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JR四国 121系電車(ワンマン改造車)~リバイバル塗装(?)の改造車両

2013-01-26 | 鉄道[四国]

今月MAKIKYUが四国へ足を運んだ際には、乗車機会こそなかったものの、JR四国発足前の分割民営化直前に導入され、国鉄が四国向けに導入した唯一の「電車」である121系電車にも、遭遇したものでした。

121系は高松近郊のJR四国管内電化区間において、普通・快速列車の主力車両として活躍しており、同系自体は非常にありふれた存在で、むしろウンザリという方も居られるかと思います。

登場当時こそピンク色に近い赤帯を纏い、首都圏のJR京葉線で活躍するステンレス製電車を思わせる装いだったものの、JR四国発足後はコーポレートカラーのライトブルーに改められ、今日でも大半の編成はこの装いで活躍しています。

しかしながら少し前から一部の車両が国鉄時代とほぼ同様の装いに逆戻りし、リバイバルカラー編成登場と言っても過言ではない状況になっており、JR四国におけるこの様な塗装変更は、キハ185系一部車両(主にトロッコ客車牽引用)を連想させられます。


MAKIKYUが先日多度津駅で見かけた121系は、このリバイバルカラー編成と言っても過言ではない車両で、この編成には初めて遭遇したものでした。

単に昔の装いに戻したのではなく、車内を見ると座席配置の変更(ボックス席を減らし、7000系電車・1000系気動車の様な千鳥配置化)や床材の張替え、最近流行のドア部分への黄色いマーキングや優先席付近つり革(吊り輪のみ)の交換や、車椅子対応スペースの設置などの変化が見受けられたものでした。


運賃表示器などワンマン運転対応装備も見受けられ、ワンマン運転列車は専ら単行というJR四国にしては珍しく、単行運転不能な片運転台車両へのワンマン化改造という事でも、注目の存在と言えます。

JR他社では多数存在するキハ47形ワンマン運転対応車などは、JR四国には存在しておらず、それどころか単行運転可能な車両を2両併結して運行する際にも、ワンマン運転時は2両目をわざわざ回送車両扱いとして、締め切りにする扱いには閉口させられます。

一部の例外を除くJR他社の2両ワンマン列車と同じ扱い(2両とも客扱いするものの、無人駅では2両目のドアを締め切り)が出来ないのか…と感じるものです。


また外観上も一部の側面客窓を利用し、3色LEDによる行先表示装置を設置しているのも特徴で、苦し紛れに設置した感があるこんな装備が設けられると、完全なリバイバル塗装車登場とは言い難い雰囲気もありますが、今後このタイプの121系が増殖するのか否かも気になる所です。



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