明日香村にある犬養先生の歌碑15基です。
歌碑の字までは見えませんが、雰囲気を楽しんでください。
実物は ぜひ現地に足をお運びください。
■7 明日香風
采女(うねめ)の 袖吹きかへす 明日香風
都を遠み いたづらに吹く
■2 雷丘
大君は 神にしあれば 天雲(あまくも)の
雷(いかづち)の上に 廬(いほり)りせるかも
■6 明日香のかはづ
今日もかも 明日香の川の 夕さらず
かはづ鳴く瀬の 清(さや)けくあるらむ
■10 飛鳥新都
大君は 神にしあれば 赤駒(あかごま)の
はらばふ田居(たゐ)を 都となしつ
■18 山清水
山吹の 立ちよそいたる 山清水
汲(く)みに行かめど 道の知らなく
■11 大原の里
わが里に 大雪(おおゆき)降れり 大原(おおはら)の
古りにし里に 降らまくは後
わが岡の おかみにいひて 降らしめし
雪の摧(くだ)けし そこに散りけむ
■17 真神の原
大口(おおくち)の 真神(まかみ)の原に 降る雪は
いたくな降りそ 家もあらなくに
■24 檜隈川
さ檜隈(ひのくま) 檜隈川の 瀬を速み
君が手取らば 言(こと)寄せむかも
■21 川原寺
世間(よのなか)の 繁き仮廬(かりほ)に 住み住みて
至らむ国の たづき知らずも
■20 明日香川の玉藻
明日香川 瀬々(せぜ)の玉藻の うちなびき
情(こころ)は妹に 寄りにけるかも
■23 紅の赤裳
立ちて思ひ ゐてもそ念(おも)ふ くれなゐの
赤裳(あかも)裾引き 去(い)にし姿を
■26 嶋の宮
嶋の宮 上(かみ)の池なる 放(はな)ち鳥
荒(あら)びな行きそ 君いまさずとも
■29 明日香川七瀬の淀
明日香川 七瀬(ななせ)の淀に 住む鳥も
心あれこそ 波立てざらめ
■30 明日香川の石橋
明日香川 明日も渡らむ 石橋(いははし)の
遠き心は 思ほえぬかも
■28 南淵山
御食(みけ)向かふ 南淵山の 巌(いはお)には
降りしはだれか 消え残りたる
歌碑の字までは見えませんが、雰囲気を楽しんでください。
実物は ぜひ現地に足をお運びください。
■7 明日香風
采女(うねめ)の 袖吹きかへす 明日香風
都を遠み いたづらに吹く
■2 雷丘
大君は 神にしあれば 天雲(あまくも)の
雷(いかづち)の上に 廬(いほり)りせるかも
■6 明日香のかはづ
今日もかも 明日香の川の 夕さらず
かはづ鳴く瀬の 清(さや)けくあるらむ
■10 飛鳥新都
大君は 神にしあれば 赤駒(あかごま)の
はらばふ田居(たゐ)を 都となしつ
■18 山清水
山吹の 立ちよそいたる 山清水
汲(く)みに行かめど 道の知らなく
■11 大原の里
わが里に 大雪(おおゆき)降れり 大原(おおはら)の
古りにし里に 降らまくは後
わが岡の おかみにいひて 降らしめし
雪の摧(くだ)けし そこに散りけむ
■17 真神の原
大口(おおくち)の 真神(まかみ)の原に 降る雪は
いたくな降りそ 家もあらなくに
■24 檜隈川
さ檜隈(ひのくま) 檜隈川の 瀬を速み
君が手取らば 言(こと)寄せむかも
■21 川原寺
世間(よのなか)の 繁き仮廬(かりほ)に 住み住みて
至らむ国の たづき知らずも
■20 明日香川の玉藻
明日香川 瀬々(せぜ)の玉藻の うちなびき
情(こころ)は妹に 寄りにけるかも
■23 紅の赤裳
立ちて思ひ ゐてもそ念(おも)ふ くれなゐの
赤裳(あかも)裾引き 去(い)にし姿を
■26 嶋の宮
嶋の宮 上(かみ)の池なる 放(はな)ち鳥
荒(あら)びな行きそ 君いまさずとも
■29 明日香川七瀬の淀
明日香川 七瀬(ななせ)の淀に 住む鳥も
心あれこそ 波立てざらめ
■30 明日香川の石橋
明日香川 明日も渡らむ 石橋(いははし)の
遠き心は 思ほえぬかも
■28 南淵山
御食(みけ)向かふ 南淵山の 巌(いはお)には
降りしはだれか 消え残りたる