.9%減 過去最少わずか2900人 初の1万人割れ
 ・米、WHOに改善要求 脱退言及 トランプ氏「より公正に」
 ・衆参予算委 コロナ「長期戦備え」求める 諮問委メンバー参考人質疑
 ・露の医師追加報酬遅滞 抗議拡大 プーチン氏焦り
 ・コロナ対応「世界で孤立」 中国改革派許章潤氏が批判論文インターネット上で公開
 ・米「肉ショック」 食肉加工工場で集団感染、閉鎖
 ・観光地 内需に望み 訪日客99%減 戦略変化
 ・論点:感染症対策は教育から コロナ・小中学校も学習を 予防策に加え基礎も
   日本学術会議は昨春、国民が感染症について十分な知識を持っていないと指摘、小
  中高校段階での学習の充実を提言している。
 ・コロナ禍 美術館の針路は 新トップが語りあう
   蔵屋美香・横浜美術館「混乱の教訓を忘れない」
   逢坂恵理子・国立新美術館「人のバランスとる場に」
 ・長野 県民限定で宿泊割引 昼神温泉など アピール強化図る
 ・長野 甲子園中止 「もう一度」夢かなわず 県高野連、独自大会検討へ

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山野で見た鳥(5)コサメビタキ

2020-05-15 00:00:00 | 野鳥
 朝の散歩で出会う野鳥は私には名前が分からないものが結構いる。今回のこの鳥も、3回ほど出会い、都度撮影はして帰るのだが、今一つの写りで、自宅で写真と図鑑とを見比べながら、ああでもない、こうでもないと、なかなか種が同定できないでいた。

 その後、それまでに見かけたことのあるこの鳥が、頭上の枝に長い間止まってくれたことと、飛び立ってもすぐ近くの枝を行ったり来たりで逃げ去ることがなかったので、いろんな角度からの写真を撮ることができた。

 これらの写真を基に妻と図鑑で調べてみて、「コサメビタキ」ということで落ち着いた。

 外観だけ見ると、キビタキ♀にもとてもよく似ているが、下から見上げた時の嘴の色がこれらではもっと黒いはずであった。また、ニシオジロビタキも嘴がオレンジ色であるが、こちらは名前通り尾部の両側が白いので違っている。
 
 実は、はじめこの尾部の色がよく見えず、下嘴の色が橙黄色であることから「ニシオジロビタキ」かもしれないと、我が家で盛り上がったのであったが、残念ながらこちらはそう簡単にお目に掛かれる種ではなさそうである。

 コサメビタキにたどり着いたが、図鑑にも類似種として挙げられているくらいで、他にもよく似た種がいる。サメビタキとエゾビタキである。

 これらに詳しい人の見分け方を参考にしたが、決め手としたのは目の周辺の色、嘴の形状と下嘴の色であった。


コサメビタキ、エゾビタキ、サメビタキの見分け方(大阪南港野鳥園のHPを参考にして作成)
 
 いつもの「原色日本鳥類図鑑」(小林桂助著 1973年保育社発行)で「コサメビタキ」の項を見ておくと、次のようである。
 
  「【形態】  灰かっ色小型の地味な鳥。嘴峰9~11mm、翼長66~77mm、尾長42~53mm、跗蹠12~14mm。♂♀共上面灰かっ色で下面灰白色。胸、脇わずかに灰かっ色。嘴は扁平である。
 【生態】 我国には春季渡来し、低山帯や市街地の林縁の樹枝上に営巣する。各地に普通の鳥である。10月下旬ころ渡帰、冬期は中国南部・馬来諸島・印度支那半島などに渡る。
 【分布】 北海道・本州・四国・九州などで繁殖し伊豆七島・壱岐・対馬などにも渡来する。

 別の図鑑には「昔は東京都内でも繁殖していたが近年は見られない」との記述があり、近年飛来数が減少しているようである。

 以下写真を紹介するが、幼鳥のような印象のある鳥である。


コサメビタキ 1/12 (2020.4.25 撮影)


コサメビタキ 2/12 (2020.4.25 撮影)


コサメビタキ 3/12 (2020.4.23 撮影)


コサメビタキ 4/12 (2020.4.23 撮影)


コサメビタキ 5/12 (2020.4.25 撮影)


コサメビタキ 6/12 (2020.4.28 撮影)


コサメビタキ 7/12 (2020. 4.23 撮影)


コサメビタキ 8/12 (2020.4.25 撮影)


コサメビタキ 9/12 (2020.4.25 撮影)


コサメビタキ 10/12 (2020. 4.25 撮影)


コサメビタキ 11/12 (2020.4.23 撮影)


コサメビタキ 12/12 (2020. 4.25  撮影)

 漢字では「小鮫鶲」と書く。何故「鮫」という文字が入っているのか気になって調べてみたが、色の感じから使われたということのようで、詳しいことは判らなかった。
 
 雲場池周辺で繁殖しているようであり、もうすぐ幼鳥が見られるのではと期待している。
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