井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

靖國神社、英霊が最もお迎えしたい方のお姿がない

2017年04月23日 | 歴史・政治

昨日、靖國神社さんよりお招きを頂き、春の例大祭に

参列させていただきました。

 

遊就館はゼロ戦の前で、Vサインなんかしてたら軍国主義と

叩かれそうですが、他意はありません。

また、ゼロ戦で飛び立った方々を軽んじるVサインでもありません。画像を見て

いささか軽薄であったと、悔いたのですが。

羽織から着物と襦袢は覗いているし、いやはやですが・・・・

羽織も着物も、これは対で銀座の老舗の仕立てなんですが、

こんな基本的ぽかは、使いに来た店員さんがプロではなかったのでしょう。

羽織の裄と着物とのバランス無視。

相当昔に「ジャニーズ事務所さんから申しつかって参りました」

と、拙宅に店員さんが反物を幾反も持って現れ、当時拙宅の

居間にあった大理石の大テーブルの上にダーッと並べて私がこれを着物に、

これを羽織に、と指差して仕立ててもらったのです。

もう20年ぐらい前のことになりますか。

いい機会なのでジャニーズ事務所さんからのギフトとは別に、私個人で

仕立てて個人でお支払いするから、羽織をもう一枚仕立てて、と

注文したのですが、待てど暮らせど届きません。

その頃いた秘書に電話をさせたら「忘れてました」とのことで、

ぽーっとした店員さんだったので、羽織と着物の裄を考えない程度の

不出来さんだったのでしょうか。ジャニーズ御用達の老舗なのに

残念な人がいたものです。

ちなみに、頂きっぱなしではなくある形で着物の価格に相当すると

思われる数十万円にプラスαを別の形でお返ししましたが・・・・。

羽織の裄が短い場合は、着物と長襦袢を安全ピンで調節すると

よいそうですね。

と、着物話題で始まってしまいましたが・・・・・

毎年、天皇陛下からの勅使一行が掌典を先頭に浅沓(あさぐつ)の音を鳴らし、

紫や緋色、浅葱という華やいだ古代装束に身を包み、

葛籠(つづら)を肩に現れるたび、

目と鼻の先にお住まいの天皇陛下が、昭和天皇のご参拝を最後に

今上陛下は一度も、御親拝のないことが残念に思われます。

天皇陛下をお迎えするためのお部屋は、今も毎日拭き清められ

おいでをお待ち申し上げています。

そのお部屋には入らせてはいただけませんでしたが、昭和天皇の

おみ足が踏まれた廊下を歩き、その至近の応接室に招じ入れて頂いた

ことはございます。

天皇陛下のご参拝が叶わぬのは、中国と韓国に政治問題化され、

またアメリカの牽制がうるさいから、ということは無論承知ですが、

しかしサイパンでご予定になかった韓国人慰霊碑にぬかづかれ、

ペリリュー島ではアメリカ人兵士の慰霊をされ・・・・

とこれも、お立場上むろん分からなくもないのですが、しかし肝心の

お膝元の靖國神社を素通りされると、やはり複雑な思いを

抱き、式典で合唱される奉頌歌の「あゝ大君の 御拝し給う」という

一節が虚しく耳に響きます。

サイパンでの朝鮮人慰霊碑へのお参りは、突発的出来事として

報じられましたが、警備の関係上現地でいきなり予定変更は

考えづらく、事前に両陛下のご希望あり、しかし事前報道は

批判を避けるため押さえられた、と思っています。

こういうことがあると、両陛下がいずれ韓国にはお詫びの旅を希望、と

報じられたことが、あるいは事実か、と気落ちするのですが・・・・・

どうなのでしょうね。

天皇陛下(及び皇太子殿下)の憲法護持発言と併せ、皇后陛下の

「九条の会」の人たちとのご親交を思うと、両陛下の「ご思想」は明確であり、

それは、ひいてはアンチ安倍政権でしょう。

憲法護持をおっしゃりながら、「生前退位」は憲法違反、また特定の

政治思想を表明なさることは、とりもなおさずその時点での内閣を否定する

場合もあり、これも憲法違反でしょう。

摂政を立てれば、特措法などと姑息なその場しのぎをやらずとも

合法的にことは運びます。

なぜ、それがなされぬのか、国民はじっくり考えるべきでしょう。

安倍内閣は、陛下の一連の言動が「憲法違反に見えないように」

心配りしていますが、

公共放送を私用されてのお気持ち表明を受けて即、政府が動いて

いるのだからどう、お庇いだてしても憲法違反は明瞭です。

その事自体をご批判申し上げるということではなく、皇室尊崇の

保守の方々がどう、心の中で整合性の折り合いをつけて

いらっしゃるのかと、それが不思議なのです。

見ぬふり聞かぬふりをしているとしか私には思えず、それがしかし

賢いのかもしれません。

私はおそらく正直すぎて、賢くないのです。

当たらず触らず、緩やかに理想の方向に運ぶのが

大人のやり口というものかもしれません。あるいは、非論理的な

日本的方法論と言ってもいいのかもしれません。

保守派は全て、GHQから押し付けられた形の

憲法改正を望んでいます。

しかも、天皇陛下を現在の「象徴」から「国家元首」へとグ

レードアップさせることを皆さん、理想として持っていらっしゃいます。

私もその事自体に反対はないのですが・・・・・・

しかしながら、当の天皇陛下(と皇后陛下)が憲法改正ご反対であられ、

したがって象徴の地位を逸脱することには反対でいらっしゃるであろうことは

明白です。GHQ史観の延長線上に両陛下共に

お有りです。一つの思想傾向に傾いたお方を元首として仰ぐことが、

妥当かどうかということもあるでしょう。そもそも天皇とは、

祭祀王であり政治信条を表に出されぬご存在であるはず。

安倍内閣が、仮に中韓の攻撃をはねのけ、アメリカからのお節介を

「内政干渉」だとして厳しく退け、天皇陛下御親拝の道筋をつけたとしても、

おそらく天皇陛下御自らの意志で、それはお断りなさるような気がします。

普段のお言葉と動きから推して。

そういう根底の矛盾に、憲法改正派の人たちは正面から向き合って

いるでしょうか。トランプ政権となって、アメリカ側からの横やりは

おそらくない気がします。あとは、中韓に対して「内政干渉だ」と

突っぱねるだけのことですが、仮にそれがなされたとして、

両陛下が靖国参拝に応じられるでしょうか。

見ぬふり聞かぬふりをしたところで、そこにある現実が

変わるわけでありません。

愛子さま天皇擁立、並行して秋篠宮殿下と悠仁親王殿下の排除

というかなり激しい動きにも、黙して語ろうとはしません。

天皇陛下のご存在の意義とはと考えた時、皇祖神とつながって

国家と国民の安寧を祈る祭祀を抜きには

あり得ないのですが、果たして宮中祭祀は無事に存続するのであろうか、

という最大の基本的懸念についても保守の男たちは触れません。

皇太子殿下が、祭祀を無事受け継げるでしょうか。受け継がれなければ、

秋篠宮殿下に祭祀の細目、順序やお手ぶりなど、お伝えされているでしょうか。

掌典長という神事の素人に、代行が出来るわけもなく。

北朝鮮への危機感が常にも増して高まっている現在、皇祖神への祈り

である祭祀がおろそかになっているらしいことを憂慮すると共に、九条が

邦人救出と防衛に足かせになっているという現実を国民は

直視したほうがよろしいし、天皇とは何かという基本中の

基本を考える時が来ているように思います。

女性天皇と女系天皇の区別もつかない人たちが、愛子さま天皇と

囃し立てていて、更にそれを推し進めようとする勢力が宮中にも

あるやに思います。

秋篠宮親王殿下、悠仁親王殿下といらっしゃる時に、要らざる論議を、と

言わせて頂きます。

またGHQにより臣籍降下させられた宮家の中、男系男子がいる宮家が

五家もございます。

打つべき手を打つなら、皇位継承の問題がさほど深刻な状態に

あるわけではなく、むしろ深刻なのは皇太子殿下の御即位と付随して

雅子妃が皇后陛下におなりになることで、国民の率直な感想は

果たしてどこにあるでしょうか。

私はお二人の即位で、民の心は急速に皇室から離れていく、

と思っています。蓋を開ければきっと、不都合の連続でしょうから。

まあ、五家にも色々ございますけどねえ・・・・(わたくし、なぜか地獄耳で情報が

集まります)。としかしながら、とりあえず

体制としてはバックアップ出来る人たちはいます。

ご学友が“誰に頼まれたやら”、やれ天皇陛下から架電あり、その後

皇后陛下から電話があり、これは安倍政権が特措法としたのを

ご不満としてのことであると喋り散らすのはいかがなものでしょうか。

そもそも公人中の公人の電話内容をマスコミを通じて世の中に喧伝、

時の政府を、天皇陛下と皇后陛下とが不満に思っていらっしゃることを

広めるとは、節度を逸するに甚だしきものがあります。

“誰に頼まれたやら”、そういえば公共放送リークの時も事前リークなど

お話の内容からしてあり得ず、“誰か”が意図的に放送の前にリークしたとしか

思えないのです。

そしてNHKに関するリークが、その事の真偽もまだ定かならぬ(はずの)時に、

民放各局がつゆ疑いも抱かず、NHKでお気持ち表明がある、といっせいに

整然と“告知”した不可解。

“誰に頼まれたのやら、”と再度。

それと軌を一に愛子さま天皇擁立の動きが、具体的に蠢動し始め、明らかに

秋篠宮殿下と悠仁親王殿下排斥の動きが澎湃として起こった胡乱(うろん)さ。

そして安倍政権では、明らかに男系男子主義の立場です。

安倍政権といえば・・・・

靖國神社の門前で、胡乱な動きをしている男がいて、

背中に「安倍政治を、許さない」と貼ってあります。

許さぬのは自由です。私とて安倍さんに全託はしかねる部分はあります。

EUによる移民難民政策失敗が歴然とし、フランスでは極右候補者ルペンが力を

得ている現在、大量移民政策や、中国人への大幅ビザ緩和、

その著書「美しい国へ」における事実にもとる記述。

著書はその時期の日韓関係におけるリーップサービスかもしれませんが、

日韓文化の根底に関わるのだから、言ってはならないことがあります。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

安倍晋三著『美しい国へ』(文春新書)P157から抜粋

日韓両国はいまや、1日一万人以上が往来しているという重要な関係にある。
日本は長い間、韓国から文化を吸収してきた歴史を持つ。
その意味では、韓流ブームはけっして一時的な現象ではない。
私は日韓関係については楽観的である。
韓国と日本は、自由と民主主義、基本的人権と法の支配という価値を共有しているからだ。
これはまさに日韓関係の基盤ではないだろうか。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

史実を著しく踏み外した「親韓お電波」なご意見で、韓国偏愛の夫人の

悪影響かとすら呆れ果てた箇所ですが、現在は

「基本的人権と法の支配という価値を共有している」

とはよもや思ってはいらっしゃらないでしょう。

駐韓国大使の召喚など、見ていると著書内の記述は

外交辞令であったのでしょう。(それでも、いけませんね)

内閣を損ねるどころか、もはや国を危うくすることに加担しかねない

夫人の野放し状態も支持できないことの1つではあります。

ご夫婦間の問題からは、もう遥かに離れています。中国工作員の

仕掛けた、ある意味での色仕掛けにはまるなど、こうも国家規模で

迷惑言動が夫人に続くとなると。野放しにしていたら

この方、いずれ必ずまた政権の決定的足引っ張りをやらかします。

中国人のビザ緩和を外務省が行うようですが、これもどうかしています。

半島有事を大義名分に、観光で押し寄せた韓国人が日本に難民として

居つく可能性とともに、中国人も同じことでしょう。

本年度3月中の日本への韓国からの訪問者数。48万8千400人。

中国からは、50万9千人。

この3月中に日本に来た韓国中国人の総計は100万人。

単純計算で、一日に3万3千人。この数の、あるいはその倍、3倍の

数の韓国・中国の人々を難民として日本が受け入れる状況を

考えれば、今この時に中国人へのビザ緩和など、やってはならぬでしょう。

しかし安倍総理には首をかしげる点もありますが、私自身はかなり

積極的支持者ではあると思っています。他にいないじゃないか、と

いうのもあります。

夫人を批判したら、すわ安倍政権アンチ、天皇陛下への疑問を

述べたら即「不敬」という単細胞な反応に辟易としながら、

いや安倍総理には長く続投して頂きたいから敢えて、将来も再び足を引っ張る

であろう夫人の管理を、と申し上げています。

そして日本にとって皇室は、国体の要(かなめ)であるからこそ、本来の

姿からの逸脱には疑念を呈しているのです。

皇太子殿下が辻元清美氏とひんぱんに接触なさるなど、

言語道断でございましょう。

この種の批判すら、ある種の人々は頑なに「不敬」連呼で

こちらの口封じをするのでしょうか。

皇室にせよ、総理にせよ100%の賛美は、北朝鮮でしょう。

批判の部分有りてこそ健全だと、私は考えています。

上皇という現在よりは自由な身の上となられ、韓国に謝罪旅行に

行きたいとおっしゃったら、国民は唯々諾々と承知すべきでしょうか。

反対申し上げたら、それは不敬なのでしょうか。

現在の情勢から、幸か不幸か両陛下がご希望になっていらっしゃるという

韓国へのお詫び旅行はとうぶん、ないにしても。

批判のための批判ではなく、「思えばこその進言」ということでしょう。

昭和の御代まで、進言できる忠臣がいたのです。今は、それが皆無。

イエスマンばかりです。国民が権力を悪しく肥大させてしまった部分があります。

戦後ほどない頃のほうが、国会でも皇室批判がなされ闊達でした。

現在の閉塞状況は異様です。生じている歪みの病理が那辺にあるか、

機会があればお話しましょう。遡れば所詮、戦後のGHQ政策に

たどり着くこと。

と、余談に逸れましたが・・・・・安倍政権批判は自由ですが、なぜそれが

靖国神社でしかも例大祭の日に行われなければならぬのか。

私は、男を難詰しようと足早につかつかと歩み寄りながら(その男が

放っている、殺気から刺されるの覚悟だな)

と咄嗟に腹を決めたのですが、私が男の眼前に到達する前に警備員二人に

取り押さえられました。

すると、男が持っていたチラシの束で警備員の胸を、思いっきり

はたいたのです。

私はすかさず、大声で周囲に叫びました。

「この男、今暴力振るった!! 見たか、皆見たよな!! 逮捕だっ、逮捕せよ!! この者の暴力は私が証言する!!」

成り行きによっては例大祭参列をキャンセルして、警察署に同行、と

咄嗟に頭をめぐらしていたら、思いもかけない援軍は留め袖の訪問着の

一団で「そうだ、暴力を奮った、捕まえて!!」

女性なのでした。

どうも昨今、事態を率直に把握、発言をするのは女性が多いのです。

皇室問題もそうなのですが。敏感なのでしょうね。

論理以外のセンサーも女性は作動させますから。「ある違和感」と

いう形で。

皇室問題の本質は、右脳左脳双方動かないと、込み入っていて

真実を把握しづらいのかもしれません。更には、いくばくかの霊感と。

霊感以前の、直感でも良い。皇室とはすなわち、巨大な神事の別名なのであり、

神秘的側面を抜きに語っては、抜け落ちる部分があります。

となると、女性の領分なのでしょう。

それはともかく当日、神社内には私服の警官も混じっていたようで、

私のように気ばかり強い弱虫が、しゃしゃり出ることもないのでした。

それにしても、薄汚い40歳ぐらいの男で体つきも身なりも顔相も貧相。

それを現地で落ち合った、元左翼の方にお話したら、

「ええ、左翼ってばっちいんです」

そして、品格がない。愛国者デモのカウンターに現れる連中の、下卑たオーラ。

何なのでしょうね。彼らの心が、美しくないものに根ざしているのでしょう。

まだしも、「不敬」連呼の思考硬直愛国者の目が澄んでいます。

それにしても、オフ会へのお申込みは男性僅少で見事に女性ばかり。

問題意識の高さが、やはり女性なんでしょうか。私が

ドラマ屋だということも関係しているのかもしれません。

オフでの懇談会は5月20日(土)5時半~8時半新宿駅から
徒歩圏内で開催です。

興味のある方は、こちらをご覧ください。

 ↓

 ミニ談話会+オフ会 

世話人さんのお話によると、少人数前提としていたので

半日で予定枠が満杯になったそうですが(ありがとうございます)

もうちょっと部屋を広くしませんか、ということでご相談があり、

じゃあそうしましょうと、あと数名ぶんの枠を広げました。

コメ欄にもお問合わせがありますが、そういうわけで

もうちょっと、受付させていただいています。

世話人さんから転送される申し込みメールで、皆さんがお聴きに

なりたがっている話が何となく解ったので、当日はかなり

突っ込んで・・・・私も腹を据え相当具体的に踏み込んで、

そのことについて
お話致しましょう。刺激が強すぎるかもしれず、

当日は皆さんの雰囲気を測りながらの、お話になろうかと思います。

参考に画像なども持参するかもしれません。

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