にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

居合はじめました。⑨

2019年07月29日 | 居合

当流では先生に認められた有段者は練習時に真剣を使っている。
目の前で振られるとかなりコワい。
(写真はおらの練習用の刀、真剣ではありません・・)

真剣を持つということは
それなりに刀や歴史に詳しく、複数所有している人も多い。

諸先輩の名刀の数々(古刀ばかり)を見ているうちに、居合の技は未熟だけどおらも一振り欲しくなっている。
予算も奇跡的に確保できたし・・

刀は誰でも買えるもので、登録されている都道府県教育委員会に所有者変更を届け出ればいいだけ。
警察の許可とか全く要りません。(と教えてもらい驚いたけど・・)

刀剣商では、見栄えも良いが値段もそれなり、安くても40~50万円はする。
でも今やネットオークションで買える時代なのである。
ヤフオクを見ると、正宗から錆さびのものまで玉石混合。
最近も明智光秀所有の巻物付きの来国行や織田信長所有の正宗(はばきには天下布武の彫り物が)が出品されていた。
どう見てもねえ・・・

有銘、鑑定書、鞘書などはほとんどあてにならず、
無銘の商売っ気の無さそうで写真がいまいち下手な出品者にこそいいモノがあるそう。
これではおらのようなど素人に手は出せませんね。
なので先生に見極めてもらった上で、入札チャレンジ。

お勧めは三善長道。
基本的に古刀(室町以前)が候補なのだが、試斬用も見据えて良さそうな新刀を狙う。
新刀上々作にして最上大業物。その作風や斬れ味の良さから「会津虎徹」や「会津正宗」などと称される名工。
池田屋事件での活躍の褒美として近藤勇が松平容保からもらい、捕縛されたときも差していたのが長道。
新刀だけど、本物だということでマックス18万円で挑んだが、すぐに越され、28万円を付けたところで出品者が取り下げてしまった。
30万円以下で長道はやっぱり無理だったのね。
でも高額オークションってドキドキしますね。

※長道を試斬に使うというのは、とんでもないことかもしれないのですが、
「新刀ならいいじゃない」というのが当流の空気・・・

さて、次は何が・・

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映画「ビル・エバンス~タイムリメンバード」

2019年07月23日 | ジャズ、音楽

ちょっぴり軍事マニアなので先週の土曜日(7/20)、小樽に自衛隊の船「かが」と「すずつき」を観に行った。
「すずつき」は小ぶりながらも強武装で兵器感たっぷり、
「かが」はでかい(甲板を含めた全長248mは旧海軍空母「加賀」とほぼ同じ。)けどスマートな感じ。
エレベーターに乗って飛行甲板にせり上がっていくのに、皆歓声、なんかカッコイイ。
F35も搭載可能らしいが、海自と空自の縄張りとか運用とか色々ありそう・・
その前に法整備してからでないと無理か・・
ヘリ載せていいなら、飛行機載せてもいい?

ビル・エバンスの映画、シアターキノで1日1回のみ17:20からの上映。
月曜のこんな時間に、こんなマニアックな映画見る人はそういないだろうと思って早引きして行ったら驚いた。
補助椅子が必要なくらいの盛況ぶり!
本人、共演者、関係者のインタビューで、キャリアスタートから死の間際までを追った作品。
音楽家として最高だけど、どうしようもない薬中で節操のない男が自暴自棄になって死んでいった話を、
ピアノのメロディで包み美化しました・・・
観た後、確かにエバンス聴きたくはなりますけど・・

「諦念」に満ちた晩年の作品は好きだけど、この生き方(死に方)はお近づきにはなりたくないですね。
ジム・ホールやポール・モチアンも登場して、ジャズマニアには見所あるけど、かなり聞き込んだマニアでないとわからない
ような気がするが、エバンスファンがこんなにいたのね・・

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居合はじめました。⑥

2019年07月16日 | 居合


先日、二人の先輩が最近入手した刀を持ってきた。
一つは、美濃伝、関の孫六系。はっきりした刃紋が、これぞ刀という感じ。
もう一振りは、備前伝、清光?研ぎが必要な状態だが、先細の姿が優美。
どちらも、10万円前後で入手したという。
研ぎや拵えにまだ費用がかかるが、真剣ってこの程度で買えるのね。

ここ3か月右腕の調子が悪い。
腕橈骨筋あたりの一部が切れたらしい。
医者は「時間経つと治るよ~」と言うが、長引いております。
なので片手で刀を振ることが難しい。
当流は片手を使う型が多く難儀している。
そこで国宝彦根城で入手した、木の刀、通称「彦根丸」が登場。
練習に使える軽い刀を求めておもちゃ屋、百均を巡ったがなかなか良いのがなかった。
それが彦根城の土産物屋に。
軽量であり、鞘の精度も良く、即購入800円。


ただ帰りの飛行機、機内に持ち込もうとしたら止められました。
ビニール傘より、攻撃力の無いものですが「お客様、それはなりません!」と言われ預かり荷物となってしまった。
千歳空港でビニールパッキンに厳重に包まれて鶴のシールを貼られ、手荷物のベルトコンベアから出てきました。

こんなふざけたものを使うのはもってのほか!と怒られる流派もあろうかと・・というか普通怒られる。
でも事情を話せば、こんなおもちゃでの練習を認めてもらえます。

で、この超軽量刀で型をすると、体のぶれが如実に分かります。
普段、刀の重さに委ねていたような動きが、この軽い刀で正体が現われてしまいます。
こういう練習もいいかもしれない。
自分の体をコントロールするのって難しい・・

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寺田町・中島弘恵デュオ

2019年07月09日 | ジャズ、音楽

7/8 リブギャラリー

月曜からライブじゃ!
久々の寺田、リブギャラリー、前回は2017年7月7日、2年ぶり、59歳だったのに
もう61歳に・・当たり前なんだけど、妙な感慨。
その分寺田も歳を取っているわけですが(来年還暦ですと。)
映像が頭に浮かぶスタイリッシュな感じは健在。
中島ピアノは、深くて、落ち着いた世界(?)でなかなかいい取り合わせ。

ライブ終了後に、寺田に
「還暦になっても、”感謝”とか”人生の応援歌”とか止めてね~」と言ったら
「俺に限ってそんなことは無い!」と笑いながら答えてくれた。

同じ時代を歩む、大事な唄手。

(月曜から気分の良い一週間になりそう。月曜ライブもいいものですね。)

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オーディオ上限

2019年07月05日 | オーディオ

今回の沖縄旅行で毎日沖縄そばを食べた中で、一番のお気に入りは名護の「幸ちゃんそば」。
ツルリンとしたモズク麺と汁、具(軟骨うまし!)のバランスがgood!

先月のオーディオ同好会の記事を載せます。
『札幌オーディオ同好会 第79回例会
6/15 恵庭

今回は”おやじの楽園”とも言える恵庭のK氏の各システムで
100V直の音質と200Vダウントランスの音質の違いの実験。

良い素材でも濁った水で調理してもダメなのと同じで、オーディオにとって電源は非常に重要という説がある。

1、アルテックA5システム 
確かに違いはありました。
福居良トリオの音場空間が200Vだと広がりを感じます。
100Vはナローな感じ。でもバップピアノならこちらでもいいかも。
ECMとかならどうだったのかな・・・

2 JBL4345 プラス 6080 OTL真空管アンプ
4345の重ったるい低音が何ボルトでも、どんなアンプでも解消されず、
そちらが気になり比較どころではなかった。

200Vで違いは出たが、私には大きな差を感じなかった。
その違いというのも、200V故なのかわからないし・・
100Vもケーブルやタップをきちんとしたものにすればもっと良くなるかもしれないし・・

まずシステムを徹底的に煮詰め、最後に200Vで仕上げる位でいいのではと、私は思います。
(この辺は、”趣味”の世界なので・・)』

ということで、最近はケーブルや電源がテーマとなっているのですが、これがおらにはメンドクサイ。
確かに変わるけど、驚くほどじゃない。
そこにこだわるより、演奏内容にこだわりたい。

オーディオ機器が良過ぎると、録音のしょぼい作品が聞けなくなる・・これは変でしょう。
音楽聞くための道具が音楽を選びだすなんて本末転倒では。
おらのオーディオは今位を上限にしておこうかと思います。

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沖縄北部ツアー②

2019年07月01日 | 日々のこと

3日目

今日も大雨。
イルカと戯れる予定だが、天気が心配なので施設に問い合わせると
イルカは雨平気なので大丈夫ですとのこと。
人間は濡れるけど・・・
飼育されているイルカと触れ合い。
肌寒いなかに感じるイルカの温もり。

昼飯は昨日の「きしもと食堂」近くの店で、沖縄そば。
ヨモギを練り込んだ麺は味わいがあるが、つゆは「きしもと」に及ばない。
サラダ、モズクのサービスが付いていたんですけど・・

美味しかったのでコーヒー店「より道」にまた行く。
店のお姉さんに、名護のおすすめの店を紹介してもらう。

午後、ようやく雨が止んできたので、今帰仁城に。
1400年頃に、今帰仁という狭いエリアで、あれだけの城を築いたことに驚く。
権力、財力があったのか外敵が脅威だったのか・・
資料館にあった国宝の太刀「千代金丸」のレプリカ。
複製とは言え1000万円を投じて再現された名刀に魅せられる。
鎌倉前期の太刀だと思うのですが・・

名護の浜で、ようやく水色の海を見ることができた。
しばらく浜辺でぼーっとする。
沖縄の猫にしては、恰幅のいい猫がビーチにいた。

晩飯は、お姉さんに教えてもらった「きっと屋キッチン」。
野菜ソムリエの店主が、地物の食材をつかった料理を週替わりメニューで提供するお店。
今週はフォー!
フォーも副菜もどれも美味し!
近くにあったら絶対リピートする店。

夜はホテルで、マンゴーパーティ!
格安で売っていた小粒のマンゴーを堪能。

4日目
ようやく雨の心配はなさそう。
古宇利島に立ち寄るが、海の色はいまひとつ・・
やんばるの泡盛工場見学。
社長自らガイドしていただき、泡盛の歴史的事情を教えていただく。
嫁は試飲しまくり、ヘロヘロ・・・

早めに那覇のホテルにチェックイン。
那覇の栄市場で、餃子店のはしご。
栄はスナックと旅館の入り口が隣り合わせになっているような社交街が今でもあり、
ちょっとやばそうだけど、市場では飲み屋に観光客が殺到して賑わっていた。
「べんり屋」よりも「一番餃子屋」の方をおらは好む。

5日目
また朝から大雨だし、12:30那覇発の便なので、博物館を見ることに。
緊急速報メールが来るくらいの天候状況。
無事テイクオフ、無事帰る。

天候には恵まれなかったけど、印象深い旅だったような気がする。
旅の思い出って、良いことよりも変なことが残りますよね・・

 

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