NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十二月五日】放映分
隠口の 泊瀬小国に よばひせす 我が天皇よ
《泊瀬国 妻問い来てる 王さんよ》
奥床に 母は寝ねたり 外床に 父は寝ねたり 起き立たば 母知りぬべし 出でて行かば 父知りぬべし
《お母ぁ奥床 寝ておるで お父戸口で 寝とるがな 起き出そしたら お母知るで 出て行こしたら お父分かる》
ぬばたまの 夜は明けゆきぬ 此処だくも 思ふごとならぬ 隠り妻かも
《だんだん空が 明こうなる どもならんのか ええいもう 何ともならん 内緒妻やわ》
―作者未詳―(巻十三・三三一二)
【万葉歌みじかものがたり】《この戸開かせ》
問答長歌 珍しい 古い歌謡の 名残かも
天皇さんの 妻問いも 警戒厳つて 入られん
幼馴染みの 似合いの児 取られん様にと 苦労する
鏡を売って 馬買えと まるで一豊 妻みたい
紀伊の白玉 立派玉や 欲しが新妻 待つ寂し
泊瀬王さん 妻問いするよ
成るか成らんか 腕前次第
隠口の 泊瀬の国に さよばひに 我が来たれば たな曇り 雪は降り来 さ曇り 雨は降り来
《泊瀬国 わしが妻問い 来たならば 空は曇って 雪が降り 曇り曇って 雨も降る》
野つ鳥 雉は響む 家つ鳥 鶏も鳴く さ夜は明け この夜は明けぬ 入りてかつ寝む この戸開かせ
《野ぉ棲む雉の 鳴声響き 家の鶏 鳴き立てる そうこするうち 夜ぉ明けた それでも共寝るぞ 開けんかこの戸》
―作者未詳―(巻十三・三三一〇)
隠口の 泊瀬小国に 妻しあれば 石は踏めども なほし来にけり
《泊瀬国 あの児居るんで わし来たで 石道やけど わし来たんやで》
―作者未詳―(巻十三・三三一一)
お母ぁとお父の 警戒厳つて
待つ児可哀想 思うよ出来ん
隠口の 泊瀬小国に よばひせす 我が天皇よ
《泊瀬国 妻問い来てる 王さんよ》
奥床に 母は寝ねたり 外床に 父は寝ねたり 起き立たば 母知りぬべし 出でて行かば 父知りぬべし
《お母ぁ奥床 寝ておるで お父戸口で 寝とるがな 起き出そしたら お母知るで 出て行こしたら お父分かる》
ぬばたまの 夜は明けゆきぬ 此処だくも 思ふごとならぬ 隠り妻かも
《だんだん空が 明こうなる どもならんのか ええいもう 何ともならん 内緒妻やわ》
―作者未詳―(巻十三・三三一二)
川の瀬の 石踏み渡り ぬばたまの 黒馬来る夜は 常にあらぬかも
《川の瀬の 石踏み越えて あんた乗せ 黒馬来るん 毎晩欲しな》
―作者未詳―(巻十三・三三一三)
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【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十二月五日】放映分
隠口の 泊瀬小国に よばひせす 我が天皇よ
《泊瀬国 妻問い来てる 王さんよ》
奥床に 母は寝ねたり 外床に 父は寝ねたり 起き立たば 母知りぬべし 出でて行かば 父知りぬべし
《お母ぁ奥床 寝ておるで お父戸口で 寝とるがな 起き出そしたら お母知るで 出て行こしたら お父分かる》
ぬばたまの 夜は明けゆきぬ 此処だくも 思ふごとならぬ 隠り妻かも
《だんだん空が 明こうなる どもならんのか ええいもう 何ともならん 内緒妻やわ》
―作者未詳―(巻十三・三三一二)
【万葉歌みじかものがたり】《この戸開かせ》
問答長歌 珍しい 古い歌謡の 名残かも
天皇さんの 妻問いも 警戒厳つて 入られん
幼馴染みの 似合いの児 取られん様にと 苦労する
鏡を売って 馬買えと まるで一豊 妻みたい
紀伊の白玉 立派玉や 欲しが新妻 待つ寂し
泊瀬王さん 妻問いするよ
成るか成らんか 腕前次第
隠口の 泊瀬の国に さよばひに 我が来たれば たな曇り 雪は降り来 さ曇り 雨は降り来
《泊瀬国 わしが妻問い 来たならば 空は曇って 雪が降り 曇り曇って 雨も降る》
野つ鳥 雉は響む 家つ鳥 鶏も鳴く さ夜は明け この夜は明けぬ 入りてかつ寝む この戸開かせ
《野ぉ棲む雉の 鳴声響き 家の鶏 鳴き立てる そうこするうち 夜ぉ明けた それでも共寝るぞ 開けんかこの戸》
―作者未詳―(巻十三・三三一〇)
隠口の 泊瀬小国に 妻しあれば 石は踏めども なほし来にけり
《泊瀬国 あの児居るんで わし来たで 石道やけど わし来たんやで》
―作者未詳―(巻十三・三三一一)
お母ぁとお父の 警戒厳つて
待つ児可哀想 思うよ出来ん
隠口の 泊瀬小国に よばひせす 我が天皇よ
《泊瀬国 妻問い来てる 王さんよ》
奥床に 母は寝ねたり 外床に 父は寝ねたり 起き立たば 母知りぬべし 出でて行かば 父知りぬべし
《お母ぁ奥床 寝ておるで お父戸口で 寝とるがな 起き出そしたら お母知るで 出て行こしたら お父分かる》
ぬばたまの 夜は明けゆきぬ 此処だくも 思ふごとならぬ 隠り妻かも
《だんだん空が 明こうなる どもならんのか ええいもう 何ともならん 内緒妻やわ》
―作者未詳―(巻十三・三三一二)
川の瀬の 石踏み渡り ぬばたまの 黒馬来る夜は 常にあらぬかも
《川の瀬の 石踏み越えて あんた乗せ 黒馬来るん 毎晩欲しな》
―作者未詳―(巻十三・三三一三)
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【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
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