還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

術後6日目--9/20(月)

2010年11月28日 | 入院(一般病棟~退院)
今振り返ると、術後6日目はというとすでに術後の後半の差し掛かりになるわけですが、まだまだそんな実感は持てないでいました。

朝早く、看護師さんが採血に来られました。
「豆パパさん、おはようございます」
「おはようございます」
「気分はいかがですか?」
「はい、調子良いです」
私の娘と変わらない、いやもっと若いはずの看護師さん達ですが、なぜかお姉さんに見え・・・・
るわけはないです。
看護師さんだって人の子、眠いはずなのですが、そんなそぶりはこれっぽっちも見せません。
さすが、プロです。

体温 37.0℃--なかなか36℃台になりません。
体重 52.35kg(昨日より微妙に下がった)
ふと気がつくと、右肩の痛みはずいぶんと和らいでいます。これならもう大丈夫かも。
朝食です。朝は週のうち2回がご飯で、5回パン食となっています。

味噌汁、高野の煮物、海苔佃煮、牛乳でした。
ごはんの時も必ず牛乳は付いてきます。
お盆に患者名、病室番号、メニュー種類、メニュー内容が書かれた札が付いています。
札の下の方に
個人情報保護のため、この札はゴミ箱に捨てず、ご自身で処理してください。
と書かれているんです。そんなこともあってほぼ全部手元に置いています。

9時頃、術後2回目のレントゲン撮影がありましたが、もう車イス送迎はなくて、1人で歩いていきます。
院内の地理も必要なところは頭に入りました。

午前11時頃、A君が見舞いに来てくれました。術前にも一度来てくれて、暇つぶしにとクイズ本を差し入れてくれたのですが、あまり手つかずになっていました。
進んでますか? などと言われたら汗かきそうでしたが幸いその話にはならず、今回は巨峰を差し入れてくれました。大粒でおいしそうです。
家がこの病院に近いらしく、自転車漕いで来てくれました。救急車でこの病院に運ばれたこともあると言ってました。

昼食です。

湯葉冷や奴盛り合わせ、南瓜の煮物、ピーナツ和えでした。
食後はきちんと歯を磨いてます。

昼食後まもなく、胸のガーゼが取れました。
胸を初めてしげしげと眺めました。
皮膚には糸がなく、左右からテープで寄せているだけです。
どうやって縫ってるのだろう?
糸は中だけ?
どうやってるかわかったのは退院後に手術報告書を読んだときでした。
この時細羽先生が
「医者としてすることはすべて終わりました」
と仰いました。とても印象的で今もよく覚えています。

午後1時過ぎ、妻と娘が来てくれました。
それからしばらく後、娘の婚約者が見舞いに来てくれたのです。
背が高くてイケメン!!
5月に家に挨拶に来てくれて以来ですが、こんなところで再会するとは思いもよりませんでした。人数分のイスがないので、デイルームに出かけひとしきりおしゃべりを楽しみました。
私も少しはしゃべれるようになりましたが、うーん、まだ横隔膜がそっぽ向いてますね。

夕食は

ミートローフ、グラッセピーマンソテー、ボイルサラダ、ふりかけ でした。

夕食後、バンコマイシンの点滴がありました。これで抗生剤の点滴は終わりです。
どの日だったか覚えてなくて日記にも書いてないのですが、何回か教授回診がありました。
昔は大名行列よろしく教授が先頭に立って大勢で各病室を回っていたものですが、
(民間病院なら院長回診)
そのような物々しい回診はなかったです。人数もそう多くないし、フレンドリーで気さくでほとんど気を遣うことのない、患者にとっては有り難かったです。

突然ですが・・・・ここで彦根市のゆるキャラ、ひこにゃんの登場です。
娘が撮った写真です。




寝るときの作戦は続行です。もう大丈夫、しっかり眠れます。

では、お休みなさい。


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