にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

阿部 薫 「アイラーライブ」

2020年04月24日 | ジャズ、音楽

ほっつき歩いて、人に会い、消費活動するのが人間だったのですかね。
酒飲みでもないし、人と会わなくても全く不自由を感じない暮らし方をして
きたつもりですが、この閉塞感は・・
こういう時こそ、じっくり音楽を楽しむべき・・・なんですけどねえ・・

1977年9月16日、おらが学生時代アルバイトしていた ジャズ喫茶AYLERに
女性に連れられたもさっとした感じの青年がライブをさせてくれと申し出た。
突然のことだったので、少ない常連に声をかけても集まったのは10人にも満たなかった。
ライブチャージも取らず、青年にパフォーマンスの場を与えてあげよう的な雰囲気だった。

アルトサックスのソロ?どんなもんじゃ・・??
静かに演奏が始まる、フリーで先鋭的でありながらも美しい音色。
白目をむいて音を探している風の曲間の無音状態時にも緊張感が走る。
「いえ~い」なんて言葉は出ない、理解なんてできない、でもとんでもないやばいものを見せられたことは確か。
圧倒された。阿部薫だった。

その時の音源がCDとなった。
カセットデンスケで録ったものだが、音質的にはまあ聴ける水準だが、
現場に立ち会った者には鮮烈に”あの時”が蘇ります。
そしてほんの数枚ですが店の写真がライナーノーツとジャケットに。
高校から大学時代、あの暗い店でジャズを聴いて過ごしたあの時の思い出
が頭をよぎる。
そして今のおらが”あの時”の延長線上にしかいないことが、実感できます。
(それは幸せなことなのかな・・)
これはおらのために作られたCDだす!

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タニア・マリア&ペデルセン

2020年04月21日 | ジャズ、音楽

うちの会社は社員半数が在宅ワーク。
おらは何故か毎日出社。暇ですけど・・

学者がBC(ビフォーコロナ)、AC(アフターコロナ)で世の中が変ってしまうと言ってた。
おらも経済的効率だけで成り立ってきた社会が変わるような気がする・・
良い方向かどうかは分からないけど・・・

大阪屋で見つけた中古CD。
1枚レコードを持ってはいるが、全くそれ以上のことは知らないブラジルシンガーがペデルセンとデュオやってる。別のアルバムとのカップリング2枚組で940円なら手を出します。

やっぱペデルセンすっげえけど
タニアも唄ばかりでなくピアニストとしても十分で、ペデルセンと渡り合えている。

カップリングのタニアのトリオのライブ盤もなかなか。
強いタッチのピアノにノリノリのスキャット、
このライブは熱かったろうなあ・・・

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珈琲のお供ジャズ2集

2020年04月14日 | ジャズ、音楽

武漢ウィルスの検査について、感度・特異度の説明をyoutubeで見た。
むやみに検査しても意味ないことが、よく理解できた。
どうしてクソマスコミはこんな基本的なことを知らせない、どころか
バカコメンテーターにあおり発言させているのだろうか?

昨年12月にある方から”珈琲のお供ジャズ”を所望されセレクト(2019/12/10記事ご参照)しましたが、その第2弾。

オスカー・ピーターソン「プリーズ・リクエスト」
前回のビル・エバンスは”ちょっと複雑で、引き込まれてBGにならない”と言われたので本作。
おらいつも思うのです。エバンスは決して”初心者向け”ではないと。
あの”複雑”なやり取りは、かなりジャズを聴きこんでからの方が・・
安直にエバンスを選んだおらに対して”ちょっと複雑・・”と返してきたのは
ちゃんと聴いていただいた証かと・・
その点本作は明朗会計で(?)大丈夫、レイ・ブラウンもいるし・・

ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン
やっぱクリフォード・ブラウン聴いてもらいたいし、ボーカルも聴けるし??


キャノンボール・アダレイ 「サムシングエルス」
マイルスものは必ず1枚。
なんだかんだ言っても「枯葉」ですがな・・

ジェリー・マリガン「NIGHT LIGHTS」
耳当たりが良く、聴き込んでも中身は極上。

ソニー・ロリンズ「アルフィー」
そろそろロリンズも。
「サキコロ」よりも構成がしっかりしている本作を。

ハービー・ハンコック「処女航海」
”永遠の青春アルバム”だと思ってる・・


ケニー・バレル「ムーン・アンド・サンド」「Tin Tin Deo」
2枚組で買った作品をそのまま1枚のCDに。
雰囲気の違う作品だけど、どっちも好きなので2作品を1枚に。
「ムーン」は夕暮れに「Tin Tin」は夜に・・


ローランド・カーク「The Return Of The 5,000 lb. Man」
もう自分を抑えきれない。やっぱ大好きなカークを聴いてもらいたい。
本作なら、すんなり聴けるかも?


チャールス・ロイド 「THE WATER IS WIDE」
会社の同僚女子に聞かせたら、凄く気に入ってもらった。
ならばこれもいけるか?


パット・メセニー 「We Live Here」
メセニーに対しては複雑な思いもあるおらですが、これは好き、メセニーならではの世界・・


パット・メセニー「ソロ」
メセニー推しでは無いのですが、コピーCDが余っていたので・・
メセニーがビートルズナンバー弾くのは、反則(?)のような気もするが、
う~ん、さすがとしか言えない・・グラミー賞作品だし・・
ぶーたら言いながら、結局何枚も聴いてしまうメセニーって??

ドン・チェリー「CODONA」
もう”いえ~い”のジャズからかけ離れておりますが、ジャズの幅の広さいうか
チェリーが導いてくれるの世界の広さを感じて欲しくて・・

王道ジャズもいい、でもちょっと視線を変えると広大な世界が広がっていることを知ってもらいたくて・・

 

 

 

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余剰オーディオ

2020年04月09日 | オーディオ

武漢ウィルスのせいでライブハウスと”場末のスナック”が壊滅するかもしれないという。
どちらも近頃あまり行っていないけど、ライブハウスは残って欲しい・・・
スナックは??

我が家にあるスピーカー

オヤジ部屋に
 アダム F7
 JBL4312
 長岡式スワン(フォステクスFE108EΣ+パイニアリボンツィータ)
  上記2台はクラウンD45改で駆動
寝室に
 自作スパイラルホーン(フォステクス FE103入り、ベリンガーパワーアンプで駆動)
テレビ用に
 ビクター SX3(中華デジアンで駆動)
パソコン用に
 クラングフィルム楕円フルレンジ(雑誌の付録のDAC付きデジアンで駆動)
が設置されている。

半分はガラクタみたいなものだが、もうこれ以上は置けません。
それ以外に、調子の悪いサンスイとジャンクのデンオンのプリメインアンプ等がある。
そして物置にJBL4560のミニチュア箱(ちゃちな10cmフルレンジ入り)が眠っている。

このままでは朽ち果てていくだけなので、お世話になっているT氏に差し上げようかと引っ張り出し、これも余っている中華デジタルアンプにつないでみた。
これが貧相な音で、オーディオ同好会の端くれとしてとても他人様にあげられるものではない。
で、余っている(まだあるのだ)YAMAHAのアンプAX-700Dにつないで鳴らしてみた。

パワーは6Ωで100W、DACも搭載された1987年発売、63,000円のアンプ。
当時主流の59,800円より少しマシという作りというか、当時のこのクラスのオーディオ製品は侮りがたい。
大手メーカーが物量を投じた日本のモノ作りの頂点みたいな製品群だったと思います。
このアンプにすると、しっかりしっとりした音になった。
重低音は望むべくもないが、フルレンジならではのスッキリした音で、これなら鑑賞に耐える。

お気に召せばそのまま置いていくつもりでT氏宅に持ち込み試聴。
ラジカセやミニコンポでは得られない明瞭な音との評価をいただいた。

オーディオとして、ぎり使えるというレベルですが、世間では十分通用するみたい。
オーディオ同好会の会員の耳はダテではなかったのかな。
スピーカーケーブルも極太の手作りカスタム使ってますし・・・

めでたく納品。誰かに使ってもらえるのが一番です。

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ジョン・アバークロンビー「タイムレス」

2020年04月03日 | ジャズ、音楽

5/28~6/1に居合のお仲間と信州方面の歴史ツアーを予定しているが、
行けるのかしら?
"志村ショック”もあり、今日時点では憚る心境も・・
2ヵ月先の旅行も無理なら、これは経済的には震災より
ひどいことになりそうですね。
ライブハウス、飲み屋、ミュージシャン、風俗(?)が壊滅してしまう。
今日から中央体育館で居合のお稽古再開なんですがねえ。


先日のデジョネット「ニュー・ダイレクションズ」に続いての
”今更ながら”シリーズ。
ジャック・デジョネット、ヤン・ハマーとのトリオ作品。
ECMレコードの初期作品群(1000~1200番台あたり)は特に良いですね。
マイルスとECMだけでもおらの音楽生活は何ら不自由しないかも・・

ジャンルなんか関係ない、最も”活きのいい”音がここにあります。
この辺漁っているのがおら一番幸せなのかな・・

※間違って「ニューダイレクションズ」の写真掲載してしまってた。
「タイムレス」に差し替え・・

 

 

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