翌日は大阪市に隣接する和泉市へ、大阪市中心部から電車で1時間ほどです。
和泉市久保惣記念美術館の本館で、お目当ての品「青磁鳳凰耳花生」がガラスケースの中にありました!
南宋時代浙江省竜泉窯で焼成され、日本に伝わり、室町時代にはすでに名器として珍重されたそうです。
三代将軍家光の時、東福門院(徳川秀忠と正室・江(崇源院)夫妻の間の7番目の子)に贈られ、のちに公弁法親王に遺贈されました。
同じ形の青磁の花入れをいくつか見たことがありますが、これは青磁の色に深みがあって美しく、
高さが30㎝ほどもあり大きくて実に堂々としたたたずまいをしていました!
この他に、重要文化財の「黄瀬戸立鼓花入 銘『旅枕』」「唐津茶碗 銘『三宝』」「枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆」「駒競行幸絵巻」
などが並び、見ごたえがありました!
この美術館は和泉市で明治より代々綿織物業を営んでいた「久保惣」の社長・3代目久保惣太郎(1926-1984)が、
古美術品のコレクション約500点と、土地、建物、基金3億円を和泉市に寄付し、1982年(昭和57年)開館したものです。
所蔵品は国宝2件、国の重要文化財29件を含む、約11,000点。
茶室、日本庭園、音楽ホール、創作教室、市民ギャラリーも5,000坪の広大な敷地内にあって、前日に引き続きビックリです。
東京の財閥の美術館も立派ですが、こちらは敷地の広さがハンパない!
これで、国宝指定の陶磁器14点中10点(○印)を見ました♪
残り4点、今年の秋にトーハクで(5)玳玻天目が見られそうですが、最も公開されそうもないのが(3)大徳寺の曜変天目、
学芸員さんもまだ見たことがないとおっしゃっていました。
唐物(からもの:中国製)
○(1) 曜変天目 (静嘉堂所蔵) 過去記事
○(2) 曜変天目 (藤田美術館所蔵) 今回
(3) 曜変天目 (大徳寺龍光院所蔵)
○(4) 油滴天目 (大阪市立東洋陶磁美術館所蔵) 過去記事
(5) 玳玻天目 (京都・相国寺)
○(6) 青磁鳳凰耳花生「銘万声」(久保惣記念美術館) 今回
○(7) 飛青磁花生(大阪市立東洋陶磁美術館所蔵) 過去記事
○(8) 青磁下蕪花生 (ハラ ミュージアム アーク所蔵) 過去記事
○(9) 喜左衛門井戸 (大徳寺狐逢庵所蔵) 過去記事
国焼(くにやき:国産)
(10) 秋草文壺 (慶應義塾所蔵)
○(11) 色絵藤花茶壺 仁清作 (MOA美術館所蔵)
○(12) 雉香炉 仁清作 (石川県立美術館所蔵) 過去記事
(13) 光悦片身替り [銘不二山] 本阿弥光悦作 (サンリツ服部美術館所蔵)
○(14) 志野茶碗 (三井記念美術館所蔵)過去記事
行きの新幹線からは富士山が綺麗に見え、話題の日本一の高さ300mのビル「あべのハルカス」へも行き、
大阪ならではの美味しいものもたくさんいただいた楽しい旅でした♪
和泉市久保惣記念美術館の本館で、お目当ての品「青磁鳳凰耳花生」がガラスケースの中にありました!
南宋時代浙江省竜泉窯で焼成され、日本に伝わり、室町時代にはすでに名器として珍重されたそうです。
三代将軍家光の時、東福門院(徳川秀忠と正室・江(崇源院)夫妻の間の7番目の子)に贈られ、のちに公弁法親王に遺贈されました。
同じ形の青磁の花入れをいくつか見たことがありますが、これは青磁の色に深みがあって美しく、
高さが30㎝ほどもあり大きくて実に堂々としたたたずまいをしていました!
この他に、重要文化財の「黄瀬戸立鼓花入 銘『旅枕』」「唐津茶碗 銘『三宝』」「枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆」「駒競行幸絵巻」
などが並び、見ごたえがありました!
この美術館は和泉市で明治より代々綿織物業を営んでいた「久保惣」の社長・3代目久保惣太郎(1926-1984)が、
古美術品のコレクション約500点と、土地、建物、基金3億円を和泉市に寄付し、1982年(昭和57年)開館したものです。
所蔵品は国宝2件、国の重要文化財29件を含む、約11,000点。
茶室、日本庭園、音楽ホール、創作教室、市民ギャラリーも5,000坪の広大な敷地内にあって、前日に引き続きビックリです。
東京の財閥の美術館も立派ですが、こちらは敷地の広さがハンパない!
これで、国宝指定の陶磁器14点中10点(○印)を見ました♪
残り4点、今年の秋にトーハクで(5)玳玻天目が見られそうですが、最も公開されそうもないのが(3)大徳寺の曜変天目、
学芸員さんもまだ見たことがないとおっしゃっていました。
唐物(からもの:中国製)
○(1) 曜変天目 (静嘉堂所蔵) 過去記事
○(2) 曜変天目 (藤田美術館所蔵) 今回
(3) 曜変天目 (大徳寺龍光院所蔵)
○(4) 油滴天目 (大阪市立東洋陶磁美術館所蔵) 過去記事
(5) 玳玻天目 (京都・相国寺)
○(6) 青磁鳳凰耳花生「銘万声」(久保惣記念美術館) 今回
○(7) 飛青磁花生(大阪市立東洋陶磁美術館所蔵) 過去記事
○(8) 青磁下蕪花生 (ハラ ミュージアム アーク所蔵) 過去記事
○(9) 喜左衛門井戸 (大徳寺狐逢庵所蔵) 過去記事
国焼(くにやき:国産)
(10) 秋草文壺 (慶應義塾所蔵)
○(11) 色絵藤花茶壺 仁清作 (MOA美術館所蔵)
○(12) 雉香炉 仁清作 (石川県立美術館所蔵) 過去記事
(13) 光悦片身替り [銘不二山] 本阿弥光悦作 (サンリツ服部美術館所蔵)
○(14) 志野茶碗 (三井記念美術館所蔵)過去記事
行きの新幹線からは富士山が綺麗に見え、話題の日本一の高さ300mのビル「あべのハルカス」へも行き、
大阪ならではの美味しいものもたくさんいただいた楽しい旅でした♪
ちょうど今日、展望台のチケットを購入しました。
来月、大阪行きます。
どれも美味しそうですね
楽しみです。
すいません、ブログの主題からはずれたコメントで
只の金持ちで無い所、後世に寄与してくれた所に
敬意と感謝を覚えます。
そう、展望台は事前予約が間違いないです。
私は急に思い立って行ったのですが、当日券は大行列していたし、3時間後のチケットでした。
ここのデパ地下惣菜コーナーの活気がすごく、さすが食い倒れの街とびっくりでした。
551蓬莱の豚まんはここで作りたて蒸したてを食べられますので是非!!
財力を文化の保護に使ってくれるのは、有り難いことですね。
久保惣は市へ文化財、敷地、と共に運営資金3億円も寄附されたと知り、
素晴らしいと思いました!
仕事も遊びも!
私達も沢山歩き回り疲れましたがいい記念旅行ができました
大阪というと息子が学生時代過ごした所。あの頃はまだ工事中だったので是非行ってみたいものです
551蓬莱の豚まん 我が家もファンですU+203CU+FE0E
私達も帰りに京都駅で帰って帰りました
あの人混みの東京駅新幹線乗り場で、こんな身近な人と一緒になるなんて!
天気も良く、お互いいい旅となり良かったですね。
大阪は懐かしの場所なのでしたね。
関西も行ってみれば近いです♪
あべのハルカス予約した方が良いのですね。あの建物のデパートで、学生時代の一夏休み、書籍売り場のアルバイトをしたことがあります。バイト代をはたき美術全集を購入した良き思い出が残っています。
残りわずかになり、早く達成したいような、終わってしまうのは残念のような気持ちです。
あべのハルカスは大混雑でした!
最近の展望台は日時予約が出来るようになったことから、アジアからの外国人観光客がとても多くなったそうです。
バイト代で美術全集とは素晴らしいですね!
私はバイト代で日本中を旅行しまくった学生時代でした♪