にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

マイルス・デイビス「クッキン」

2020年10月28日 | ジャズ、音楽

9月のゲイリー・ピーコックの訃報に続き、キース・ジャッレト、脳卒中で再起不能・・・
山ほど作品があり、いつまでも続くように思っていたキースも、もう新作は聴けないのね・・

中央図書館のCDライブラリーは、そこそこ数はあるが妙な偏りがある。
まあ、それも趣のうちとしても、借りたいものがあまり無いなかで、
今更ながらマイルスの「クッキン」を借りた。
プレスティッジ4部作はすべてLPレコードなので、気軽に車などでも聴きたくて。

耳タコ盤だけど、やっぱ良い。
マイルスは表面的なスタイルは変わり続けたけれど、トランペットの音色や歌わせ方は全く晩年まで
一貫して変わらなかったと思います。
マイルスはどの時期もええなあ~・・・
あっ!初期のバップ期はねえ・・

コメント (4)
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珈琲のお供ジャズ 第4集

2020年10月22日 | ジャズ、音楽

「コーヒーのお供になるジャズ適当に選んでよ!」と言われたセレクションも早第4弾。
自分のジャズ鑑賞歴を振り返ることにもなり、選ぶ作業は結構楽しい。

今回はこんなラインナップ。
以下は添付した能書きのコピーです。 

マイルス・デイビス「フォアーアンドモアー」
 先ずはマイルス。一番活きの良い時代のライブ盤。
 マイルス作品は、本人ばかりでなく、時代を代表する最高のメンバーで構成されており
 マイルス作品=ジャズの主要メンバー+歴史が聴けてお得!!
 本作がつまらないならジャズには縁が無かったということで・・・

 聴きどころは沢山あるが、18歳の天才ドラマー、トニー・ウィリアムスの躍動に注目!
 
 
ウェス・モンゴメリー「スモーキン・アト・ハーフノート」

 ジャズギターの代表選手ウェス・モンゴメリーのライブ盤。
(後半はスタジオ録音だけど全く違和感なし。)
 ピアノ、ウィントン・ケリーも好演。
 
キース・ジャレット「ケルンコンサート」
 一番好きなピアニストはキースかもしれません。
 決められた曲を弾くこともありますが、どちらかというと「無我の境地に何かが降りて来たような」
 演奏をします。
 “ジャズ”かと言われたら微妙ですが、形に囚われない“自由”なところこそ“ジャズ”かと・・


 
クリフォード・ブラウン「ベイズンストリート」
 少し古めのモノラル録音ですが、ブラウンの輝かしい音色は十分堪能できます。
 最高のトランペット奏者!!
 1956年2月録音。
 1956年6月26日交通事故で亡くなります。享年25歳。

 
チャールス・ミンガス「メキシコの思い出」
 大好きなベースの親分。
 気に入らないメンバーを歯が折れるほどぶん殴ってしまう乱暴なところもありますが、
 人種差別に対して命懸けで白人政治家を揶揄する曲を演奏したりする“漢”でもあります。

 ビッグバンドのように聴こえる、分厚いサウンド、荒っぽいようだけど緻密な構成。
 
オリバー・ネルソン「ブルースの真実」
 ネルソンはサックス奏者兼バンドアレンジャー。
 本作はオールスターメンバーを揃え、特にエリック・ドルフィー(馬のいななきのような変な音出してます。)に注目。 
 これも小編成ながら、ビッグバンドに聴こえるかな?

ジョージ・ベンソン 「ウィークエンド・イン・LA」
 ベンソンはウェス・モンゴメリーの後継者と言われるほどのギターだけでも名手。
 歌も上手かったのでこの時期位から歌いだし、後年ヒットチャートに載るほどのスターに。
 歌って弾く極上のライブパフォーマンス。
 
福居 良 「シナーリィ」
 札幌の誇るピアニスト、福居良(1948年~2016年)の初録音(1976年、28歳)。
 地方ピアニストにとってレコーディングは一世一代の大勝負。
 若さと意気込みに溢れた作品。

中本 マリ 「Ⅲ」
 日本人のジャズボーカルの存在意義を疑う私ですが、本作は別。
 ベースとギター(渡辺香津美)も好演、録音も良し。
 
デレク・ベイリー 「バラード」
 基本的にメロディを弾かない前衛ギタリストが、珍しくバラードを弾いた作品。
 こんな演奏なのであまり他人とは共演せずソロが多い。
 よく聴くと、とてもストイック、透徹な音楽。深夜に・・

ローランド・カーク「I, Eye, Aye: Live At Montreux Jazz Festival 1972 Switzerland」
 三管同時に吹いたり、循環呼吸法で息継ぎ無しで吹いたりという曲芸もすごいけど、 
 そういう事しなくても超一級品!!

というもの。
カークは余分なコピーCDがあったので追加したのですが、結果的にこのライブ盤
はカークの魅力満載で良かったかも。
『聞き流しても、じっくり聞いてもOKで、”中身のある作品”』ということですが、
その時の気分で目に付いたものを選んでいるだけかも・・

 

 

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アーマッド・ジャマル「Night Song」

2020年10月15日 | ジャズ、音楽

ちょっとバタバタしているうちに、雪虫が舞っている。
もう冬がそこまで来ている・・

狸小路の古レコード店のバーゲン箱のジャズ以外のジャンルで発見。
モータウンレーベルのオリジナル盤が700円!?

モータウンのアーマッド・ジャマル!!
メロウな「星に願いを」から始まる。
硬派のジャマルを想定していたので、一瞬コケる。
でもただ甘口なだけではない、しっかりやることはやっている。
むしろ凝縮感があります、甘さの中でジャマルの凛とした姿が引き立ってます。
時代で褪せてはいない作品。

盤の状態もまずまず、音も良し!
こういうのがあるとレコード店に通ってしまう・・

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フィービー・スノウ

2020年10月09日 | ジャズ、音楽

健康診断の腫瘍マーカーでひっかかり、10/6に大腸検査と胃カメラを受けた。
ついに癌か?とビビったが、結果は大丈夫でした。

検査の前夜に飲む下剤水(1.8リットル)が薬が変わったのか、しょっぱくてマズ~
これが一番辛い。
胃カメラは、当初予定していなかったのだが、
ナースに「腸は無事だったし、ついでに胃もいっちゃう?」と言われ、勢いで受けてしまった。
喉からだったが、おえ~、これも辛かったです。
そんなんで今週はヘロヘロ・・

学生の頃、どこかの喫茶店で流れていた歌に惹かれて
デビューアルバム「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」を買った。
ズート・シムズ 、テディ・ウィルソン等も参加したジャズの香りもしながらも、
ブラックの重さが無い独特の空気感が良かった。(アメリカで100万枚越えのヒットだったのね。)
でもこの1作以上掘り下げなかった。

それから40年、白石のサイクルレコードでLPを発見し思わず2枚購入。(1枚800円!)
邦題「薔薇の香り」と「雪模様」。ダサいなあ・・
フィル・ラモンのプロデュース、一流のバック陣などで水準以上の作品に仕上がってはいるけど
1作目の空気感が無く、普通の感じ。

鮮烈なデビューだったけど、私生活で苦労し、2011年に60歳で亡くなっているのか・・

 

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ゲイリー・ピーコック「Guamba」 

2020年10月01日 | ジャズ、音楽

愛車ルノールーテシア(平成14年式)のバッテリーが死んだ。
何年使ったかわからない(おらは5年半乗ってる。)けど寿命でしょう。
特殊な形状なので国産車の倍(約3万円)するという。
近所にシトロエンC3が30数万円であったので、一瞬乗換えが頭をよぎったが、
おとなしくバッテリー交換した。
走りが力強くなり、カーステレオの音まで良くなったような・・
交換前は車で大きな音鳴らすと、ビートに合わせてメーターのダイオードがチカチカしていたもんな。
カーステに影響受けるくらい弱っていたのか・・
これで来年3月は車検を取ることになるか。

 


昨夜はカレー屋五〇堂のジャズ喫茶の日。
ゲイリー・ピーコック追悼特集。
どの作品も興味深く、いつもより長居(4時間30分以上)してしまった。

おらにとってピーコックは主力ジャズマンだったことを再認識しました。
主にECMでキーストリオを含めて山ほど作品がある印象でしたが、
前半は思ったより寡作なんですね。

その中でかかった本作が気に入り、家に帰って即ポッチ。

マイルスの「ネフェルティティ」のように管(サックス、トランペット)は曲の流れを作るだけで
ベースとドラム(ピーター・アースキン)が縦横無尽に駆け回る感じ。
ウェザーリポート直後のアースキンの効果なのか、ピーコックもいつもより弾けている。

あ~、亡くなってしまったのか・・・悲しいけど
ま、おらの残りの人生楽しめるだけの録音は残っているので・・・

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