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くりはら田園鉄道 KD95形~3セク転換時に導入された軽快気動車

2007-03-29 | 鉄道[東北]

 

今月限りで廃線となるくりはら田園鉄道(くりでん)の旅客列車で現在使用されている車両が、KD95形と呼ばれる軽快気動車です。
(他に名鉄から購入したレールバスもあり、以前ラッシュ時に使用していた様ですが、現在は乗客の減少等で出番が無く、殆ど稼動する事はない様です)

この車両はかつての栗原電鉄から第3セクターのくりはら田園鉄道に移管(移管自体は社名改称の少し前に行われています)され、運行経費の削減を目的に電化設備を撤廃して非電化鉄道として運行するのに合わせて95年に導入された軽快気動車で、3両が導入されて現在に至っています。

KD95形はワンマン運行にも対応し、車内の床や座席の肘掛、更にはボックスシートの折り畳みテーブルに至るまでふんだんに木材を使用しているのが特徴で、それと前面貫通路上部にあるライトがこの車両ならではの個性を出していますが、車両自体は他の国鉄転換3セクなどで多数の採用事例がある軽快気動車とほぼ同等です。

しかしくりでんの主力として活躍してきたこの車両も、3月末の廃線と共にお役御免となってしまい今後の去就が注目されますが、冷房装備でサービス面でも問題なく、車両自体もまだまだ使用できそうですので、何処か他の鉄道にでも移籍して第2の活躍を期待したいものです。



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