MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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下仁田駅を発着する自治体バス~一応定時刻運行の路線とはいえ…

2010-11-29 | バス[北関東]

先日「MAKIKYUのページ」では、上信電鉄で活躍する500形(元西武新101系)「銀河鉄道999号」に関して取り上げましたが、MAKIKYUが今月中頃にこの電車に乗車した際は、終点の下仁田駅まで乗車したものでした。

終点の下仁田駅は山間の鄙びた田舎駅と言った雰囲気が漂い、MAKIKYUがこの駅を利用するのは先日で2回目でしたが、下仁田駅前からは以前上信電鉄が運行していた路線バスは廃止されているものの、自治体運行のバスが幾つか走っています。

自治体運行のバスは、もちろんお膝元の下仁田町のバスも走っており、山間の集落へ向かう路線などが存在しています。



こちらはMAKIKYUが以前一度乗車した時は中型車が用いられていましたが、先日見かけたのはバスと言うより乗合タクシーを連想させるワゴン車(定員の関係などで普通免許では運転できず、中型以上の免許が必要となります)で、以前に比べると随分サイズダウンしたものと感じたものでした。


サイズダウンしたのは下仁田町営のバスだけでなく、下仁田町に隣接する南牧(Nanmoku)村のバスも同様で、こちらも以前下仁田を訪問した際にマイクロバス(日野LIESSE)の姿を目撃しているのですが、今回見かけたのはやはり下仁田町営と同種のワゴン車で、最小限度の設備投資と輸送力で、辛うじて路線を維持している厳しい現状を痛感したものでしたが、それでも地元住民やその関係者以外はまず利用できないと言っても良い電話予約のデマンド方式ではなく、基幹区間に関しては定時刻運行の路線バスとして運行している点は救いです。

あと下仁田駅前にはこの2町村以外に、本数は1日3往復と少ないものの、群馬県の中でも奥地として知られる上野村が、富岡~下仁田~上野村ふれあい館で走らせているバスも発着しており、先日の訪問ではMAKIKYUもこの路線に乗車したものでした。


上野村のバスも下仁田町や南牧村のバスと同様のワゴン車で、あまり路線バスと言う雰囲気ではありませんが、車内には一応降車ボタン(乗車時に行先を口頭で告げますので、殆ど利用機会はないと思います)と運賃箱(ただの箱で両替装置なし)が設置されている辺りは、ダイヤが設定されて定時刻運行を行う運行形態と合わせ、一応路線バスである事を実感させられたものです。


また上野村内ではワゴン車以外に、上野=富岡と書かれたマイクロバスも見かけており、こちらが充当されれば下仁田駅前を発着する路線バスもワゴン車タイプばかり…という状況ではなくなり、この車両を見かけた際には、MAKIKYUとしてもこちらに乗れれば…と感じたものでした。

ただ上野村営バスは比較的近年開通した湯ノ沢トンネルを通るお陰で、本数こそ限られるものの、「遠い」という印象が強い上野村まで下仁田駅から40分程度でアクセスでき、高崎方面から上野村へアクセスする際にも、下仁田駅で上信電鉄と乗り継ぐ事で公共交通機関利用の最短ルートにもなります。

そのため上野村へ足を運ぶ機会があるならば、是非お勧めのルートと言えますが、上野村へ向かう公共交通機関はもう1ルートが存在し、こちらに関しても近日中に取り上げたいと思います。


上信電鉄500形「銀河鉄道999号」~ラッピングを施した注目編成

2010-11-27 | 鉄道[北関東]

   

MAKIKYUは今月中頃に群馬県内へ出向く機会があったのですが、その際には高崎から下仁田へ向かう地方私鉄、上信電鉄に乗車する機会がありました。

上信電鉄は名前のとおり電化路線ではあるものの、全線単線で現在2両編成のワンマン列車のみが走るローカル線(数年前までは3両編成で運転される車掌乗務列車があり、逆に1両編成の運行もありました)ですが、かつては自社発注車を導入していた上に、最近増えている西武中古車も導入時期によって種車が異なります。

そのため規模の割に車種のバラエティに富んでおり、既に上信電鉄には何度か乗車機会のあるMAKIKYUでも、まだ乗車したことがないタイプの車両が幾つもある程です。

その中でも比較的近年導入された車両は500形と呼ばれ、最近退役が進む西武新101系を上信電鉄向けに改造して走らせ、非冷房車の置き換えを行なっていますが、現在は2本が運用に供されており、今後更なる増備も期待される車両です。

同形は上信電鉄自社発注車の中でも新しい6000系などとほぼ同年式の車両で、上信電鉄入線に際しては運賃箱収受式ワンマン運転対応への改造など以外にも、車内のリニューアルなどを行っていますので、上信線で現在活躍する車両の中では最も見栄えのする車両と言えます。
(独特なデザインや電気指令式ブレーキを採用した6000系の方が見栄えがするという意見もあるかと思いますが…)

2本存在する500形も、西武新101系の地方私鉄転出第1号として注目を浴びた501編成は、導入当初こそ上信電鉄のオリジナル塗装で就役し、MAKIKYUはこの頃の同編成にも遭遇した事があります。

しかしながら近年は銀河鉄道999の装いを施した非常に目立つ姿に様変わりし、鉄道ファンだけでなく一般客からも大いに注目を浴びる存在となっており、同形車がもう一編成存在してこちらはオリジナル塗装を保っている事や、上信線で最も見栄えがする車両という点でも、銀河鉄道999号で走らせる車両として適任と感じるものです。

外観は車体前面や側面が青を基調とした非常に目立つ装いとはいえ、車両間の連結面を見ると元の塗装である白色の姿を見ることが出来るのも特徴で、塗装ではなく今流行のラッピング車である事を実感させられますが、特別な装いは外観だけに留まらず車内にも及んでおり、一般的には単調に感じてしまうことが多い客室天井(特に最近首都圏で大増殖している「某社レンズ付きフィルムに良く似た名称で呼ばれる事が多い電車」のFRP製天井は、貧相な印象が否めないものです)にもラッピングが施され、銀河鉄道999の世界が拡がるのは、広告枠を生かしたイラスト掲示と共に「見るだけでなく乗っても楽しめる車両」といえます。

MAKIKYUとしては多少の変化が見られるとはいえ、500形は乗り慣れた感のある西武線電車という雰囲気ながら、強烈な印象の天井などを見るとなかなか新鮮に感じたもので、完全な車社会と言える上信線沿線において、乗る事自体を目的と出来る電車という意味でも評価できる存在です。

この「銀河鉄道999号」は1本だけの存在で、上信電鉄自体も昼間の運転本数などは決して多いとは言い難い状況ですので、たまたま訪れて遭遇できる確率は低いものの、基本的に限定ダイヤで運転され、上信電鉄HPでも情報が公開されているのは有難いもので、「銀河鉄道999号」に興味のある方や、500形を狙いたい方などは、ぜひ一度この情報を元に上信電鉄を訪問してみては如何でしょうか?


関東鉄道 キハ5000形気動車~装いの異なる最新型車両

2010-11-25 | 鉄道[北関東]

 

少々前の事になりますが、MAKIKYUが3日につくばエクスプレス(TX)のイベントに参加した際には、無料シャトルバスで容易に移動できる事もあって、TXイベントと共に近隣で同日開催となった関東鉄道の水海道車両基地公開イベントにも足を運んだものでした。

このイベントでは工場内公開や撮影用の車両展示の他に、最新鋭車両キハ5000形の体験試乗も行われ、体験運転などで用いられる車庫奥の短い区間ながらも、無料で新鋭車両の乗り心地を試す絶好の機会にもなっており、この日だけの専用マークを掲げた姿も注目の存在でした。

ちなみにキハ5000形は昨年営業開始してから早1年が経過していますが、現在2両が在籍する同形は単行ワンマン運転用車両と言う事もあって、主な活躍舞台は水海道以北の閑散区間となっており、関東鉄道自体の乗車機会が限られるMAKIKYUとしては、イベントでの体験試乗がキハ5000形への初乗車となったものでした。

乗車した際の感触としては、環境負荷低減型の新型エンジンを用いている事などが案内されていたとはいえ、3扉ロングシートで真ん中のドアだけが両開き、単行運転可能な車内運賃収受式ワンマン運転対応の電気指令式ブレーキ装備車といった仕様を見ると、関東鉄道の中では比較的新しく、体験運転でハンドルを握った事(MAKIKYUの持つ動力車操縦車免許証では甲種内燃車の運転資格はないのですが、関東鉄道では体験運転会がHPで時折募集され、この運転会に参加すれば車庫内の短い区間とはいえ、動力車操縦車免許証なしでも気動車のハンドルを握る事が出来ます)があるキハ2400形に類似した印象を受けたものでした。

そのため外観の装いや車内の色調などが従来車と異なる以外は、キハ2400形とはさほど変わらず、同形との併結も可能な車両ですので、形式名もキハ2000系列の新区分辺りでも…と感じてしまう面もあります。

しかしながら客ドア部分だけ窓ガラスが拡大されているのが大きな特徴となっており、このドアを見るとマルーン1色の電車を走らせている事で知られる関西の某大手私鉄が、最近導入・改修している車両を連想させられます。

とはいえ前面貫通扉のガラスは拡大されておらず、正面から見るとキハ2000系列の色違いと言う雰囲気が否めませんので、イメージチェンジと展望性向上を図るのであれば、前面貫通扉の窓ガラスも下方に拡大した方が良かったのでは…とも感じたものです。

関東鉄道では近年随分影の薄い存在になっているとはいえ、まだ旧国鉄・JR譲渡車などの古参気動車も活躍しており、趣味的には注目の存在ながらも、近い将来の老朽取替えは必須かと思われ、その際にはキハ5000形が増備される公算が高いかと思います。

その際には現在活躍している2両と同仕様の車両が増えるのか、それとも仕様変更されるのかも気になる所で、また現在は単行ワンマン用の特徴的なドア配置の車両だけですが、一般的な両開き3ドアの片運転台車、或いは両開き3ドアの両運転台車(関東鉄道では竜ヶ崎線用のキハ2000形がこの形状です)などのバリエーション展開にも期待したいものです。


TXイベント開催に伴って運行されたシャトルバス~一般路線車だけでなく特定車の姿も…

2010-11-21 | バス[北関東]
少し前の事になりますが、MAKIKYUが3日に茨城県守谷市のつくばエクスプレス(TX)守谷車両基地で開催されたイベントに参加した際には、会場へのアクセスとして出入庫列車のダイヤを用いた臨時列車が数本だけ運転されたものの、これだけでは大勢の来場客を運びきれない事もあって、地元関東鉄道のバスによる無料シャトルバスが運行されたものでした。

無料シャトルバスはTX基地の最寄駅となる守谷駅との間に、8台程度のバスをピストン運行したほか、関東鉄道の水海道車両基地でも同日にイベントが開催された事から、水海道車両基地へ向かうバスが2~3台程度運行され、更にこちらへの会場アクセスとして水海道駅~水海道車両基地間にもシャトルバスが運行されました。

そのためシャトルバス運行は、10台以上のバスが一挙にイベント輸送に当たるという大規模なものとなり、その気になれば3日は3つのシャトルバスを乗り継ぐ事で守谷~水海道間を移動できてしまう程の状況でした。

MAKIKYUもTXイベント参加の後に関鉄のイベントに出向き、その後水海道駅へのシャトルバスを利用すると共に、TXイベント会場へのアクセスこそ臨時列車を利用したものの、その後昼食の際には一旦守谷駅まで出向くのにシャトルバスを利用しましたので、直接守谷~水海道間を移動する手段としてシャトルバスを用いた訳ではないものの、3ルート全てに乗車する事になったものでした。

このシャトルバス運行は輸送規模が比較的大きい上に、関東鉄道の各バス営業所はさほど規模が大きくない事(首都圏でもバス専業最大手某中央交通の様に、各営業所の所属台数3桁が当たり前の事業者もありますが…)もあってか、守谷駅周辺を主管する水海道営業所のバスは、専ら関鉄水海道車両基地を発着する2系統を担当し、守谷駅~TX車両基地間の運行は主につくば中央営業所(谷田部車庫)のバスが担い、取手営業所のバスも見かける状況でした。


これらのバスの内、守谷駅発着の系統では車椅子利用も想定してか、取手営業所のバスを含めて3台の低床車が充当され、内2台は関鉄では比較的新しいノンステップ車でしたが、残りの1台は同じ京成グループの松戸新京成バスから移籍して間もないワンステップ車で、MAKIKYUもこのワンステップ車に乗車機会がありましたが、もうこの車も移籍対象か…と感じたものでした。

 
ただ関鉄ではまだまだ2段ステップのバスが主力と言う事もあって、MAKIKYUが見た限りでは守谷駅発着系統の過半数と、水海道車両基地発着の便は2段ステップ車で、それも乗降性を考慮してか中4枚折戸のバスを優先的に動員している様に見受けられたものでしたが、その中には松戸新京成バスからの移籍車も何台も見かけたもので、最近関鉄では京成バスだけでなく、新京成からの移籍車も増えている事を強く実感したものでした。


また一般路線車だけでなく、日頃は企業の送迎バスなどの特定輸送に用いられる車も複数台動員されており、こちらは外見こそ一般路線車と大差ないのですが、車内には運賃箱などが装備されていない上に、座席は背もたれの大きい座席がずらりと並ぶ着席重視仕様、その上補助席まで装備されているなどの違いがあります。

MAKIKYUはこの特定輸送用の車両にも当たったものでしたが、こちらは一般路線車と異なり日頃乗車機会がないだけに、この車両に乗れた際には乗り得感を感じたものでした。

3日のイベントはTX・関鉄共に鉄道のイベントで、バスに関しては両会場での一部事業者による物販程度でしたので、目玉となる鉄道に比べると影の薄さは否めない状況でしたが、関鉄では首都圏の排ガス規制区域外という事もあって、京成グループ内での移籍をはじめとする古参車も数多く活躍しており、日頃の生活圏では乗車できない古参車や、乗車機会自体がまずない特定車に多数乗車できる機会という点でも趣味的に面白く、また来年以降もTXイベントなどに参加する機会があれば、無料シャトルバスにも注目と感じたものでした。

北港観光バス「サークルバス」~コスモスクエア駅周辺を運行するワンコイン循環バス

2010-11-18 | バス[近畿]

 

先日「MAKIKYUのページ」で取り上げた西武多摩川線の新101系電車は、ラッピングを除くと真っ白n装いで、ラッピングのない中間車両は随分シンプルな印象を受けたものでしたが、先月MAKIKYUが乗車した路線バスの中には、これを更に上回るものがありました。

そのバスは先月MAKIKYUが関西を訪問した際、大阪市内のコスモスクエア駅周辺で乗車した「サークルバス」と呼ばれる路線で、このバスは北港観光バスと呼ばれる事業者が運行しています。

北港観光バスは大阪市内各地に路線を持つ大阪市交通局などに比べると、随分陰の薄い存在で、関西以外での知名度は極めて低いのが現状ですが、コスモスクエア駅周辺を循環運行する「サークルバス」をはじめ、大阪市内で幾つかの路線バスを運行しており、また社名の通り観光バスの運行なども手がけています。

大阪市交通局などの大手事業者と異なり、スルッとKANSAI加盟事業者ではないため、各種磁気・ICカードやフリー乗車券などが使えないのは難点ですが、サークルバスは路線長が短い事もあって、100円均一(ワンコイン)と手頃に利用できる運賃設定となっているのは評価できる事です。

大阪市内では交通局もバスと地下鉄と乗り継ぐと、普通運賃は100円引きとなる乗継割引を実施していますので、コスモスクエア駅で接続する地下鉄中央線・ニュートラムと乗り継ぐ場合に異事業者間乗継で乗継割引が適用不可でも、市営バスと地下鉄を乗継割引で利用した場合と同じ感覚で利用できるように配慮しているのかもしれません。

とはいえ土地柄故に利用者の大多数を占めるであろう大人運賃利用者の運賃を割安に設定しつつも、小児運賃は半額(50円)ではなく大人と同一運賃の100円、市営バス(200円均一)の小児運賃と同額となっている点は独特で、乗車方法も関西では一般的な中乗り後払い(均一運賃でも、京都・大阪・神戸の市バスなどはこの方式です)ではなく、比較的少数派の前乗り前払い(尼崎・伊丹の市バスなどがこの方式です)となっている点も特徴です。

使用車両は大都市圏の排ガス規制区域内を運行する事もあって、コスモスクエア駅から出発する地下鉄の終点付近(他社線に乗り入れた他県となりますが…)でゴロゴロ走る古参車などは使えない事もあり、専ら新鋭の大型ノンステップ車を用いており、民間事業者ながらも天然ガス車を用いているのも特徴です。

ただ導入費用の嵩みそうなバスを用い、低額運賃で路線を運行している事もあってか、サークルバス使用車両の装いは白1色、西武多摩川線の新101系中間車両をも上回るシンプルな装いとなっています。

事業者名と行先表示がなければ、路線バスと言うよりメーカーのサンプル車とでも勘違いしそうな雰囲気が漂っている「サークルバス」ですが、所用での訪問をはじめ、コスモスクエア駅周辺の視察にも絶好の路線ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も大阪南港周辺を訪問する機会がありましたら、是非乗車してみては如何でしょうか?


府中市「ちゅうバス」是政循環~西武多摩川線利用の際には便利なコミュニティバス

2010-11-13 | バス[首都圏]


先日「MAKIKYUのページ」では、西武多摩川線に関連した記事を取り上げましたが、多摩川線の終着駅となっている是政駅は他の鉄道路線との接続はなく、途中駅も直接他路線に接続する駅はありません(白糸台駅と京王武蔵野台駅は徒歩連絡も容易な距離ですが…)ので、多摩川線自体が起点のJR武蔵境駅で接続する中央線のフィーダー路線としての様相が強いと言えます。

そのため路線図だけを見ると、多摩川線は典型的な盲腸線の様にも見えますが、是政駅からはJR南武線の南多摩駅まで、多摩川に架かる是政橋を渡って市境を越えれば、徒歩でも15分はかからない距離にあります。

この徒歩連絡ルートは、MAKIKYUも以前に利用した事もありますが、真夏や天候不順時などは少々難ありで、そうでなくても地理不案内な方や体の不自由な方などには厳しいかと思います。

そんな時に便利な存在と言えるのが、府中市が地元のバス事業者・京王バスグループに委託して走らせているコミュニティバス「ちゅうバス」の是政循環で、MAKIKYUが先日多摩川線を利用する際には、このバスで是政駅にアクセスしたものでした。

この系統は京王線府中駅~西武多摩川線是政駅間を昼間30分間隔で運行しているのですが、途中の競馬場正門通りバス停は京王線府中競馬正門前から至近距離にありますので、府中駅だけでなく趣味的に注目の競馬場線に乗車し、府中競馬正門前駅から多摩川線へ乗り継ぐルートとしても活用できます。

運賃も支払いにPASMOなどのICカード類などが利用不可なのは残念ですが、大人100円均一とコミュニティバスならではの割安な設定となっているのも魅力です。

MAKIKYUが先日「ちゅうバス」に乗車した際は、乗車した是政循環以外に他系統のバスも目撃したものですが、見かけた車両はコミュニティバスの典型とも言える日野LIESSEながらも、小柄な車体には不似合いとも言える天然ガスタンクを屋根上に設置したCNG車であるのも特徴です。

また「ちゅうバス」はMAKIKYUが乗車した是政循環以外にも、多摩川線の途中駅を発着する系統も存在しており、こちらも1乗車100円で利用できますので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も西武多摩川線乗車に出向かれる機会がありましたら、是非「ちゅうバス」の利用も検討してみては如何でしょうか?


西武多摩川線で活躍する新101系電車~真っ白な装いでイメージチェンジ

2010-11-11 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

 
先日「MAKIKYUのページ」では、先日西武多摩川線で運転を終了した黄色い101系電車に関して取り上げましたが、101系に代わって多摩川線では新101系電車が転入しており、現在の多摩川線は同系のみで占められています。

MAKIKYUは西武多摩川線自体が利用機会の少ない路線と言う事もあって、同線の新101系は先日初めて乗車したのですが、多摩川線用の新101系は先日まで活躍した101系や、西武他路線で活躍している新101系の様な西武線の鋼製車体塗装車では一般的な黄色い装いではなく、真っ白な装いに改められています。

メカニズム的には101系と新101系は同等の車両で、かつては併結も当り前だった車両だけに、外観も前面や屋根上を除くと大差が…という程ですが、真っ白に改められた装いのお陰で随分なイメージチェンジとなっており、多摩川線の車両が世代交代した事を強くPRしている様にも感じられます。

現在新101系は西武から地方私鉄に譲渡された車両も結構多く、有料急行用として大改造された秩父鉄道は別格としても、塗装以外は割合西武時代の雰囲気を良く留めた車両が上信電鉄や流鉄、三岐鉄道や系列の伊豆箱根鉄道で活躍しており、MAKIKYUもこれらの車両に乗車した事がありますので、多摩川線用新101系は真っ白な装いに変わった事で、また何処かの私鉄に…とも感じてしまう様な雰囲気ですが、西武線という印象を抱き難い装いながらも、自社線内転用で他社転出でないのは少々不思議な感じがします。

また4本の各編成を「春・夏・秋・冬」の季節毎に分け、各編成毎に先頭車に季節を示すロゴとイラストを貼り付けているのが特徴で、真っ白だけでは余りに単純過ぎる装いに華を添えていますが、中間車は西武線ならではともいえる銀色無塗装の客ドアがアクセントになっているとはいえ、それ以外は本当に真っ白ですので随分簡素な印象を受けます。

今回の新101系多摩川線転用では、老朽車取替えと共に多摩川線のイメージ刷新を図る目的がある事も考えると、さすがに従来通りの黄色い装いに季節のロゴとイラストを貼り付けるだけでは…と言う事もあるのかもしれません。

ただそれにしても中間車の姿を見ると物足りなさは否めないのが実情で、多摩川線に転用された新101系は、今後暫くの使用を見越して更新工事も施行されていますので、暫くはこの姿のままという公算が高いかと思います。

物足りなさが否めない中間車の姿を見ると、白系の装いでも秩父線4000系の様なレオカラーのラインを配するなど、もう一工夫があっても良かったのでは…とMAKIKYUは感じたものですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何感じられているでしょうか?


第1線から勇退の西武101系電車~多摩川線では黄色い電車も見納めに

2010-11-09 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

 
今日MAKIKYUは所用で東京都内へ出向いていたのですが、その際には少々足を伸ばして西武多摩川線にも乗車したものでした。

多摩川線はJR中央線と接続する武蔵境駅を起点に、府中市内の是政駅までの間を結ぶ路線で、西武鉄道の路線でありながらも他の西武各線とは接続しない路線としても知られており、西武で唯一JR中央線よりも南側を走る路線と言う点でも異色の存在です。

また全区間が単線であると共に、最近では起点の武蔵境駅こそ自動改札機が設置されたものの、それ以外の駅は未だに箱型の有人改札が残り、列車もワンマン運転を行っているなど、東京都心から比較的近いエリアを走る路線にも関わらず、近隣他線では見られない長閑さも興味深いものです。

この多摩川線では近年、101系と呼ばれる車両の一部がワンマン運転対応工事などを施行され、他路線から転用されて活躍を続けており、101系の中でも新101系と呼ばれ、前面形状や客室内の仕様等が異なる後期車以外が池袋線や新宿線などで姿を消してからは、101系が最後の活躍を続ける路線としても注目の存在でした。

しかしながら最近では新101系ですら3扉車という事も災いして新形式導入による淘汰対象となり、既に地方私鉄に移籍して第2の活躍を始めた車両も多数存在する他、廃車解体となった車両すら存在する程ですので、こんな状況で101系が西武線という第1線で活躍を続ける事自体が不思議な状況となっていました。

そのため武蔵境駅高架化完成~JR中央線との接続線再設置により、JR線を介して西武他線との車両入れ替えが可能になった事もあって、最近になって多摩川線用に装いを改め、改造を施した新101系が転用される事で101系を淘汰する事になり、多摩川線で最後の活躍をしている101系も徐々に退役に追い込まれるのですが、その中でも最後まで活躍を続けた編成も今日で営業運転を終了し、明日以降の多摩川線は新101系のみでの運行となります。

これによって101系が西武線での活躍を終えるだけでなく、同系をはじめ、701系など西武の初期高性能車ではお馴染みだった非貫通2枚窓で上部に細長い行先表示幕を装備したスタイルの車両も、西武線という第1線では全て姿を消す事になります。

お世辞にもスマートとは言い難いものの、独特なスタイルは西武線と聞くと真っ先に連想する程で、MAKIKYUが小さい頃はこのスタイルの電車がゴロゴロしていた事を考えると、一つの時代が終焉を迎えたとも言え、少々寂しいものです。

また多摩川線で101系に代わる存在となった新101系は、池袋線や新宿線などの他線で活躍する新101系とは異なり、真っ白な装いに改められていますので、多摩川線ではこれまた西武線という印象が強い「黄色い電車」も姿を消す事になり、メカニズム的には同等の電車にも関わらず、随分様変わりした印象を受けるものです。

今日で引退となる多摩川線の101系は、MAKIKYUも是政駅から途中の多磨駅まで乗車し、その後同駅で最後の活躍をしている様を収め、この記事で使用している写真も今日多磨駅で撮影したものですが、武蔵境方と是政方で異なる惜別のマークを付け、車体の痛み具合が目に見える状況などは、他大手私鉄などではもっと古い車両が多数活躍しているとはいえ、引退する車両ならでは…という雰囲気も感じたものでした。

101系最終日となった今日は平日にも関わらず、多くの人々が乗車や撮影に訪れ、鉄道ファンだけでなく一般客の中にも、黄色い電車をバックに記念撮影している姿を多数見かけるなど、沿線乗客からも愛される存在だった事を実感させられたものです。

今日限りで西武線という第1線では「非貫通2枚窓で上部に細長い行先表示幕を装備したスタイル」の電車は見納めとなりますが、地方私鉄に譲渡された車両では類似したスタイルの701系なども含め、第2の活躍を続ける車両もまだ健在で、こちらの末永い活躍にも期待したい所です。


つくばエクスプレスまつり2010での車両展示~車種は限られるものの表示は…

2010-11-08 | 交通関連イベント等

   

ここ最近は毎週の様に、週末や祝日の度に何処かの鉄道事業者がイベントを開催する程のイベントラッシュで、中には台風襲来の影響で止む無く中止となってしまったイベントもありますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中にも、何らかのイベントに参加された方も多いかと思います。

MAKIKYUは仕事柄土日・祝日休みとは限らない状況(その代わり平日休みも多いのですが…)ですので、各種イベントへの参加機会は非常に限られるのですが、祝日の3日はたまたま公休日に当たったものでした。

そのためMAKIKYUは茨城県守谷市にあるつくばエクスプレス(TX)の車両基地で開催されるイベント「つくばエクスプレスまつり2010」に足を運んでおり、このイベント自体は今年で6回目になります。

MAKIKYUとしては今年が初参加となり、車両基地内見学や各種物販などに加え、日頃旅客扱いのない守谷駅~守谷車両基地間でも臨時列車(定期列車を延長運転)に乗車出来る点なども興味深いものでした。

TXは開業からの月日が浅く、また他路線との直通運転なども行わない路線であるが故に、最新の設備などを生かして130km/hでの運転を行うなど、都市近郊の通勤鉄道にしては極めて高質なサービスを提供している事で知られています。

それにも関わらず余りに高額な運賃で悪評名高く、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)などとは異なり、新規開業路線にしては良心的な運賃設定なども大いに評価できる所で、評判も上々で利用客も見込みを上回り増加を続けるなど、MAKIKYUとしても非常に好印象を持てる路線の一つです。

しかしながら他路線との直通運転を行わない新線という事もあってか、JRや大手私鉄などに比べると車両の種類などが限られ、趣味的な面白さという点ではイマイチな面もありますので、車両基地を公開してイベントを開催しても、おのずと展示車両は限られてしまうのは難点です。

現在TXで活躍する旅客用車両は、直流専用の1000系(守谷以西のみで運用)と交直流両用の2000系(全区間で運用)の2車種が存在しています。

両者ではメカニズムの違い以外に、ボックス席の有無など車内設備にも違いが見受けられるものの、デザインなどは大差なく、外観はせいぜい2000系の後に増備された車両で窓下の赤帯が目立つ程度となっています。

そのためイベントを開催するに当たり、現在活躍中の車両を並べて展示するにしても、それだけでは単調さが否めないのですが、先日のイベントでは時間によってヘッドマーク(一部編成のみ装備)の差し替えを行ったり、LEDの行先表示を切り替えるなど、車両撮影は時間を空けて再び立ち寄ると、様々な姿を見てカメラに収める事も出来るなど、車種は限られてもそれなりに楽しめる様になっていたのは感心したものです。

LEDの行先表示では通常存在しない行先表示が多数見られたほか、「修学旅行」の様にTXでこんな列車が走るの?と思う表示や、更には「監査走行」という見慣れない表示も見受けられ、この表示は果たして営業線上で一般客の目に触れる所で表示した事があるのだろうかと思う表示の目白押しでした。

TXでは最終列車の場合、列車種別と行先以外に(最終)という表示を出している模様(MAKIKYUはTXの競合線区と言えるJR常磐線では何度か最終列車に乗車した事がありますが、TXの最終列車は姿を見た事すらありません)で、(最終)表示を出した快速系列車同士(「開発を止めた某鉄道」と直通運転を行っている某大手私鉄など、行先次第では最終列車が優等系と言う路線も中には存在しますが、通常ダイヤでのTX最終列車は、現在各方面・行先共に普通です)が並ぶシーンも見られ、それも白昼堂々という絶対にありえないシーンが展開したのもイベントならではといった所でした。

また3日のTXイベントでは守谷車両基地が最寄駅(守谷)からやや離れた所に位置しており、臨時列車(凄まじい混雑振りでした)だけでは大勢の来場者アクセスを確保できない事もあって、無料シャトルバスの運行も行われていますが、こちらも近日中に別記事で取り上げたいと思います。


東京メトロ16000系の試運転に遭遇~近年の首都圏新型車両にしては…

2010-11-04 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

  

今日MAKIKYUは小田急線を利用する機会があったのですが、その際には多摩線で試運転を行っている東京メトロの千代田線用新型車両・16000系電車に遭遇する事が出来ました。

16000系は老朽化した6000系の初期車両などを取り替える目的で製造された最新型車両で、6000系はどの編成が取替対象になるのかも気になる所です。
(2段窓の直流モーター車はほぼ確実かと思いますが、最近の東京メトロにおける車両動向は営団時代とは大違いですので、VVVF化改造された初期車や、直流モーターのまま残る後期車なども淘汰対象の可能性がありますので…)

1本だけの導入で終わってしまった06系とは異なり、結構な数が導入される見込みとなっており、まだ営業開始していない今日でも、多摩線で試運転を行っていたのは第3編成という状況でしたので、有楽町・副都心線の10000系の様に、姿を見かける機会が珍しくないと感じる様になるのは時間の問題かもしれません。

ちなみにこの車両を初めて目の当たりにした感想としては、車体構造の変化も起因してか、窄んだ形状が特徴的な前面はやや好みが割れそうで、MAKIKYUとしては副都心線用の10000系に比べると…という所ですが、中国の地下鉄新線などで走っていてもおかしくなさそうなデザインも、実車を見ると雑誌等で見る姿よりは見栄えがするのでは…と感じたものでした。

側面はラインカラーの緑色が使われるのは当然としても、窓下の帯は06系の様な薄紫色ではなく、黄緑色となっているのが特徴で、また窓上にも緑帯がありますが、その上をアルミ地の銀色ではなくわざわざグレーとしているのも特徴的です。

そして下回りもまだ納車されてからさほど経過していない事もあってか、ピカピカで様子を見渡すにも絶好といった雰囲気でしたが、ボルスタ付きの台車となっている点は、旧営団とは異なる東京メトロの新形式ならではの特徴と言えます。

また今回は試運転列車と言う事もあって乗車は叶わず、様子を外から眺めただけですが、走行音は新車では16000系が初となる同期電動機を、更新工事の際の下回り交換で取り付けた02系更新車(MAKIKYUもまだ一度しか乗車していないのですが…)の様な起動音が特徴的でした。

車内の様子も外から伺う限りでは、車両間貫通路や座席脇の袖仕切りの特徴的な形状が、雑誌等で紹介されている通りといった雰囲気を受けたものでしたが、窓は日よけも装備されている様に見受けられました。

アルミ車両の製造を得意とする山口県のメーカーで製造されたメーカー標準仕様車両は、見た目は「某社レンズ付きフィルムに良く似た名称で呼ばれる事が多い電車」などに比べると、低コスト形車両にしては見栄えは悪くないのですが、最近首都圏に導入されているこの手の車両は、座席の座り心地に難のある車両が多く、この座席の事を「極悪」「岩」「腰痛製造」など、一部では凄い名称で呼んでいる方もいる程です。
(それでもMAKIKYUとしては、高速運転で知られる首都圏の標準軌某大手私鉄が最近導入している「ブカブカ」した異様な感触の座席よりはマシと思っていますが…)

問題の座席は不評が相次いでいるだけに、同一形式でも最新編成では厚みや形状を変えた改良品に変えられる事例が各者で相次ぎ、東京メトロの一部車両ではさほど古くないにも関わらず、既存の座席を改良品に変える程の動きも見られますので、16000系が「極悪」などと呼ばれる類の座席を装備している事はないと思いますが、比較的好印象を持った16000系も、座席に関してだけはどの程度の居住性が確保されているのか気になる所です。

とはいえ懸念される座席を除くと、一応メーカー標準仕様車の一派でありながらも、千代田線の乗入2線区で活躍する最新型通勤車に比べると、内外共全体的に高級感を感じたもので、営業開始が待ち遠しいと感じます。

最近の首都圏では「某社レンズ付きフィルムに良く似た名称で呼ばれる事が多い電車」など、内外共に貧相な印象が否めない車両が大増殖していますので、一部の関西私鉄最新鋭車両の様な高級感たっぷりとまでは行かないにしても、乗入線区を初めとする首都圏各鉄道でも16000系などに刺激を受け、ある程度の標準仕様化で導入コストを下げつつも、もう少し
見栄えのする車両を…と感じたものです。
(首都圏の最新型車両の中にも、中にはそこそこのレベルと感じる車両もあるのですが…)

さすがに「某社レンズ付きフィルムに良く似た名称で呼ばれる事が多い電車」を自社製造している会社だけは、幾ら16000系が沢山乗り入れても、懲りずに貧相な粗製乱造車を山ほど作り続けそうで、大儲けしていても、期待するのは無理そうですが…

(11/5付補足)この記事を公開した4日、小田急線での試運転に供されている編成とは異なる編成が営業運転を開始した模様です。
小田急線内での16000系営業開始は、乗務員訓練の事などを考えるともう少し先になりそうですが、どの路線でも良いので一度乗車してみたいものです。


表参道ヒルズのクリスマスツリー点灯式~入場無料とはいえミニライブも…

2010-11-04 | Weblog

今日MAKIKYUは所用で千葉県内某所から、横浜市内の自宅へ電車を乗り継いで移動したのですが、その際には地下鉄の表参道駅で途中下車し、駅近くにある「表参道ヒルズ」に立ち寄ったものでした。

表参道ヒルズは、以前目の前を通った事はあるものの、MAKIKYUが中に入るのは初めてで、昼過ぎに行われるクリスマスツリー点灯式を見物するのが大きな目的でした。

この点灯式はツリー自体も壮観なものですが、入場無料とはいえこれに加え、30分程度のミニライブが行われるのが特徴で、時間が短い事もあって披露したのは「Stay by my side」など3曲のみ、また平日の昼間にも関わらず多くの人手で賑わっていました。

何千円ものチケットを買って入場するのには叶わないとはいえ、途中下車したお陰で160円(東京メトロの初乗り運賃)を余計に払う程度にしては大収穫(ライブの出演者や好み次第という面が非常に大きいかと思いますが…)と感じたもので、またMAKIKYUがミニライブへ参加するのは初めてでしたが、ライブの類は何度足を運んでも、そのつど実際の声を聞くのはCDなどとは…と感じるものです。

最近では参加予定だったライブが日程&会場変更で参加できなくなって残念な思いをしていた事もありますので、今日は近々表参道でも地下で姿を見かけることが珍しくなくなるであろう千代田線の新型車両・16000系と共に、随分良いものを見たと感じたものでした。

ちなみにミニライブ自体は残念ながら撮影・録音禁止となっており、MAKIKYUもその姿は脳裏に焼き付けるだけでブログで取り上げる事ができませんが、壮観なツリーの様子を掲載しますので、一足早いクリスマス気分を楽しんで頂ければ…と思います。

災害被災の呉線・ようやく全線で運転再開~今日の活躍ぶりも記録は早めに…

2010-11-01 | 鉄道[中国]

 

今年夏は大雨の影響により土砂災害等が発生し、JR線の中にはこの影響によって今もなお不通となっている路線が幾つか存在していますが、そんな中でJR西日本の呉線は、不通(バス代行)が続いていた一部区間の復旧工事がようやく完了し、晴れて今日から運転再開となっています。

呉線広以東は一応電化線区ではあるものの、閑散としたローカル線区といった印象が強く、決して利便性の高い路線ではないものの、鄙びた雰囲気と瀬戸内海沿いに走る景観は魅力的です。

ただ土地柄もあってかワンマン運転列車が多く、ワンマン運転対応の関係で105系と呼ばれる通勤電車が主体となっているのは少々惜しい所です。

MAKIKYUが呉線広以東の区間に乗車した際には、105系(左側写真)を含む写真の2車種(写真は呉線ではなく、どちらも広島地区の他線区列車に充当された際のものです)に当たっていますが、一方は既に今では見られない装いで、もう一方も今後の単色化進行により、あと数年で見納めとなりますので、様々な装いの電車が入り乱れる今日の活躍ぶりも早めに記録しておきたいものです。

また呉線全線の運転再開により、長らくの間運休となっていた観光列車「瀬戸内マリンビュー」の運転もようやく再開となります。

MAKIKYUも以前、長期不通区間を含む呉線広以東の区間には乗車した事があるものの、最近は久しく利用機会がない事もあってか、瀬戸内マリンビューにはまだ乗車した事がなく、それどころか瀬戸内一帯も最近は新幹線で通過するばかりで立ち寄る機会がありませんので、機会があれば瀬戸内マリンビューの指定席に乗車し、風光明媚な瀬戸内海沿いの車窓を楽しみたいものです。

この呉線復活後もJR西日本では全線不通が続く非電化線区が存在し、JR東日本でも同様の線区が存在していますが、これらの路線や復旧放棄(バス代行輸送常態化)のJR東海某非電化線区末端区間などは、未だに復旧見込みの話も聞きません。

復旧放棄線区・区間はともかく、JR西日本HPやJR東日本HPの列車運行情報の項で、遅延・運休などの異常を示す項目が完全に消えるのはいつになるのか気になる所ですが、どちらも存続自体が疑問視される路線ですので、再び鉄路に列車が走る事で異常を示す項目が消える事を願いたいものです。