「涙はもういい」

　私は、ゴルフ大好き人間です。

　所謂下手の横付きで、時々コースにも出ますが、プロ等のテレビ中継もよく見ます。

　テレビを見る目的は、好意的に思っている選手の勝ち負けに興味もありますが、それ以上に
私のゴルフに何らかの参考になることがないかと思って見るのが第一です。

　テレビに映る彼らと私如きとはレベルの違い過ぎのあることは承知していますが、時々「なる
ほど！」と言うシーンに巡り会い参考にしたいと言うことはよくあり、早速コースで試してみるこ
とがあります。

　その点でテレビを見ることは無駄ではありません。

　そんな積もりで、昨日も「日本女子オープン」を見ました。

　メジャー競技でコース設定は極めて難しく、各選手には苦労の連続で、スコア的には低調と
言えなくもありませんが、外国人全盛といえるゴルフ界にあってめでたく日本人の「馬場ゆかり
選手」が優勝しました。

　私は馬場選手がウイニングパットを決めたら、きっとうれし泣きするものと決めていたのです
がその予想とは違って破顔一笑、体いっぱいの喜びを見せてくれました。

　今朝の新聞によると、馬場選手には、今期結果が出ず、７月には可愛がってくれた大叔父さ
んを亡くし、更に、８月には愛犬を亡くし、泣くだけ泣いて「涙はもういいっていうほど流した、今
日は笑って終わりたい」と思ったとのこと、１５０センチにも満たない小柄ながらアスリートとして
のたくましさを見せて呉れ、年寄りの私にも感動と勇気を呉れました。

　これからの活躍も期待したいものです。