井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

賽の河原

2014年07月24日 | 日記

一重積んでは父のため 二重積んでは母のため・・・・

あの賽の河原の和讃の一節がふと脳裏をよぎった。

都知事に就任したとたん中国を訪れ次は訪韓と、都知事の仕事とは
一体そういうことかと、首をかしげる。

韓国を訪れた舛添都知事だが、平昌五輪に協力を申し出たのは予想通り、
ついでに都市型水害対策や地下鉄安全対策の技術提供を行う合意書を締結して
来たとかで、これもまあ韓国のために身を捧げる知事であろうとは
分かっていたものの、揺るぎなく着々とお進みである。

平昌五輪協力だが、東京五輪誘致に反対と足引っ張りの狼煙を上げて
反対運動をしたのは、韓国である。
地下鉄安全対策? ソウルの地下鉄は時々、子どもたちに描かせた反日絵画の展示場となり、日本が核で炎上する小学生の絵画が貼られたところである。
水害対策への協力だそうだが、日本の津波に対して「震災お祝います」と
プラカードを掲げたのは、あれはどの国であったのか。

舛添氏は、日本の領土が韓国に不法占拠されていることも、きっと
ご存知ないのだろう。

安部総理のメーッセージまで携えて朴槿恵大統領にも会いたい
意向を示しているそうだから、東京都知事はあたかも政府の中韓部門出先機関。
都知事選で舛添氏の擁立はこのためであったのか、中国や
韓国に対して茶坊主になれる男を、自民は立てたのかと言いたくなる。

あちらが理不尽にはねのけている関係修復なのに、なぜ日本が
もみ手の愛想笑いで出て行くのか。アメリカからの圧力だとは
思うが不甲斐なさが情けない。本心では安倍さんが一番立てたかったであろう
田母神氏を擁立しなかったのも、おそらくはアメリカへの慮り。
歴史の真実を語る男など都政に置くわけに行かぬのだ。アメリカが。

舛添氏の「もみ手外交」で日韓関係がひとまず「正常」に戻ったとして、関係性が従来より
変わるのか。積み上げた関係性に基づいてまた日本があれこれ援助、
しかし時期来れば再び反日の嵐、「慰安婦を謝れ、カネよこせ」
「強制連行が」「植民地支配が」「震災お祝います」「ジャップは殺せ」
と、いつか来た道へUターン。そして韓国の日本への歴史長いヘイトスピーチは
問題にされず、日本人か成りすましかわからぬ者の、逸脱したレアなプラカードだけが
問題視され、日本はある種の政治家や韓国から叩かれ、果ては戦勝国連合である
国連から反省を迫られるのである。

そして、また舛添氏や桝添氏的人物が、なぜか韓国に擦り寄り
「あれをします、これを差し上げます、これでどうぞ許してください」
と頭を下げに行くのである。

そして賽の河原に一つずつ積み上げていた友好と親善とやらの石は、一気に鬼に突き崩され、また一から積み上げ、崩され永遠に続くのである。
国民が立ち上がり、ノーと言うまでは。

しかし舛添氏を選ぶ東京が日本の衆愚の縮図なら、その日は
まだまだ来ず、日本という哀れな子はその哀れさも自覚せぬまま
日韓の賽の河原で小石を積み上げ続けるのである。