NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【六月三日】放映分
★佐保山に たなびく霞 見るごとに 妹を思ひ出 泣かぬ日はなし
《佐保山に 棚引く霞 見る度 お前思うて 泣かん日無いで》
―大伴家持―(巻三・四七三)
【万葉歌みじかものがたり】《奥つ城と思へば》
葬儀 初七日と 日は過ぎる
多忙の紛れに 隠れていた悲しみが 蘇る
かくのみに ありけるものを 妹も我れも 千歳のごとく 頼みたりけり
《こんななる 運命やったに 二人して ずっと長生き 出ける思てた》
―大伴家持―(巻三・四七〇)
家離り います我妹を 留めかね 山隠しつれ 心どもなし
《この家に 居らす様するの 出けへんで 死なして仕舞た 情けないがな》
―大伴家持―(巻三・四七一)
世間は 常かくのみと かつ知れど 痛き心は 忍びかねつも
《世の中は こんなもんやと 分かるけど 辛い気持は 耐えられんのや》
―大伴家持―(巻三・四七二)
佐保山に たなびく霞 見るごとに 妹を思ひ出 泣かぬ日はなし
《佐保山に 棚引く霞 見る度 お前思うて 泣かん日無いで》
―大伴家持―(巻三・四七三)
昔こそ 外にも見しか 我妹子が 奥つ城と思へば 愛しき佐保山
《何気無う 見てた山やに 佐保山は お前の墓と 思たら愛し》
―大伴家持―(巻三・四七四)
索漠の思いの日が 過ぎていく
(恋に現を抜かし
穏やかな幸いが 何事もない日々にあること 気付かなんだ)
若気の 移り気
手痛い しっぺ返し
佐保の山を 望むたび
妾への思い 家持の胸に 深く染み入る
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
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【六月三日】放映分
★佐保山に たなびく霞 見るごとに 妹を思ひ出 泣かぬ日はなし
《佐保山に 棚引く霞 見る度 お前思うて 泣かん日無いで》
―大伴家持―(巻三・四七三)
【万葉歌みじかものがたり】《奥つ城と思へば》
葬儀 初七日と 日は過ぎる
多忙の紛れに 隠れていた悲しみが 蘇る
かくのみに ありけるものを 妹も我れも 千歳のごとく 頼みたりけり
《こんななる 運命やったに 二人して ずっと長生き 出ける思てた》
―大伴家持―(巻三・四七〇)
家離り います我妹を 留めかね 山隠しつれ 心どもなし
《この家に 居らす様するの 出けへんで 死なして仕舞た 情けないがな》
―大伴家持―(巻三・四七一)
世間は 常かくのみと かつ知れど 痛き心は 忍びかねつも
《世の中は こんなもんやと 分かるけど 辛い気持は 耐えられんのや》
―大伴家持―(巻三・四七二)
佐保山に たなびく霞 見るごとに 妹を思ひ出 泣かぬ日はなし
《佐保山に 棚引く霞 見る度 お前思うて 泣かん日無いで》
―大伴家持―(巻三・四七三)
昔こそ 外にも見しか 我妹子が 奥つ城と思へば 愛しき佐保山
《何気無う 見てた山やに 佐保山は お前の墓と 思たら愛し》
―大伴家持―(巻三・四七四)
索漠の思いの日が 過ぎていく
(恋に現を抜かし
穏やかな幸いが 何事もない日々にあること 気付かなんだ)
若気の 移り気
手痛い しっぺ返し
佐保の山を 望むたび
妾への思い 家持の胸に 深く染み入る
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