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阿蘇地区を走る産交バス(2)~阿蘇山へ向かう路線は観光向けだけあって…

2008-12-12 | バス[九州本土]

 

先日「阿蘇地区を走る産交バス(1)」と題して、MAKIKYUが先月杖立~阿蘇間で乗車した車両などを取り上げましたが、今日はその続編として、阿蘇駅~阿蘇山西間を走る産交バスに関して取り上げたいと思います。

この路線は阿蘇登山バスと呼ばれ、阿蘇駅から阿蘇山火口へ向かうロープウェイが発着する阿蘇山西駅までの間を約40分程度で運行しており、朝の阿蘇山へ向かう便と、夕方の阿蘇山から下山する便の一部は、阿蘇駅から更に内牧まで足を伸ばしています。

阿蘇駅~阿蘇山西駅間は、その殆どが阿蘇山へ向かう登山道と言う事もあって、停留所は途中4箇所しか存在しておらず、運行時間帯も昼間に集中したダイヤ設定になっています。

阿蘇登山バスは純然たる観光路線と言う事もあって、ワンマン車内放送では一般的な行先や次停留所案内、注意事項などに加えて、阿蘇山に関する案内(何故かアナウンスの声は本州最大手の某バス事業者(バス専業事業者最大手とも言われますが…)などでよく聞くタイプでしたので、阿蘇山に関する案内が聞き慣れた声と言うのは少々奇妙に感じたものですが…)が随所に盛り込まれているのが特徴です。

その上阿蘇山へ向かう便では、草千里(阿蘇山西駅の少し手前の草原地帯)の手前の見晴らしの良い所で、数分間の停車時間が設けられ、一旦車外に出て雄大で独特な阿蘇の景観を楽しみ、撮影なども出来る事は非常に有難く、この様な運行形態は観光路線ならではと言えます。

使用車両もMAKIKYUが乗車した際は、往復共に中型車(乗車した車両は往復で別の車両で、富士重工製車体のいすゞ車で似た様な車両ながらも、2枚の写真を比較すると外観などに差異が見られます)とはいえ、リクライニングシートを備えた観光バスタイプの車両が充当され、ハイグレードな車両も観光路線に相応しいものでした。

この様な路線ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も阿蘇山を観光する機会がありましたら、是非阿蘇登山バスへの乗車をおススメしたいものですが、阿蘇山周辺の観光は観光バスや自家用車でのアクセスが多い事もあって、乗車した便は中型にも関わらず、往復共に空席が目立ったのは少々残念に感じたものです。

また阿蘇山へ向かう路線バスとしては、この阿蘇登山バスの他にも、産交グループが運行する九州横断バスの一部便(あそ号:予約制ですが空席がある場合は予約なしでも利用可、また九州内路線・高速バス乗り放題のSUNQパスも通用し、阿蘇駅~阿蘇山西駅間のみの利用も可能です)などを利用する方法もありますので、両者を乗り比べてみるのも面白いかと思います。

あと余談ながら阿蘇駅まで(もしくは阿蘇駅から)JR利用であれば、JR利用者専用の会員制バス「あそゆふ高原バス」(真っ赤な塗装はJR九州バスを連想させられますが、現在このバスの運行は亀の井バスが行っています)なども運行されていますので、これも選択肢の一つとしては悪くないかと思いますし、このバスで大分県方から阿蘇山へアクセスした後、阿蘇駅まで阿蘇登山バス利用というプランも、阿蘇山火口や草千里などの観光時間を確保したい時などに良いかもしれません。



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