「コーヒーのお供になるジャズ適当に選んでよ!」と言われたセレクションも早第4弾。
自分のジャズ鑑賞歴を振り返ることにもなり、選ぶ作業は結構楽しい。
今回はこんなラインナップ。
以下は添付した能書きのコピーです。
マイルス・デイビス「フォアーアンドモアー」
先ずはマイルス。一番活きの良い時代のライブ盤。
マイルス作品は、本人ばかりでなく、時代を代表する最高のメンバーで構成されており
マイルス作品=ジャズの主要メンバー+歴史が聴けてお得!!
本作がつまらないならジャズには縁が無かったということで・・・
聴きどころは沢山あるが、18歳の天才ドラマー、トニー・ウィリアムスの躍動に注目!
ウェス・モンゴメリー「スモーキン・アト・ハーフノート」
ジャズギターの代表選手ウェス・モンゴメリーのライブ盤。
(後半はスタジオ録音だけど全く違和感なし。)
ピアノ、ウィントン・ケリーも好演。
キース・ジャレット「ケルンコンサート」
一番好きなピアニストはキースかもしれません。
決められた曲を弾くこともありますが、どちらかというと「無我の境地に何かが降りて来たような」
演奏をします。
“ジャズ”かと言われたら微妙ですが、形に囚われない“自由”なところこそ“ジャズ”かと・・
クリフォード・ブラウン「ベイズンストリート」
少し古めのモノラル録音ですが、ブラウンの輝かしい音色は十分堪能できます。
最高のトランペット奏者!!
1956年2月録音。
1956年6月26日交通事故で亡くなります。享年25歳。
チャールス・ミンガス「メキシコの思い出」
大好きなベースの親分。
気に入らないメンバーを歯が折れるほどぶん殴ってしまう乱暴なところもありますが、
人種差別に対して命懸けで白人政治家を揶揄する曲を演奏したりする“漢”でもあります。
ビッグバンドのように聴こえる、分厚いサウンド、荒っぽいようだけど緻密な構成。
オリバー・ネルソン「ブルースの真実」
ネルソンはサックス奏者兼バンドアレンジャー。
本作はオールスターメンバーを揃え、特にエリック・ドルフィー(馬のいななきのような変な音出してます。)に注目。
これも小編成ながら、ビッグバンドに聴こえるかな?
ジョージ・ベンソン 「ウィークエンド・イン・LA」
ベンソンはウェス・モンゴメリーの後継者と言われるほどのギターだけでも名手。
歌も上手かったのでこの時期位から歌いだし、後年ヒットチャートに載るほどのスターに。
歌って弾く極上のライブパフォーマンス。
福居 良 「シナーリィ」
札幌の誇るピアニスト、福居良(1948年~2016年)の初録音(1976年、28歳)。
地方ピアニストにとってレコーディングは一世一代の大勝負。
若さと意気込みに溢れた作品。
中本 マリ 「Ⅲ」
日本人のジャズボーカルの存在意義を疑う私ですが、本作は別。
ベースとギター(渡辺香津美)も好演、録音も良し。
デレク・ベイリー 「バラード」
基本的にメロディを弾かない前衛ギタリストが、珍しくバラードを弾いた作品。
こんな演奏なのであまり他人とは共演せずソロが多い。
よく聴くと、とてもストイック、透徹な音楽。深夜に・・
ローランド・カーク「I, Eye, Aye: Live At Montreux Jazz Festival 1972 Switzerland」
三管同時に吹いたり、循環呼吸法で息継ぎ無しで吹いたりという曲芸もすごいけど、
そういう事しなくても超一級品!!
というもの。
カークは余分なコピーCDがあったので追加したのですが、結果的にこのライブ盤
はカークの魅力満載で良かったかも。
『聞き流しても、じっくり聞いてもOKで、”中身のある作品”』ということですが、
その時の気分で目に付いたものを選んでいるだけかも・・