井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

ふと、疎ましい五輪

2016年08月08日 | 日記

こんなこと書かないほうが、憎まれないかなあ、とは
思いつつ、朝っぱらから五輪、五輪で鬱陶しいこと。

いいえ、五輪の全部が悪いとは思わないし、中に幾らかずつの
感動があることも承知。一切放送するなというごとき
狭量な事は言いません。

ただ、本日午後三時、ひょっとしたら皇室と日本の命運がかかる如き
日に、泳ぎだバーベルだ金だ銅だと、そればかりだと
さすがに、辟易。テレビはこの国の人々を思考停止させるために
あるのかとすら思うほどの馬鹿騒ぎ。

天皇陛下の「お気持ち」表明が憲法違反かどうかの討論でさえ、1時間番組が
組めます。日本の領海に、中国船の押し寄せよりも金銀銅を
巡る争いが国家の一大事でしょうか?

五輪が疎ましく、もう潰してしまえというのは利権がただごとならず
からみ、醜い連中がうごめくからですが、それとは
別に忌避したいのは、お祭り騒ぎで
大事なニュースがすっ飛んでしまうことです。

東京五輪の時は、その喧騒の空気感もリオの数倍でしょう。いったいどれほどの、本質的な情報と思考がお祭り騒ぎの大騒ぎにかき消されてしまうことやら。

画面で見る五輪と、上がる日の丸の感動を否定しているわけではないのです。
ただ、それ1色に国民の脳を引っ張っていく有り様が、うざったくまた
こわいのです。

合間にイチロー3千本のニュースが飛び込んできて、思わず拍手を
しながら、気がかりなのは午後3時。

内容によっては私も腹を決めねばならないのかもしれぬ、と思いつつ。

それにしても、普段国思う保守、皇室を尊崇なさっていると思われる
方々の「お気持ち」が見えません。

でも幸いなことに、コメント欄にいただくご意見が、いったんの
民意を示していると思われます。

私のように、お言葉の内容と政府の対応次第では、腹くくる
覚悟をつける人もいるのかもしれません。