以前、豊島ツアーの時にご紹介した香川の伝統工芸「香川漆器」の「後藤塗」。
その時にお話した後藤さんのお店、「宗家後藤盆」の店舗に行ってきました。
香川漆器には国の伝統的工芸品の指定を受けた5つの技法があります。
それが「蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)、後藤塗、象谷(ぞうこく)塗」。
後藤塗は、高松藩士・後藤太平氏(後藤さんの御先祖様)が創案した漆塗り技法です。
乾燥していない状態の朱漆を指でなぞって模様をつけていくという、職人さんの高度な技術を要するものなんですね。
漆器が新しいうちは黒っぽい朱色なのですが、年数が経つと漆の透明度が増して色鮮やかな朱色になるのだそうです。
お店に入ると、見事な後藤塗の漆器がずらり。
漆器は「和のもの」と思いがちですが、全然そんなことはありません。
後藤塗の落ち着きのある朱色ゆえかもしれませんが、和食以外で使ってみたいんですよね。
実際に東京のフレンチレストランで後藤さんの漆器が使われているそうですよ。
器を見ながら、頭の中でインド料理などいろんなメニューが浮かんできて、とてもお腹が空いてしまった私
こちらのお盆はちょっと形が面白いんですよ。
こんな感じで使えるんですね~なるほど
こちらの緑のお盆も後藤塗なんですよ~。
クリスマスカラーでこの季節にピッタリ奥の籠も、実は後藤塗なんですよ。
こちらは高松市で採れる日本三大花崗岩のひとつ「庵治石」と後藤塗のコラボの品。
石に漆を塗るなんて、面白い発想ですよね~。
私のこれまでの漆器の概念を超えた品が並んでいて、想像力をかきたてられて、とても興味深かったです。
見ていると色々欲しくなってしまうんですが私がどうしても欲しかったのは「名刺入れ」。
豊島ツアーの時、後藤さんが持っていた「名刺入れ」がとても素敵だったんですよ
真ん中のチェック柄の布の上にあるのが後藤塗の名刺入れです。手に取ってみると、やはり素晴らしい
それで私、今回は名刺入れをオーダーしてきました
この名刺入れ、完成までに2ヶ月位かかるんだそうです
名前も入れてもらえるそうなんですよ~世界に一つの後藤塗のマイ名刺入れ
手元に来る日も楽しみですが、使っていくうちに朱が鮮やかになるというその日が来るのも楽しみです
使い続けることが次世代へ残す道なんでしょうね!
使い方にちょっとオドロキですわよ(^0^)
名刺入れ、ってことはオーダーされたのね。
出来上がりのお写真楽しみにしています。
香川で暮らすようになって、和のものの素晴らしさを日々感じています。
次世代へ残す道…なんだか空手にもつながるような…
こだわりなく使うというのは、海外の方々に学ぶことが多い気がします。
新たな発想で使うのも面白いですよね~
名刺入れ、年明けには手元に来ると思います。
次回の帰京時には実物をお見せできると思いますので、お楽しみに~