1962年、スティーブ・スワロウ(b)、ピート・ラ・ロッカ(ds)。
ポール・ブレイは好きなピアニストの筆頭格。
にも拘らず、本作は手を出しそびれていた。
地味なサボイレーベルで、ブレイもまだ羽化していない時期かと思ってた。
どうしてもっと早く聴かなかったのか、完全に羽化して鱗粉まき散らして羽ばたいているではないか!
ドラムのロッカの躍動感も素晴らしい。(名手だけど、さっさと弁護士になってしまったのね。)
久々に訪れた中古レコード店「ディスク・エバンス」で日本盤を購入。
盤質が良く、ドラムの音が弾み、ベースもむっちりして気持ち良い。
試しにカートリッジを替えてみる。
オルトフォン「オメガ」からシュアー「ホワイトラベル」に。
品が良くなった?バランスよく悪くは無いが音楽の濃度が薄まった感じ、ドラムの迫力も減った。
オーディオテクニカ「AT120Ea」に。
更に平板に・・16年前に購入し使い倒した針、比べるのは可哀想か。
まだ音がそれなりに出るだけでも・・・
シュアー「ホワイトラベル」は上品なシュアー(44Gを下品だと思ってます。)で良いかと思ってたけど、
結局つまらない音だったのかしら。シュアーらしからぬシュアーを買う位ならテクニカでも買っとけば・・
オルトフォン「オメガ」に戻す。
高性能な音ではないけど、ツボを熟知した老舗の技、”美味しい音”とでも言いましょうか。
格安だけど、「これでいいのだ!!」と言わせる音色ですね。
当面主力カートリッジですね。