まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

幸福になる方法

2008-09-10 23:36:08 | 幸せの倫理学
私は大学のときに幸福になる方法に気づき、それ以後、ずっと幸福です。
私が悟りを開いてしまった「幸福になる方法」を大公開してしまいましょう。

まずは幸福の定義から始めましょう。
幸福とは「自らの欲求・欲望が満たされて、自分の状態に満足していること」です。
哲学史上いろいろな定義がありましたが、
これが一番無難な定義だろうと思います。

さて、ホッブズとかを勉強した人はわかると思いますし、
まあそんな難しいことを知らなくても自分の経験に照らしてみればわかると思いますが、
人間の欲求・欲望はほっておくとどんどん肥大化していきがちです。
最初は空腹さえ満たせればよかったものが、
だんだん、より美味しいものを求めていくようになり、
挙げ句の果てに海原雄山になってしまったり、とか。
一度ブランド品に手を出すと、
より高いもの、よりレアなものが欲しくなっていく、とか。
そして、欲求・欲望が肥大化すればするほど、
それが満たされる確率は低くなり、
人間は幸福ではいられなくなってしまうのです。

だから幸福になるためにはまず第一に、
欲求・欲望をできる限り小さく小さく抑えておく必要があるのです。
いつでもちっちゃいことに満足できるよう心を整えておくことが
幸せの秘訣なのです。

スワローズファンはスワローズが日本一になれなくても、
リーグ優勝もできなくても、
それどころかその日の試合に勝てなくても、
1点でもいいから点を入れてくれさえすれば、
東京音頭を踊って幸せな気分にひたることができます。
あの傘を振って東京音頭を歌う応援には、
そういう幸せになるための秘訣が隠されているのです。

私はサッカーを見るときは、
応援してるチームが勝つことを望んでしまうと不幸せになる確率が高いので、
どっちのチームでもいいから、
ゴールシーンを見られたら喜ぼうと思って見ています。
こんなふうにふだんから欲求・欲望を小さくしておくと、
その欲求・欲望が満たされる可能性が高まるので、幸せになりやすくなるのです。

これが幸せになるための第一の秘訣です。
第二の秘訣はまた今度。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カント研究者が語る「幸せの... | トップ | 「9.11」 記念日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

幸せの倫理学」カテゴリの最新記事